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15年ぶりの邂逅!

ということで、久しぶり(でもないか)の九州なのである。
日曜の午後に熊本に入って前泊して、現地での調査を行ったのだが、
お客さんに連れられて、晩御飯は馬刺、昼ごはんはダゴ汁ということで、
こうなってしまうと仕事に来たのか、太りに来たのか、
自分の中でまったく分からなくなってしまうのでありますね。
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亭ノ元、地元の隠れた名店らしい。
鄙びた感じが味わい深い。これが鎌倉とか箱根にあると
わざとらしいと感じるかもしれないけど。
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さて仕事を終え、お客さんとも別れて一人で博多に向かうわけですが、
私がその昔、学生時代にウルトラ・メガトンズというバンドで
大変お世話になったメガトン剛田さんと15年ぶりに邂逅!
何でも行きつけだという鉄板料理屋にて深夜まで痛飲ではないな、
私が飲まないから、でもいろいろと積もりまくる話をして楽しんだのでした。

なんでも、この鉄板 楽久平というお店のマスター?シェフも
若かりし頃、西新JA-JAに出演していたそうで、
剛田さんの顔でずいぶんよくして頂いたのであります。
ああ、実によいお店ですね。
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15年ぶりに再会したメガトン剛田、髪を切っていて
しかも15年分歳も取っているので、当時の面影はないですが、
でも会って1分後には以前の関係に。
ソウルやファンクでこういう感じで何かいいのないとや?と聞かれ、
ウーマックの秘話やドクター・ジョンの12年作の素晴らしさ、
そして如何にジャネール・モネイがファンク界の救世主であるか!
映画アイアン・フィストはファンクの塊なので、観ないと恥や等と
酔ってもいないのに、永遠に熱弁を振るったのでありますね。
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とはいえ、元気に話をするには、たんぱく質を摂取する必要がある。
ケトラセルホワイトのようなもんだ。
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もちろん主食もきっちりと。
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いかん、ファンカティアーな体型になってしまうばい、このままやと。

とは言いつつ、最近のお互いのバンドの話になるのはもちろんのこと。
鉄板焼き屋のカウンターで二人してお互いの音源を聴きあう姿は、
ある種異常な感じを回りに与えたかもしれないが、
周りでもファンク等という言葉が飛び交っていたので、
たぶん問題なかったと思うのですね。
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こちらはVoodoo Lotusの最新音源やSoomy & The Dopeのライブ音源を
熱心に聞き込むメガトン剛田氏。

プリマクさんのギターは15年前に比べ劇的に腕を上げた!とか、
ボンさんのドラムは実にかっこいい、最高だ!とか、
ノブードゥー氏のギター・ワークが切れ切れで気持ちいいとか、
ケンドリックス君の歌とメロと歌詞は才能溢れるとか、
この女のヴォーカルはなにもんだ!とか、
ギョロは昔もうまかったけど、今はもっとうまいねぇとか
気持ちいいお言葉をたくさん頂いて、大変いい気持ち。

近い将来、対バンやりましょうね!福岡で!
Voodoo LotusもSoomy & The DopeもいつでもOKではないけど、
行く気満々ですよ!
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今回適当な音源がなく、マシーノ氏の変態プレイを聞かせることができず、
それだけが心残りかな。

そんなこんなで、11月3日(日)はラ王でミュートを決める男、百聞は一見に如かず!
ぜひとも新宿JAMまで。12時半ぐらいからスタートですよ!
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by zhimuqing | 2013-10-29 00:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(2)

行政上の不手際を 隠蔽するための保身の手段であって・・・

特定秘密保護法案が閣議決定。

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スタートレックのディープ・スペース・9には、遺伝子組み換えされて、
支配者に逆らえなくなっている異星人(ジェムハダーとボルタ)が出て来るのだが、
遺伝子組み換えもされていないのに、言いなりになってしまう国民とは
一体何なのだろう?と思ったりもする。


この法案を積極的に推進している新聞の代表取締役会長・主筆様の
ありがたいお言葉を以下抜粋しておきましょう。

国家機密などと称されるものの多くは、政治家や官僚の行政上の不手際を
隠蔽するための保身の手段であって、「公務の能率的運営」のためではない、
「民主的コントロール」を回避するためのものである、というのが、
私の20余年の記者生活の結論である。

渡邉恒雄(1974.2.16週刊読売)




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それにしてもイギー・ポップである!
スタートレックにゲスト出演するのはいいけど、よりによってボルタを選ぶところが、
やはりタダならぬセンスだと思う!
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by zhimuqing | 2013-10-26 02:33 | Make Me Wanna Holler | Comments(2)

Voodoo Lotus 秋のワンマン!

