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長寿と繁栄を!

そんなこんなであっという間に過ぎた2014年、
年々時が経つのが早くなるのは生物の性とはいえ
今年はことに早かった感じもありますね。
政治的には最悪だったこの一年ですが、
でもまあ、私生活は充実していたかもしれません。
ブログを書く量も例年より少なくなってしまったかも。

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ということで、まずは毎年恒例の音楽年間ベスト10からですね。
もったいぶってもアレなんで、頭から発表!
もちろん全て14年発売の新譜から。

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①D'ANGELO AND THE VANGUARD ≪BLACK MESSIAH≫

これはもう決まりですね。皆さんの予想通りです。
VOODOOを超えている超えていないの論争はありますが、
個人的にはあの大傑作と完全に並び立つ名盤だと思います。
言っていれば、ウェイラーズの"Catch A Fire″と"Burnin'”ぐらい、
あるいはプエンテの"Dance Mania”と"Cuban Carnival”ぐらいの差しかない、と。
歌やリズムのかっこよさ、ギターのかっとび具合、曲の並び、ジャケ写から
音色の深さ、Dからのメッセージ、発売のタイミングに至るまで全方位的に大傑作。
来年2月のLPも楽しみですが、ここに触発された音が
世界各地からどのように出てくるか、そこが最大の楽しみでしょう。
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②坂本慎太郎 ≪ナマで踊ろう≫
Dさんの新譜が突然出るまで年間1位が確定していたアルバム。
音とメッセージに完全に打ちのめされて、過去のアルバムも色々漁りましたが、
この人は最新作が最高傑作なんですね。
普段音楽を聴かない職場のS氏まで魅了する音楽性、
残念ながら今の世情に一致してしまう歌詞。
捻りのこめ方とストレートな切り口のバランス感覚も見事。
ロボットのシングルも愛聴しました。新作はいつになるのかな?
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③GILBERTO GIL ≪GILBERTOS SAMBA≫
一音一音に込められた魂の密度では上の2作に勝るとも劣らない
ジルベルト・ジルの最新作にも心躍らされました。
限りなく深みと含みがある音楽。
実はシンプルなバックに色々な仕掛けがあるのだ。
ブラジルのミュージシャンは歳を取れば取るほど、
無敵に近づいていくのは一体どういう秘密があるのでしょう。
年末に出たライブ盤(DVDとCD)はまだ購入できていませんが、
まずはマストなブツであることは間違いないでしょう。
それにしても円安のせいで異様に高くなったブラジル盤(泣)。
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④KEM ≪PROMISE TO LOVE≫
感動の来日公演から1年半を経て遂に出た4枚目にて10年殺しの名作。
安定の4枚目ですが、この歌と演奏が実はどれだけ凄いかは
なかなかプレイヤーでも分からないのではないでしょうか?
発売直後の向こうとこちらの盛り上がり度合いの落差も安定ですが、
なんとか日本でもう一度見たいので、みんな買ってね。
来年は他のベテランのプロデュースにも期待しています。
でもデラックス版のあの曲は正直不要だったので、通常盤で問題なし。
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⑤PHARREL WILLIAMS ≪GIRL≫
ブログでは触れなかったアルバム。今年の大ヒット作ですね。
今年のシングルということでは、個人的にトップ3に入る"HAPPY”は
なんといってもPVが楽しくて何回も観てしまいました。
他の曲も微妙に小技が利かせてあって、発見が多いアルバムですね。
この音で全盛期のマイケルが歌っていればという思いも無きにしも非ずですが、
無いものねだりしてもしようがない。
裏ジャケのGIRLSが微妙に可愛くないのにも何故か好感を持つ私。
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⑥SEUN KUTI + EGYPT80 ≪A LONG WAY TO THE BEGINNING≫
父の作ったアフロビートを伝承しつつ、それを更に拡張していこうという意思が
ロバート・グラスパーとの邂逅を経て、今後更に広がって行きそうな予感を。
ディアンジェロの新作を聞いて、この人がどういう反応するか?が目下の楽しみ。
まだまだ伸びしろがあるし、やけくそなパワーがあるのもいい!
次はグラスパーつながりでンデゲオチェロとの共闘を期待したいんだけど、
難しいですかね?
あの素晴らしかったライブ、また観たいなぁ。
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⑦ORLANDO JULIUS WITH THE HELIOCENTRICS ≪JAIYEDE AFRO≫
内容的には、シェウン・クティと甲乙付けがたいオーランド・ジュリウス。
音色や空気感ではこちらのほうが好みかもしれない。
Dの新作を聞いていなければ、もっと上位に食い込んだかも。
改めて聴きなおすと、ややかっちりしすぎている感もあるけど、
それでも1年に1枚出るか出ないかというアルバムであるますね。
JBのカバーにも燃えました!
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⑧QUANTIC ≪MAGNETICA≫
14年度のライブで最高だったのはクァンティックですね。
アルバム自体はウィル・ホランドの頭の音をストレートに出していて、
あまりにも素晴らしかった近作4枚に比べると、
バンドでのグルーヴに欠けている感もありますが、
ライブで観て、なるほどと思った曲も多く、改めて見直している次第。
それにしても、ニディア・ゴンゴーラ!
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⑨FLYING LOTUS ≪YOU'RE DEAD≫
音の密度や勢いでは圧倒的、サンダーキャットも弾きまくり、
今聴かずにいつ聴くのだ?というアルバム。
各方面から絶賛の嵐もよく理解できる旬な音。
再来年も聞いているかというと、疑問符も残りますが。
ケンドリック・ラマーやスヌープをフューチャーした曲には燃えました。
歌モノに特化したアルバムが聴いてみたいぞ!
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⑩SMOKEY ROBINSON ≪SMOKEY & FRIENDS≫
カバー曲集、全曲有名ゲストとのデュエットのアルバムを選ぶのもどうかと思うけど、
スモーキーの歌唱の凄み、ゲストの力を引き出す、そしてゲストを選ばない曲の良さ、
そういった様々なものを魅せたアルバムであったと思いますね。
でも、スモーキーはまだまだ現役なんで、まだまだいい曲書けるはずだし、
まだまだ期待していまっせ!
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なんだか、世間一般のベストとあまり変わり映えしないリストですが、
それだけスバ抜けているものがあったということなのでしょう。
14年発売のものでまだ聴いていない(というか、間に合わなかった)ものでは、
ファンカデリックの3枚組、フェイス・エヴァンス、アール・ヴォイキンスですね。
いずれも安く買おうとして、手元に届いていないもの。
この辺は多分ベスト5を脅かすことは無いにしても、10枚には入ってきそうかな。

