ということで、ヨメサンの誕生日だった今日は
昼から関西在住の夫婦両方の知り合いと2年ぶりに会って
ご飯を食べたのですが、銀座は物凄い人出で疲れたのですが、
わざわざ連休に銀座まで出てユニクロとかで服を買っている人達は
どういう感じで買い物に来ているのか、正直よく分からないのだ。
ヨメへのプレゼントは半年前ぐらいにブラザGと深夜に買い物した
代沢の古着屋でプリマク氏とセレクトしたヴィンテージ?な服3点。
若干おとなしすぎるセレクトだった気もしたりするので、
もうちょっと冒険した方が良かったかなと思ったりもするのだが、
まあ、それはそれで良いのでしょう。
夜は大奮発して、いつも通勤の時に横を通る鰻屋に突撃。
九州とか関西とか名古屋の味とはまた違う味わいなのだが、
関東のお店でほとんど鰻を食べたことがない私は
あれが関東の味付けなのかよく分かりませんが、
でも、奮発した?だけあって、大変美味かった。
(隣の人が食べていた鯉の洗いは食べたいとは思わないが)
とまあ、そういう訳で、色々忙しかったのだが、
疲れ果てた子供たちが速攻で寝た後に
かねてから懸案であったフルートの第1回目の練習を実施したのでありました。
カークにラティーフにドルフィーといった天才・鬼才を聞きこんで
偉人の魂が乗り移っているはずの私ではあるのだが、
倍音を含んだというより倍音しかない音がなんとなく頼りなくなるだけ。
事前のイメージトレーニングでは、ブルーズな世界が広がるはずだったのだが、
なんといいますか、ワビサビというか、枯れススキというか、
江戸時代のお化けが出る時の音というか、ウズラの雛みたいな頭というか、
フリージャズよりもフリーというか、アヴァンギャルドな音しか出ないのである。
もしかしたら私が天才すぎるために、あまりにも先に進み過ぎているというか、
抽象性に満ちすぎているというか、そういう可能性も無い訳でないのだが、
その世界を理解できる人が地球上に私を含めても1人もいない可能性があるので、
状況を打開するために必死にマウスピースを吹いていると
師匠(ヨメ)が一言、腹式呼吸をせんと肺に穴が開いてまうで、
友達にも実際に穴が開いてもうた人がおんねんで、と恐ろしいことを言いながら、
鳩尾を本人は軽く押しているつもりなのだが、
なかなか強力な打突を繰り出してくるのである。
ギターとかドラムを熱心に練習して肺に穴が開いたという話は聞いたことないし、
楽器を演奏しながら殴られた話はミンガスのバンドぐらいしか聞いたことはないのだが、
なんとも管楽器というのは恐ろしい世界だということに気づかされる今日この頃なのだ。
肺に穴が開いたり、鳩尾への攻撃を恐れるあまり震えが止まらず、この有様。