えー、一気に涼しくなってきました今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
どなたにも聞かれていないし、皆さま興味が一切ないことは
十二分に承知の上で、私の近況はと言いますと、
これはもう、秋は私の好きなシーズンでございますから、
食べる、食べる、寝る、食べる、寝る、食べる、の合間に
子供と遊ぶ、仕事を少しだけする、音楽を聴く、スタートレックを観る等、
まあ、冬眠前の熊のように忙しい事、この上ない訳でございますね。

とまあ、そういう訳で、今年も無謀にも開催しますよ、ワンマン・ライブ!
我らメンバーの知的水準に相応しいのかどうか分かりませんが、
11月3日、文化の日に決行です!

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2013年11月3日(日)新宿JAM
【RETURN OF ASTRO BLACK】
Voodoo Lotus ワンマン・ライブ
前売り/当日¥1500 open 12:00 start 12:30 頃


Voodoo Lotus

Vo, Tb:ケンドリックス
Vo, Gu:ノブードゥー
Gu:プリーチャー
Key, Tb, Vo:マシーノ
Ba, Vo:マゴノシーン
Ds:L. L. クール・ボン


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今回も不動の6人による歌と演奏でございます。
相変わらず新曲を入れ込んでみようとか、大幅にアレンジを変えてみよう等、
様々な野望が渦巻いているわけですが、いかんせんギリギリにならないと
動かないという、小学生以来のある意味ブレない性格なので、
一体どうなるのか、当日になって見ないと分からないのも、いつもの通り。

見栄を張ってプリマク氏以外の担当パートにVoと付けてみましたが、
今この瞬間に私が思い描いているような感じには再現出来ない可能性が
幾分高いかと思われますが、それはそれでまあ良いではないか?
ポンコツなファンクという意味でのP-Funkになっても、
それはそれでファンクネス溢れるわけで、全く問題ないのだ!
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えー、肝心の集客の方はですね、これはもうたいへんな大争奪戦で
ラチナム1本ぐらいまでプレミアが付いているとの事ですが、
コメント欄に非表示でコメントしてくださったら、あるいは
メンバーそれぞれの連絡先をご存知の方はそちらへご一報頂けると、
そのままスルーして入場出来るように対応するとの噂もあります。
我々のキャパを超えてしまう場合は、対応できなくなるかもしれませんが、
記録的に不入りだと評判の某有名人が監督した映画とタメを張るぐらいには
なんとか集客したいものだとは言いますまい。
もしかするとゲストが来るかも、と風評を流布したりしてもいいのですが、
正直申し上げて、現時点で何の保証もございません。あしからず。
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ということで、勢い余ってゴチャゴチャ書きましたが、何はともあれ楽しみすぎる!
お暇な方もお暇でない方も、ひとまず11月3日は東新宿まで!
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by zhimuqing | 2013-10-24 11:03 | Funkentelechy | Comments(4)

里山とユヌスとエンデと

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先日購入した新書『里山資本主義』、ざっくりとしているが、
色々と示唆に富んだ実に面白い本だ。
過疎化が進む中国山地の町の挑戦のルポルタージュだが、
都市部に住んでいる人間からは見えにくく(見えなく)なっている視点に
色々気付かされ、とても新鮮な印象を受ける。

特に興味を覚えるのが、地域をごく小さい区割りに仕切った上で、
その地域の経済上の収支差を見る、という考え方。
エネルギーや食糧を外部から調達すると都会にカネが移動してしまう、
カネの流出を防ぐために可能な限りコミュニティ内で調達するという考えは、
例えばアメリカの黒人街のカネが大手企業に吸いとられてしまい、
コミュニティ内でカネが回っていかず、結果としてコミュニティが
なかなか育っていかないという話を色々と読んでいたこともあるのだが、
それを過疎の問題に当てはめる想像力が私にはなかったのですね。