CDが売れない中、ゲリノミクスのせいで輸入CDの単価まで上がり、
アマゾンやHMV等の通販屋の在庫数も少なくなったのか品切れになることが多く、
一旦品切れになると、なかなか入荷しないし、
また発売日前に予約しても発売日に発送されないものも多く、
音楽を聴く環境はどんどん悪化しているように思いますね。

そんな中、ディアンジェロや坂本慎太郎のように、内容を伴ったものが話題になり、
世間一般まで浸透はしていないにしろ、しっかり売れているのは頼もしい限りで、
来年も話題性と内容が伴ったものが発売されることを期待したいところです。

個人的には、LPをしっかり聞ける環境を整えたのが大きいかったかな。
片面に納められている曲というか時間が限られているので、
しっかり音に向き合えたような気がします。
またデトロイトものを中心に60年代ノーザンソウルの泥沼に踏み込んで、
シングルを買い集める代わりに、編集盤のCDをかなり聴きました
多分一番良く聴いたのはスティーヴ・マンチャですけどね。
来年はシカゴの軽みのある音ももう少し聴き込んでいきたいっす。
あとは、エリントンかな、一生懸命聴きこんでみたいのは。

映像に関しては、特に自分で買い集めることはありませんでしたが、
友人諸兄にお借りした映像に燃えるものが多かった。
火炎放射器のようなカークに火をつけられ、ファイブ・ハートビーツに涙し、
スウェットのホテルに納得し、ヴォーグの美しさに魅せられ、
79年のPファンクの凄みに圧倒されました。

