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太古の精霊を掘り起こしたのか?

本当に凄いものでした。
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98年発表の“The Miseducation of Lauryn Hill”は
ドゥーワップまで遡る豊潤な水脈の粋とヒップホップとの
架け橋を見事に架けたうえでグッと凝縮したもので、
輝かしい未来はヒルが握っていると当時誰もが思ったものです。
あれから18年、活動しているのか休んでいるのか、
はたまたゴシップ誌をただ賑わせているのか、
よく分からなくなっていたローリン・ヒル。
18年後に浮上した姿はとんでもなく進化あるいは深化を
遂げたものでした。

ドゥーワップどころか、ブルースの根っこの下の下を
ずっと掘り進めるうちに、地下で眠っていた大昔の精霊を
呼び起こしたかのような。
アフロ・スピリチュアルというのが一番しっくり来るかな。
でも片仮名で書かれた上っ面なものでなく、
もっと平仮名的というか、土着な何かを濃厚に感じさせるもの。
掘り進めるうちに西アフリカ由来の精霊に突き当たったのだろうけど、
十字路にいるレグヴァではなく、オシュンでしょう、あの姿は。
川の女神。富と出産、女性の美を司る色っぽい女神。
と同時に、自己の出自、ライムを紡ぐMCとしての矜持も
おろそかにしていないこともビシビシ伝わってきたのが嬉しい。

例えば、単にアフロビートを取り入れてみました、というのとは
100億光年ぐらい離れていますね。
DNAの中にある西アフリカ成分を増幅して
体の細胞全体から発散している感じ。
何気ない節回しに強烈な西アフリカの響きがあるし、
コーラスを含め強烈にハチロクを感じさせる。
(過去の大ヒット曲をやるときに特にそれを感じました)
バンドの揺れが足りないときはハンドクラップで手を叩いて
リズムのノリをたちどころに修正するし、
随所随所で各メンバーの細かいキューを出しまくる。
その殺気に満ちた姿。

バンドは決して下手なわけではなく、相当な手練れ揃いなのだけど、
おそらくは脳内で流れる音をその場で再現したくなる体質なのでしょう。
インプロヴァイゼーションをステージ全体で出てくる音で
表現したいのかもしれない。
コーラスまで随時指示を出しますからね。
ベースは一音間違えただけで、物凄く睨まれますからね。
逆に言うと、その溢れ出るイメージをメンバーが解釈し
独自に発展させるのはあまり好きではないのか?
あるいはイメージをまだ共有するまでに至っていないのか?

この辺は選び抜かれたバンドメンバーとのコンビネーションを
信じて疑わないようなディアンジェロとはかなり違う部分かと。
まあ、ディアンジェロの周りを固めるプレイヤーは別格ですからね。
その辺の完璧超人と今のローリン・ヒルがじっくり組んでみると
出てくる音は更に凄いことになること間違いないでしょうけど。
クリス・デイヴ+ピノ+シャーキーのヴァンガード勢や
ンデゲオチェロとかチャーリー・ハンター、フュンジンスキーとか
カマシ・ワシントンとかサンダーキャット周辺ミュージシャンとか。
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上にも書きましたが、ハンドクラップ等で気合を入れると、
いとも簡単に音の密度が濃くなり、ギアもガンガン上がるのは、
おそらく全盛期のJBとかフェラ・クティの直系かと。
歌も絶好調、フロウも最高、本当に凄い場所に辿り着いたのだな、と
凡人は遥か下界からただただ見上げるのみ。
ローリン、可愛い!と歓声をあげにきた普段濃厚音楽に
関係なさそうなライトなお客さんも
むさくるしいオッサン(ン、私の事か?)も引き込みまくる。

ルーズにもタイトにも自在にファンクを決めるディアンジェロとも
ギリギリと鍛え上げてシャープなショーを決めるマックスウェルとも
宇宙の果てまで突き進むバドゥとも、また違う個性。
ステージを見る喜びとしてはそれぞれまた異なる喜びがありますが、
スリルという部分では一番なのではないかと。
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ステージ構成も完璧でしょう。
代表曲で初めて、2枚目のアンプラグドでの曲を中心に進める前半。
アコギをもって座った時にはしっとり歌い上げるのかと思いきや、
ここでの西アフリカのグルーヴが細胞からにじみ出てくる爆裂演奏で
聴き手を完全に悶絶させる。
そうそう、アコギの演奏が実にシャープなことにも驚きました。