それにしても、私なんか経済のことを(よく分からないなりに)考えると、
どうしてもスケールをでかくすることに目が行ってしまうが、
例えばバングラデシュのグラミン銀行のマイクロクレジットの試みや
主婦を活用したインドでのヤクルト・レディによる販売の強化のように、
単位を小さく区切って考えることも、こういう時代では相当有効なのだなと、
色々考えさせられますね。
この単位を小さく区切る発想とミヒャエル・エンデが提唱していた
時間が経つと共に価値が減る貨幣の仕組みを併用出来たりすると、
世の中が劇的に変わりそうな気がしたりもするので、
その辺を一回じっくりと考えてみるのもいいかもしれない。
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もちろん本文での一部の論の進め方には独特の臭み?もありますが、
そんなことはごくごく些細なこと。
NHKの広島取材班と藻谷浩介の共著だが、NW9の某キャスターの発言とは
正反対の方向性を持った広島取材班に惜しみない拍手を進呈したい。
オリンピックだのアホノミクスだのと浮かれる気分になれない人は是非とも。
続編にも大いに期待しています。
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思えば、この本もNHKのドキュメンタリー発だった。
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by zhimuqing | 2013-10-22 00:28 | Mickey's Monkey Job | Comments(0)

これは期待通り!!

ということで、話題(ですよね?)の待望の≪Red Hot + Fela≫!
私の宝物≪Red Hot + Riot≫から11年!ついに続編が!
前作よりもはるかに地味なメンツで固めているが、
内容はこれまたなかなか素晴らしいものだ!
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フェラ亡き後、アフロビートを演るバンドはそれこそ山ほど出てきたが、
そこそこ良くても、心底ああっこれは凄い!と満足できるものはほとんど無く、
新しいバンドを聴くのだったら、フェラ・クティを聴いた方がいいのでは?というのが、
正直な感想だったのですね。
そんな中で、≪+Riot≫、フェミ・クティがソウルクウェイアンズと作った曲、
それにトニー・アレンとジミー・テナーのコラボ作、さらに言えば、
ジャイルズ・ピーターソンがキューバで作ったカバー曲ぐらいですかね、
心惹かれたのは。
(ライブに関して言えば、シェウン・クティの昨年のライブは素晴らしかったけど)

そんな訳で、待望の≪Red Hot+≫シリーズなのですけど、
メンツは地味だとは言え、クエストラブやアンジェリーク・キジョー、
トニー・アレン、さらにバロジの名前まで連なっているとなると、
これはもう期待せざるを得ないではない訳ですが・・・。

アフロビートの強靭な骨格を乗り越えていこうとするリズムもの、
群舞するカラフルな衣装と声音を再現するアンビエントな音、
あの厚みと殺気と咆哮を他の音で描き出そうとする試み、
そのいずれも、今の私にとって偉く説得力があるもので、
それはそれは実に楽しい音になっていましたね。

選曲された曲は割りとよく知られた曲が多いが、
各楽曲がバラエティに富んでいて、フェラ・クティの残した音楽が
光を当てる角度次第で輝き方が変化することを示していますね。
冒頭からラストまで曲の並べ方も素晴らしく、マジカル・リアリズムが
爆発する全盛期のマルケスのページをめくっている感じに近い。
歌、というか声そのものが印象に残る曲が多いのがうれしいですが、
それはフェラ・クティの強いところでもあったなと改めて痛感。
クリアー過ぎず、汚し過ぎてもいない音質も良い。

ファンキーなトラックが良いのは、アルバムの性格上、当たり前だが、
それでも実にカッコよく刺激的な音が並んでいる。
オープニングからいきなりこちらの期待を超える音を出してきたバロジ、
クエストラブのガサガサしたドラミング(曲が始まった瞬間、鳥肌が立ったぞ)と
いつもパンチと切れ味と艶やかさが同居するアンジェリーク・キジョーが
際立つM②の冒頭の2連発であえなくノックダウン。
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一部で性格悪いとか言われているバロジ、
私は新作をずっと待っているのだ!早く出せー!

