<   2014年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

アフロ万歳

70年代にCOCOレーベルを立ち上げたハーヴィー・アヴァーンといえば、
エディ・パルミエリの諸名盤の制作で有名なプロデューサーですが、
68年に発表したHarvey Averne Dozen名義のアルバム≪Viva Soul≫は
さすがにその才能が爆発した素晴らしいアルバムですね。
ブーガルーはラテンの正史?からは徒花扱いされていますが、
こういう流行を追った音楽にも、いやだからこそ、色々な仕掛けなんかが
隠されていたりするのが面白いところです。
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ブーガルーの名盤としてその筋で愛好されてきたアルバムですが、
ラテンの文脈だけで評価されるのはもったいない、というか、
デトロイト・マナー全開のソウル・アルバムとして聴いたほうが
その真価が分かりやすい気がしますね。
まあ、かくいう私も数年前にボンバから再発されて購入した時には、
うんうん、楽しいブーガルーだ、と聴き飛ばしていたのですけどね。
アルバムのタイトルは≪ソウル万歳!≫なのにね。

デトロイトものに毒された?耳では、何しろリードの歌がソウルフル。
アルバムには参加ミュージシャンのクレジットが何もなく、
どこのどなたが歌っているのかさっぱり分からないのがとても残念です。
もしかしてソウル界の誰かかなと思ったりもしないわけではないですが、
NYやキューバ、プエルトリコといったラテンの世界の界隈には、
他のジャンルでも確実に大スターになりそうな名歌手がゴロゴロしているので、
やっぱりラテン界の人なのかな?

まあ、このリードをとる男性ヴォーカルはとてもかっこいい!
60年代のデトロイト周辺の歌手と比べても遜色ない。
声の張りとタメ、バックの音との調和、タイトにもルーズにも決まります。
そのリードを前後左右?から支える女性のコーラスも華やかで魅力的です。
一部では、むしろこのコーラスのほうが人気があったりするのもよく分かります。
パンチも効いているし、アレンジと歌の力量とのバランスが取れていて、
この辺は編曲を担当したマーティー・シェラーの仕事なのでしょうか?

疾走感があふれるバックの演奏も(当然のことながら)素晴らしい。
エイトビートに多彩なパーカッションが絡むのはブーガルーならでは。
あと、随所に決まるキメの数々のかっこよさ。
ヴァイブ(これは流石にアヴァーンでしょう)とベースとのユニゾンが特に燃えます。
ヴァイブラフォンが多用されているのが、デトロイト感を高めますね。
ジャック・アシュフォードとかデイブ・ハミルトンなんかの職人技ってやつです。
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ただ、ヴァイブは元々マンボなんかの得意技であるわけで、
逆にラテン音楽がソウルに与えた影響の大きさを示しているとも言えるわけで、
そうなると、ソウルはラテン音楽の一種として捉えるべきだという、
発想の軸の転換を迫られるような気にもなるという、不思議な感じにも。
まあ、ジェマーソンのリズムの間隙を縫うようなフレージングも
ピストル・アレンのタムを中心に組み立てるリフもラテンの影響大だし、
ソウルの源流の一つであるニューオリンズもラテン音楽と言えるし、
アフロ音楽として考えると、ラテンもソウルも同じ音楽なわけで、
ジャンルに区切って聞く意味はあまりないのでしょうね。
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エディ・パルミエリと。

ということで、ブーガルーをいろいろ探求したくなるのだけど、
なにせ狭い世界なので、一度再発されたものはすぐに廃盤になるし、
そうなると入手困難になるのが、困ったところですね。
まあ、資金が限られている身としては、足で稼ぐしかないということで、
ボチボチ集めていくとしましょう。
それにしても、リードの歌手は一体誰なんでしょう?
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by zhimuqing | 2014-07-29 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

〆て324円也

近所のハードオフの108円投売りコーナーで捕獲したCD3枚。
どれも盤面はきれいだし、ブックレットも問題なしで、〆て324円!
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キース・リチャーズの88年のソロアルバム≪Talk is Cheap≫。
ブーツィーが参加した1曲目が目当てと思わせつつ(誰に対して?)、
実はメロウ極まりない5曲目の“Make No Mistake”が聴きたかったのです。