で、一息つかせるかのように“Ex-Factor”。
なんですが、自己の深化に合わせて曲のアレンジも完全に変わっていて、
更に悶絶させつつ、その後は“Final Hour”、“Lost Ones”の2連発。
で、類稀なるMCとしての自分を誇示するかのようなフージーズ3連発。
“How Many Mics”、“Fugee La”、“Ready or Not”。
その昔、オルタナティブなヒップホップ、MCではなく、
あくまでも自分は正統なMCなのだ、とインタビューに答えていたのを
思い出したのは私だけではないでしょう。
で、とどめを刺すかのような、オリジナルに比べ濃度100倍の
“Killing Me Softly”。

私は正直この時点でもう大満足。
1時間以上経っていたので、あとはソロ曲やってエンディングかな?と
思っていたのですが、ここからが全く予想外の展開。
多分会場にいた人はみんなびっくりしたと思うのですが、
まずはシャーデー2連発。
ナイジェリアとシャーデーは縁があるとはいえ驚きました。
“Your Love is King”をやった時点で興奮しましたが
さらに“Sweetest Taboo”が来るとは思いませんでしたね。
シャーデーの音楽が奥深くに秘めているアフロな心意気を
見事に表出させるローリン・ヒル。
思わずお会いしたこともないですが、絶対に会場にいるはずの
STRONGER THAN PARADISEのAbeja Mariposaさんが
狂喜している姿を想像しました。
(ブログ拝見したら、やっぱり会場にいたようですね)

更にその後はスティーヴィーの名曲“Jammin’”。
ローリン・ヒルがプロデュースしたメアリーJの名曲は
そういえば全盛期スティーヴィーの空気感が満載だったことを
思い出しつつ(というか、しょっちゅう聴いています)、
続いて今度はボブ・マーリー3連発。
“Turn Your Lights Down Low”、“Is This Love”と来て、
“Could You be Loved”。
(出だしにつまづいて、ギタリスト怒られないか心配だったけど)
この辺の演奏がまた素晴らしく、100%ピュアなレゲエではなく、
今演っている音楽のぐっと寄せた演奏で、こちらの気分は更に高揚。
で、続くのが必殺の名曲、ただし大幅改定の“To Zion”。

これで終わるかなと思わせておいて、お次は昨年出した
ニーナ・シモンのトリビュートから3曲。
一気にブルージーに迫ってくる。
で、最後はみんな大好き“Doo Wop (That Thing)”で締める。
1枚目の代表曲→2枚目→代表曲→MCとしての自分→
影響を受けたアーティスト→義理の父→最新作→最大のヒット曲。
完璧な流れでしょう。
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実はステージ上のPAの返しがあまり聞こえなかった模様で、
ドラムやハモンドの音を上げろとしきりに指示しまくること1時間。
集中力に欠けていたかもしれないコンディションの悪い中での
あのパフォーマンス。まったく信じられないですね。
あっという間に2時間、26曲。
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もちろん、ライブもまた観たいが、今この瞬間は
あの衝撃をじっくり自分の中で消化したいという思いの方が強いかも。
とりあえず私が望みたいのは、完全な新作の制作ですね。
厳選したミュージシャンとの綿密なリハを重ねたうえでの録音。
なかなか完成しないかもしれませんが、絶対に作る価値がある。
絶対に未曾有の名作になるはず。
というか、作らないと人類の損失かと。
たとえばケンドリック・ラマーがジャズのメンツと目指しているものとも
遠いようでかなり近いものになるはず。
ただしアフロ濃度は遥かに濃厚なものになるでしょうけど。
まあ、とにかく素晴らしかったということで。
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追伸1
バンドが登場するまでのDJタイムの長いこと長いこと。
何となく嫌な予感はしたのですが、19時開演後、1時間強続くのは
苦痛でしかない。
DJも初めは熱心に煽っていたのですが、客はみんなだれるだれる。
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これはかなりだれている場面。