アンチバラスの別働隊Superhuman Happinessのルーク・オマーレイと
ライアン・フェレリアのギターが暴れるM⑦は音圧めっちゃ高めで、
全体に溢れる馬鹿っぽさが愛らしいし、ケニアのバンド、Just A Band が
Superhumanのメンバーやサーラーのオンマス・キースとやっているM⑩は
キースによるレゲエ風味のベースも実に美味だけど、
マイルズ・アーンツェンの筋肉質なハイハット捌きがもうたまらん!
アンチバラス、個人的にそんなに評価していなかったけど、
ベースは昨年のドクター・ジョンのアルバムでの演奏が素晴らしかったし、
こんなドラムがいるとなると、完全に私の耳がおかしかったのだと
認めざるを得ないですね。
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トニー・アレンvsバロジの名が目を惹くM⑨はアレンのドラムは
相変わらず物凄いですが、ベースが私のあまり好きではないというか
苦手としているビル・ラズウェルなのがなんとも勿体ない。
ファンキーなフレーズではあるけど、何かが違うかな。
パラディーノ先生が弾いていたら、間違いなくもっと凄かったのに。

一方、ダンサブルでない(本当はダンサブルだけど)曲もおしなべて良いのが
なかなか嬉しいところですね。
透明標本にしたアフロビートのカルシウムを珪素に置き換えたようなM③は
これまた乱舞する声が美しく、群舞するダンサーの姿が瞼に浮かぶようだし、
オンマス・キースがフェラを宇宙に持っていたようなシンセ・ソロを聞かせるM⑤は
アフロビートを完全溶解して声に落とし込んだような趣がある。
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オンマス師匠、この人も救世主の一人でしょう、はい。

4弦楽団+口笛による、まさかの編成によるM⑦は
アフリカ80とはまったく違う編成なのに、音の切り口から
ドロリとシュラインの芳香が漂うのが不思議だ。
マイ・モーニング・ジャケットによるM⑥は多分色々なバンドが
やろうとして出来なかったギターの響きによって、
フェラ・クティの厚みを描き出そうとしていて、これも興味深いですね。
バックのローズやオルガンがまたすこぶる良いし、
中盤以降の歌も実に素晴らしい!

ということで、もう少し聴きこめば、更なる発見がありそうな予感も。
まずは、12月に来日するという噂のアンチバラスを見に行く仲間を
探しに行くところからスタートかな?うーむ。
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海の向こうでは、こんな楽しそうな催し物が!
羨ましい!
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このアルバムからもう11年!
発売当時、11年もディアンジェロの新作が出ないとは夢にも思わなかった!
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by zhimuqing | 2013-10-19 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

たとえ胸の傷がいたんでも

そうだ うれしいんだ 生きるよろこび  たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!

今を生きることで 熱いこころ燃える  だから君はいくんだほほえんで

そうだ うれしいんだ 生きるよろこび  たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン やさしい君は  いけ! みんなの夢まもるため

なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ
わからないままおわる そんなのはいやだ!
忘れないで夢を こぼさないで涙  だから君はとぶんだどこまでも

そうだ おそれないで みんなのために  愛と勇気だけがともだちさ
ああ アンパンマンやさしい君は  いけ! みんなの夢まもるため

時ははやくすぎる 光る星は消える  だから君はいくんだほほえんで

そうだ うれしいんだ生きるよろこび  たとえ どんな敵があいてでも
ああ アンパンマンやさしい君は  いけ! みんなの夢まもるため

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by zhimuqing | 2013-10-15 23:19 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

あえなくKO!



ミゲルが先日タクシーの運転手さんを殴った人にやや似ているが、
まあ、そんなことはさておき、モネイちゃんの実に艶やかな表情に
オッサンはあえなくノックダウンの巻。
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by zhimuqing | 2013-10-14 20:51 | Funkentelechy | Comments(0)

ミスター・ディグに完敗続き

先日、職場にその存在が確認されたソウル好きのH氏、
昼休みに時間があると二人でミーティング・コーナーにこもって、
ソウル談義に花を咲かせているのだが、職場の一部から
付き合い始めのラブラブなカップルのようだと言われることもあり、
近いうちにゲイ疑惑が出るかもしれないという有様で、
まあ先方は男前だし、ベターリブイッアンセッド!てなもんで、
もはや、これは組織内の秘密組織ですね。
セクション31ならぬ、エージェント・ダブルオーセブンでもなくて、
エージェント・ダブルオーソウルという感じですな。
ちなみにこのHさん、名前の漢字を英語に直すとDigということで、
やはり名は体を表す、というやつですね。