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ライブでは台風の中、感動の初来日公演を決行したクァンティックが一番。
特にニディア・ゴンゴーラのオーラ、ヴィヴェロース叔父貴のラテン体質に感動。
短かったが素晴らしかったエリカ・バドゥは早く新作を出してほしい。
新作がもう一つだったのが残念だったべネイは、しかしステージでは
ソウルマナーをトコトン見せ付けてくれて素晴らしかったです。バンドも良かったし。
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本に関しては、やはりカズオ・イシグロを発見したのが圧倒的ですね。
サル化する人間等の科学系の本も面白かったし、
マスターキートンの復活にも感涙しました。
宮部みゆきの素晴らしさも例年通り。
スペースシャワーブックスにも感謝。
JBの評論集も良かったですが、特に押野素子の禁断の英語塾に尽きます。
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舞台はWASABEATSに尽きますね。
満身創痍の中、ブラザGは良く頑張った。不肖の兄には過ぎた弟だ。
来年の舞台も楽しみにしています。
あとは腹がよじれるほど笑った「吉良ですけど何か」でしょうか。
美術展関係にはほとんど行けていませんが、漫☆個展とティム・バートン展かな。
似ても似つかない両者だけど、パッションの度合いとしてはそう離れていない。
どちらにもものすごく刺激を受けました。
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ボビー・ウーマックの残してくれた音楽はソロはもちろん、
共演や裏方関連も含め、世界の遺産として残るもの。
ガルシア・マルケスの作品は本を読む人類にとっての福音。
年末のキューバとアメリカの接近の話を聞くと、どう思ったのだろうか?
菅原文太の最後の年月の生き様も素晴らしさ。
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悲しいことも正直あった個人的な生活ですが、
もちろん周りの皆様の支えのおかげで助かりました。

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Voodoo Lotusの面々、あんたらはみんな最高です!
特にわざわざ上京してきたミスターPにはどれだけ感謝しても足りないですね。
来年はいきなり初っ端からフルスロットルなのだ!

私を待たせ続ける人々へ。
モヤーン氏、ディアンジェロも14年経って復活したのだし、
貴殿もそろそろ復活するころではないでしょうか?
ノヴードゥー氏、そろそろ戻ってきましょうよ?
ロンマク氏、四の五の言わず、早くギターを買いましょう。

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58 Special の皆さん、今年も楽しかったです。
万全でないことが多かったとはいえ、それも醍醐味だということで。
新橋軍団の皆さん、色々な意味で共闘?が成功です。
来年もよろしくお願いします。

hide兄さん、色々お世話になりました。来年は遊びに来てください。
Dさん、職場転勤で疎遠になりましたが、ネタ掘り勝負、来年こそ勝ちます。
森田さん、来年こそは何か形にしたいっすね。

ブラザGにはこちらから注文するようなことは何もないな。期待してます。
大きな声ではいえないが、鶉雛さんは資料をナントカしよう。
その傍らに佇む人は持ち前の楽観主義を強化すること。
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レイとヨウは私の心の支え。ありがとう。
ヨメさんは温かく見守ってくれてありがとう。

来年早々にでも今の政権がつぶれて再起不能になりますように。
カーティスやザッパやレノンやアレサやディランやディアンジェロやマイルスや
カークや清志郎やスティーヴィーやマーリーやフェラやカエターノを聴く人だったら、
誰もが分かってくれるはず。

あと、ここに書ききれなかった人々も皆さん、ありがとうございました。
今年は例年に増して大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします!
それでは良いお年を!長寿と繁栄を!
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by zhimuqing | 2014-12-31 00:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(2)

43回目

そんなことで43回目の生誕記念日でありますが、
今日の我が家のケーキは最高でした!
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これはどう我慢しても食べすぎてしまうなぁ。