元ラベルのサラ・ダッシュをデュエット相手に招いてのサザンソウル、
というより、もろハイ・サウンドを再現して、キースが渋く歌い上げる曲。
大昔ナイトジャック福岡で見た時に凄く好印象だったのですが、
20年以上経って聴いた今のほうがその良さが良く分かりますね。
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派手なことを一切やらないドラムのスティーヴ・ジョーダンの
圧倒的な推進力と駆動力!が特にイカすし、
アイヴァン・ネヴィルの鍵盤もいい感じだけど、
キースとダッシュの酸いも甘いもかみ分けた歌がとてもいい!
ストーンズ関係の曲では今この瞬間一番好きかも。

1曲目のブーツィーとバーニーとメイシオが終結した“Big Enough”は、
ミュートロンを効かせたブーツィーはスペースベースをかましすぎず、
結構いい感じなのだけど、いかんせん曲が短すぎて、
ノリがぐっと出てくる前に曲が終わってしまう。
あと、先ほど褒めたのに手のひらを返すようだけど、
この手の曲ではキースの歌も弱い。
やっぱりスローナンバーでのソウルフルな曲のほうが合うのでしょうね。
少しもったいないかも。

ちなみに他の曲は今のところあまり聴いていないので、
コメントは出来ませんが、ジョーダンのドラムはとりあえず全編素晴らしい。
とりあえず108円は大当たりですね。(なんか色々な人に怒られそうだな)
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テックスメックスもワンドロップもヒップホップもロックも同じジョーダン印で
軽々とこなす腕前は素晴らしい。

2枚目はグレン・ジョーンズの≪Here I Am≫、94年作。
残念ながら今のところ、メジャーからの最後のアルバムですが、
比較的落ち着いた打ち込みの音をバックに縦横無尽に歌いまくります。
曲もいい曲が多く、多少地味なところはあるものの、
これは隠れた名盤と言っていいでしょう。
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ほとんどの曲をグレン・ジョーンズがプロデュースしているのですが、
そのため、よく言えばアルバム全体に統一感が、
悪く言えば、メリハリに欠ける出来に。
正直に言うと、どちらかと言えば、後者の感が強いのだが、
(総じてジョーンズのアルバムでは多い傾向とも言えます)
1曲1曲をじっくり聴くと、素晴らしい歌唱が味わえるし、
随所にジョノビア・ジーターの歌がバシバシ聞こえるし、
歌モノとしては相当充実した出来で、折に触れて愛聴出来そう。
ブックレットを見ると、ジーター姓の名前がたくさん。
やはり一族全員名歌手なんでしょうね、ジーター家。
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一時期、ジェノビアと離婚したという噂もあって、私も心を痛めていたが、
先日無事結婚22周年を迎えたらしい。

それにしても、個人的には時代に恵まれなかった人の感が強い。
80年代の全盛期?には打ち込みの全盛時代でもあり、
歌とバックとの有機的な結びつきが今ひとつ軽視されていたし、
90年代半ば以降のネオソウルの波にもうまく乗れなかったし。
でも、インディーで充実したアルバムが作れる今の時代だと、
その実力を存分に活かすことが出来る可能性もあるし、
80年代を代表するシンガーでもあるし、
私は期待し続けているのです。頼みますよ!
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これは驚きのツーショット!グレン・ジョーンズとトニー・テリー!!
最近一緒にツアーしているらしい!そのまま日本にも来てくれないだろうか?

