雑感

某日
ムスメと二人で渋谷まで河鍋暁斎展へ。個人的には動物の曲芸なんかに代表されるカエルとか蝙蝠とか妖怪とか鍾馗とか骸骨の躍動感あふれる可愛い絵を楽しみに行ったのですが、それらの細かな、しかし愛情あふれる描写を堪能しました。あまり興味がなかった宗教画、特に達磨の迫力に感銘を受けました。
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本物を見ることで感じることが出来る何かがあるはずと思い、連れて行ったムスメもわりと熱心に見ていた模様。目録と絵を照合しながら面白いと思った絵のナンバーに印をつけていて、後で見るとほとんどの番号に丸が付けられていましたので、本人も楽しんでもらえたのでしょう。別コーナーに設けられていた春画は当然見ておりませんが、これはもっと大きくなったとしても父娘で鑑賞することは無いでしょうね。アハハ。

某日
タンク&ザ・バンガスの映像に引き付けられ、何度も見返す。
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刺激に満ち満ちている。タンク・ボールの才能は誰が見ても分かるほど素晴らしいものだが、それをサポートするジェリーも負けず劣らずの才能だと思います。ドラマーがリーダーらしいですが、タンクを引き立てるバックの演奏も丁寧に構築されている。素晴らしい。参りました。フィジカル盤は1枚あるようですが、おそらくは今この瞬間化けつつあるグループ、今この瞬間の姿を味わうにはやはり生で見るしかないのでしょう。
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それにしてもタンク嬢のルックス!相当にボリューミーですが、可愛らしい部分も多々あり、ファンクネスの塊としか言いようがない。
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カッコいいね!

某日
深夜便にてタイに出張。同じ便に今売り出しのお笑い芸人が乗っていて大いに盛り上がる。赤いシャツにリーゼントに決めた彼はテレビでの振る舞いと全く変わらぬ腰が低い大変ナイスガイで、元から非常に高かった好感度が一気に上がりました。今度鷹になる方法を伝授していただきたいものです。早速家族に自慢するも、出川の方がいいと言われる。移動して工場で仕事をした後、夕食に出かけるとテレビでタイ対日本のワールドカップの予選が行われており、観戦することに。
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圧倒的なアウェー感。周り全部が日本の応援だと一歩引きたくなる天邪鬼の私ですが、これだと大丈夫。なのにすでに点差が開いていてどうしようもない。タイが得たPKも川島のファインプレーに阻まれ、意気消沈する皆さんを尻目に美味しくご飯をいただこうと思うも、お店の調理人が変わったのか味が大幅に落ちているうえ、一部で有名になっている美人ネコも現れず、なんとも残念な結果に。

某日
タイで借りているアパートの部屋は風通しが良いというか隙間だらけなので、色々なものがやってくるのですね。ヤモリやカエル(入ってきたことはないが)は大歓迎なのですが、さすがにGブリは嫌なので、部屋中にホウ酸団子を多数設置。結果、全く部屋で目撃されることが無くなったため、すっかり安心していたところ、夜帰宅後、部屋の明かりをつけるとホウ酸団子を食したらしいGブリがよりによって私のベッドのど真ん中であおむけになってご臨終している。さすがに閉口しました。
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これは可愛い来訪者。個人的に大歓迎。

で、最近少し困っていたのは小さいアリの軍団。何を食べているのかは私にも分からないですが、細い行列を作って行進している。血迷ったアリがパソコンとか充電器の中にはいってきているようだし、寝入りばなにチクっとくることもある。アリに恨みはないものの、これは良く無かろうと、アリ退治用の粉を知人F氏から譲り受け、アリのよくいる場所に置いてみたところ、それぞれにもの凄い行列が3列出来てしまい、唖然とする。
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どうも配管やテレビの配線のところに巣を作っているようなのだが、部屋の中(正確に言うと部屋と部屋の間の壁なのかな)に三か所も巣を作られている模様。ほぼ一日かけて毒餌を巣に持ち込んでいたようですが、翌朝は行列が無くなっており、アリの姿が全くなくなり、注意書きが全く読めないこの粉の効用に少し慄く。
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アリさんすまない。

