しっかりと記録に残すべき

学力低下は予測しうる不安というか、覚悟しながら教課審をやっとりました。 いや、逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。落ちこぼれの手間ひまをかけたせいでエリートが育たなかった。だから日本はこんな体たらくなんだ。

つまり、できんものはできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺をあげることにばかり注いできた労力を、できるものを限りなく伸ばすことに振り向ける。 百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。

国際比較をすれば、アメリカやヨーロッパの点数は低いけれど、すごいリーダーも出てくる。
日本もそういう先進国型になっていかなければいけません。 それが“ゆとり教育”の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ。

『機械不平等』斎藤貴男著の三浦朱門インタビューより


今の、そして今後さらに凋落してしまう日本を招いたのは、自民党と経団連の思惑にあるのは間違いない。「ゆとり教育」の実施で顕在化した社会の階層の固定化。このゆとり教育もそう、竹中平蔵に代表される非正規社員・派遣社員の流れもそう、教育に金がかかるようにして教育の機会の不平等化を図っているのもそう。もう一つ言えば、外国人労働力の受け入れを図っているのもそう。

ゆとり教育の旗振り役を積極的に行った三浦朱門は流れに身を任せただけという人もいるかもしれないが、斎藤貴男による上のインタビューを読むと分かるように、その役割を意識的に果たしたことは間違いない。積極的に日本の凋落を招いた人物として、しっかり記録に残すべき。もっともアパルトヘイト積極容認のBBAの連れ合いってことだけで、その正体は丸見えという事はあえて指摘するまでもありませんが。

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# by zhimuqing | 2017-02-06 00:52 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

アトランタに行きたいものだ

キッパー・ジョーンズの初ソロアルバム≪Ordinary Story≫やその前のティーズとしての3枚目≪Remember…≫は私をその道に導いてくれた本当に感謝しかないアルバムなのですが、今の耳で改めて聴き直してみると90年代半ばのネオソウルと呼ばれた音楽のかなり先駆けとなる音だったと思うのですね。
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その2作でキッパー・ジョーンズに助力した面々を見ても明らかですね。チャッキー・ブッカーやオーガン兄弟といったティーズでの仲間はマイコーやジャネットのツアーバンドの面々だし、キースとケネスのクロウチ兄弟はその後ブランディーやラサーン・パタースンに力を貸しているし。特にキース・クロウチは特に重要かと。ブランディーやラサーンのファーストなんかでの音作りはトニーズやDなんかに比べると注目度は低いものの、ファンク臭濃厚な音作りは間違いなく後進の範になったものですからね。
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裏方過ぎて写真がほとんど出てこないキース様。この人の名前があると、私基本「買い」なのです。この人についても一度じっくり考えてみたい。

さて、キッパー・ジョーンズの魅力も何といっても匂い立つファンクネス。一声で言うと、ソウルやファンク的にいい喉、いい声なのだが、なんというかウン十年も丁寧に使い込まれた中華鍋の鍋肌のように黒光りするタフネスがたまらなくかっこいい。なもんで、もちろんバラードを歌わせても繊細な節回しを聞かせて絶品なのですが(アイズリーのFootstepなんか最高としか言いようがない)、少し重心を落としたファンクを歌う時が圧倒的にかっこいいというか存分に持ち味が発揮されている気がします。
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あとファンキーな曲を歌う時のリズムの付け方が天才的。単調になりそうな曲でもいい歌を聴かせてしまうのは、例えば瞬発力や超絶技巧を見せつけた結果でなくて、曲のリズムへ自身の声のリズムをうまく乗せることで複合的にグルーヴを生み出しているわけで、実に素晴らしいと思うわけ。なので、例えばティーズの2枚目のようなミネアポリス寄りの音でも他のプリンス追随者とは違うノリが出ていてスリリングなのですね。

ということで、私の愛してやまないキッパー・ジョーンズですが、悔やんでいることが2点。一つはその昔ベイビーフェイスが来日した時にバックヴォーカルで一緒に来ていたのに、見逃してしまった点。もう一つが07年か08年に密かに発売された自主制作のセカンドを買い逃して今に至ること。特にこの幻の2枚目≪K.I.P. (Keep It Pushin’!)≫はその後さんざん手を尽くすも影も形も無し。何とかしたいものです。
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銀盤があるものは、DLじゃ嫌なんですよね。銀盤が欲しいの。

もうこうなると、キッパー・ジョーンズが住んでいるアトランタに行って直接本人に直談判するしかなさそう。かの地では結構コンスタントにライブやっているようで、なんとも羨ましい限りです、はい。

昨年プリンスの"Head"歌っている映像見たけど、見つからず。
代わりにメイズの"Happy Feeling"、やっぱりかっちょいい。


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# by zhimuqing | 2017-02-05 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

はや10周年!