あれ、やるほうも辛い、というか針の筵でしょうね。
40分経った時点で曲をつなぐこともなくなり、
1曲かけてはすそにはけるという、やる気のない有様。
選曲も悪かった。
初めこそ、黄金時代のヒップホップの連打で盛り上がりましたが、
後半はただただアッパーなEDMもどきの曲。
耳と足が疲れるだけ。
ま、その我慢も素晴らしい演奏で報われたわけですが。

追伸2
ベースのお兄さんは今を時めくNBAのウォリアーズの
クレイ・トンプソンに激似。
ただし体重は4倍ぐらいありそうでしたけどね。
PAのせいか低音の残響がしつこくて、大変そうでしたが、
やはり凄腕でした。ま、当たり前か。
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by zhimuqing | 2016-10-29 02:24 | Funkentelechy | Comments(0)

ATCQそしてティップ

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by zhimuqing | 2016-10-28 12:22 | Funkentelechy | Comments(0)

16-17開幕!

NBAが昨日から開幕。
とはいえ、サクラメント・キングスは今日が初日なので、
今日が本当の開幕ですね。
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で、開幕戦はフェニックス・サンズ。
開始早々デマーカス・カズンズがファウル2個貰った時には
どうなることやらと思いましたが、結果は113-94!
見事初戦勝利ですね。

勝率を見てみましょう。
・・・100%!
ウェスタン・カンファレンスでの順位は?
・・・1位
もしかして今シーズンは、ゆ、優勝か?

ちなみにキングスの所属するウェスタン・カンファレンス、
ブックメーカーによるオッズを見てみましょう。

ゴールデンステイト・ウォリアーズ 1.40倍
サンアントニオ・スパーズ 6.00倍
ロサンゼルス・クリッパーズ 15.00倍
オクラホマシティ・サンダー 21.00倍
ミネソタ・ティンバーウルブズ 34.00倍
ユタ・ジャズ 34.00倍
ニューオーリンズ・ペリカンズ 51.00倍
ヒューストン・ロケッツ 51.00倍
メンフィス・グリズリーズ 51.00倍
ダラス・マーベリックス 67.00倍
ポートランド・トレイルブレイザーズ 67.00倍
デンバー・ナゲッツ 101.00倍
ロサンゼルス・レイカーズ 101.00倍

サクラメント・キングス151.00倍
フェニックス・サンズ 251.00倍

151倍、超大穴ですね。
これより下のチームは今日勝ったサンズしかないではないか!

でも昨年に比べると、チーム全員がしっかりゲームに出ているし、
しかも2,3人の選手の数字が集中していることもない。
昨年のようにノーガード戦法でもない。
相手が本調子ではなかったとはいえ、
しっかり相手の得点を抑えて、点を取る。
なかなかいい感じなのでは?
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マット・バーンズ、よく戻ってきてくれた!

新ヘッドコーチのデビッド・イェイガーは守備に定評のあるコーチ。
グリズリーズを立て直した実績もあるし、今年こそは!と思うのですね。
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by zhimuqing | 2016-10-27 14:27 | All The Kings Men | Comments(0)

82年積み重ねた煌めきと揺らめきと

ジョアン・ドナートが今年出したアルバム“Donato Elétrico”は
今年屈指の名作ですね。
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ドナートの過去のアルバムはほぼ外れ無し、というより
ほぼ全て名作の誉れが高いアルバムだし、
70年代末に雲隠れするまでのドナートが参加したアルバムは
それだけでも全て買いと言っても間違いない訳ですが、
98年頃に復活してマルセロD2等とライブやったりしていましたが、
このアルバムはさらに突き抜けている感あります。

1934年8月17日生まれのドナートは御年82歳ですよ!
デビュー67年!、 1stアルバムの“Cha Dançante”から60年!!
想像を絶しますね。
歳をとればとるほど、格好良くなる人が多いブラジルとはいえ、
これは驚異的というしかないでしょう。
生まれがアマゾン最深部、アクレ州というのが関係しているのか?
(関係していると思いたい!)

