ということで、連休1日目は幼稚園主催の遠足?で
江戸川の川縁を歩いてみたのだが、
風がとても強かったので、調子に乗って吹き飛ばされるフリをしたら、
ベビーカーごと派手にこけてしまい、
それに驚いたムスメが「家に帰る」と半べそをかいたり、と
なかなか盛り上がらない遠足になったのであります。
とはいいつつも、矢切の渡しで対岸に渡って、
葛飾柴又に至るころには晴れ間も覗いて
なかなか楽しくなったのでありました。

帝釈天にて思い思いのポーズを取る二人。
それにしても九州の人間には柴又とか寅さんとかこち亀というと、
なんだか浅草の近くにあるようなイメージなんですけど、
県境(都境?)に位置していることがなんだか新鮮ですね。
F橋に住んでいる私にはなんだか親しみを感じますよ。
まだ1本も見たことがない寅さんの映画を
見てもいいかな?と思ったぐらい。
名物らしい草団子とか佃煮なんかを売っている店が
参道沿いにいっぱいあるので、色々食べてみたのだが、
なんといっても『い志い』の「塩どら焼き」が美味い!

餡子と生クリームと塩という組み合わせのどら焼き、
1個200円と結構な値段がするのだが、
焼きたての生地はあくまでも軽やか、
餡とクリーム、お互いに持ち味が違う甘みは
そこに塩が加わることによって、すっきりと整えられている。

餡とクリームと塩による理想的なバランス。
一説によると、このドラ焼きは各国の要人にも影響を与えているらしい。
このバランスに感動し、自身のジャンルに応用した例として、
フィル・ジャクソンのトライアングル・オフェンスや
ガイア、オルテガ、マッシュによるジェットストリーム・アタック、
ガンディーの三猿の教え等が挙げられるそうです。
(出展:豊後両子寺書房刊 津蟹聖司著「ドラ焼きが世界を巡る」より)
要は塩の効き具合が絶妙なのだ。
エディ・ケンがメインの歌に時々入るデイヴィッド・ラフィンの声とか
もしくはバッキングにまわった時のセロニアス・モンクとか
サディークの裏に回るようなベース・ランニングとか、
なんだかそういうものを思い出す素晴らしいドラ焼きなのであります。
ということで、この連休中にはもう1回買いに行くぞ!と
そんなことを考えたりもするのですけど、
カロリー高そうなんで、控えたほうがいいのかな?

帝釈天の境内にあった謎の蛇?ウ○コ?
得体が知れないが、ご利益がありそうではある。