最後の一枚はブラウンストーンの2作目にして今のところ最後のアルバム。
90年代の女性コーラス・グループはアンヴォーグの衝撃から始まったので、
他の時代に比べても実力派が多いと思うのだけど、
その中でも3本の指に入るグループですね。
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実力的にはアンヴォーグとブラウンストーンとエクスケイプですね。
ちなみに、ルックスについてもアンヴォーグはやっぱり3本の指に入るけど、
それ以上、踏み込むことは野暮というものですね。
マキシーの男前なルックスが少し怖い等と言うのは、野暮の極みですな。

1枚目のアルバムは発売後すぐに買ったのだけど、
(でも今どこにあるのか分からない)
2枚目は友人に借りて聴いていたので、優先度が低くなり、
これまで買いそびれていたのですね。

リードを取るニコール・ギルバートの歌力はやっぱり凄い。
インディーから出したソロのアルバムも凄かったけど、
優雅さと力強さと説得力の三位一体、素晴らしい。
コーラスが少し厚すぎる感じはあって、
昔1stを聴いたときは少し違和感があったけど、
今聴くと、これはこれで、コンテンポラリーなゴスペル由来と言う感じで、
これはこれでありだと思いますね。
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マイケルのMJJレーベルから出ていただけあって、
有名どころのプロデューサーが参加しているけど、
個人的にはソウルショック&カーリーンのコンビ作が好きかな。
ロドニー・ジャーキンスも後のマイケルとのコラボの時のように
厚化粧にならない音作りで、この頃は本当に良かったな、と。

とはいえ、肝はやっぱりニコール・ギルバートですね。
リードでの歌いっぷりもそうだけど、プロデュースにも、
ヴォーカルのアレンジにも縦横無尽の活躍。
別に消えてしまったわけではないけど、
もっと色々なタイプの曲を歌う姿が見てみたいものだ。
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2005年のソロアルバムは絶品でした。
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by zhimuqing | 2014-07-27 20:00 | Funkentelechy | Comments(0)

要はかっこいいということです

ダン・ヒックスの傑作≪It Happened One Bite≫の中でも特に好きな曲に"Boogaloo Jones”という曲がありますが、ブーガルー・ジョーンズと言えば、ソウル・ジャズを代表するギタリスト。まあ≪It Happened・・・≫はもともとアニメ映画のサントラなので、そのアニメの登場人物なんでしょうね。歌詞を読んでもまったく関係なさそうだし。

で、そのブーガルー・ジョー・ジョーンズはプレスティッジでの諸作がソウル・ジャズの名盤として名高いギタリストな訳ですが、90年代のレアグルーヴの文脈の中で再評価された人なので、もう一つ王道の人とは捉えられていない感もありますが、個人的には、グラント・グリーンとかウェス・モンゴメリーとかよりもその音楽的には、好きだったりするのです。
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それにしても、ソウルとジャズとファンクの狭間にいるギタリストは皆さん、芸名かもしれないが、名前がかっこいいのは何故なんでしょう?コーネル・デュプリー、フィル・アップチャーチ、デイヴィッド・T・ウォーカーから、このブーガルー、メルヴィン・スパークス、オドネル・レヴィまで有名どころからそうでもない人まで、どいつもこいつも字面だけでもかっこいい!やはり名は体を現すと言うのは本当なのかな?

それはさておき、ブーガルー・ジョー・ジョーンズのプレスティッジのアルバムはメンツも固定していて、よく言えば安定した出来、悪く言えばどれも同じなのですが、ドラムがパーディー、ベースがジミー・ルイス、オルガンがソニー・フィリップス、サックスがラスティ・ブライアントかグローバー・ワシントン・Jr。まあ、悪くなるはずもない面子ですな。グローバー・ワシントンも後に大ヒットしたフュージョン路線に比べると、バリバリとコテコテでカッコイイですね。
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このジャケは結構好きです、はい。

ただパーディーは歌もののバックではあまり感じないけど、ソウル・ジャズのバックで叩く時は結構全体の密度が緩めで、ややシャキシャキ感が足りないようにも思えますね。個人的にはやはりハンフリーの方が好みかな、やっぱり。とはいえ、バスドラの突っ込みとスネアのモたる感じ、そして必殺のハイハット裁きはこの人しか出せない味わいで、やっぱりかっこいいのではありますが。

