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1941

可愛いギタレレ、なんとムスメ用のものだったということが分かり、軽く衝撃を受けている中、スピルバーグの映画「1941」を鑑賞。スピルバーグによるジョーズ、未知との遭遇に続く監督3本目、何でも大コケしてしまったらしいのだが、近年カルト的な人気を博しているらしい。個人的な動機としては、もちろんジョン・ベルーシ(とダン・エイクロイド)。

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基本的には終始バタバタしているコメディーだけど、戦争に対するアンチテーゼをベースとしており、単なるドタバタではないな、という印象。脚本を担当したロバート・ゼメキスの功績か?集団催眠状態に置かれた市民の混乱、緊急時に機能しない連絡体制、安穏とした日常生活を送る軍上層部、前線と本営との意識の乖離、「戦争」の馬鹿馬鹿しさがドタバタとしてうまく昇華されている。(まあ、そんな小難しいこと、考えなくて良いと思うけど)

とはいえ、さすがに145分もあると長すぎて冗長になってしまうし、肝心のギャグ自体の切れ味もやや鈍めでもある。ベルーシに関しては、このぐらいの暴れっぷりでは私としては納得いかない。スピルバーグの隠れた珍品ではあるのだろうけど、必要以上に持ち上げて評価するのは、偏屈すぎる気も。

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まあ、一番面白いのは、出演している三船敏郎の逸話になりますかね?オビ=ワン・ケノービ役(ダース・ヴェイダー説もある)を蹴って受けた役が、この映画のミタムラ司令官役とは。
ある意味、ものすごくファンキーであるとも言えますけど。

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日本人としては、やはりこのオファーを蹴ったのは、もったいないと思うが、が、しかし、若輩者の私にはミフネの良さがもうひとつ分からない。
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ジョン・ベルーシに関しては、最高と断言できるのだが。

by zhimuqing | 2011-11-24 20:28 | A Felicidade | Comments(0)
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