バックバンドを務めるが私が密かに注目しているビシーガ・セタンタ。
アフロビートを中心に、ラテンやファンクなどをごちゃ混ぜにした音。
こう書くと、今世紀に入って(=フェラ・クティの死後)に
山ほど出てきたバンドの音に近いように思えるかもしれませんが、
そこで、主役のドナートの鍵盤裁きが光るわけです。

揺らめきの達人として有名なのはダニー・ハザウェイですが、
ドナートの鍵盤の煌めきと揺らめきはちょっと他にはないタイプ。
ソロももちろんですが、個人的にはリズムを切っている時が
真価を発揮すると思うのですね。(というか分かりやすい)
最初期の演奏を聴いても他のブラジル人とも違う揺らぎがあり、
50年早かったヒップホップの始祖というか、
Jディラの祖先というか、そんな感じも受けますね。
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見よ!この名盤の数々!

ボサノヴァの最初期に関わっていただけでなく、
その後アメリカに渡り、ラテン界に突撃。
それもティト・プエンテ楽団やモンゴ・サンタマリア楽団!
モンゴのアルバムではピアノを担当していますが、
プエンテ62年の名盤“Vaya Puente”にもクレジットされていますが、
なんと担当はトロンボーン。
実はあまり知られていないのだが、
ドナートはトロンボーンの名手でもありますね。
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プエンテのこのアルバムはやはり傑作だなと
最近改めて感じております。
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この時期のモンゴに外れ無し。

この辺の経験がオリジナリティーの育成につながったのでしょうが、
凄いと思うのは、その揺らぎを82歳になった今でもしっかりと
キープ出来ていること。
アフロビートをベースにラテンやファンク、ヒップヒップを
ごちゃ混ぜにしたビシーガ70をバックにしても
飄々と自分の世界に巻き込んでしまう様は
カンフー映画に出てくる伝説の達人のお爺さんのごとし。
ドナートの重なる鍵盤の気持ちよさに身を委ねるのみ。
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アフロビート系の新進バンドの曲は本質的に淡泊なことが多く
どうしても濃厚な声が欲しくなることが多いのですが、
そんな不満は当然のように皆無。
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ジャケの色合いも好みです、はい。

曲調のバラエティの多さも特筆すべき点です。
純正アフロビートから始まり、同じDNAを持つ世界を巡る旅路。
アイデアはビシーガ70から来た可能性が高いですが、
それもドナートの存在あってこそ。
それにしても驚異の82歳ですね。
なんとか元気なうちにもう1回日本に来てほしいものです。
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by zhimuqing | 2016-10-25 19:41 | A Felicidade | Comments(0)

ヴードゥーこぶた

怒涛の空飛ぶロータス、無事に終了。
いいお店、いいごはん、いいお客さんがいれば、
演奏なんて二の次ばい!てなことはありませんが、
なかなか楽しい夜でした。
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演奏自体は割とリラックスしてできたのかな、と。
曲をそれぞれ見ると、いろいろ不備な点や要改善点もありますが、
密かな新機軸もあり、その辺は今後もしっかりと推し進めていかないと。
そうそう、なんといってもドクトル・サンディーの加入がデカい。
お客さんの評判も高く、それだけでも私なんか嬉しくなってしまいます。
ソロでもバッキングでも溢れ出てくるイマジネーションが
ヴォーロンの宇宙船のようですね。
どんどんバンドに馴染んでいくのですが、
一方でいかにこの若い才能にバンドがしっかりとアジャスト出来るか、
そこが今後の課題であるような気もしています。
マシーノが某国から帰ってきたあとの更なる化学変化を
密かに楽しみにもしております。
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新たな試みとして忘れてはいけないのが、
そう、マジシャン、ササピュータ?の登場(搭乗でも可)ですね。
ミスターPがどこぞから捕まえてきたこれまた若き名手。
実は私は目の前で手品を見るというのは初めてで、
手先がスーパー不器用な私としては、
それこそ魔術にしか見えないわけですが、
2弾3弾と重ね打ちするその技に感服いたしました。
手品師(というか魔術師と言いたい)の登場は
いよいよメディシン・ショー方面への展開が膨らみ、
これも今後何とかしたいものであります。
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それにしても「空飛ぶこぶたや」ですよ。
ご飯がやっぱり美味しくて、それだけでも幸せな気分ですが、
マスターの永尾さんの隅々まで行き届いた心配りに感服です。
やり散らかして去って行く我々としては心が洗われるようです。
料理は勿論、全てに人柄というものは現れてくるもんだな、と。

ライブ始める前からガツガツ注文するメンバーのせいで、
名物の焼き豚足はなんと開場前に売り切れに。
わざわざお越しいただいたお客様の皆様、大変申し訳ない。
というか、私の分すら売り切れてしまったという。
次回開催の噂(正式決定ではありませんが)もありますが、
次回も皆様が来場する前に全部食べ尽くします!

