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単純な私はすぐ盛り上がるのだ

普段は全くテレビを見ないのだが、出張に来ていると、
やっぱりテレビを観てしまうのだ。
そんな訳で一昨日の夜のNHK、これは凄かった。
衆院の強行採決の中継をおそらく官邸と打ち合わせて、わざと放送しない等、
ここ数年、非常に政治的になっているNHKだけど、
やはりスタッフの大半は良心的な人が多いのだと思いたい。

まずは20時から放送していたNBAの試合が最高に面白く、
ブルックリン・ネッツとトロント・ラプターズ。
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このシーンには興奮した!

まあ、どちらも普段応援していないのだが、
ジェイZ絡みのネッツはジェイソン・キッドがヘッドコーチだし、
ガーネットとピアースの大型補強をしてみたりと、
何となく応援したくないので、ラプターズを応援。
エースの名前はルディ・ゲイ、まあ姓がゲイとなると、
これはマーヴィンの親戚の様なものだし、応援するしかない!
4Qで一時15点ぐらい離されていたのだが、一気に追いついて、
観ている方も手に汗をかいて応援していたのだが、
最後のシュートが決まらず、あえなく敗戦。
でも、キングスじゃないので、意外に平気な私。
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昨日のフィールドゴールはいまいちだったが、キングスに欲しい逸材だなぁ。嗚呼。

で、その後は、宇宙チャンネルという番組で、
ハレー彗星に挑んだ世界各国の研究者のドキュメンタリー
「彗星大接近 発信!ハレー艦隊」
東西冷戦のさなか、ハレー彗星の観測を行うために、
ソ連とアメリカとヨーロッパ(と一応日本も)の科学者が協力して、
政治の枠組みを超えて、ハレー彗星の謎に迫るというドキュメンタリー。

探査機を次々に打ち上げて、その情報を共有していくという計画自体に興奮。
もっと考えさせられるのが、政治の枠組みを軽々と越えていこうとする
科学者たちの熱い志。
最近の不穏な情勢(マスコミが多分に煽っているものだと思うが)や
原発に代表される、過信と慢心と傲慢な姿勢で色々問題が起きている現状を
省みつつ、人類の未来に希望を感じさせる、良質のドキュメンタリー、素晴らしい。
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ハレー彗星に向かって各国の探査機が次々と協力して向かって行く図に
興奮しない人とは友達になれないと思うぞ!

で、12時からは春の放送を見逃していたヴィンセント・パターソンの
ドキュメンタリー「影の男 ~マイケル・ジャクソンが認めた振付師」
スウェーデンの作品ですね。
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マイケルとの交流だけでも十分すぎるほど大興奮する内容だが、
シルク・ドゥ・ソレイユやマドンナのツアーの振り付けのシーンが
輪をかけて面白い。
ビョークやラース・フォン・トリアーの才能に対する嫉妬の告白や
スポットライトを浴びることが無い自分の仕事に対する思い入れや熱意、
これまた大興奮の連続でテレビに見入ってしまったのでありますね。
惜しむらくは出張中だったので、録画し忘れてしまったこと。
これだけは完全に大失敗だ。
それにしても、シルク・ドゥ・ソレイユのあの舞台の凄さは
筆舌に尽くしがたい。
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若かりし頃のパターソンさん、みんな知ってますよね。

で、ここで、寝ようとすると、「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
佐藤オオキが出ているではないか?
くそう、今夜は寝かせないぞ!ってやつか?
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番組の取材中に取り組んでいた箸のデザインの素晴らしさにも驚いたが、
イタリアのカッペリーニに認めてもらうために、
椅子のデザインの10以上のアイデアを毎月自費で提案し続けた逸話、
そしてカッペリーニの言葉に単純な私はいたく感銘を受けるのですね。
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才能は重要だ。だが、仕事をする上で情熱はもっと大事だ。

もちろん本人の言葉にも、これまた単純な私は、オウ!と膝を打つのでありました。

デザインの持つ力に限りはあるけれど、自分に期待されているのであれば、
それはすべて答えていきたい。
頑張ってジャンプして、10㎝しか跳べないっていうクライアントがいて、
なんとしても11㎝跳ぼうとしているという姿を目の当たりにすると、
なんとか15㎝とか20㎝、場合によっては30㎝くらい跳ばせてあげることが
出来ないかなって思うのが自分の原動力です。


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これも紹介してほしかった!
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by zhimuqing | 2013-11-30 01:28 | Hot Barbeque | Comments(0)

ライドォン!