さて、昨年度のこの日にはなんとかしてチャック・ジャクスンの渋さをゲットすべし!と
意気込んでいたのですが、まったくそういう渋みをゲットすることもかなわず、
やはり40代の男たるもの、目指すべきはビズ・マーキーだな、と。
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40は不惑だそうですが、相変わらず迷いまくり。
でも、それがイイのだ!
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by zhimuqing | 2014-12-28 22:27 | Dawn 'n' Shine | Comments(2)

天才の業ははかりしれない

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フィードバック音、スライドしてスラップでオクターブ、ハンドクラップ、リンドラム。
"Ain't That Easy”の冒頭30秒で勝負があったとするのが妥当でしょうね。
しかも続く"1000 Deaths”への連続波状攻撃。
ギラギラと黒光りするアダマンチウム合金の音塊だけで出来ているような
この新作はまったく素晴らしいとしかいいようがない。
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00年代最高のアルバムだった前作≪Voodoo≫から14年、
待望のアルバムではあるのだけど、では、その≪Voodoo≫を骨の髄まで
私はしゃぶり尽くせたのか?というと、実はそんなことはなく、
2014年12月の現時点でも聴くたびに新しい発見があるのですね。
まあ、水面から図り知れない深さを存分に味わうだけの時間を
この男は与えていたのだ、ということなのでしょう。
それにしても、このタイミング、この音、タイトルが≪Black Messiah≫、
天才の業はやはり底知れない。
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12曲からなる新作≪Black Messiah≫、実は事前に音源が流出したり、
向こうでのライブ音源がちょくちょくネットで出回ったりしていたので、
うち6曲は既に耳にすることが出来ていたもの。
元々はアルバム≪James River≫として準備されていたもの。
(「新曲」で収録されなかったものも複数あるというか、70曲あるらしい)
なので、先にネットで配信された時(CD発売まで我慢したのだ)に
曲目見たときには、正直期待しすぎてはいかん、と思っていたのですが、
それを軽々上回る、うれしすぎる誤算。

ネイション・オブ・ムスリムのカリド・アブドゥル・ムハンマドの演説と
クエストラヴ(ですよね)のドラムを重ねた"1000 Deaths"でのファンク度の急上昇、
頭に弦を重ねた"Really Love”も手持ちの流出音源とはあまり変わっていないのに、
感情の深みが猛烈に深まっているし、この変貌ぶりには本当に驚きました。
音を流出させたクエストラブが当時Dから怒られたというのも良く分かります(笑)。
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楽器の重ね方、演奏の充実度、豊潤な音塊といった差もあるのだけど、
何より歌自体の強度、Dが重ねたコーラスを含め、そこが大きく違う。
そういう意味でもまずはヴォーカル・アルバムなのでしょうね。

教会発デトロイト・ソウル経由でPファンクが濃縮させた声の精霊成分、
実は後発のファンク・グループの多くが真似できなかった部分なのですが、
それを自己のスタイルとしてきっちり落とし込んだのはプリンス。
そのプリンスのスタイルをもう一度教会で培養したというか、
むしろ教会の精霊に食べさせたといったほうがいいのかな、
そういう筋肉のしなりを感じさせる歌が実に素晴らしい。

しかも声を発する際の喉の圧縮力(これは殿下を大きく上回る)、
そして緊張と弛緩を自在に操るめくるめくテクニックでもって、
抜群の駆動力を誇る演奏と巧みに駆け引きを繰り広げるのだから、
これはもうアンギラスの運動能力を兼ね備えたキングギドラが
広げた羽で獲物を包み込むようなもので、何を言っているか分かりませんが、
まあ、それぐらい凄いということで、近年のR&Bの音に不満を覚える人々の
快哉を呼んでいるのもまったく良く理解出来るわけですね。
(もちろん私もその一人です)
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≪Voodoo≫はソウルトロニックス、チャーリー・ハンター、サディーク、
そしてほぼD単独の実は4つのセッションから出来ていて、
微妙な色合いの差があったのだが、今回はあまり色合いの差は感じないかな。
あくまでも今のところは、ですけどね。
復活以降、一緒にツアーをやってきたメンバー中心の音作りかな、と。
バンド名もテスティモニーから知らないうちにヴァンガードに変わっていて、
アルバムの参加メンバーは明記してあるけど、曲ごとのクレジットが不明確なのが
これまた世界各国のフリークをもやもやさせていることでしょう。(もちろん私も)