某日
仕事帰りに数年前に出来たシッピングモールに行く。ベースが置いてあるので観てみると、手に取らなくても分かるレベルのネックのそり。恐ろしい。安いキーボードを買うかどうか迷った挙句パスする。
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シネマモールが併設されており、攻殻機動隊やキングコングが上映されているので、観るべきかどうかこれも迷うが、すべてタイ語の吹き替えと聞き、断念する。
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ヨハンソンたん。

某日
もうすぐタイはソンクラーン(水かけ祭り)なので、今時分は夏真っ盛りのはずなのですが、なぜかタイ南部は雨ばかりで気温も高くなく、平日は仕事をしているからよいものの、日曜日は外出も出来ず暇を持て余してしまいます。先日食べたワタリガニの爪が左手の小指に刺さってしまい指が膿んでいて、ベースを弾くのもままならない。日本から持ってきたリョサの『緑の家』も全部読んでしまっている。一日中部屋に一人でいるとメランコリックな気分になり、子供に猛烈に会いたくなり、これではいかんと、結局タイ駐在18年のF氏がなぜか所有しているキン肉マンの38巻~53巻を借りてひたすら読み続ける。やはり7人の悪魔超人の戦いに熱くなる。
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ちょっと前に大叔父であるメネシスとキン肉マンが戦っていたのだが、このシリーズの一番初めにその因縁のキン肉タツノリの言葉が入っているのに初めて気がつく私。昔とは一味違うゆでたまごの構築力に驚く。というか、キン肉マン好きの東大卒の編集者のおかげとの噂もありますけどね。昔よりもはるかに増した絵の力感、堂々たるストーリーの展開、矛盾をものともしない変な爆発力(これは昔から)、実に良いバランスで、今がゆでたまごの全盛期という意見が多いことにも頷けます。中学生のころに、ゆでたまごの絵は上手いと思うと言った私を大いにバカにしたK原君に今のキン肉マンを読ませてみたいものだ。


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雨が多いと、出てくるこいつ。結構でかくて、さすがに触る気にはなれない。

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# by zhimuqing | 2017-04-04 00:28 | Mickey's Monkey Job | Comments(0)

LIGHT IT UP BLUE!

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出張中。猛烈に息子に会いたい。
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# by zhimuqing | 2017-04-02 00:00 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)

But to live outside the law, you must be honest.

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# by zhimuqing | 2017-04-01 00:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

あれから30年

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30年前の今日、プリンス9作目の2枚組アルバム≪SIgn O' the Times≫が発売された。私の愛してやまないアルバム。常に好きなアルバム5枚の一角を占めるアルバム。受けた影響は山よりも高く、海よりも深い。そしてあれからもうすぐ1年経つ今でも私の中の何かが欠けたまま。
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# by zhimuqing | 2017-03-31 00:28 | Funkentelechy | Comments(2)

本物は圧倒的に違う!

錦糸町オールドスコットでKOTEZ&YANCYのライブ。
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58 Special は先日の房之助さんに引き続きKOTEZ&YANCYのオープニングアクトを務めることになったわけですが、今回は看板姐さんコンビの片割れランチが不在の上、思いっきり練習不足だったわけで、もうリハの段階でやる曲が全く決まらず、お二人の前で焦りまくるという肩身の狭い展開に。なんといいますか、バンドやり始めた頃のあの冷や汗的な気持ちを久しぶりに感じました。ま、何事も初心忘れるべからずですね。

ま、そんなポンコツな我々のことはさておき、Kotez & Yancyですよ!やっぱり本物は圧倒的に違います!