プレベを弾くベースのジミー・ルイスは過小評価されている人ですね。カウント・ベイシーのビッグバンド出身らしいけど、まったくそんな空気を感じさせないコテコテなノリで押し通すのが素晴らしい。これと言って特色のないシンプルなフレーズをグニグニと弾くのですが、実はタイム感とか音符の置き方が実にかっこよく、それこそ他であまり味わえない。指のタッチ、もっと言えば、指の腹の皮膚の柔らかさとか、指が弦に触れている時間とか、弦に対する角度とか、そういう諸々の秘奥義的なものが含まれていると思うのですが、その中身が分かれば私も苦労しない訳で、世界は広くなぁと遠い目をしてつぶやいたりする訳ですね。

他のベーシストで言えば、JBのバーナード・オーダムなんかも少し似た感覚があるように思いますけど、どうでしょう?同じJB系ではスウィート・チャールズとかティム・ドラモンドなんかからはまったく感じられない、8分音符をリズムにすっと乗せていくような感覚。最近の人だったら、サディーク師匠ぐらいかな。

それにしても、オーダムの評価の低さには驚くばかりです。60年代中盤のJBではベースが弱い等と書かれているのを良く見ますが、あんたら、一体どこを聴いているのか?耳の穴かっぽじって聞いて見ろ!等と小1時間、問い質したい気持ちになりますね。


・・・おっと、ごめんなさい、取り乱してしまいました。主役はブーガルー・ジョーンズでした。
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同じフレーズの繰り返しも多いし、フレーズのバリエーションも決して多くない。垢抜けてもいないし、むしろ野暮ったい(ルックスも含め)ギタリストですが、コトは、必殺技をどう捉えるか?どう楽しむか?と言う問題であるわけですね。例えば、ウーマックとかKCヘイリーのあの節回しが出た瞬間、分かっちゃいるけど、私は毎回ぐっと来るわけで。まあ、霧島の出し投げのようなものと考えると分かりやすいかな?同じ小手投げでも魁皇のそれと久島海のそれでは盛り上がりも違うわけで、分かってくれる人だけ分かってもらえれば良いとまあ、そんなものですね。個人的には琴奨菊のがぶり寄りみたいに下品な感じではないと思うし。


・・・すみません、また取り乱しました。分かりやすく例えるつもりが、まったく関係のない方向に。

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テクニック至上主義とは対極にあるブーガルー・ジョーンズということで、ぐっと来るか、来ないかはその人次第。全体の空気をどう感じて、どのように必殺技を繰り出すか、どう色付けするか?そういう視点で聴くと、この人はとても黒光りしていると思うのですね。メロウな曲での華麗になり過ぎないイナたいフレーズ、
時にアップのダンサーでの回りきらない指使い、そして二周ぐらい回ってもしかしたらカッコいいのかも?と思わせるルックス、愛すべきモロモロに満ち溢れているではないですか!夏の夜中にかけると実にカッコいいことを強調しつつ、明日の仕事もがんばりましょうということで、ではでは。

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よくよく考えると、サディーク師匠はそっくり。ブーガルー・ジョーンズを意識しているのかな?はるかにオシャレですけどね。一回本人に聞いてみたいですね。
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by zhimuqing | 2014-07-24 01:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

素晴らしい効能だ!