肝になっているのは間違いなくピノ・パラディーノのベース。
スライの好きそうなアクセントをつけたフレージングなんだけど、
MPC由来のリズムのズレが生むグルーヴ感覚を再現するかのようなタイム感が
さらに研ぎ澄まされて、本当に聴きモノ。
同時にレゲエやダブのタイム感にも近づくのが面白い。
もちろんD自身が弾いているベース、たとえばM2、もしかしたらM8も?、との
比較も面白いですね。
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ドラムはクエストラブとクリス・デイヴ、ジェイムズ・ギャドソン!の豪華3枚だけど、
ビックリのギャドスンは私の知っているギャドスンのドラミングとやや印象が違うけど、
クレジットがある"Sugah Daddy”では噂ではキックだけ生音で、
パッドを後から重ねているとの噂で、納得ですね。
この曲でのパラディーノとのコンビネーションは素晴らしい。

音色やタイム感からクリス・デイヴは"Prayer”とか"Till It's Done”かな?と思いますが、
先ほどのサンプリングのズレを更に進化させた、複数の音源をサンプリングした時の
ポリリズム感を再現したかのようなドラミングが凄い。
ロバート・グラスパーとの演奏の時よりも好みかな。
前作のチャーリー・ハンターとの曲を思い出す浮遊感のあるトラックは
多分クエストラブの様な気がする。
ロイ・ハーグローブのまろみを帯びたホーンがまたそういう印象を強めます。
また、各地でカバーする人が出そうだけど、これまた相当難易度が高そうだ。
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一番私が知りたいのはギター陣のクレジットですね。
D、ジェシー・ジョンソン、故スパンキー、アイザイア・シャーキー、マーク・ハモンド。
チキン・スクラッチする"Sugah Daddy”は前作の実績?でD、
オハイオ・プレイヤーズのD解釈のような"Another Life"での星屑煌めくギターは
スパンキーかと思うのだけど、アイザイア・シャーキーかも。
"The Door”でスチールギターを弾いているのは誰なのか?
浮遊感満点の"Betray My Heart”で弾いているのは?
急転直下してくねりまくる"Prayer”での面白いギターは?
個人的には"Ain't ・・・"での壊れたギターはディアンジェロ本人であってほしいかな。
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アイザイア・シャーキーには結構期待している!

というわけで、23日に購入して以来、ずっと聴き続けているわけですが、
毎度冒頭の2連発でやられ、最後の"Another Life”で満足して、
またリピートしてしまうという、恐ろしいほどの習慣性があるアルバム。
冬休みに入る今のタイミングで助かりました。
黒い芳香が漂う音のかっこよさもまた格別。
流石はラッセル・エレヴァード!
2月のアナログ発売がまったく待ち遠しい!
このレベルのものを出してくれるのだったら、また10年待ってもいいけど、
出来たらそれは勘弁ね。
この音の進化していく先が見たくてたまらないのでね。
噂ではDさん、拡大版も予定しているそう。
でも、その辺はあまり期待しすぎないようにしましょう。

☆☆☆☆☆☆☆☆ (☆5個で満点)

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ブラック・メサイア”は、アルバムに付けるものとしては、とんでもないタイトルだ。
容易に誤解を招くであろうし、多くの人は宗教的な事を想像するだろう。
人によっては俺が自分自身を“ブラック・メサイア=黒い救世主”と呼んでいるものと
決めつけるかもしれない。
だが、俺にとってこのタイトルは俺達みんなについての事を意味しているんだ。
それはこの世界全体についての事でもあるし、俺達みんなが目指すことのできる考え方を
示すものでもあるんだ。
俺達は皆、“ブラック・メサイア”になれるように志すべきなんだ。

