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素晴らしい!

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沖縄県民の良識が見事に結実!
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「私は誰一人取り残さない政治を訴えてきました。佐喜真さんに投票された方々もそうですし、佐喜真さんに対しても、出来るなら一緒に沖縄をつくっていきましょう、と伝えたい」

かつこ沖縄県知事選が終わりました。誰に投票した人であれ、沖縄の未来を真剣に考えた一票だったと思います。その想いをこの一身に受け止めます。この勝利は玉城デニーの勝利ではありません。みなさんの勝利です。たたかいはこれから。ともに新時代沖縄へ進みましょう」


by zhimuqing | 2018-09-30 21:43 | Change! | Comments(0)

秋の浜辺

連休の中日、九十九里浜に遊びに行く。
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天気は期待していたほど良くなかったものの、波打ち際ではしゃぎまくる子供を見ていい気分になりますね。
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秋の海というのもなかなか良いものです。また行こう!
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by zhimuqing | 2018-09-26 17:59 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)

ワタナビー‼︎

期待してまっせ! 田臥以来のNBA! メンフィス・グリズリーズというのは渋くていいね!今の
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本音を言えば、サクラメント・キングスかニューオリンズ・ペリカンズが良かったけど、贅沢を言ってはいけませんね。なんとかロスターに残ってほしいものです!
by zhimuqing | 2018-09-25 21:24 | All The Kings Men | Comments(0)

JTから滴り落ちる

ここ最近、いろいろと我が家の在庫?のCDを聴きあさっているのですが、ずいぶん長い間聴いていないものを聴き返すとすごく新鮮で、驚きの連続です。

そんなに好きでなかったけど義務感で持っていたカーティスのソロスタジオの初期2作のあまりの充実ぶりに感激し、19歳当時(=バブル後期)の愛聴盤で、当時お勧めとして従兄にテープに録って渡したソロモン・バークのしぶとさに驚く。あとは、ソウル・チルドレン。昔はどうしても分からなかったノーマン・ウエストの歌の旨味が分かるようになっている!歳を重ねると良いこともあるものですね。それにしてもバークのアルバム、確かに良いのですが、あれを一押しにしていた当時の私の背伸びの仕方は今から振り返るとなかなか微笑ましいものがあります。

さて、そんな中での一番の驚きはジョニー・テイラーの色気でしょう。Who’s Making Loveでの顎掴みポーズを真似た写真を撮った記憶もあるほど、スタックスでの諸作は当時も大好きだったのですが、改めてしっかりと聴いてみると、印象が全く違います。ブルージーな空気は当時も感じていましたし、随所に挟み込むこれぞサム・クック直伝のフレージングに痺れることも変わりませんが、なんとも言えない鯔背な色気にビビります。こんなにセクシーな歌手だったとは。奥さん以外の複数の女性の間に子供が6人いて、その相続をめぐって亡くなった後にリアリティーショーが作られたというのも頷けます。
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特にデビューアルバムからWho’s Making Loveを経てPhilosophy Continuesに至るまでのJTは全曲完璧と言える出来のような気がしますね。躍動感と包容力と説得力のめくるめく三位一体から滴り落ちる色香。バックのMGズがメインのようなクレジットですが、結構他のメンツが混じっていそうです。ドン・デイヴィスが指揮を執っていることもあり前期スタックスに比べると、ノーザンの空気もちらほらと漂う音。ファンキーなリズムナンバーでもブルース臭が強烈なスローでもクックの息吹が木霊するミディアムでも、見事に自分の色に染め上げるJT。さすがに一時代を築き上げた歌手なだけはあります。ワッツタックスでは自分の出演順が気に食わないと控室から出てこなかったらしいJTですが、その自負心もこうやってまとめて聴くと理解できるような気がします。(周囲の人は大変だったでしょうが)
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この時期のライブの音源が少ないのが残念。2007年に出たLive at the Summit ClubはLAコロシアムでのライブの代わりにワッツタックス用で収録されたライブですが、JTの調子は良いものの急ごしらえのバンドの演奏が不安定で何とも勿体ない。(別の意味でスリリングです)ライブ映像はネットに転がっていますが、大半はマラコ時代のもの。チトリンサーキットでの全盛期のライブ映像とかあると鼻血が出てしまいそうなんですが、どこかに転がっていないのでしょうか?