昨日のボブ・ドロウからのヒップ繋がり、レココレ繋がりでは、
やはりダン・ヒックスに触れないわけにはいきませんな。
これまたフリー・ソウルのブームの頃に一気に再評価された人ですね。
フリー・ソウルでの一連の再評価の中でも、もっとも意義のある再評価だったのでは?
私は訴訟を起こされる前のナップスター(な、懐かしい!)で聴いてみて、
これは大当たりだ!と盛り上がったものですが、
存在自体を10年ぐらい忘れていましたのが、我ながら情けないところですが。
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まあ一言で言えば、粋という言葉につきますかね。
飄々としたとか、人を食ったとか、そういう言葉が冒頭の形容詞として欠かせませんが、
抜群に上手い(旨い、美味い、でも代用可)演奏と歌と曲、
これだけのものを作り上げるのは、ある意味ものすごくストイックともいますが、
聴き手にはあまり押し付けがましくならない、もてなしの心も十分。
ルーツ音楽への深い造詣と愛情、聴く者をいい気分にさせるノリ、
まあ、完璧という言葉がふさわしいですね。
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ダン・ヒックスはアルバムもそんなに出していないのだけど、
基本的にどのアルバムも高品質で、はずれはないですが、
特にホットリックス名義での3枚目“Striking it Rich”、
4枚目の"Last Train to Hicksville”,
ソロ名義の”It Happened One Bite”、
そして2000年の大復活作“Beatin' the Heat”辺りは
絶対のお勧めですね。(私が言うまでもないが)
まあ、一番初めにじっくり聞いたアルバムがベストになるということで、
私個人としては、“It Happened”か"Beatin'”に思い入れが深いですかね。
あと、復活後のアルバムはあまりフォローできていないので、
この辺もナントカしないといけませんね!(格安中古盤にて)
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アコギでのタフな刻みに感じる白いグルーヴもさることながら、
ヴァイオリンの効き具合も他ではなかなか味わえない絶品。
ちなみに、ヴァイオリンのシド・ペイジは結構有名人ですよね。
スライの過小評価されている(でも大名盤でもないけど)"Small Talk"でも大活躍。
それにしてもヴァイオリンとかフィドルの表現力というのは
本当に侮れないものがあって憧れますが、流石に手を出そうとも思えませんが。
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ということで、もう一つ何にもやる気が出なかったこの連休ですが、
久々に聴いたダン・ヒックスは結構効能が色々あったようです。
ということで、やる気が出ない人にも是非!
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by zhimuqing | 2014-07-22 01:55 | On The Corner | Comments(0)

ヒップなピアノと歌

先日モヤーン氏とアンドレ3000について討議していたのだが、アンドレを説明する際の重要なキーワードであるヒップネスについて、分かりやすく説明するとなると、なかなか難しいことを再確認。東のマイルス、西のスライという具体例がやはり手っ取り早い説明かな。私にとってはガルシア・マルケスなんかもヒップなんだけど、この辺の感覚は人それぞれだので、説明はいずれにしても難しいね。

そんなわけでヒップなミュージシャンつながりで、ひさしぶりに棚から発掘してきたボブ・ドロウ。フリーソウルの文脈で90年代後半に発掘された人。もちろん私も当時買ったレコード・コレクターズで初めて知ったクチです。
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ちなみにこのレコ・コレ、2000年の9月号ですが、グレイトフル・デッドがメインの特集だが、小特集が実に充実していてボブ・ドロウ、ダン・ヒックス、そしてティト・プエンテの追悼特集まであり、レコ・コレ史上最も素晴らしい特集だったのではないか?(といっても、ほとんど買ったことがないのだが)

で、ボブ・ドロウだが、私が初めて買ったのは、人気のベスレヘム盤でもABCテレビとの子供向けのサントラでもなく、パリでの87年のライブ作。たまたまミナミの中古盤屋で目に付いたのを購入したのですが、小品で緩めのライブだけど、ジワジワと効いて来る感じ。かなり地味なアルバムで有名ではないと思うのですけどね。
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ドロウのヴォーカルとピアノ、古くからの盟友ビル・タカスのベース、他にサックス2名とドラムの計5名。サックスの2名はブックレットによるとバディ・リッチのビッグバンド出身だったり、ジャンゴ・ラインハルトのバック出身だったりする模様。昔のスタンダードを演奏するリラックスしたライブ。

印象としてはタカスとのデュオに近いかな。途中に入るアルトやテナーももちろん悪くないけど、印象が薄いかも。間に入るドロウのピアノのほうに耳が行ってしまうし、歌とピアノの間に飛び出してくるベースでのソロもいい。ベースの音色は思いっきり電気的な輪郭がくっきりした(しすぎた)音で、はっきり言って私の好みではないはずなのだけど、技巧を凝らしすぎていないし、フレージングは歌心に溢れているしで、実はかなり気に入っているのですね。