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参院 即時無効!
最高裁がへっぴり腰になりまくっている一方で、
広島高裁岡山支部はよくやった!
片野悟好、歴史に名を刻んだ!
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投票価値の平等は最も基本的な憲法の要請

Right On!

全有権者数の三分の一強の投票で選挙区選出議員の過半数を選出できるのであって、
(中略)投票価値の不平等さははなはだ顕著である


That's Right!

この選挙の効力について

仮に47選挙区すべてが無効になったとしても、
10年の選挙で選ばれた議員や比例代表選出議員で参議院の活動は可能。
投票価値の平等に著しく反する状態が長く続くことに比べ、選挙無効による弊害が
大きいとはいえない


Power to the PEOPLE!
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by zhimuqing | 2013-11-30 00:28 | Change! | Comments(0)

これは圧巻だ!

昼休みに職場で私とソウル談義を繰り広げるソウルマニアのディグ氏、
私が正体を見破って以来、CD等の貸し借りをしているのだが、
先日「なぜかダブっていたので、これはあげるよ」と渡されたCD、
これが相当凄いっっ!
数年前にCD化されたThe Balladsの≪The Gift Of Love≫。
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甘茶ソウル好きの人が推奨するグループ、しかもレアなブツというのは、
レアなだけで内容が伴っていないものがとても多いので
個人的にはあまり信用していないので、このバラッズもスルーしていたのだが、
これは全く認識違いでした。バラッズ、素晴らしい!
歌、曲、演奏の三位一体、全て粒揃いで、なかなか見当たらないレベル。

バラッズのCDはどちらもPヴァインから2枚出ていて、
70年代のシングルを集めた≪Confessing the feeling≫も
凄いものらしく、これまたマストなブツのようだが、
この≪Gift…≫は68年の幻のアルバム+60年代のシングルを合わせたもの。
個人的に60年代のソウルにお熱を上げている今、
私にはこっちがバッチリ来る感じです、はい。

69年のアルバムは作曲者を見ると、ミッキー・スティーブンスや
クラレンス・ポール、ウィリー・ハッチ、リオン・ウェアという名前が並び、
錚々たるメンバーというか、これはモータウン西海岸のスタッフそのまま。
モータウン曲をカバーしている3曲を入れると、
このメンツの曲が全12曲中9曲を占めているし、
ほぼモータウンに近い演奏を展開するバックもこの流れだと
レッキング・クルー(アール・パーマーやキャロル・ケイ)が担当していそう。
まあ、ほぼモータウンものといってもいいのではないでしょうか?
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ヴォーカル陣も実力派揃いで、リードを取っている人は多分3人いる。
デイヴィッド・ラフィン-のような声のバリトンがいて、
流石にあそこまでの味わいの深さはないものの、ラフでタフで美しい。
それにしても当時のラフィンの影響力の大きさに驚きますね。
一回このラフィン系を集めたCDを作ってみようかな。
一曲だけ歌うテナーのリードもなかなかの実力派だが、
このグループにいると、少し押しが弱い感じ。(でも悪くない)

が、しかし本当に凄いのは、メインでリードを取るレス・パーマー。
漲る筋力を感じさせる張りのある喉だが、かすかに混じる燻した様な風味が、
他で得がたい味があって、実に素晴らしい。
破綻一歩手前のところまでギリギリと攻めつつも、
芳醇な味わいを損なわない。
高音でスクリームを決めるところはG.C.キャメロンを髣髴とさせるが、
もう少し安定感がある感じかな。
(なんだかウイスキーの表現のようだ。hisonusさんにコメント貰うべきか?)
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こちらは70年代の曲を集めた≪Confessing・・・≫。
どの人がどの声なんだろう?

アルバム12曲、それにシングルと未発表曲9曲の全21曲の中には
ドゥーワップの香りを残す曲、良い時のテンプスを思い出す曲、
リオン・ウェア印が早くも付いているメローな曲があるが、どれも良い。
個人的には、冒頭を飾る圧巻のM①や苦味が甘さを引き立てるM②、
タイトルナンバーのM⑦、メロウなM⑧あたりが特に好きなのですが、
ファビュラス・バラッズ名義でのシングルもやや荒っぽい演奏を含め、
味わい深く、60年代のソウル系、特にコーラス・グループのアルバムとしては、
後から加えられた曲を含め、トップクラスに入るのではないか?