ゲイトマウスとの映像はとても貴重ですね。これがテレビで毎週放送されていたとは!
by zhimuqing | 2018-09-25 18:02 | Funkentelechy | Comments(0)

本物ならすごいぞ

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by zhimuqing | 2018-09-19 22:01 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

さようなら、日本で1番

さようなら。日本で1番パンクでロックでソウルでジャズでブルースな俳優。
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本当に世界に誇れるかっこいい人でした。
by zhimuqing | 2018-09-17 04:11 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

シャーロキアンは騙されてくれるのか?

謎のDJ、DJスヌーパデリカとグリーンランタンがSoundcloudで発表したミックステープ、≪Live From The Mothership (continuous mix)≫はなかなか楽しくて流し聴きに最高です。かれこれ2週間ぐらい仕事しながら聞いていますけど、飽きません。元ネタの上から被せられたざっくりしたシンセベースやドラムの音もいい感じだし、スヌープのレイドバックした声、ボスコのトークボックス。ウエストコーストの好みの音と言うのは本当に一貫してますね。
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個人的なハイライトはスティーヴ・ワシントンがゲットダウンする“Watching You”からリック・ジェイムズの“Give it To Me”に繋がるあたりでしょうか。パトリース・ラッシェンの可愛い声が出てくるところもいいですよね。ダビングしまくったカセットのようなラフな音もまた味わい深いあっという間の33分。こういうのが延々と続くラジオ局があればいいのに。
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セッション風景も楽しそうだ!

さて西海岸と言えば、先日たまたま立ち寄った本屋で見つけたジョー・イデ『IQ』。サウス・セントラル育ちの日系アメリカ人によるロス南部の黒人街の探偵小説。頭脳明晰な探偵アイザイア・クィンターベイが主役、相棒はギャングの・ジェネル・ドットスン。アンソニー賞、マカヴィティ賞、シェイマス賞受賞した作品。
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ジョー・イデ(pronounced EE-dayと向こうのネットに書かれている)は色々な仕事を転々とした後に、この作品が処女作。なんと58歳でのデビュー。で日系アメリカ人でテーマが黒人街。かなり異色の作家ですね。非アフロアメリカンが描く黒人街のストーリーとなると、私なんかはやはりジョージ・P・ペレケーノスの一連の名作群を思い出さずにいられませんが、さすがにペレケーノスほどヒリヒリした空気感はありませんが、子供のころからの肌に染み付いた感覚にものを言わせた描写はスリリングで、近いうちに映画化されてもおかしくない感じもあります。
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主役のアイザイアと相棒のドットソンはこの手の小説として不可欠のバディーものの設定ですが、それぞれの組み合わせの妙はありそうでないのが新鮮。ウォルター・モズレイのイージーとマウスともペレケーノスのディミトリとマーカスともまた違う。スタートと途中で持ち味が変わるのもいいですね。続編に期待を持たせる展開も良いし、随所に出てくる登場人物に後々広がりを持たせられそうなところも楽しみです。
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ただ早川書房は頭脳明晰なアイザイアをホームズのワッツ版のように仕立てたいようで、解説や裏表紙でやたらとホームズの文字を入れているのはどうなんでしょう?私が思うに、シャーロキアンの多くがこの作品を気に入ることはなかなかないように思いますけどね。まあ、もっとも気が付けばモズレイはおろか、ペレケーノスの新作も紹介されることが無く、アトキンスに引き継がれたスペンサーものの翻訳も無視されている今の日本では、このホームズ推し路線、歓迎せざるを得ないのも事実。ホームズ系、しかも作者は日系人、ミステリ各賞受賞作家となれば、日本の紹介され続ける可能性はずっと高くなるてなもんです。ま、何はともあれ、一日も早い続編をお願いしたいものです。
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と思って、向こうのネットで調べてみると、ご本人のHPに去年続編RIGHTEOUSが刊行され、今年の10月に第3作WRECKEDが発売予定ってことで、なかなか嬉しい限りの展開。こうなるとシャーロキアン騙してでも1作目をたくさん日本でも買ってもらわないとだめですね。シャーロキアン、自分が騙されるのは絶対嫌がると思いますけど。ということで、皆さん買いましょう!
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by zhimuqing | 2018-09-16 00:28 | La Sombra Del Viento | Comments(0)