肝心のドロウの歌とピアノは飄々としていて、でもただ軽いというのではなく、腰がしっかり入っていて、実に良い塩梅で、素晴らしくヒップですね。どのようにヒップかと説明するのは難しいのだけど、やはり脱力の具合かな。凡百のジャズ・ヴォーカルとは一線を画しているのは間違いない。60年代のマイルスが気に入って、指名してまで共演しただけのことはある。もっと言えば、チャーリー・パーカーとの共演経験もあるし、更に凄いのが、シュガー・レイ・ロビンソンとの共演。
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ということで、誰もが聴いておくべき音ではないかもしれないですが、どこかで見かけたら買っておいたほうが絶対いいですね。おニイさん、おネエさんに絶対損はさせまへんというアルバム。
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by zhimuqing | 2014-07-20 14:03 | On The Corner | Comments(2)

1946-2010

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by zhimuqing | 2014-07-15 22:19 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

いい感じの波状攻撃!

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数年前より1000円でCD再発波状攻撃が続いていますが、
ユニヴァーサル・ミュージックも腹をくくったみたいですね。
フリー・ソウル、ブラジルものに引き続いて、ファンクやレアグルーヴ、ジャズファンク。
怒涛のラッシュを決行!素晴らしい。9月24日らしいです、発売日。
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今、ユニヴァーサルは結構凄いレーベルを抱えていますからね。
プレステッジ、スタックス、カサブランカ、ポリドール、マーキュリー等等。
好き放題、乱暴狼藉、何でも出来るというもんですな。
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なもんで、JBやパーラメント、オハイオ・プレイヤーズ、バーケイズ、MGズから
ワイルド・マグノリアス、ジーン・アモンズ、チャールズ・アーランドまで、
ぐちゃぐちゃな再発で、私から見るといい感じに統一感がありますが、
興味のない人には訳の判らないチョイスになっています。
誰が選盤したのかは存じ上げませんが、このカタログから100枚に絞る作業は
とても楽しそうで、なんとも羨ましい限りです。
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個人的には、ソウル・ジャズ~ジャズ・ファンクの流れがうれしいかな。
ラスティ・ブライアントとかハンプトン・ホーズ、リオン・スペンサーとか。
あとはバーケイズとかコン・ファンク・シャン辺り。
この辺の買い逃していたアルバムが1000円で入手できるのはありがたい。
個人的な希望では、クール&ザ・ギャングの初期の諸々とか
キャメオの2枚目、3枚目を出してほしかったんですけどね。
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まあ、いずれにせよこの辺は買って損することはない(ですよね)ので、
この機会に皆様にドシドシ購入いただきたいですな。
売れないと第二弾がなさそうなのでね。
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キャメオの3枚目<Ugly Ego>再発してくれんかのう!?
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by zhimuqing | 2014-07-14 18:47 | Funkentelechy | Comments(0)

これは、目白押しかも!

プリマクさんからプレゼントをいただきましたよ!
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ジョーディ・ラ=フォージ!
U.S.S.エンタープライズDの機関部長。

しかし頂き物に対して、全く失礼ではあるのだけど、
ラ=フォージは優秀な科学者ではあるものの、
スタートレックの主要登場人物の中でもイケていない度では随一。
これは私個人の意見でもあるが、漫画「ブーンドッグス」の中でも
ネタにされているぐらいなので、まあ世界共通の認識であると言っても
過言ではないでしょう。
プリマクさんからの何らかのメッセージがあるのかもしれない。
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こうやって見ると、人工冬眠処置を施されているようにも見えるな。

映画「ジェネレイションズ」のグッズなので、
他にもこのメンバーのものがある模様。
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ヨメと私との間では、ガイナンがいいなぁということで意見が一致。
もしくはクリンゴンかな、やっぱり。
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ガイナンの出来はかなりキュートな感じですな。
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デュラス姉妹も捨てがたい!