ということで、次回11月27日は聖地、高円寺Jirokichi。
詳細は追って告知しますが、またまたゲスト登場との噂も。
実に楽しみですね!

VOODOO LOTUS
下北沢 空飛ぶこぶたや 2016年10月23日 (日)

VOODOO LOTUS are

Kendrix - Lead Vox, Flute, Trombone
Mr. P the Chef - Hypeman, MC, Dancer, Percussions, BG Vox
Preacher – Guitar
Dr. Sandee – Keyboards, Melodica
Ladies Love Cool Bon - Drums, BG Vox
Magonosheen - Bass, BG Vox
Masheeno - Spiritual Forces

Acoustic Set
1. Sign‘O’the Times ~ Soul Power
(Prince / James Brown cover)
2. I Wish (Stevie Wonder cover)
3. Don’t Think, Feel
4. Adore (Prince cover)
5. 1999 ~ Let’s Go Crazy (Prince cover)
6. Thriller (Michael Jackson Cover)
7. Here Comes Voodoo Lotus (Reprise)

Electric Set
1. Here Comes VOODOO LOTUS
2. パンツ
3. D Jam ~ インコ
4. いまさら
5. 光る糸
6. 蛹の間
7. ピンクのお尻
8. タイクキョーシ
9. Here Comes VOODODO LOTUS (Reprise)
Enc. Sometimes It Snows in April (Prince Cover)
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by zhimuqing | 2016-10-24 01:28 | Funkentelechy | Comments(0)

今度の日曜はこぶたや!

本日帰国するので、現在バンコクの空港なのですが、
微笑みの国タイですが、スワンナプーム空港のトランジットの
手荷物チェックのスタッフは押しなべて態度劣悪。
15年以上前の中国よりも感じ悪くて、毎度のこととはいえ
驚きばかりです。(他が良いだけにね)

さて、今度の日曜は遂に下北沢でライブですよ。
現時点で体調不十分、練習不十分な今日この頃、
知力、演奏力はもとより望めないわけで
果たしてどうなるか分かりませんが、
常に進化し続けたい!という思いだけは溢れているわけで、
新加入のドクトル・サンディーの衣装がお披露目(予定)だったり、
ヴードゥーと言えばこれも欠かせない魔術師が登場予定だったりと
憧れのメディシンショーを目指し、色々仕込んでおりますよ。
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ま、演奏の方はおいといて(おいといたらダメなんだけど)、
今回は会場が下北沢の「空飛ぶこぶたや」
ご飯はとりあえず全部おいしいですからね。
それだけでも下北沢に足を延ばす価値があるてなもんだ!
チケット代は取りませんので、お店の美味しいものを
いろいろ頼んでくださいませ。

ということで、お暇な方もそうでない方も
是非とも今度の日曜日は下北沢まで是非とも!

10月23日(日) 下北沢 空飛ぶこぶたや
開場:18時 開演:19時

VOODOO LOTUS

Kendrix - Lead Vox, Flute, Trombone
Mr. P the Chef - Hypeman, MC, Dancer, Percussions, BG Vox
Preacher – Guitar
Dr. Sandee – Keyboards, Melodica
Ladies Love Cool Bon - Drums, BG Vox
Magonosheen - Bass, BG Vox
Masheeno - Spiritual Forces
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以前行った在タイのメキシコ人のお店
私が借りているアパートの近くに越してきました。
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可愛いネコ達は見当たらなかったものの、
しぶいブーガルーは爆音でかかっているのは◎。
バターンとかカコとかロエーナとかボビーとか。
前世紀!の上海のあるお店でファンカデリックがかかっていたのに並ぶ興奮。
これはメキシコ人と仲良くならねばと思い、話しかけたところ、
ネットに接続しているだけで、よく知らないんだ、お前詳しいな!とのことで、
ちょっぴりがっくり。でもまあ、そんなもんだよね。
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by zhimuqing | 2016-10-20 11:30 | Funkentelechy | Comments(0)

続編に期待!

