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Pleasure Principle

元パーレットのデビー・ライトが亡くなったそう。
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パーレットの3枚のアルバムにはなかなか思い出があり、その昔92年(というか大昔ですね)にポリドールからCD化されたのですが、この時学生だった私はファーストのみ買いそびれて、まだ当時はネットの通販もない中、必死に探し回ったものです。福岡市内だけでなく、久留米や小倉や熊本、長崎、鹿児島。大牟田や八代の田舎のCD屋まで回りましたからね。(当時暇を持てまして、自転車で放浪したのだ。)。LPは見つけたものの、結局九州ではCDは見つからず、上京した際に御茶ノ水のディスクユニオンで見つけて、心震えたことを今でもはっきりと覚えておりますね。まだ御茶ノ水のお店がクロサワ楽器の向かいにあったころのお話ですね。

パーレットの初代メンバー。パーレットとブライズ・オブ・ファンケンシュタインはアルバムによってメンバーが変わるうえ、衣装での見分けもなかなか難しいので、メンバーの名前と顔が一致しないのは私だけではないでしょう。個人手時には、なんとなく別格の雰囲気があるのはマリア・フランクリン。あと、ブライズ組のドーン・シルヴィアとリン・メイブリーの二人はスライのバンド出身なので、これまた別格といってもいいでしょう。

では、デビー・ライトはそうでもないのかと言えば、さにあらず。Pファンク軍団にいたのは77‐78年のおそらく2年間だけなので、パーレットのメンバーとして参加しているのは1stの≪Pleasure Principle≫だけ。でも他の参加作が超濃厚。≪Funkentelechy≫、≪Motor Booty Affair≫そして≪One Nation≫。この実績だけでも十分すぎますよね。
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左からジャネット・ワシントン、デビー・ライト、ジャニス・エヴァンスだと思う、たぶん。


ちなみに私が贔屓にしているのはドーン・シルヴィアとジャネット・ワシントンなのですが、正直に言うと見分けがついているわけではなく、当時のPファンクのライブ映像を観て、勝手にこの2人が可愛くてカッチョいいと決めつけているだけなので、もしかするとその2人のどちらかがデビー・ライトであってもおかしくはないのだ。(いい加減ですみません)
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私の推測では、左からデビー・ライト、ジャネット・ワシントン、リン・メイブリー、ドーン・シルヴィア、そしてドクター・ファンケンシュタイン!デビーたんも可愛い!

ここ数年はこの辺のPファンクの派生グループを聴くことはほとんど無くなっていますが、何となくこの辺の音は今だったらしっくりくるような気もする。パーレットもブライズもヴォーカリストとしては軽く見られている感もありますが、この時期のPファンク周辺の歌姫のコーラスは教会仕込み丸出しでクリントンの采配の妙もあり、特にパーラメントの2作は実な結構な聴きもの。グレン・ゴーインズ亡き後のPファンクへホーリーゴーストを呼び込んでいたのは彼女たちの功績だと思うんですよね。アクア・ブギー・ツアーの歌パートの充実ぶりを観ても明らか。出張から帰ったら、じっくり聴いてみることにしましょう。
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by zhimuqing | 2017-10-15 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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