既に廃盤になっているで、今回の私はかなりラッキーなのだけど、
これはキッチリとカタログに残しておくべき音楽ですね。
Pヴァインには無責任に復活させろ!とお願いするわけですが、
その前に≪Confessing the feeling≫を早く買わないといけないですね。
ということで、街で見かけたら是非とも捕獲をお勧めします!
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≪Confessing≫は元々このジャケットだったらしい。
こっちのほうがいいのに!
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by zhimuqing | 2013-11-28 23:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)

くそっ!

猪瀬直樹の疑惑の件だけど、あれは間違いなくタイミングを見計らっての
攻撃なんでしょうね。
5000万円は間違いなくアウトだと思うけど、
報道によればカネの引き渡しがあったのが昨年11月21日のことで、
今回の報道は1年後の今月22日にスタートしている。
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検察が周到な準備をしていたこともあるのだろうけど、
間違いなく国会で審議中の秘密保護法やNSC法案などの絡みで
誤魔化したいのだろう。
審議が長引けば長引くほど、ぼろが出るのは分かりきっているし。
マスコミ攻勢で都知事を退陣させることが出来ればそれで良し。
しぶとく退陣を渋ればそれはそれで良し。
その政局でテレビと新聞を振るわせることが出来れば、
治安維持法の実質的な復活である秘密保護法を復活させることが出来るし、
1月には辺野古の名護市長選挙もある。
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願うべくは捨て身になった徳田虎雄がペラペラ喋って(この場合は目で指して)、
政府の上の方まで芋づる式にゴロゴロ出て来ることなのだが、
一貫して清和会の見方だった検察は多分そこまで出来ないのではないかな。
一連の報道は間違いなく検察のリークとしか思えないので、
マスコミにはまったく期待出来そうもない。
NHKに至っては強行採決の場面すら映さなかったぐらいだし。
あとは、安倍本人も含め、周りからボロが出て来るのを待つしかないのか?
でもまあ、間違いなくこれから支持率落ちてくるだろうし、
消費税上がると更にぼろが出て来ると思うのだけど、
その頃に時すでに遅しになっていないことを望むばかりだな。
くそっ!なんとかならんのか?
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by zhimuqing | 2013-11-27 23:26 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

超短編小説

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by zhimuqing | 2013-11-25 20:52 | Blues 4 Terapin | Comments(4)

肝心のベースはおろそかになるけど。

そんなわけで、58 Special、13年度のライブ終了!
日曜日の夜、わざわざ観に来て下さった皆様、ありがとうございました。
私も楽しく演奏することが出来ました。
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まあ、このバンドはライブが始まってしまえば、
アマゾネス・シスターズが爆裂するので、確実に素晴らしいものになるのです。
バックのリズム隊はその爆裂ぶりに合わせるだけでいいので、
演奏は楽そうな感じがあるのだが、
歌を聴いていると、こちらがどんどん盛り上がってくるし、
58兄さんの絶妙なフレーズが挟み込まれて来るので
そうなると、こちらも否応なしに楽しくなってしまい、
肝心のベースがおろそかになってしまうのだ。
まったく困ったものです。

それにしても本日はマンションの組合での掃除で張り切り過ぎて
U字溝の重すぎる蓋をたくさん動かしたので、
腰が激しく痛くなってしまっており、
果たして演奏しながら踊ることが出来るかどうか不安だった訳ですが、
とりあえず、演奏はともかくとして、ステージ上で無事に踊ることは出来て、
まあ、良かったのであります、はい。

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ということで、13年度の58 Special Deluxeはこれにて打ち止め。
毎年58兄さんの考えるコンセプト?に沿って、
58兄さんとアマゾネス・シスターズの58 Specialの3人に
追加のメンバーにお呼びがかかるというスタイルなので、
来年は私がいるかどうかは分かりませんが、
参加するにせよ、参加しないにせよ、来年どういう形になるか、
今からとても楽しみですね。

ということで、関係者の皆様、色々とお疲れさまでした。
私はとても楽しかったですよん!
でも、腰が痛いのだ。明日からが心配だ!

