先日プリマクさんから「コズミック・スロップはオリジナルのほうが良い」と聞いて、
改めてファンカデリックの5枚目と9枚目を聞き比べてみると、
たしかにオリジナル版のほうがカッチョイイ。
パーカッションとドラム(ティキかな?)の絡み具合がいいですね。
76年バージョンの勢い溢れるギター競演も良いのだが、
空を舞うようなした幽玄なエディのギターのほうが、よりソウルフルですね。
前々作がMaggot Brain、次作がエディ爆発のStanding of the Vergeなので、
5枚目のアルバムCosmic Slop は過渡期扱いというか、
今ひとつパッとしないイメージで損をしていますね。
私もペドロ・ベルのイラストが初登場!ぐらいのイメージしかなかったなぁ。
アルバム全体を通して聴くと、確かに未完成な部分も残りますが、
タイトな1曲目、パーラメントの名曲の原曲の2曲目の出来もハイレベル。
特に1曲目Nappy Dogoutのクレジットはブギー作曲になっているわけですが、
曲調やベースプレイもブギーの持ち味が全開に出ていて、本当に私好みです。
中期パーラメントの名盤「クローンズ」や「ファンケンテレキー」での
ブギーの貢献の度合いが良く分かるてなもんだ。
ということで、ファンカの5枚目も極私的名盤の仲間入りです、はい。
それにしてもPファンク山脈踏破したようで、なかなか完全踏破とはいかないなぁ。
次はファンカの4枚目に再チャレンジ、もしくはブギーつながりで
これまたあまり話題にされないファジーのソロ2枚を当たってみるとしよう。
こちらはコモドアーズの77年のライブ。
改めて聴くと、これも素晴らしい。
冒頭のファンク3連発は永遠のマスターピースだが、
あまり好きでなかったポップでメローな曲も違和感なく聴けるのが不思議だ。
ライオネル・リッチーの歌も以前ほど大味に感じない。
時代が変わったおかげなのか?それとも私が変わったのかな?