先日、年末あたりに到着か?と嘆いていたマイルスのボックス、
何と家に帰ると、届いていました。
うーん、アマゾン、よく分からないな。
まあ、早く届いたことはいいことだ。
肝心のブツですが、思ってたよりもコンパクト。
ですが、さすがにズッシリとした重量感。
こ、こ、これがジャズの重みなのか?
(そんなに軽いはずもないか。)
予想していた以上にボックスのルックスもカッコいい。
で、箱を開けてみると、ズラリと並ぶCD、迫力満点だ。
ため息が出ますね。
N°01~N°52!までナンバーが通しでふられているのだが、
ぱっと見たところ、順番はオリジナル発売順ではなくて
録音順のよう。
これまた嬉しい配慮じゃないですか。
ちなみに編集版は一番古い録音の年代を優先して並べているので、
「ディレクションズ」が割と古めのところに入ってたりしますが、
これは仕方がないでしょう。
さあ、どこから攻めていくか、そいつが問題だ。
初期の録音から順番に攻め上がるも良し、
ランダムに聞いていくもそれまた良し。
エレクトリック・マイルスから集中的に攻めるも良し。
どこをどういう風に切り取っても、まっとうなジャズであり、
まっとうなファンクでもあり、まっとうなブルーズでもありますからね。
で、さんざん迷った挙句、やはり初めて買ったジャズのアルバムが
カインド・オブ・ブルーである私としては、
あのセクステットの時代から攻めることにしました。
キャノンボール、コルトレーン、チェンバース、エバンス、ジミー・コブ。
ということで、ずっと聞きたかったJazz at the Plazaを
とりあえず聞いたのですが、これも凄いっすね。
録音が悪い悪いと聞いていたのですが、
戦前ブルースに比べれば、むしろ生々しく聞こえるぐらい。
で、内容がこれまた凄い。
静溢なカインド・オブ・ブルーと打って変わって、
キャノンボールとコルトレーンがのたうちまわる。
ジミー・コブもアグレッシブ。
もっと早く聞いておけばよかったな。
しかし、この箱を消化するのはだいぶ時間がかかりそうで、
それもまた嬉しい今日この頃だ。
一度に聞くことができるCDが1枚、というのがもどかしい。
来年の今頃までに4分の1まで攻め上がることを目標としよう。
それにしても、仕事の目標管理と比べ、なんとも気分の良い響きではないか!
なんと来年には、マイルスのトランペットケースを模した
ボックスのケースも発売されるらしい。
うーん、マニア心をつく商売上手なヤツめ。
あ、あと、マニアでは不評っぽい紙ジャケの質ですが、
まあ普通レベルですかね。
ただ、海外の紙ジャケって、ケースにそのままCD入れるようになっているので、
その辺、神経質な人は気になるだろうね。