それは、“ファーガソン”や“エジプト”や“ウォール街を占拠せよ”その他、
これ以上我慢がしがたい状況に対して変化を求めるべく決起している
全ての場所の全ての人々についての事なんだ。
それは一人のカリスマ性のあるリーダーを称賛するということではなくて、
大勢のそういった人々を讃えるということなんだ。
このアルバムの全曲が政治的メッセージ色の強いものではないけれど
(多くの曲がそうではあるけれども)、このアルバムを“ブラック・メサイア”と呼ぶことが
これらの曲が一番しっくりくる風景を作りだしている。
“ブラック・メサイア”は一人の人を示すものではない。
それはまとめると、俺達みんながそのリーダーなんだという感覚を示すものなんだ。


オキュパイ・ウォール・ストリートに触れてくれているのが
なんだか猛烈に嬉しい私。
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by zhimuqing | 2014-12-27 03:09 | Funkentelechy | Comments(0)

Ahh, the name is JB!

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by zhimuqing | 2014-12-26 00:00 | Funkentelechy | Comments(0)

特訓をしばし

ディアンジェロの新作発売で居ても立っても居られないということで、
ケンドリックス君が登場!

CD聴いたり、バンドの曲の展開や歌詞について話し合ったりしつつ、
年明けのレコーディングに向けて、フルートの特訓をしばし。
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なぜか身の危険も感じるので、多くは語れませんが、
色々と某地域での標準語にて基礎を叩きこまれていた模様。
難しすぎて、私は怖いので、近寄っていませんが、漏れ聞こえる様子は

並行宇宙を感じて吹かなあかんで!!並行宇宙ってなんですか?
あんた、スタートレックも見てへんのか?並行宇宙ってのは・・・(以下略)
で、アーチャーとトゥポルが・・・(中略)
だから、並行宇宙を感じて吹かんと、どないして自分の中の宇宙と対話すんねん?
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仁王立ちにて厳しく懇切丁寧に指導
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あかんあかん、そのフィンガリング!
古代ゴンドワナが感じられへんっ!!
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隙を見て、ATCQ模様に塗り替えようとする7歳女児。
でもそれは水性ペンだぞ!
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by zhimuqing | 2014-12-23 23:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

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嬉しいなったら嬉しいな。
近くのお店にはまだ入荷していなかったので、
都内某所まで息子と一緒に遠征!
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あまりの興奮に手も震えるってなもんだ。

到着直後の段ボールが片付いていない状態、棚に並べるのを邪魔しつつ、
素早くゲット!
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聴く前からすでに名盤の芳香(咆哮でも可)が漂って来る。
ブックレットの香り、良し!(輸入盤ならではのインクのにおいね)
盤面の艶、良し!
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後は中身を確認するのみ!
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by zhimuqing | 2014-12-23 13:44 | Funkentelechy | Comments(0)

中庸の美

英ケントから再発されたボー・カークランド&ルース・デイヴィス、
数年前に再発されていたと思うのだが、最近全く見なくなっていたので、
大変ありがたいリイッシューですね。
しかも当時所属していたクラリッジのシングルも6曲加えるという、
まさにケントならではのお仕事、素晴らしい。
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70年代屈指の男女デュオとして知られるアルバムですが、
ここで展開されるのはどちらかというと中庸の美。
キラキラッに輝くタミー・テレルとマーヴィン・ゲイのデュオ、
ああいう甘みと旨みと気品と凄み、そして苦味という全方位的に
研ぎ澄まされた音、超高級店のフルコースのような音を
期待してはいけません。
あくまでも定食屋での安心できる定番の料理のほうです。

とはいえ、この定番の普通に聴きやすい、というのは、
するりと耳に入ってくる喉越し(耳越し、ですな)とは裏腹に
歌い手もバックも曲作りもかなりの実力がないと出来ないもの。
必要以上にスリリングな節回し、華麗でドラマティックな展開、
そういうものはここにはあまり含まれていないし、
どちらかというと垢抜けないといったほうがいい音ですが、
聴きこめば聴きこむほど、しぶとい音楽性に唸らされるのだ。
そういう意味では、グループとしてのシャーデーからオサレ成分を抜いて、
人懐っこさと田舎っぽさを大幅に増量した感じといえば分かるかな?
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まあ、この写真を見てフルコースを期待する人は
失礼ながらあまりいないかな。
でも、人の良さは滲み出ていますね。
良い友達になれそうな感じ。


