ジョエル・ジョンスンが亡くなったそう。言わずと知れたRubber Bandのレイザー・シャープですね。派手なプレイはしないので、バーニーとかジュニーとかの大駒に比べるとPファンク軍団の中では目立たないプレイヤーではありますが、バッキングでバンドのリズムを猛烈にプッシュする達人ですね。
参加しているアルバムはマッドボーン・クーパーとのMadhouseに始まり、ラバーバンドやブライズ、パーレット、ホーニー・ホーンズ等々。Pファンクはメンバーが入り乱れていて鍵盤もバーニーやデイヴィッド・スプラドリーも弾いてたりするので、どれがレイザー・シャープか分かりにくいわけですので、レイザー・シャープの演奏を確認するにはPヴァインから出ていたラバーバンドでのライブ映像を確認するのが一番分かりやすいかと。
ブーツィー2回目の単独来日公演の92年。ブーツィーにサインを貰おうと思って出待ちしていた私。スリムでお洒落な長身の黒人男性が出てきたのを見て、てっきり普段着に着替えたブーツィーかと思い、突進。
ブーツィー、サイン頂戴!と声を変えたところ、
ボーイ、残念ながら私はブーツィーではない。私の名はレイザー・シャープ・ジョンスン、鍵盤弾きだ!
レイザー・シャープに超ゆっくりな英語で丁寧に諭すように修正された私は、猛烈に恥ずかしい思いを味わったわけですが、それも今となっては懐かしい話です。一緒にいたロンマク氏は今でもこのネタで私をからかうわけですが。
ちなみにレイザー・シャープと
話した諭されて、ちょっと待った後にブーツィーが登場。星型のサングラスにド派手なレーザーパンツ着用。ファンクスターかくあるべきだということを若輩者に教えてくれたのでした。
ファンク界、どんどん寂しくなっていくソウル/ファンク界の今日この頃。クリントンやスライやブーツィー、残るファンクマスターの皆様には出来る限り元気でいてほしいと心から熱望するのであります。