カッツ先生に遭遇

デイヴィッド・カッツが来日!
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カッツと言えば、スティーヴ・バロウと並ぶレゲエ研究の世界的な大家。リー・ペリーの調査研究発掘に関しては多分世界で一番有名な人かと。なんといっても伝記『ピープル・ファニー・ボーイ』の著者ですから。玉石混交(誰だ、石ばかりと言うのは!)の数あるペリーのコンピ盤でも、カッツ印への信頼感は抜群。超有名なところでは聖なる三位一体の≪Arkology≫、私が気に入っているのはMotionから出た≪Born In The Sky≫、ドライブなんかに便利なのはTrojanの≪Trojan Upsetter Box Set≫。うーん、お世話になっております。あとは『ソリッド・ファンデーション』でしょう。これまたジャメイカ音楽の歴史について書かれた本の決定版です。もう亡くなってしまったレジェンドの発言がたっぷりと詰まった貴重な本。そういえば、スティーヴ・バロウの辞典『ラフガイド』にもカッツは協力していますね。

イベントですが、前半はカッツが語るリー・ペリー、後半は未発表らしいペリーのドキュメンタリー映画。あの分厚い伝記の中で触れられた逸話がほとんどなので、特に新しい話はなかったように思いますが、日本と言うことを意識した分かりやすい英語は助かります。ところどころで入れるペリーの曲はオーソドックスな選曲ではありましたが、その辺は逆に基本が大事だというメッセージのような気もしつつ、いや時間が少ないのでどうしようもないのでしょう。カッツのDJを聞いてみたかったものです(と思ったら、12日に新宿OPENでやっていた模様。失敗しました!)途中で流れたPipecop Jacksonに変身したペリーの映像は強烈でした。

後半のドキュメンタリーフィルムは90年代後半以降のペリーの姿をとらえたもので、まあ最近のペリーの姿ではありますが、そこはペリー、面白い発言が多いわけですが、正直やや冗長な部分もあったかもね。ほぼ自主製作のようなフィルムだし、対象がペリーとなると作り手の苦労も並々ならなかったでしょうが。それにしてもあの鏡やらなんやらを張り付けた帽子は本当にかっこいいです。
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イベント終了後、カッツに持参の本とArkologyにサインをしてもらう。なんでArkology持ってきているんだ?と聞かれ、いやこれはあなたとバロウの力作コンピでしょ?これは私の初のコンピなんだとか、まあそういう会話を。新作をずっと待っているのですが?と伝えると、パブリッシャーを見つけるのが本当に大変なんだとのこと。たしかにこのご時世、しかも市場の狭いレゲエの本ともなると出版社を見つけるのは本当に大変そう。というか、最近結構頑張っているディスクユニオンあたりに、まずはカッツのジミー・クリフ本の翻訳を出してほしいものなんですが、どうでしょう?
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シンパシーの湧くサイン!
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by zhimuqing | 2018-09-14 17:21 | Open the gate | Comments(0)

某月某日

某日
マシーノ緊急来日でスタジオにてセッション。新曲のネタを作るもまとめる時間なし。鏡に映っているケンドリックス君と当人の姿が違いすぎる写真が仲間内で話題に。
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某日
バンコクでファンキーな日本語Tシャツを探そうと、割と有名らしいマーケットに行くも、収穫無し。
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ヴードゥーな色彩に溢れてはいるのだけど。
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伊勢丹の前の謎の像。こういうのを何気なくぶちこんでくるのがタイの良いところ。
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突然木から落ちてきたトカゲ。種名はまだ判明せず。
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安定のネコたち。都会の猫は何となくすれているように見える
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今回泊まったホテルは安くてなかなか良いホテル。ボーイさんの皆さん、私に中国語で話しかける。面倒くさいので中国語で返事していたのですが、あまりにいろいろ話しかけてくるので、我不是中国人と答えるも、またまたと言う感じで微苦笑される