Kotezさんは何度もブルース・ザ・ブッチャーのライブを拝見していたので、かっちょいいハープを期待していたのですが、その歌というか筋肉質な声にびっくりしましたね。ちょっと他では観たことがない歌手。ハイトーンなんですが、ものすごくソウルフル。観に来ていたケンドリックス君も「アル・グリーンみたいっすね」と大コーフン。ブランドのメンバーズ・オンリーもサッチモのワンダフルワールドも、ジミークリフのメニー・リバーも最高だが、やっぱり一番燃えたのはサム・クックのBring it on home to meですね。ホームというところの喉の開き方、声の響かせ方、ソウル歌唱の肝の肝がそこにあったと思います。
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Yancyさんは近藤房之助とのバンドで観たことがあり、その時も随分興奮したものですが、こうやって改めてまじまじと聞かせてもらうと、そのセンスの塊に目から鱗どころか、顎が床に落ちて踊りまくる感じです。ニューオリンズなピアノを弾く人は結構いますが、強力過ぎる左手、奔放に跳ね回る右手、疾風のように吹き荒れたかと思うと一気に滑空するフレージング、もちろんテクニック的にももの凄いのでしょうが、それ以上にヒップでカッコいいのですな。そうそう、歌も実は隠れた魅力ですね。いい湯加減で包み込むような節回しは鄙びていてルイジアナ感があります。ヴァン・モリソンのCrazy Loveではエアロン・ネヴィルのようなこぶしも。筋肉隆々なKotezさんとの組み合わせは実に良い塩梅ですね。
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それにしても、3月のオールドスコットは先日の近藤房之助、今回のKOTEZ&YANCY、来月早々には佐藤タイジのソロと、なんとも豪華な面々がライブを行う凄いスポットになりつつあるのですが、ビル自体が解体されるという事で、何とも勿体ないわけですが、やり手で男前の社長がいるので、その辺は全く問題ないのでしょう。ビルの解体がいつになるか詳しくは聞いていないのですが、当分の間は目が離せない場所になりそうです。
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# by zhimuqing | 2017-03-28 00:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

慌ててゲットする!

日曜の午前中に帰国して、深夜便であまり眠れなかったので一寝入りして、昼過ぎに起きてご飯を食べて次にやることはと言えば、レコード屋へゴー!なのですね。何をそんなに大慌てしているかと言えば、言わずもがな、です。出張中に発売されていたOndatrópicaの新作をゲットしなくては落ち着いていられないてなもんです。

あまり人には言っていなかったのですが、クァンティックことウィル・ホランドの全盛期は2011~12年だったのかな?と正直思っていたのですね。≪Magnetica≫も≪1000 Watts≫も≪ウエスタン・トランシエント≫、どのアルバムもアヴェレージを軽く超えていたし、14年の嵐の中での壮絶にて楽しすぎるライブも最高だったし、その優れたミュージシャンシップと審美眼には1000ワットの信頼を置いていることに変わりはない訳ですが、コロンビアのレジェンドから少し距離を置いて(いるように見えたのだ)、個人作業をメインにしたこの1,2年の音からは11~12年頃の音に感じられた優雅なファンクネスやしぶとさが薄れているような気がしていたのですね。
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ジャケもそんなに好みではなかったし。

そんな中で昨年の秋冬に発売予定だったのに延期され、突然先週発売されたOndatrópicaの2作目、今後を占ううえでかなりドキドキものだったわけですが、さすがはウィル・ホランド、私の完全な杞憂だったようです。17年度ベスト10は確実、どころか、3月21日時点では文句なしの№1かと。

参加しているメンツは実は前作とは結構違っていて、半分以上の人が入れ替わっていますね。ウィルソン・ヴィヴェロス、ニディア・ゴンゴーラ、フレディ・コロラドのいつも3人に、ミチ・サルミエントやペドロ・オヘーダ等は変わらないものの、アルフレッド・リナレスやフルコ、フェルナンド・シルヴァの名前は見当たりませんね。ということで、ブエナヴィスタのコロンビア版と言われた前作とは少し毛色が違うと言ったほうがいいかもしれませんね。
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B+によるインナーの写真は相変わらず超絶いい感じ!

