ギャングスターに関しては、その全盛期には
私の耳がまだ開いていなかったこともあり、
なかなかその良さが分からなかったのだが、
ある日突然物凄く良いことに気づいて
びっくりしたものである。
プレミアのドープ(と表現するより他にない)な素晴らしい音の上に
自在に乗りこなすモノトーンなグールーの声の響き。
ヒップホップの一番面白かった時代の
一番コンシャスで一番ストイックな音。

名コンビ数あれど、このコンビに匹敵できるのは
マイルス&コルトレーンぐらいしか思い浮かばない。

初めて聞いたのは、スパイク・リーの映画のラストを飾ったJazz Thing。
一番好きなのは、選ぶのが難しいけどThe Planetかな。
いい曲しか入っていない2枚組のベスト盤を聞いて、グールーを偲ぶとしよう。

アルバム単位だと、これが一番かな?
こちらはエリカ・バドゥとグールーのコラボ。
声の対比が実にすばらしい。