タイの田舎の町で、ダウンこそしていないものの、
なんだかヘロヘロになっている今日この頃です。

王様逝去で色々活動停止になるかと思いきや、
意外に日常の生活は普通のままで、
よく考えると、そりゃそうだよねと思いつつ、
でも話を聞くと家でテレビ見て泣いている人も多いようで、
私もマイケルやプリンスの時は涙したものだし、
それもそうだよねと納得してみたりも。

こんな時は映画を見て元気を出すしかない!と、
近所のCD屋?DVD屋でインディペンデンス・デイの2作目を
安価で(一昔前の中国程、安くはないですが)入手。
まあ何か罠があるかのようなB級で、これはむしろ壮大なコメディ映画だな、と。
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その昔(20年前なんですね!)、ID4を観に行ったつもりが、
間違えてマーズ・アタックを見てしまった私としては、
これはこれであり!かもしれんと思うと同時に、
ちょっと前に観たジュラシック・ワールドも含め、
アメリカの底力?を思い知らされた格好に。
(ちなみにマーズ・アタックは大好きです、はい)
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女王蜂はなぜ宇宙船から出てきたのか?とか、
謎の球体つながりで更なるコメディーに繋がる予感がプンプン!とか、
資源を狙うのになぜわざわざ地球なんだとか、
そういう突っ込みをしたり顔で入れれば入れるほど、
観ている方の負けになるわけですが、
前作と違い、あのデカい宇宙船のインパクトが薄れてしまっているのは
とても残念なところですね。

とはいえ、見どころはしっかりと用意されていますね。
これは賛否両論というか、何となく最近のご時世では
非の方が多いことが予想できるのですが、
楊穎(アンジェラベイビー)の出演に尽きるでしょう。泰山の麓もぼろいマッサージ屋でマッサージを受けている時に
そのお姿をテレビで観て衝撃を受けて早ウン年。
まさかここで出会うとは思っておりませんでしたよ。
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日本での反応は大体わかりますよ。
なんだ、ハリウッド、中国に媚びたのか?とか、
あの役は意味があったのか?とか、
まあそんな反応がネットに蔓延っていることは
想像に難くありませんが、そんなことはどうでもいいんです!
宇宙飛行士姿の楊穎、話の筋にはほとんど絡まなくても
そこにいるだけでいいではないか!
変にストーリーに絡まれるよりも、ね。
ヒロインよりかわいいし。
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それはともかく、私にとって最大の見どころは
何といっても、ヌニエン・ヌン博士!
じゃなかった、オーキン博士が再登場したことですね。
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データがシミターの爆発に巻き込まれて死んだ日から15年、
マッド・サイエンティストを演じるローアじゃなかった、
ブレント・スパイナーを観ることが出来るだけで、
満足してしまうのは私だけでしょうか?
絶妙な演技ですよ、やっぱり。
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ということで、SFコメディーとしては傑作(でしょ?)のこの映画、
私が大いに期待するのはですね、更なる続編ですよ。
謎の球体からつながる宇宙の防衛隊?のようなものの話、
これ、そのまま続けるとこちらの想像を絶するシリーズに、
スターシップ・トゥルーパーズの続編にも勝てるどころか
ゴールデンラズベリー賞の常連になれるかもしれないほどの
ポテンシャルを秘めていると思うのですが、どうでしょう?
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こちらはコンビニで見つけた咳止め。
流石に買う勇気はないっす。
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by zhimuqing | 2016-10-19 01:08 | Starship Troopers | Comments(0)

黒白ピンク

タイに来ているこのタイミングで国王逝去。
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今回の出張の目的はもちろん仕事ではあるのですが、
こちらの知人の結婚式に参列する予定もあったのですね。
さすがに結婚式は12月に延期とのこと。

タイの人は純粋というか素直に国王を崇拝している人がほとんど。
国として喪に服すようですね。

・公務員は1年間黒い服を着用すること
・レストランでの飲酒は当面禁止
・祝い事やパーティーも当面禁止

工場の稼働についてはよく分からないのだけど、
なにせ在位70年の王様なので、皆さんよく分からないようですね。
バンコクと田舎の方での温度差も随分ありそうですし。

それよりもタイの人と「日本語で」話していていると、
やはり次の国王のことが話題になっていますね。
今の話では、国民に大人気の王女ではなく、
軍との仲が良い皇太子、とのことですが、
黒白ピンク、一時の某国の蜃気楼総理に並ぶほどの疑惑を抱えた王様というのは
このネットの発達した時代に果たしてどうなることやら。
ま、暗愚という意味では、王様ではないですが壷三は軽く凌駕するわけで、
タイの心配よりも先に自国の心配をしたら?と言われかねないわけですが。

