大昔でもないけど、多分13,4年前のことになると思うのですが、
プリマク氏の部屋でマンドリル、と言っても猿のマンドリルでないほう、が 少し気になる、いやもしかすると、物凄くカッコイイでのはないか! 誰も聴いたという話も全くないけど、たぶんカッコいいのではないか? 猿のマンドリルの顔の模様は派手な方が雌にもてるのであろうか?という話で 二人で盛り上がり、格段に使い勝手が悪い当時のインターネットを駆使し、 聴いてみたところ、間の抜けた色物的なディスコの曲ばかりだったので、 大層がっかりしたというか、意気消沈してしまった思い出があるのだが、 いやしかし、あちらのファンクバンド、しかも70年代前半に活動していた ファンクバンドを舐めたらいかんね、ということなのですね。 ![]() インタビューも入っているし、FM放送をエアチェック(懐かしい!)したものなのだろうが、 これが物凄く濃厚で素晴らしい。期待していなかっただけに、こちらも盛り上がる。 もしかすると、マンドリルの最高傑作なのでは? 大昔のパソコンで数曲視聴しただけの私が断言するのもなんだけど。 アルバム2枚出して、最もチャートアクションが良かった73年の勢いが うまくパッケージされている。 01. Mandrill 12:58 ≪Mandrill:1970≫ 02. Hang Loose 5:43 ≪Composite Truth:1973≫ 03. Mango Meat 4:53 ≪Just Outside of Town:1973≫ 04. Fat City Strut 6:32 ≪Just Outside of Town:1973≫ 05. Radio Interview 3:41 06. Cohelo 9:19 ≪Mandrill Is:1972≫ 07. Fencewalk 4:20 ≪Composite Truth:1973≫ 08. Get It All 6:00 ≪Mandrill Is:1972≫ インタビューを除くと、全部で7曲。1stから1曲、2ndから4thから各2曲ずつという、 マンドリル・マニアにはたまらない選曲(だと勝手に推測してみる)。 ベイスとドラム以外の5人がオリジナルのメムバーだが、 タフな演奏力は当然なのだろうけど、殺気の含有量が多いのが、 この時代のファンクバンドならでは。 Carlos Wilson – Trombone, Flute, Guitar, Percussion, Vocals Lou Wilson – Percussion, Trumpet, Vocals Ric Wilson – Saxophone, Percussion, Vocals Claude Cave – Keyboards, Vibraphone, Percussion, Vocals Omar Mesa – Guitar, Percussion, Vocals Fudgie Kae Solomon – Bass, Percussion, Vocals Neftali Santiago – Drums, Percussion, Vocals ![]() 調べてみると、元のスタジオ録音は4分なのに、ここでは約13分。 バンド全体の音塊はかなり高カロリーで、血管が詰まりそうだ。 色物風味はまるでなく、一心不乱に重いファンクネスで突き進む。 制球力なんかどうでもええねん、力で押しこんでまえ的な勢いがいい。 未開の地を鉈で豪快に切り開いていくようなドラムの突進力が やはり一番おいしい部分だけど、ファズの効いたギターもかなり好み。 創設者?ウィルソン3兄弟のホーンは思ったよりも目立たないが、 フルートはやはりファンクと合いますね。 あと、やはりウィルソン兄弟はパナマ出身だけにラテンの味付けというか、 パーカッションの使いっぷりが良く、この辺も私の好みだなぁ。 というか、メムバーの担当楽器を見ると、全員にパーカッションと書いてあって、 その気合の入れ具合がまた良いではないですか! まさに理想的な編成なのではないかと。 音質は明らかにカセットテープから落とされたもの。 テープのヒスノイズも入っているけど、かえって生々しい音になっている。 ただ、ラストの曲がいきなりバスっと切れてしまうのが、残念といえば残念、 でも懐かしい気分もしてしまうのは、私がオッサンなのだからでしょう。 と、そんなわけで、完全に視界に入っていなかったマンドリル、 初期のごった煮な感じはもしかすると美味かもしれない、ということで、 近々色々漁ってみようと思うのでありますね。 あと、余談になりますが、音源欲しい方はご一報を。お送りしますので。 というか、一部の人には勝手に送りつけますけど。 ![]() ■
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by zhimuqing
| 2013-03-08 20:28
| Funkentelechy
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