傲慢が服を着たビッチ原が都知事に再任されてしまったり、
東京都の水道水放射能検査のデータが少し誤魔化されていたりと、
地震とリンクするように落ち着かない日々が続いていますね。
地震のせいで私の部屋はいつまで経っても片付かないのだ。
さて、先日の統一選前半戦の目玉は都知事選なんかではなくて、
福井県知事選だったと思うのだけど、
残念ながら、現職の西川一誠が圧勝してしまったということで、
高速増殖炉『もんじゅ』の稼動をストップ出来なくなった可能性が
非常に高くなってしまいましたね。
『もんじゅ』といえば、昨年8月に燃料中継装置が原子炉内に落下したまま、
20回以上も取り出そうとして失敗していることで、
ひそかに注目を浴びていますよね。
燃料棒の交換が出来なくなってしまっているということは、
つまり稼動させることも停止することも出来ないということで、
簡単に言えば「制御不能」に陥っているわけです。
しかも空気に触れると発熱、水に触れると爆発するナトリウムを
冷却材に使用していて、更に中でガンガン精製されているのが
『食べても安心』(by プルト君)なプルトニウム。
ワザと設計のミスをすることで、ナトリウム640KGを漏洩させ火災を引き起こし、
安全性の確認テストを1995年に実施。
しかも、その際のデータを改竄することで、
国の調査精度の確認までしてくれた日本原子力研究開発機構に
グッジョブ!と声をかけてあげたい。
今年2月には装置を担当する課長が自殺までしているそうで、
原子炉は活断層の上にあるというし、
爆発したら影響が及ぶ地域の範囲はフクシマの比ではない。
(フクシマも制御不能のまま、1ヶ月が経過したのだけど)
しかも、この故障で1日5500万円の税金が投入されているということで、
本当に冗談のような話なんですけど、
福井県民の選択は圧倒的多数(8割以上)で現職の西川知事。
民度にあった指導者しか得られないのは仕方ない、というか、
なんだか絶望的な気分になるのだけど、
せめて公約で約束した「原発の安全確保」を
しっかりと進めていただきたいものだ。
というか、早く「もんじゅ」の故障を直せっつーの。
うーん、この顔、一見人を小馬鹿にしているように見えるけど、
たぶん高速増殖炉なみに信頼できるかも。
いや信頼出来る筈、いや信頼しなくては!
どの角度から見ても、小馬鹿にした顔に見えるけど。
それにしても、民主、自民、共産、公明、社民などの枠組みでは
311後の日本の民意に沿った選挙は不可能になってきているというのが
私の率直な感想ですね。
政界再編成も必要だろうけど、そういう既存の政党政治を超えた
大きな流れが来ないと何も変わらずに、
このまま日本が沈没してしまうだけだと思います。
いっそのこと、国連に統治してもらったほうが良いのでは?