58 Special Deluxe
2013年11月24日(日) 新橋ZZ 

58△:ギターとかスチールギターとかバンジョーとか
ランチ:歌とシャウトとお喋り
Sumie:シャウトと歌とお喋り
A太郎:ドラムとお囃子
マゴノシーン:ベイス

① Tennessee Blues
② Gimme Shelter
③ Let It Be
④ Lucile
⑤ 朝日楼
⑥ You Gotta Move
⑦ Sweat Inspiration
⑧ The Weight
⑨ Sweet Virginia


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ライブ開演前、怖くて逃げだそうとするも
恐い姐さん二人に地獄へ引き戻されるの図。
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by zhimuqing | 2013-11-24 23:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)

本物を見ると色々考えさせられる

なんでもエレキベースなのに、ウッドベースの鳴りを可能にしたという
ベースが日本に入荷したとの事で、ネットで見ると、
いかにズ太いウッドベース・サウンドを醸し出すか?とか
バンド内にてベースと言う楽器に何を求めてるのかを明確に知るものが
提案するに相応しいチョイスである
、とか
ダウンチューニングしているような音楽にもこの地を這うような
太く低いベース音はジャスト・フィットするだろう
、とか書かれると
もう居ても立ってもいられず、さっそく仕事帰りに楽器屋に行ってみたのだが。
(こういうところ、東京は便利ですね、やっぱり)
なんてことはない普通のエレアコ・ベースのような音で、
だったら今のベースの方がずっと良いということで、試奏は3分強で終了。
そんな都合の良い、凄い楽器は流石になかなか無いよね、やっぱり。

ということで、本日は日本一のブルース・マン、吾妻光良さんのライブを観に
三鷹まで足を延ばしましたよ。
随分久しぶり、多分約2年ぶりではなかろうか?
編成はトリオ+1(湯川さんのパーカッション)
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いつ観ても、ああ楽しいな凄いな楽しいなという感じで感服するのみで、
寒い季節にはほっこりと温かくもなるのも、いつもの通り。
今回はあまり聴き馴染みのない曲が多かったので、
とても新鮮だったのですが、同時に歌っている方も新鮮だった模様で、
その辺もまた大変楽しいのでありますね。
特に印象に残ったのは、大相撲ネタ第2弾?のEight Hundred Longかな。
あとは最後の曲で魅せまくった、きれまくるスライドギターだな。
七味の空き瓶を使うというのは、ジジメタル・ジャケット読んで以来です。
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それにしても、岡地さんのドラムは物凄い。
表情も物凄いし、ウメリ声も凄いけど、一音一音に込められる気合と
音量をでかくしなくても、音が大きく聴こえてくるテンション。
いやぁ、本物とはああいうものを指すのだと、つくづく痛感。
本当に凄いドラマーだ。最高だ。気持ち良すぎる。
一度あのドラムに合わせてベースを弾いてみたいと思うのと同時に、
バンドというものを色々と考えさせられるのはなんでだろう?

さて、ライブではジーン・アモンズのSweet Jennie Louを演っていたのだが、
吾妻さんがMCで、アモンズはキャブ・キャロウェイと友達だったのだから、
いい人だったに違いないのだけど、おう牧どうなんだ?、と言っていたので、
終演後、通路にいた吾妻さんにアモンズは薬で2回オツトメした人で、
シャバに戻る日にはシカゴのミュージシャンが総出でお迎えに行った、
やや強面のお人だったそうです、との情報を提供したのだが、
「でもキャブの友達だからいい人でしょ?」との吾妻さんの言葉に
いや、確かにそうに違いないと思ったのでありますね。
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7年のオツトメ直後に出されたアルバム、The Boss Is Back。
まさに親分の貫禄だ。

と、まあ、そんな訳で、全く比較にはなりませんが、
明日日曜日は私も58 Specialというバンドでライブやります。
お暇でしたら、是非新橋ZZまで。
この編成というか、私の参加は一旦これで打ち止めかな、決定じゃないけど。
九州場所も千秋楽だしね。
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2013年11月24日(日) 新橋ライブバーZZ
58 Special Deluxe 多分出番は20時頃
前売り¥2000/当日¥2500