ということで、イケていないジョーディの様な私ですが、
来月からは立て続けにライブがありますよ。
イケてない外見と中身を補って余りある演奏力の低さで
皆様へ脱力と緩和(つまり笑いですね)をお届けいたします。
最近仕事がうまくいっていない方、恋人や家族とうまくいっていない方、
自分にどうも自信が持てない方、頭髪が最近薄くなった気がする方、
カード会社から引き落としが出来なかったと連絡があった方、etc etc、
そのような人生の岐路に立たれている方にお勧めです。

執務中にお腹がゆるくなってしまう方や顔がアオブダイに似ている方は
あまり歓迎したくない気分ですが、ここは未曾有(みぞうゆう)の度量の広さも
見せる先人の偉業を踏襲(ふしゅう)しておきましょう。
事前に連絡いただければ、お代は頂きませんし。

8月16日 錦糸町 ニシキ屋 15:00-15:40
58 Special

Vo:らんち
Vo:Sumie
Gt:林和夫
Dr:A太郎
Ba:マゴノシーン

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今年も出ます!すみだストリートジャズフェスティバル!
昨年は気温も暑かったが、観に来ているお客さんの熱気も凄かった。
今年は一体どうなることやら。
ちなみに翌日のジャズバスにも乱入するとの噂も。


9月15日(祝) 高円寺 次郎吉 13:00~16:00 
Voodoo Lotus

Vo、Fl:ケンドリックス
Gt:プリーチャー
Key、Tb:マシーノ
Dr:クール・ボン
Ba:マゴノシーン

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9月には、なんと、憧れの聖地、高円寺の次郎吉ですよ!
まあ正規のルートではないのですが、それでも楽しみすぎます。
新曲たくさん作っていますけど、練習があまり出来ないこのバンド、
果たして何曲間に合うのか?

ちなみに、当日一緒にぶちかますのは、最近仲良くさせていただいている
Los Amigos Panchos、通称アミ・パンさんです。
これもまた楽しみですな。お見知りおきを!



10月12日(日) 新宿2丁目 スモーキン・ブギ 時間未定
Maqumva Arkestra

Gt:プリーチャー・マクンヴァ
Key、Tb:マシーノ・マクンヴァ?
Ba:マゴノシーン・マクンヴァ
Ds:モヤーン・マクンヴァ

業務連絡:参加できるメンバーは私に連絡ください。
マシーノは勝手に登録済みです。

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10月には、久しぶりのマクンヴァ・アーケストラです。
前回ライブをやったのが、2008年9月のことですから、なんと6年ぶり!
6年も経っていることに驚くというより、6年経っても私個人としては、
何ら進歩していないことに驚くわけですが、
本質的には何も変わっていない情けなさを
全開にして皆様へお届けしたいと思います。

参加メンバーも今の時点でよく判っていませんので、
当然のことながら何の曲をやるかも全く不透明な状態という、
スリリングな展開になりそうです。
ちなみに、アミ・パンさんのライブに乱入する形になる予定です。
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by zhimuqing | 2014-07-14 00:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)

これは痛恨の極みだ

たまたま観たローレンス・クラウスの宇宙白熱教室、物凄く興奮させられた。
全4回の最終回、白熱教室シリーズはあまり再放送されないので、
これは完全に失敗ですな。
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ダークマターやダークエネルギーについての説明から観たのですが、
はっきり言って門外漢の私が観ても一気に引き込まれる内容。
録画しておかなかったのは痛恨の極みです。

宇宙に占めるエネルギーの割合では通常の目に見える物質が4%しかなく、
ダークマターが23%、残りは宇宙空間を満たすダークエネルギーであるとか、
宇宙空間がエネルギーに満ちているので、時間が経てば経つほど
物質が離れていくスピードが上がり、180億年経つと光速を超えるので、
2兆年後!には観測出来る銀河が一つだけになるとか、
もちろん内容については4%も理解できていないのだけど、
刺激に富んだ講義で本当に驚いた。
宇宙の話は本当に哲学的で、色々と考えさせられるのですが、
それを消化するほどの頭が無いのが情けない限りです。
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それにしても、私は物理がはっきり言って得意でないのだけど、
話が上手な人が数式を操りながら説明すると、
実にすんなり頭に染み込んで来る(気がする)のを久しぶりに思い出しました。
もの凄く良く理解できた気になるのだけど、
其の実、何も分かっちゃいないん事は分かっているのだけど、
原始宇宙の様に温度が高くて、分子を破壊してしまう私としては、
もう一度物理を勉強し直したくなりましたよ。
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まずはこの本でも読んでみるか!