とにもかくにもオープニングからの4連発(=A面)がかっこよすぎます。もう、クァンティックに私が求めてやまない音。優雅でいてタフ、柔らかいのに筋肉質。コロンビアのレジェンドと活きの良い若手を集めてコロンビアの粋を突き詰めた前作に比べると、バリエーションはより広め。より汎アフリカ的というかアフロビートやレゲエのこれまた粋の部分をこっそりとコロンビアの音の中に融かしこんでいるのは、キュレーターとして圧倒的に優れているウィル・ホランドならでは、の技ですね。

それにしても冒頭4曲の流れ、ごった煮具合は完璧。ラテン、ファンク、アフロビートなドラム、フォルクローレ云々。アフロビートな“Hummingbird”の直後に始まる“De Mar A Mar”でのニディア・ゴンゴーラの歌の素晴らしいこと。(作曲もニディア!)そうそう、前作と違いドラムセットを使っている曲が多いのだけど、私が敬愛するウィルスン・ヴィヴェロス師のドラムがまずは最高です。完全にクァンティックになくてはならないミュージシャンですよね (音的にもキャラ的にも) 。
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アルバムのレコーディングはコロンビアのプロビデンシア島とボゴタで行われたとのこと。クレジットを眺めていると、どうやらボゴタでDIY的な録音を済ませたのち、ベテラン勢を中心に島でのセッションに出かけた模様。それは今の都市部の音楽と古き良き伝統が残る汎アフリカな音楽両方を視野に収めた作戦なのだと思いますが、正直言うと圧倒的に良いのはプロビデンシア・セッションのほう。ま、私が求めている音の志向からいうと、当然そうなりますよね。

ドラムはヴィヴェロスとペドロ・オヘーダが半々ぐらい?ハードは手数が多めの曲はオヘーダの出番ですが、さすがにかっこいいっす。ベースは共同制作者のマリオ・ガレアーノがほぼすべて担当していますが、前作よりももっとイケイケ度合いが強く、好みが分かれるかもしれませんね。私としては、フェルナンド・シルヴァのベースも聴きたかったかも。クァンティックの声ともいえるニディア・ゴンゴーラのリードは1曲のみで、少なすぎる!と一瞬思ったのですが、冷静に考えるとクァンティックと作ったソロアルバムが再来月発売なので、出番が少ないのは仕方ありませんな。随所に入るスライドギターもかっちょいいです。

初めに聴いた時は、中盤以降出てくるハードなクラブノリの曲がもう一つ流れを削いでいる感じを受けていたのですが、何回も聴き続けている間に少し慣れてきたかな。でも良し悪しは別としても、“Estar Contigo”や“Come Back Again”、 “Trustin´”、“Bogota”の4曲は他のアルバムにまとめたほうが良かったような。がしかし、そこで聴けるウィル・ホランドのまろやかなリズムギターは最高だったりするのでタチ?が悪い。
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ということで、現時点では今年度の最高傑作のアルバム。年間通してもトップ3は堅いでしょう。ウィル・ホランド、まだまだいけますね!余力残しています。まだ入手していない人は一日でも早く買ったほうが良い。ですが、クァンティックの良さはライブにあることを知ってしまった私としては、まだまだ足りません。5月にニディアのアルバムが出てもおそらくまだ足りません。毎度毎度で申し訳ないですが、オンダトロピカでの来日、これを何とかして実現してほしいのですよね。
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# by zhimuqing | 2017-03-22 08:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

もっともっと精進しなきゃ

先日のモヤーン氏上京の折のセッションの録音が到着。
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モヤーンとサンディーの初対面でもあったわけですが、聴き直してみると私以外の皆さん、凄い演奏ぶりで驚くばかり。プリーチャー、サンディー、モヤーンの3人は本当に凄いっす。スタジオでいきなり出来た曲なので、もちろん粗削りどころか大いにガシャガシャしておりますが、大コーフンで楽しんでいる空気は伝わるのではないかと。ライブがやりたくなりますね。
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# by zhimuqing | 2017-03-22 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

共謀罪の対象となる277の罪

東京新聞に掲載。
21日の閣議で決定が予定されている「テロ等準罪」。
成立したら、今後「違法」になる内容のリスト。
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なんでもありやんけ。
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# by zhimuqing | 2017-03-21 21:58 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)