時代背景もあり、やや甘めの少しいなたいディスコっぽい音作りですが、
バックの音、特にドラムやベースはいい音で録られていて、
大音量にして聞けば聞くほど、気持ち良くなるという特性がありますね。
イギリスのクラブシーンで人気だというのも頷けます。
ライナーはまだ読み込めていないけど、参加ミュージシャンも気になります。
最近、一気に再発されたCBSの70年代後半のアーバンなソウル、
例えばZZヒルとかタイロン・デイヴィスとか、その辺の音がとみに
気持ち良く感じている私には、非常にいい感じです。

マーヴィン&タミーをまだ聴いていない人、持っていない人には
そちらを先に入手することを勧めますが、この冬の時期に
ほっこりしたい人には買って損はしないですよ、ということで。
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こちらはボー・カークランドakaマイク・ジェイムズ・カークランドのソロ。
本名のマイク・ジェイムズをボーに変えたのは、マイケルと似ていると思ったためだそう。
間違える人はいないと思うけどね。
中身は残念ながら私は未聴。
でも出来自体はデュオ盤のほうがいいらしいです、はい。
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こちらは言わずと知れた世界最高峰のデュオ。
二人の歌も凄いが、ファンクブラザーズの演奏、アシュフォード&シンプソンの曲、
ハーヴィー・フークワとジョニー・ブリストルのプロデュース、
どの切り口からみても完璧だ。異論は認めません。
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個人的には80年代最高はこの二人かな、アレックスとシェレール。
デュオ・アルバムを発売しなかったことは本当に勿体ない。
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適当な画像がないが、パティ・ラベルとウーマックの組み合わせも最高だ!
万人向けではないですけどね。
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by zhimuqing | 2014-12-22 23:28 | Funkentelechy | Comments(2)

そのパンチ力、スペンサーの如し

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生姜味のキャンディー数あれど、
辛味と旨みのパンチの効き具合とコンビネーションから言って、
この商品を超えるものを私はまだ知りませんね。
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言ってみれば、世にある他の生姜味のキャンディーを
アーサー・コンリーとかパーシー・スレッジとした場合、
こいつはスペンサー・ウィギンズに相当すると言ってもいいでしょう。
あるいは、コモドアーズとかアースに対するJBとも。
もちろん「Sweat Soul Music」も「男が女を…」も楽しいけど、
爆発力と説得力と破壊力では圧倒的に違いがあると言うことね。
唯一の問題はお店でなかなか見つからないことですが、
その辺もレア盤や廃盤を探す楽しみに通じるところがあり、
その価値や魅力が深まることはあれ、逆になることはないのだ。
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原材料が水飴と砂糖と生姜とメイプルシロップだけなのも潔くていいね。
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by zhimuqing | 2014-12-21 21:51 | Hot Barbeque | Comments(0)

秘密の会合

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年明け早々のレコーディングに向けて鋭意驀進中のVoodoo Lotusですが、
本日スタジオでの練習に合わせて秘密の会合が!
敏腕にして美形のデザイナーM嬢との邂逅。
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いわゆるフィッティングですね。
相変わらず驚異のスピード!
まだ完成形でないらしい(私には9割がた完成に見えたけど)ので、チラ見せですが、
好き放題こちらが希望を伝えまくったリクエストのはるか上空を
軽々とクリアーしてしまうのは、これまた相変わらず凄いとしか言いようがない!
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初お目見えは来年1月もしくは3月になるのかな?
うーむ、自分用でもう1着欲しくなってくるなぁ。
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by zhimuqing | 2014-12-20 01:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)

久々に良いニュース!

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カストロがアメリカ合州国の地を踏めば、
カストロの伝説が完結する。
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オバマも良く決断した。さて次は?
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by zhimuqing | 2014-12-19 23:28 | Change! | Comments(0)