某日
行きつけのイタリアンでご飯を食べていると、テディ・ペンのようなシャウトを聴かせる歌が流れている。音は比較的新しめだけど、フィリーソウルをアップデイトしたような音。イギリスの知らないシンガーかと思い、お店の人に身振り手振りで誰の音楽か聴くと、Mario Biondiというイタリアの歌手らしい。
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部屋に戻って当初の興奮が冷めた状態で聴いてみると、むしろバリー・ホワイト的ですが、力むとかすかに荒れる声はやはりテディ・ペン的かも。アップはポップでなかなか気持ち良いですが、バラードはメリハリがなくもう一つ。テディ・ペンの偉大さを思い知る。

某日
我が家のヨウと私の父の誕生会。
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ブラザGも登場し、なぜか一緒にプレゼントをもらって大喜びもレイ。なかなか楽しい一時。
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夏休みの自由研究のロボットアームについてプレゼンするレイ

某日
タイのアパートに置いてあるジーンズが破れる。
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ばれないかもと思い、工場に履いていったが、夕方にばれてしまう。
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工場でラブセクシーな日本人と呼んでもらえないかと期待していますが、いかんせんプリンスと私のお尻のサイズと美しさが違いすぎるのであります。
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by zhimuqing | 2018-09-09 16:28 | Mickey's Monkey Job | Comments(0)

I Never Loved A Singer The Way I Love You

先月初め、エディンバラ駅のショッピングモールでかかっていたのは"Niki Hoeky"、ロンドンのラドブローク・グローヴのマーケットで流れていたのが“Rock Steady”、アリサは世界中で本当に愛されているなと嬉しくなったものです。

アリサ・フランクリンを意識して初めて聴いたのがいつだったかは実は定かではありません。ベストヒットUSAでのジョージ・マイケルとのデュエット“Knew You Were Waiting For Me”のクリップか、岩崎宏美のFM番組でかかった“Ave Maria”か、深夜番組で放送されて面白すぎると仲間内で話題になったブルース・ブラザーズでの“Think”、この中のどれかのはずなのだけど。アリサがソウルの女王ということはソウルを齧り始めた高校生でも知っていたことはたしかなのですが。
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やっぱりこれかな?

初めてアリサのCDを買ったのははっきりと覚えていて、高2にアトランティックのサザン・ソウル系のシリーズが2000円で発売された時。スタックスやマッスルショールズ物がメイン、つまりジェリー・ウェクスラー印の名盤のシリーズ。最初に買ったのはオーティスの≪ライブ・イン・ヨーロッパ≫で、2枚目がアリサの≪I Never Loved A Man The Way I Love You≫。でも、たしか天神のイムズにあったCD屋で売っていた輸入盤が500円ぐらい安かったので、そちらを買った記憶がありますね。(後日、歌詞が欲しくて日本盤を買い直したのですが)