...
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by zhimuqing | 2016-10-14 14:20 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

タイ航空、快挙です

タイ航空、快挙ですよ。
機内で映画を観ようと思い、座席のポケットのパンフ?を
ぼんやり見ている時にふと目に飛び込んだ文字。

The Prince of Paisley Park

プリンス・オブ・ペルシャとかそんなものかと思って
危うく見過ごすところでしたよ。

これはBBCが91年に作成した伝説のドキュメンタリー、
イギリス版のタイトルはずばり『Prince Rogers Nelson』、
アメリカで放送されたときは『The Prince of Paisley Park』、
微妙に放送された内容が違うことがマニアの間で知られている(はず)。
今回のはどちらかは分かりませんが、おそらくイギリス版かと。
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ここから孫引きどころか夜叉孫引きされた映像も多くあるほど、
かなり貴重な映像が多いドキュメンタリーの鏡なのですが、
まさかの機内放映。まさに快挙と言ってよいでしょう。
ビートに抱かれてのバスタブシーンから始まるドキュメンタリーを機内で。
何とヒップな試み!
そういえば、タイ航空はイメージカラーが紫のようだし、
秘めたるシンパシーがあるのかもしれませんね。
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ツアーやリハの映像が随所に出てくるのですが、
当たり前のことながらプリンスサイドから入手している映像なので、
機内プログラムなのに、音も映像も良い。
(もちろんブートで入手すること自体は可能なものですが)
パープルレイン・ツアーやラブセクシー・ツアーだけでなく、
NUDEツアー@東京ドーム、NPGでの91年のリハもある。
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謎の「人間」@ズボンの横。
この辺はジョジョで完全に認知されたと言っても良かろう。

有名なマイルスとの大晦日ペイズリーパークでの共演、
ロン・ウッドがクラウドギターを弾く場面もある。
こんな映像を機内で流れるとは!
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この辺はいまやネットで観ることが出来ますね
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私の好きな場面もばっちり。
マイルスにキス(の真似)をしようとするプリンス。
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ロン・ウッドと。曲はMiss UじゃなかったMiss You

嬉しいのはインタビューのメンツがなかなかいいこと。
プリンスの最初期のマネージャーのオーウェン・ハスニー、
この人は外せないアラン・リーズ、その弟のエリック・リーズ、
私の大好きなリーヴァイ・シーザー・ジュニア、
メイヴィス・ステイプルス、
驚きのセント・ポールにイングリッド・シャベイズ
そして忘れてはいけないシーラ・E。
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この数年後に仲たがいしてしまうリーヴァイ。
今はどうしているのでしょう?

91年当時なので、プリンスのプロデュース作も当然話題に。
アポロニアやヴァニティー、ザ・ファミリーにジル・ジョーンズ、
イングリッド・シャベイズのPVは初めて見ましたよ。
まあ、どうってことはない訳ですけどね。
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音楽的にはどうってことはないのだけど、
歌詞のきわどさは相当なもの。
これが機内で流れるとは。
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そういう意味では服をいきなり脱いでいくこの映像も。

プリンス逝去後に堰を切ったようにブートのライブが
一般のCD屋に出回っていますが、
私が欲しいのは正規での発売なんですね。
前から言っているようにパレードとラブセクシーのツアーの映像化、
これだけは本当にお願いしたいところです。
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そうそう、お気づきのように、嬉しくなり盛り上がった私。
スマホで写真をたくさん撮っていたのですが、
今思うと相当変すぎる、考えようによっては不思議な光景ですね。
随所にスマホを構える私の手が心霊写真的に。
いや、この場合はホーリーゴーストか!