58△:ギターとかスチールギターとかバンジョーとか
ランチ:歌とシャウトとお喋り
Sumie:シャウトと歌とお喋り
A太郎:ドラムとお囃子
マゴノシーン:ベイス


お暇な方は、前売りの手配をするので、ご一報を。
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by zhimuqing | 2013-11-24 00:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

個人的な新発見2つ

先日ブックオフで250円で売っていたドラマティックスのCD、
初期のスタックス時代の名盤の誉れ高いライブ盤ですね。
初代のリードのウィリアム・ハワード(ウィージー)時代が実質6曲、
2代目のL.J.レイノルズも2曲歌っているという、豪華極まりない布陣。
ウィージーのほうが72年、L.J.のが73年。
88年に初めて発売された時は随分話題になったそうで、
このCD聴くためにCDプレーヤー買ったマニアもいたらしいです。
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恥ずかしながら、このアルバム、実は聴くのは初めて。
ずっと聴かなければと思っていたのですけどね。
いやぁ、やっぱりドラマティックス、改めて感じ入ります。
選曲も演奏も、そしてもちろんヴォーカルのパフォーマンスも最高。
コーラス・グループのライブ盤の中では最高峰の一枚なのでは?
こういうオーソドックスなもの、どうしても後回しになってしまうけど、
やっぱりきちんと聴いておかないと勿体ないですね。

ウィージーの豪快な歌いっぷりがたっぷり聴けるだけでも満足だけど、
甘味だけでなくて旨みと渋みもあるロン・バンクスのファルセットも
ギリギリと絞り上げるようなL.J.の筋肉質な歌も全部良い。
(ちなみに情けない歌い方をする人が一人いるが、あれは誰なんだろう?)
スタックスの倉庫に埋もれていた音源を引っ張り出して
リマスターとリミックスしたものみたいだけど、
一つだけ難点を言うと、一部の曲で後からコーラスにリバーブというか、
手を入れているのが、やや邪魔くさいかな。
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ウィージー時代のドラマティックス。ガラの悪さが愛おしい!

演奏の音もとてもよく録れていて、特にドラムの音は生々しくて
臨場感に溢れているので、これも手を加えたのかと思ったりもしたのだが、
ギター以外は手を入れていない模様。
(ワイルドに弾きまくるギターは多分オーバーダブでしょう。)

実は2点ほど驚いたことがあって、まずドラマティックスと言えば、
この曲!の”Whatcha see is whatcha get”のイントロで
ファンカデリックの隠れた名曲”Hit it and quit it”が演奏されていること。
オリジナルが発表されたのが71年なんで時代的には合うし、
ドラマティックスはファンカと同じくデトロイトだし、
無名時代はリックティック何かと関係していたしで、
まあ考えてみると、色々と符合することも多いのだけど、
初期のファンカはマイナーで売れなかったというイメージが強いので、
これは結構意外な感じ。

まあ、この録音から20年以上経った後に、スヌープの録音に付き合うぐらいだし、
LJのソロアルバムにはブーチーを筆頭にPファンカーが参加しているし、
80年代にメンバーだったスティーブ・ボイドはPファンク・オールスターズに
参加するぐらいなので、ドラマティックスというグループの根っこに
こういうファンクな魂があるのでしょうけどね。
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そういう時代なのだろうけど、ファンク臭濃厚だ!

で、もう一つ驚いたのが、72年のライブでのドラマティックスのメンバーとして、
Eldridge Bryantと名前が書かれていたことですね。
この人はあれじゃないですか、「俺には牛乳配達の仕事がある」と言って、
ブレイク寸前のテンプスを辞めた人ではないですか!
(あと、ポールをビール瓶で殴ったという逸話もあったはず)
ドラマティックスにエルドリッジ(アル)・ブライアントがいたというのは
他でも全く読んだことが無かったので、これも驚きましたね。
調べてみると、75年に肝臓の病気で亡くなっているのですね、うーむ。
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左上の人ね、アルさん。薄倖の人だったんだな。

まあ、そんなこんなでドラマティックス、私がはじめて聴いたのは
多分91年の秋の今ぐらいの時期だったと思うので、
このこってりとした味わいが実にしっくり来るのですが、
意外に持っていないアルバムがあるので、これから心を入れ直し、
しっかり聴きこんでいきたいと思う次第なのであります。
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20年以上前に入手して今でも聴いている大傑作。
LJの歌いっぷりを聴いた当時高校生のGは呆然として
演歌みたいだと言ったとか言わないとか。