16か17の歳から今に至るまでずっと、アリサだけは本当にずっと聴き続けてきた私。音楽を聴く人では誰でも経験があると思いますが、自分の中で音楽の流行り廃りがあって、どんなに好きな人、どんなに好きな歌でもずっと常に聴き続ける人や歌と言うのは存外ないものです。MJ、スティーヴィー、プリンス、テムプス、ロジャー、Pファンク、ハザウェイ、JB、OV、カーティス、スライ、カーク、カエターノ、みんな私がこよなく心から愛していると断言できるアーティストですし、私の人生にとってかけがえのない大切なものですが、アリサの歌ほど常に私の人生に寄り添ってくれた音楽はありません。どんな時にも私のそばにあった歌。
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何がそんなに私の心をひきつけるのかについては、その歌がアリサ・フランクリンだから、で結局片付いてしまうのですが、敢えてそこを自分なりに掘り下げてみようとすると、あの声に魅せられたからという、ありきたりな結論になって全然掘り下げられません。ただはっきりしていることは、アリサの声には聴き手にはっきりと見える「傷」があること。その傷は奥深いところまで届いているし癒えてもいないのだけど、その傷を隠すことなく、そのまま聴き手に届けてくれるのがアリサの最大の魅力なのではと思うのですね。聴き手はその時々の自己の境遇と歌を重ね合わせ、気が付くと心の奥深くまで浸透したその声の偉大な包容力に抱かれて聴き手の心はすっかり癒されてしまう。究極のブルーズ表現ともいえるし、究極のゴスペル的至福ともいえるもの。歌が猛烈に上手な人が星の数ほどいる中で、女王と呼ばれる所以です。
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全部集めようという気はなかったものの、折に触れて買い続けてきたアリサのアルバムは37枚。数え方にもよりますがオリジナル・アルバムが45枚、結構買い続けてきたものですが、何度も聴き返すアルバムは5組。≪Lady Soul≫、≪Sparkle≫、≪Live at Fillmore West≫、≪Amazing Grace≫、そして≪I Never Loved A Man The Way I Love You≫。おそらく大半の人も異存はないはず。
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みんな大好き“Natural Woman”に“Chain of Fools”、問答無用の“Ain’t No Way”で圧倒される≪Lady Soul≫。カーティスとアリサ、二人の天才の全盛期が奇跡的に重なった≪Sparkle≫はマーヴィン・ゲイがカーティスへの嫉妬に「死にそうなほど」苦しんだ名作。ついに巡り合った最高のバンドを従え、完璧なライブの瞬間を捉えた≪Fillmore West≫は完全版での(アリサにしては)不完全な歌唱でも心打たれる。自らのルーツに変わりない敬愛とあまりにも鮮やかな落とし前を付けた≪Amazing Grace≫。いずれも10年に一枚出るか出ないかのレベルに達した大傑作。何回聴いても全く飽きることがありません。
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でも、その4枚も私の中では≪I Never Loved A Man The Way I Love You≫には敵いません。これほど完璧な曲が揃ったアルバムは他にないし、コンセプトアルバムでないのにこんなに曲順が完璧なアルバムも他に思いつかない。初めて聴いた時から心を掴まれっぱなしなのは“Drown In My Own Tears”と“Do right Woman, Do Right Men”。聴き流していても必ず耳がそばだてられる“Baby, Baby, Baby”。頭の1フレーズから最後まで徹頭徹尾完璧な節回しを聴かせる“Soul Serenade”。軟なボッサ調かと思わせておいて滑らかなグルーヴへのコントロールを見せつける“Don’t Let Me Lose This Dream”。名曲を数多く書いたアリサの自作曲の最高傑作であり、生涯の歌唱の中でも最高峰の一つ“Dr. Feelgood”。 “Respect”はオーティスが「もう自分の曲じゃない。これから先もずっと彼女のもの」と笑顔で言った逸話が有名ですが、サム・クックの2曲もオリジナルを超えている。そして極めつけが一気に深海まで引きずり込まれるタイトルナンバー、“I Never Loved A Man The Way I Love You”。30年間絶え間なく聴き続けて、聴く度に新しい感動と新しい発見があるし、これからも更なる感動と発見が保証されているであろうアルバム。30年前にこのアルバムと出会えたことを心から感謝するより他ありません。
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もうとにかくアリサにはただひたすら感謝するしかないのですが、ただ一つ心残りは生で歌う姿を見ることが出来なかったこと。でも一般人は女王に謁見する機会など、そうはないものです。ありがたいことにアリサの場合はアルバムの出来不出来はあっても、常にアルバムの中に名曲名唱を常に残してくれていたこと。98年の≪A Rose Is Still A Rose≫にも03年の≪So Damn Happy≫にも名曲は実は多数。稀代の天才にして、飽くなき前傾姿勢を持ち続けた人。本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。
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by zhimuqing | 2018-09-05 02:56 | Funkentelechy | Comments(0)