それはともかく、流石に天下のBBC!
ドキュメンタリーは本当に良く出来ている。
ラストはThe Radderの弾き語りでしっかり締めるあたり、
プリンスのことを本当に好きな人達が愛情をもって作っているのが分かり、
こちらまで嬉しくなってしまいます。
まさにドキュメンタリーの鏡です!
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この時期のシーラEは無敵なのだ
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by zhimuqing | 2016-10-12 06:28 | Funkentelechy | Comments(0)

天性の華、ですね

アルトン・エリスを偲ぶRocksteady Night。
カールトン&ザ・シューズというかカールトン・マニングと
アルトンの息子クリストファーが来日し、
バックを務めるのはMATT SOUNDSと来ると
絶対はずれはない!ということでクアトロまで。
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MATT SOUNDSの凄さは先日のライブで十分に分かっていたのですが、
やっぱり一発目に出てくる音から立ち込める匂いが凄い。
現行のバンドであの音、あの濃度を出せるバンドは殆どいないのでは?と
思うのですが、どうでしょう。
ちなみに今回はベーシストが違う人だったのですが、
これまた甲乙つけがたい程の腕達者。
世の中には凄腕が随分といるもんですね。

一発目のゲストは高名なこだま和文。
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恥ずかしながら初めて見たのですが、
繊細な音色なのに殺気成分の含有率が高いトランペット。
初めてオーガスタス・パブロを聴いた時のことを思い出しました。
もっともっと聴いてみたい、ということで、
可及的速やかにライブを観に行かないといかんな、という感じです。
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もう一人のゲスト(ギタリスト)は演奏を単品で聴くと
面白いフレーズを色々と弾いていて凄腕だと分かるのですが、
バンドとの組み合わせというか、音の重なりという点で
しっくり来ていないように感じましたね。
リズムをギリギリとタイトに磨き上げているMATT SOUNDS、
特にギターの2本はこれ以上ない絶妙なバランスを取っているので、
そこにもう主張の強いギターをもう1本入れる余地がなかったのかと。
(インストものだったら良かったのでしょうが、歌ものの時だったしね)

1938年生まれのカールトン・マニングは思っていた以上に元気で、
曲中になかなか達者なダンスを披露してくれて、
観てる方は笑顔になってしまう。
なによりもクールに着飾ったその姿を拝見できただけでも儲けもの。
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見た目がデコボコなコーラス隊との対比も面白い。

歌に往年の切れがないのは確かですが、38年生まれですからね。
ですが、逆にMATT SOUNDSの歌伴の絶妙さもよく分かるし、
このまま元気に活動してもらえれば、サンバの古豪のような
昔にはなかった味わいが加味されてくるのでは?とも感じました。

ということで、ここまで正直歌よりもバンドの演奏に集中していたことは
否めない私なわけですが、最後に出てきたクリストファー・エリス!
驚いた!というより、やられましたね。
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クァンティックの最新作でも1曲フューチャーされていましたが、
正直そこまで印象に残っていなかったし、
あんなにいいシンガー、パフォーマーだとは思っていませんでしたから。
当然アルトン・エリスの大名曲ばかりを歌うわけですから、
しかもバックの演奏が絶品だから、ということを
加味しなくてはいけないのでしょうけど、
出てきた時の解放感が違います。

持って生まれた天性の華なのでしょう。
もうね、出てきた瞬間にステージというか、会場全体が明るくなる感じ。
溌剌、明朗、陽性、ひたむき、晴れやか、いちず、ぴちぴち、
30代半ばのはずですが、20代前半にしか見えない。
もうね、友人にしたい歌手№1という感じですよ。
マニング大先輩をきちんと立てることも忘れない。
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生で聴く声質も素晴らしいし、フレージングも絶妙。
あえて崩す部分、あえて残す部分、あえて軽く流す場所、力む場所。
偉大な親父とはまた違う個性。でもほんの一つまみの苦みも添えて。
キュートなルックス、人懐っこさも抜群。
会場の女性陣の黄色い歓声もたっぷり、客いじりも好調。
多分、生でしか分からない魅力ですね。
いいものを観せてもらいました。
MATT SOUNDSとがっぷり四つに組んだアルバムが聴いてみたいぞ!
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クァンティックとのこの曲、当然かなりいい曲なのだけど、
生で見るクリストファー・エリスはこの100倍はいいと思う。
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by zhimuqing | 2016-10-11 23:28 | Open the gate | Comments(0)