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早いもので、この前産まれたと思ったらもう10歳。
そりゃ、ファンクとは何?と聞かれるてなもんです。
ちょっと前までこんな感じだったのにね!
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さて、誕生日のプレゼントは何か?という話なのだが、本人はずっと前から決めていたものがあったそう。当然私も普段から聞いていたわけで、大枚はたいて購入しましたよ、プラスティック製のトランペット!各種メーカーがあり、プラスティックなのでカラーリングも様々。いろいろ迷ったのだが、「これが一番ファンキーだと思う!」と言われると、単純な父親としてはこれを買うしかない!
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早速吹いてみる。音はとりあえず出る模様。(私は上手く吹けません。何せ管楽器には全く縁がありませんからね)

早速世界で一番ヒップなトランぺッターの真似をして写真を撮ってみる。
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が、いかんせんカメラマンの腕の差はいかんともしがたい。

ヨメいわく、音階がきちんと吹けるようになったらVOODOO LOTUSに参加するとのことで、ま、それは前から言っているのですが、それもまたしみじみと嬉しいものです。反抗期まであとどのくらい猶予があるか分かりませんが、とりあえず父親としてはもう少し楽しめそうでなによりです、はい。
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# by zhimuqing | 2017-01-31 01:31 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)

10代の自分を作った音楽

シカゴ在住のキュレーターというかDJのDuane. E. Powell が選んだティーンネイジャー時代に影響を受けた10枚のアルバムというのがなかなか面白い。

ちなみにそのリストはこんな感じ。

List ten albums that shaped your teenage years. Don't think too long. What was your teenage soundtrack? Mine off the top of my head:

01. Prince first 11 albums
02. Sade first 3 albums
03. Sting - Nothing Like The Sun
04. George Michael - Faith
05. INXS - Kick
06. From The Mind Of Lil Louis
07. Swing Out Sister - It's Better To Travel
08. Basia - Time & Tide
09. Take 6 self titled
10. De La Soul - 3 Feet High And Rising
Cheating
11. Loose Ends - Zagora
12. Terence Trent D'Arby - Introducing The Hardlines
13. B-52's - Cosmic Thing
14. Anita Baker - Rapture
15. Luther Vandross - The Night I Fell In Love
16. Fingers Inc - Another Side
17. DeBarge - In A Special Way
18. Nitzer Ebb - Showtime
19. SOS Band - first album and Jam & Lewis catalog
20. Keith Sweat - Make It Last Forever


いきなり、プリンスの11枚のアルバムがランクしていて反則だし、そもそも20枚じゃないか?という話はさておき、これはなかなか面白い。(と思うこと自体がオッサンの証なのだが)

となれば、私も選んでみるしかない。

熱心に音楽を聴きだしたのが16歳ぐらいなので、16歳から19歳、
加速度的に音楽にはまっていった時代の10枚ですね。

1. Michael Jackson – BAD / Thriller / Off the Wall
2. Prince – Sign ‘O’ the Times (Album + LD) / 1999 / Black Album
3. Motown 25 (LD)
4. Roger – Unlimited
5. Levert – Rope A Dope Style
6. Kipper Jones – Ordinary Story
7. Cameo – Real Men Wear … the Black
8. Whitney Houston – Whitney
9. Take 6 – So Much 2 Say
10. Bobby Brown – Don’t Be Cruel
11. Paul Simon – Graceland
12. Terence Trent D’arby – Neither Fish nor Flesh
13. Anita Baler – Giving You the Best I Got
14. Smokey Robinson – One Heartbeat
15. Gerald Alston – Open Invitation
16. Stevie Wonder – Characters
17. Karyn White - Karyn White
18. D’atra Hicks - D’atra Hicks
19. Kool Moe Dee – Knowledge is King
20. Public Enemy – Fight the Power


思いついた順番で20枚ばかり。私もマイケルとプリンスで少しだけ反則、でもこれは仕方ないっす。

えー、ちなみにこのリスト、格好付けていませんよ。JBやスライ、Pファンク、オハイオプレイヤーズのファンク神髄系やOVライトとかジェイムズ・カーなんかのサザンソウル、BDKとかBDPとかのヒップホップ、色々な音楽をこの時期聴き始めてはいたのだけど、そこは背伸びしまくる10代。その良さを本当に理解できていたとは思えないので、全部外してみました。

今思うと、本格的に黒光りする音にのめり込む入り口になったのは、マイケル好きが高じて購入したモータウン25のレーザーディスク。あれを見てスモーキーやらテンプスを知ったのが過去に向けて突き進む要因になったのは間違いないでしょう。この辺の好みはいまも変わっていないし。

同時代のファンクネス溢れる音という事では、ロジャーの大ヒット“I wanna be your man”とそれに続くアルバム≪Unlimited≫だったかな。ラップ(超オールドスクールな)も入っていたし、ロジャーが弾くバリバリで分かりやすいロックギターも入っていましたし、このアルバムの影響はデカイ。

