子供二人が手足口病にかかってしまって、
暑い中、なかなか苦しそうで、とても気の毒だ。 遅れて発症したヨウタロウは今が最盛期?のようで、 口の中が痛いのだろう、口を開けて部屋の中を歩き回っているのだが、 おかげで凄い量の涎が垂れている。 手足口病はピコルナウイルス科のウイルスによる感染症なのだが、 ピコルナウイルスといえば、口蹄疫の病原ウイルスもピコルナウイルス科、 牛とか豚がやはり涎を垂らす、というのも、非常に納得できる今日この頃。 ヨメサンは牛や豚でなくて良かったねぇ、と子供に話しかけております。 さて、世の中ではキャメオ来日のニュースで真っ盛り、でも無いけど、 「ファンク」という言葉を意識した上で、私をファンクの泥沼に引きずり込んだのが ロジャーとキャメオだった経緯なんかもあるので、 まだキャメオに遭遇したことが無い私、やっぱり盛り上がってしまうわけです。 (もっとも、その前にプリンスやマイケルなんかで下地が出来ていたのだけど) 20年前には、ラリー・ブラックモンみたいな男になりたいものだと 髪の毛を色々いじってみたりしていたもんね。(上手くいかなかったけど) キャメオ、聴きだしてリアルタイムで一番初めに発売された 90年作「Real Men... Wear Black」は結構思い入れがありますね。 なによりソウルフルかつファンキーでユーモラスな歌。 これが「黒い」という言葉を体現しているのだ、と 一人納得しながら、予備校の屋上でウォークマンを聞いていましたね。 (あまり勉強していなかったのだ。両親に申し訳ない) 友人に書き送った1990年ベストアルバムでも多分1位だった気がするけど、 もしかしたらリヴァート、あるいはキッパー・ジョーンズだったかも。 続く翌年のアルバム、「Emotional Violence」も依然として絶好調だったが、 キャメオの勢いはここで急ブレーキがかかってしまうのだ。 今思うに、ジャケットはお葬式のようだし、 ラリーはここで活動を停止するつもりだったのかも。 94年の「In the Face of Funk」ではすっかり大人しくなってしまい 非常にがっかりしたものでした。(ジャケも間が抜けてるし) とはいえ、当時の私が興味があったのは、もっぱら80年前後の 大編成時代のキャメオのほう。 ちょうど91年にまとめて、その頃のアルバムが再発されて、 たまたま買った「キャメオシス」のカッチョ良さに悶絶したのですね。 タイトな演奏も、ソウルフルなヴォーカルも全て良かった。 特にアーロン(エァロン)・ミルズのベースがかっこよくて 一生懸命コピーしていたし、バンドでやろうと試みたりもしたのだった。 (とはいえ、あんなにシャープな演奏が出来るはずも無く、すぐに断念) ちなみに誰もが言うけど、続く「Feel Me」も「魔法の騎士」も大名盤ですね。 ところで今回、改めてこの3作を聞いてみたのだけど、 ブラックモンが叩くドラムは残響が少ないというか、 当時から、わりとデジタルに近い音色だったのだな、と そんなことに(今更)気がつきました。 この3作の後、どんどん人数を減らして、最終的に3人になるのだけど、 ベースの音やシャープなギターに代表されるタイトな音も含め、 元々そういう方向性だったのだな、と改めて発見した感じです。 それにしても、みんな凄い技量だ。 そんなわけで、今回の来日公演、メンバーはどうなっているのか? そこが大事なのですけど、これが結構いいのであります。 Larry Blackmon(vo)、Kevin Kendrick(key)、Tomi Jenkins(vo) Jeff Nelson(key)、Charlie Singleton(g)、Anthony Lockett(g), Aaron Mills(b)、Jonathan "Sugarfoot" Moffett(ds) ネイザン・レフトナントがいないのが気になるけど、 ミルズ師匠もチャーリー・シングルトンもいるし、 何よりアンソニー・ロケットがいる! あのソウルフルな歌も楽しめそうだ。 本当のところを言えば、ブラックモンにドラムを叩いて欲しい気もするが、 フロントマンなので仕方が無いかな。 それにしても、ブラックモンはゴルティエのプロテクターを装着するのか? M.A.氏がいうようにブラックモンはヨボヨボになっているのか? はたまた、ジェンキンスは私の旧友ヤスオ君にまだ似ているのか? 興味が尽きることは無いのであります、はい。 でも、ヒネリが効いてます。
by zhimuqing
| 2010-08-13 07:47
| Funkentelechy
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