タンク!

レコード・ストア・デイ2018。事前にリリース情報は出るのですが、ひっそりとリリースされるものがあるので油断できません。タンク&ザ・バンガーズのレコードが出ると知ったのは当日でしたよ。危ない危ない。
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タンク&ザ・バンガーズ、私もご多分に漏れず昨年のTiny Deskで初めて知ったクチ。あのライブとその先行用のヴィデオは本当に面白くて、1年経った今もよく見返すのですが、まさかRSDでLPが出てくるとは!ちなみに今回のLPはなんとVerveから発売!ということは、おそらくは近々ヴァーヴからメジャーデビューするのでしょう。

件のライブ映像はドラムセットでなくてヤマハのパッドを使っていて、そこに面白みがあったわけですが、今回のアルバムはドラムセット。コーラスもジェリーだけでなく、もう一人いる。リードにコーラス2人、ギター+ベース+ドラムにキーボード3人、管が2人。これが本来の編成なんでしょう。メンバーのことは何もわかっていないのですが、ドラムとベースとキーボードの一人はJohnson姓。ジョンスンさんはアメリカにたくさんいるとは思いますが、JonathanにJoeにJoshua、さすがにこれは兄弟でしょう。
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最近凝っているLPでの顔同化作戦、手がいっぱいありすぎて思ったようにいかない。

LPは6曲のみのミニアルバム的な作り。うち“Quick”、“Boxes And Squares”の2曲はTiny Deskでも演奏していた曲なので、耳によく馴染んでいるのですが、特に“Quick”は迫力のあるドラムのおかげで元々際立っていた緩急のダイナミズムがさらに増幅。特にサビに行くところ、燃えます!バスバスとぶっこんでくるジョシュア・ジョンスンのドラミング!バンドのミュージカル・ディレクターというのも納得の演奏!曲の骨組みとしてのドラムとテリアナ・ポールの声。完璧な調和。

きちんとした音源で聞くと結構新しい発見もありますね。まずはバンドとしてのまとまりの良さと演奏のうまさ。演奏陣はかなりの手練れだと思うのですが、それを見せつけずに丁寧に歌をサポート。でもこっそりと小技を挟み込みますけどね。音色の選び方も好みの鍵盤は音の重ね方にセンスを。サックスも吹くコーラスが二人になることでの厚み。サックスも吹くアルバート・アレンバックのフルートにラサーンに変身する前の初期カークの匂いを感じますが、気のせいでしょうか?

やはりテリアナ・”タンク”・ポールの声でしょうね。コミカルかつパワフルかつ包容力に満ちた声を圧倒的にポジティブな心意気で包み込んだパフォーマンス。周りの仲間たちと組んで自分たちの世界を築き上げているのは、ブレイク前のモネイちゃんのようでもありますし、フィリーから飛び出したジル・スコットのようでもあります。キャラも立っているので気が付くとメジャーなシーンに浮上してきてもおかしくない。願わくはこのまま仲間たちと共に道を進んで行かんことを。特にジェリーとのコンビ。この対比の妙は他ではなかなか味わえないものなのでね。(VerveのHPの写真にはコーラスの二人の写真がないのでちょっと心配してます)
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あとは、圧倒的に優れている“Quick”と“Boxes And Squares”、この辺の曲を今後どう超えてくるか?でしょう。私が何度も聞き返していることもあるのかもしれないけど、あまりにも出来が良いのでね。そしてライブの良さをスタジオ盤にどう落とし込むか?でしょうか。もっともその辺は軽く超えてきそうな予感もひしひしと感じますが。ヴァーヴからの新作(アナウンスされたわけではないけど)が楽しみすぎます。

ちなみに4枚ほど地元でCDを出しているようですが、Amazon.comでは売っているものの、マーケットプレイスでの販売なので、日本まで発送してくれないのが悔しい限り。どうせお金出すんだったら、フィジカルが欲しいんですけどね。うーむ。
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黄色のカラー・ヴァイナル、それだけでもいい気分。
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LP取り出すと、真ん中はこんな感じ。こういうのにも惹かれます。
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by zhimuqing | 2018-04-24 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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