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会長以下、上層部が最悪揃いのNHKKKだが、
現場は壺三の圧力なんかに負けずになんとか頑張ってほしいものだ!
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by zhimuqing | 2014-07-12 00:41 | La Sombra Del Viento | Comments(0)

スウェットなホテルで台風を乗り切る

hideさんからお借りしたキース・スウェットのライブDVD、
予想通り素晴らしく、盛り上がっているわけで、
この梅雨時にメエメエ泣きまくるヴォーカルを浴びているわけですが、
スウェットの歌と音は基本的にシャーデーなんかと同じく変温動物系なので、
季節を問わずに安心して浸れるのがありがたいですね。
(この辺は個人差が出そうな気もしますが)
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スウェットも映像でないと魅力が分からないという人ではないと思うのだが、
こうやって映像で見てみると、また違った味わいが感じられるのが面白い。
DVDの中身自体は同時に発売されていたCDと同じなので、
これまで散々聴き込んでいて、内容は分かっているつもりだったのだけど、
ソウルという音楽はやはり現場の音楽だな、と痛感。
スウェットの熱唱ぶりも勿論そうなのだけど、
会場のお姉さま方(大きめ、ではありますね、もちろん)の姿にこそ、
スウェットの音楽の本来のあり方が濃縮されているというか。

予想以上にスウェットの絵になる存在感に驚くとともに、
カット・クロースのアテナ・ケ−ジの可憐な声とやや強引な節回しの素晴らしさ、
それに釣り合わないステージでの頼りなさ(棒立ちで表情も硬い)が
なんともキュートである(変化球過ぎますかね?)とか、
無理やり引っ張り出されたモニカがマイク握った時の節回しが物凄く、
やはり凄いシンガーだ、モノが違うなとか、その辺を再認識。

逆に、存在感が全くないテディ・ライリー、
全然かっこよくないジョニー・ケンプ、
まとまりがなさ過ぎて本来の良さが出ないシルクとか、
そのあたりもそれはそれで新しい発見でしょうか。
シルクはリハの風景とかスウェットの物真似なんかはカッコいいだけに、
本番での垢抜けなさが勿体無いですな。

あと、VIP枠で見に来ていた人達のコメントが入っているのだが、
スティーヴィー!とかケイシー&ジョジョもいたようで、
どうせだったらモニカを含め、その辺の人がスウェットな音作りをバックに、
がっつり歌ってくれていたら、物凄かったのに!等と思ったりもしますが、
まあ、それは高望みしすぎというものでしょう。
でもスティーヴィーによるスウェットのモノマネは面白い、と言うか貴重。

あと、このライブでも故ジェラルド・リヴァートの追悼しているのだけど、
スウェットと言う人は人付き合いが良いというか、
性格が結構良いのではないか?と思うのですね。
ジェラルドとの付き合いも2枚目のアルバムからずっとだし、
カット・クロースなんか今でも面倒みているし。
音からも感じさせるけど、映像見ると尚更その感が強まりますな。

ということで、台風が来るということですし、
今晩もスウェットホテルに滞在することにしましょう。
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向こうではSWEAT HOTELなるラジオ番組もあるようだ。
うーん、聴いてみたい。ネットでも聴けるのかな?




LSGの大名曲。歌い込みもグッド!



スウェットの3大傑作の一つ、Twistedは当然カット・クロースをフューチャー。
長身でスタイルの良いダンカン嬢にくらべ、ケージ嬢(ブルー)は棒立ちだ。
こういう場面では、多少でしゃばるぐらいのほうがいいですね。

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実は仕事での取引先のM下氏にとても似ているスウェットさん。
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by zhimuqing | 2014-07-10 18:42 | Funkentelechy | Comments(2)