あとは意外に軽視しがちなボビー・ブラウン。ナスティでストリート感覚にあふれていて、という流れで、キャメオとかリヴァートとかキッパー・ジョーンズに続けて進むことが出来たことには感謝ですね。アイドル的な意味ではホイットニーとキャリン・ホワイトかな、やっぱり。

ま、そんなことよりも当時、そして今の自分に一番影響を与えたのはパブリックエナミー89年、問答無用の“Fight the Power”でしょう。立ち位置がこれで全て明確になったということで。


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# by zhimuqing | 2017-01-30 23:28 | Funkentelechy | Comments(0)

新年1発目

旧正月の元旦、1発目は先日感動のサルベージを果たしたこのアルバム。
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文句なしの名作。CDが擦り切れるほど聴いているアルバムですが、改めて聴いても当然素晴らしい。曲の粒の揃い方が凄い。でもLP両面に分けて聴くと、また違った曲の流れが感じられて実に新鮮な感じ。重量盤ではないので、音圧はさほどないけど、それでも銀盤よりも音の厚みはあるし。サディーク、いやこの頃はまだウィギンズでしたね、のベースはこの頃からすでに凄みを感じさせるし、インナーにもジュブ・スミス達の名前がある等、バンド感が強いのが何よりも嬉しいですね。
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今年最大の楽しみはサディークの新作ですが、そろそろデュウェインやティモシーの活動についても期待したいところですね。
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# by zhimuqing | 2017-01-28 18:28 | Funkentelechy | Comments(0)

恭賀新禧 万事如意

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# by zhimuqing | 2017-01-28 00:00 | Change! | Comments(0)

Build your own T-wall

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# by zhimuqing | 2017-01-26 19:24 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

これまた待望の

昨年より続く来日ラッシュ、これまた待望のビラル!
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一昨年のケンドリック・ラマーの傑作、去年のBETでの見事のプリンス・トリビュートやホワイトハウスの図書室でのコモンとの共演と活躍ぶりが目立つミュージシャンズ・ミュージシャンのビラルですが、考えてみれば常に私のアンテナに現れる人であり、個人的にもまさに待望の来日ですね。

カメレオンのようなミュージシャンという表現はよく聞きますが、ビラルの場合はむしろ逆。巧みに変わる声でもって周りの音やバンドメンバーを変えてしまう逆カメレオンのような人。そのビラルに合わせなければならないバンドは当然ながら手練れ揃い。易々と音が変化していく様には溜息しか出ません。個人的にはビラルと楽しいヴォーカルバトルを繰り広げたマイカー・ロビンソン、複雑なのに分かりやすいドラムを叩いていたジョー・ブラックスが特に気になりました。

選曲自体は過去の5枚から満遍なく。新作からのナムバーを中心に冒頭からアフロサイケデリックな音でコーナーぎりぎりを攻めていくのは想定通り。で、やや歌い込みは軽めかな、と思わせておいての本領発揮は幻のセカンドアルバムに入っていた名曲“Hollywood”から。伸縮自在なリズム隊を従え、重く引きずるかと思えば、一気に成層圏まで舞い上がる。カラフルかつ重力を無視した歌。あの時代に仲間たちと成し遂げたグルーヴをさらに深化させたかのような音塊に大興奮。

私もおそらく他のお客さんも聴きたいのは類稀なグルーヴ使いとしてのビラルなわけで、“Hollywood”からファーストの“For You”、“Sometimes”と続くこの中盤が一番盛り上がっていたかな、と。近作のアフロサイケな音は当然カッコいいのだが、この人の歌はもっと粘着性の高いリズムの方がその変態性が露わになって、旨味成分が際立つのですね。そういう意味ではバンドの演奏を含め、本来持っているポテンシャルを全部開放していない感じもあったかな。すこし手堅すぎたというか、変態度を100%押し出さなかったというか。セッションでその場で臨機応変に飛翔するビラルとかって最高じゃないっすか?まあ、ビルボードではやっぱり難しいかな?とも思ったりも。チラ見せ具合で留めておくのもビラルらしいといえば、そうなんですけどね。



ああ何と素晴らしい!
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こういうのが観たいんよね。

ということで、個人的には大変満足しつつ、次回もまた来ようと考えながら会場を後にしたのですが、知人のRさんは翌日のライブ終了後のアフターでバンドとともにセッションして弾けるビラルを目撃したそう。なんという僥倖!そういう場面でのビラルが観たいのよ、私は。くはー、羨ましすぎる!

セットリストは多分こう。

1. Star Now (5)
2. Sirens Ⅱ (5)
3. Robots (3)
4. Pleasure Toy (5)
5. West Side Girl (4)
6. Hollywood (2)
7. For You (1)
8. Sometimes (1)
9. Love Child (5)
10. Levels (3)
11. Who are You (3)
12. Satellites (5)
13. Back to Love (4)
14. All Matter (3)

()の数字はアルバムの通算枚数

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# by zhimuqing | 2017-01-25 20:28 | Funkentelechy | Comments(0)