それにしても、この映像の旨みは物凄い。
冒頭のダンス(というか踊りと言いたい)のインパクトも凄いが、
ウィージーのガラの悪さが最高だ。
妙な色合いの衣装も含め、かっちょいい。


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by zhimuqing | 2013-11-21 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

加速度を増して親バカ度が増す私

気がつけば七五三ということで、某日我が家も写真を撮りに行った訳ですが、
あれはあれでなかなか気疲れがするもので、
終わるとただただもうグッタリと。

写真が出来あがるのは結構先だということですが、
プロのカメラマンの技と心意気、それを表に見せない配慮に脱帽した訳で、
私の父に至っては脱毛したとの噂も立っているほどでございます。

ということで、かなり早い段階から撮影に嫌気がさしていたヨウたろうは
早々と外に脱出してしまったのだが、お姉ちゃんのほうは流石にそこは女の子、
随分と楽しんでいたようで、年々親バカ丸出し度が加速度的に上がっている私としては、
良かったのではないかと思うのでありますね。
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ヨチヨチした歩き方が可愛らしいのであるが、
お父さん!ファンデーションしているので!と怒られそうな気がして、
ホッペにチューを試みる勇気が出ない私。
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撮影が終わって着替えると、ああ疲れたと一人前のお言葉を。
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ジイジとバアバと6人で早めの晩ご飯を食べた後、家に帰ると、速攻で爆睡する二人。
実は私も大鼾で横で爆睡していたのだが。
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by zhimuqing | 2013-11-18 23:59 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)

懐深いなぁ

ダニー・ハザウェイのボックスは期待以上だ。
音楽性の幅広さ、懐の深さに関して、当たり前のことだが、
同時代では大変突き抜けたミュージシャンだったのだなと、
改めて認識させられましたね。(まあ、当たり前なんですけどね)
同じレベルの人と言えば、スティーヴィーぐらいしかいないな。
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未発表曲とかボーナストラック等はどうしても残り物感が強く、
個人的には面白いものがあまり無いと思っているのだけど、
やはりハザウェイは別格ですね。
発表する側も結構選んでいることもあるのか、
今回の未発表曲はどれもレベルの高いので驚くばかり。
結構期待してはいたのだけど、流石はダニー・ハザウェイ!!と
絶賛したくなります。
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完成度は高いのだが、未発表曲だけに練り上げる直前というか、
ハザウェイならではのミックスに至る前の段階も多く、
色々な音楽から影響を受けたハザウェイの素の姿が窺い知れるのが
また面白いし、楽しくもありますね。

カントリーもジャズもソウルもブルースも全部ここにある。
豊潤な大河が一つの才能の元で混じり合う快感。
同じく極めて革新的な天才レイ・チャールズの言葉を思い出しますね。
「その音楽は私から生まれたものではない。
私より前に生きていた人々から生まれたものだ。
私よりずっと昔から生きていた人々からね。」


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一つだけ惜しいのは、残されたライブの音源が71年の物しかないところ。
ウィリー・ウィークスとデュプリーの名演には文句のつけようがないが、
トルバドールでのアップチャーチも含め、当時のバンドとしては最高峰だし、
音楽史上類を見ない名ライブ盤である事は百も承知なのだけど、
やはりね、ハザウェイとカーティス・メイフィールドの関係もあるし、
私はやっぱり当時のカーティスのバンドをバックに
幻惑のウーリッツァー使いで揺らめきと煌めきを加えながら、
歌いあげるハザウェイが聴いてみたかったのだ。
あっちのソリッドなバンドも凄いだけにね。

まあ、そんな戯言はさておき、改めて、このボックスの凄さときたら!
ディスク1でのベストの選曲(曲順も含め、完璧すぎる!)、
興奮しながら色々妄想をふくらませながら楽しく聴けるディスク2、
別テイクのインタープレイの数々に盛り上がるライブ集のディスク3、
ポップスかと思わせといて、実は漆黒にグルーヴに満ちたディスク4、
これだけ密度の濃いボックスセットというのもなかなかありませんね。
まだ買っていない人はぜひ早いうちに!
買って損はさせません!とハザウェイの威を借りて断言しますよ!
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by zhimuqing | 2013-11-18 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)