色々なところでプチ復活のD様の音源が落とせるようになってて、
ネット時代はありがたいやら、恐ろしいやら。
ちなみに、ツアーに参加したギタリストはジェシではなくて、
ジェフ・リー・ジョンソンだったということで、
もやもやが晴れて良かったです、はい。
さて、最近の私はと言いますと、ソウル/ファンクから10歩ぐらい
遠ざかった場所に来てしまっている訳で、以前から見受けられた偏りが
激しくなる一方です。
ソウルやファンクで聴くのは60年代モータウンかジェイムス・ブラウン、
R&Bと言われるものでは、ディアンジェロとサディーク関係のみ。
で、どっぷりはまっているのが、90年代前半までのヒップホップ、
あとはエリントンとプエンテ、カーク、フェラの4大大陸は外せないとして、
そして、今年のテーマ?であるマイティ・スパロウとコルティーホ。
うーん、何と言いましょうか、完全にブラックネス原理主義者のようですね。
あまり公言しないようにしよう。
そんな訳で、CD屋に行っても、ソウル関係の棚はちらりと見るだけで、
ラテンとヒップホップのコーナーがメインディッシュとなる訳ですが、
さすがに東京は広いもので、ここ3週間の間に大昔にPヴァインから出ていた
全盛期RUMBA・レーベル時代のコルティーホの廃盤CDを次々と発見!
以前嘆いていた米盤のブート臭いCDRと一部ダブるものの、
当然の助動詞ベシで購入しましたよ。
それにしても廃盤であるにもかかわらず、1枚平均で1000円以下という、
デフレ価格が大変ありがたい。
ジャケの写真もぐっと鮮明だし、音も心なしか良いような気がする。
というより、このCDを向こうでコピーしたのが、
これまで購入していたブツだったのではないか?と思える節も。
まあ、正直言わせてもらうと、歌詞が付いていないのは仕方ないとして、
解説の出来はバラつきがありすぎて、もう少しどうにかならなかったのか?と
考えたりもしますが、贅沢は言いますまい。
ただ、せめて参加ミュージシャンについては、それぞれのアルバムで
きちんと触れてほしかったかな。(キチンと書いてある解説もある。)
音の方は聴けば聴くほど、物凄い。
ギュッと凝縮された野性味あふれる突進力はフェラ・クティのようでもあるし、
個々の個性溢れる演奏が合体して一つとなる姿はファンカデリックのようでもある。
しかも、その音をバックにイスマエル・リベーラという希有な歌手が歌うのだ!
アーシーで力強いんだが、男の純情も垣間見せるリベーラの声は
光の当たる角度によって様々な表情を見せて、本当に魅力的。
並々ならぬ実力を持つバンドと歌手とが最高の化学反応を起こしている。
たまりませんねぇ。
70年代以降のサルサよりもこちらの方がずっと輝いている、なんていうと、
その筋の人に怒られてしまうかな?
コルティーホとスパロウはフェラ・クティと同レベルの評価を受けるべきだと
ここで断言したいのでありますね。
Pヴァインから出されていたCDがまだ他にあるのかどうかは分からないけど、
Rumbaから出ていたLPはあと2枚。
ただこの4枚に収められた曲を見ると、残りの2枚からの曲を
ボーナストラックとして収録しているので、実際はどうだったのだろう。
あと、Bombaから出ていたCDもあるようだし、
まだまだ探求の道はつづくのであります。
アルセニオ・ロドリゲスと移った写真はあるのだが、
共演した音源はないのか?
もし本当にあったりすると、ジミヘンとカークの共演ばりに興奮してしまいそう。
失禁してしまうかも。