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スターキティーのリヴェンジはボム!

地方都市に来ると、景気の冷え込みを肌で感じますね。
駅前の繁華街は全然「繁華」じゃないし、12月なのに人が全然歩いていない。

もう「骨太の方針」に騙されている人なんていないと思うので、
さっさと米英中仏に倣って、社会保障と景気対策をやりたまえ。
でも某A新聞が言い張る「消費税増税」は無しね。
特別会計と公益法人で毎年無駄遣いしている15兆円使えば解決できるんだから。

さて話は変わって、ラファエル・サディークの9月に出た新作ですが、
私のツボに微妙にハマらない感じは何なのか?と考えていたのですが、
どうもソツのない演奏にあるということが購入後3カ月たった本日判明しました。
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歌はひ弱ですけど、ツボを突くメロディー、垣間見えるファンクネス、
プロデューサーとしての力量、あとジャケットとか衣装のチョイスも含めて、
私は激しくラファエルに魅せられているのですが、
特に心を掴まれているのがベース・プレイなのです。
90年代以降のベースプレイヤーとして、かなり過小評価されてますよ、実際。

今回のアルバム、モータウンを下敷きにしている割には、
ラファエルのベースプレイがいま一つなのですね。
もちろんジェームス・ジェマーソンのようなベースを
期待している訳ではなくて(少し期待したけど)、
こう、なんというか、もっとナスティなベースを弾いてくださいよ。
題材のチョイスが良かっただけに、大変惜しかった!!

ということで、ラファエル関連でファンク臭極まる名盤と言えば、
2002年ソウル・ファンク界の最高傑作、ジョイの「Star Kitty's Revenge」で決まりです。
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なんといっても主役のジョイがファンキーで最高だ。
チャカカーンの影響も大きいですが、そこにヘロヘロファンク系が加わって
ちょうどチャカカーンとスライの間に生まれた子供の髪を
ジョージ・クリントンが床屋でカットしました、みたいな感じ。
私が勝手に提案しているスライ復活プロジェクトですが、
ジョイにサイドを固めてもらうことにします。

アルバムはこれまで4枚あるのですが、予定通りに出たのは2枚だけ。
4枚目は延期を重ねて、最終的にインディーズで発売。
プロモまで作って配られてた2枚目はお蔵入りです。
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プロモ盤はヤフオクでウン万円していましたね。
全盛期のフィッシュボーン!をバックに従えて、
ゴリゴリにファンクしているそうで、かねてから聞きたい1枚です。

と思っていろいろ調べてると、本人から直接買えるようです。
96年発売予定のAmoeba Cleansing Syndrome!
12年の念願がかないそうで、実はわたくし相当興奮していますよ。
年末までに届くか!

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こちらは昨年ようやく発売されたテネシー・スリム・イズ・ザ・ボム!
この人はアルバムタイトルが本当に私の好みでカッコイイのだ。
by zhimuqing | 2008-12-04 23:46 | Funkentelechy | Comments(0)
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