25年後の7月29日

私が二十歳そこそこの時、ある催しに参加する機会があり、そこでいきなりダニー・ハザウェイ版“What’s going on”が演奏され、ずいぶん驚いたものです。その時に何より印象に残ったのが、ハザウェイのスムーズなのにざらついた節回しをマスターしている歌い手M氏(芸名未定)。なんとかお近づきになりたいと思い、2年の雌伏期間を経て、バンドにお誘いしたのです。

2年の雌伏というのが何を指すのかよく分かりませんが、自分の腕前を顧みず声をかける私。度胸だけはあったようです。思いは成就?し、少しの間バンドをやったり、知り合いの結婚式で一緒に演奏したり、アリオリやオーティス・クレイのライブに言ってサインをもらったり、と仲良くさせていただいていたのですね。
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クレイのサイン。どさくさに紛れて楽屋に押し掛けた我々。

私の就職後は流石に疎遠になり、年賀状のやり取りだけとなっていたのですが、私のM氏(芸名未定)への思い?は変わらず、スムーズな歌い手や曲を聴く度に、M氏(芸名未定)にこの曲は合いそうだとか、この曲だったらどう歌うか?等と考えていたものですが、あれから25年、柏祭りにゲストで参加してもらえることとなりました。パチパチパチ。個人的にとても嬉しいっす。

さて昨日土曜日にM氏(芸名未定)が練習のためにわざわざ上京。練習の成果はまあ当日の柏祭りまで楽しみに取っておくとして、車の中でM氏(芸名未定)と聴くためCDを何枚か準備していたのですが、そこは同好の士、やはり会話がかみ合うのが楽しすぎます。準備していたのは、アーティスティックスにインディペンデンツ、ドレルズ、ファンタスティック・フォーの幻のセカンド、メイズのトリビュート盤、それにアルトン・エリス。
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あまり聴いていなさそうなCDを選んだつもりだったのですが、アーティスティックスはおそらく未聴だと踏んでいたのですが、いいよね、マーヴィン・スミスの一声で退散。ファタスティック・フォーのケントから出たセカンドのことは知らなかった模様ですが、ACE/KENTの編集盤は散財のもとで困るという話で意気投合。インディペンデンツを聴きながら、シカゴ・ソウルを聴かない人は勿体ないよねとか。一番興味を示してもらえたのがアルトン・エリス。さすがにジャメイカまでは行きついていなかった模様。ですが、アルトンのカッコよさ、凄みを一発で理解してもらえたのが嬉しくなり、車中大いに盛り上がったのであります。

練習が終わって、ネットでしか知らないディスク・ユニオン、本当に実在するのか?ということになり、御茶ノ水のソウル・ブルース館に。中古のCDもLPもじっくり見てまわり、ウィリー・クレイトンの中古盤ゲット、これは福岡じゃお店じゃ買えんばい!と喜んでいただいたので、私としても嬉しい限りです。ということで、29日は柏祭り。M氏(芸名はまだない)はソウルの名曲を4曲か5曲歌う予定。楽しみです、はい。

アルトンに続くジャメイカの名歌手として、誰をレコメンドするかで楽しく悩んでいる最中。ジョン・ホルトもいいし、トゥーツ・ヒバーツも外せない。ジャスティン・ハインズの渋さも捨てがたい。スリム・スミスの癖も他では得難い。でもジャッキー・オペルかな、やっぱり。
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こちらはアルトンに並ぶほどソウルフルな築地「ととや」の焼き鳥丼。久しぶりですが、やっぱり旨いっす!
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by zhimuqing | 2018-07-08 23:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)
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