それにしても、昼間に会社でハーヴィー・フークワの人脈の凄さとか、
フラミンゴスからデルズに繋がるコーラス・グループの流れとか
60年代のデトロイトには怪物級のシンガーがうようよしていたとか、
イギリスのKENTから出る編集盤は痒いところに手が届いて、
とてもありがたいけど、そのせいで家庭では肩身が狭くなるとか、
福岡にはまともなレコ屋はJUKEしかないとか、
とまあ、そういう話が尽きないわけで、まったく困ったものです。
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福岡在住の音楽好きがみんなお世話になっている名店!

で、CDについても貸し借りを開始しているわけですね。
私はといえば、ヒアリング調査?にて持っていないことが判明した、
スペンサー・ウィギンスのフェイム編集盤とか、
トミー・テイトのKOKOの編集盤、それからデルズのブートDVDを
ぶちかましてみたわけですが、敵もさるもの、というか、
とても高いブロックでこちらの攻撃を迎撃してくるのだ。

なんと、こちらがデトロイトに興味があるということで、
ロバート・ワードの60年代の音源集。
こちらの弱みをついたニューヨーク・ディープのナイト・ブラザーズ。
さらには、ワーナーから以前出ていた鈴木啓志によるソロシンガーと
グループのシングルを集めた編集盤2枚。
その流れを汲んだKENTから出たアポロスの編集盤。
年季の違いを見せ付けられますね。

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オハイオ・プレイヤーズの前身のオハイオ・アンタッチャブルズの
リーダー兼ギタリストのロバート・ワードは90年代に復活した時に
結構その筋で話題になっていたが、60年代の音を聞くのは初めて。
(ちなみにワードと入れ替わりに加入したのがシュガーフットですね)

まずは何より、歌いっぷりが良い。
フレーズをこねくり回さず、直球でドスンと攻める幹事。
その歌い口だけでもイケますが、同時にトレモロを利かせまくった
ギター・ワークによってなんともストレンジな風味が加わり、
ブルース度が80%ぐらい混じった、垢抜けない音かもしれないが、
2013年の今の耳で聞くと、非常に刺激的で味わい深い。
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リズムの切れ味は素晴らしいが、それもそのはずブックレットによると、
大半の曲をモータウンのファンク・ブラザーズが担当しているし、
それ以外の曲はオハイオ・プレイヤーズ絡みの名前もちらほら。
(ベースにマーシャル・ジョーンズの名前も!)
ドン・デイヴィスのグルーヴズヴィル関係だし、
この流れでファルコンズとかピケットの1st等も録音されているわけで
そういうソウルの歴史的な意味でも非常に大きなものなのだなと納得。
それにしてもこの時代のデトロイトはつくづく恐ろしい時代だ!
タイムスリップして観に行ってみたいものだ!

ナイト・ブラザーズはこれまで完全にノーマークだったグループ。
その世界ではたいへん著名なコンビらしい。(全く不勉強な自分を反省)
ブラザーズと名前がついているものの、二人は別に兄弟ではなく、
まあ言ってみると、叶姉妹のようなものといったらいいのかな?
(そういえば、叶姉妹、今何をしているのだろう?)
ソウル・デュオの走りですが、まだソウル音楽のフォーマットが
固まる前の凸凹した音をバックに二人が咆哮するという、
これまた、いなたくも美しい音楽です。(でも一般受けしなさそう)
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Knight Brothers名義の曲に加え、チェスでのThe Carltons名義の曲も
含まれており、二人の主要な曲がほとんど聴けるものとなっている模様。
カールトンズでの曲は当時のシカゴ・ソウルのスタイル、
つまりは、インプレッションズ風ただし野趣溢れる、という感じで、
それはそれで聴きごたえはあるのだけど、
それよりもやはりシカゴシカゴしていないデュオ名義での音の方が
様式が完成していないだけに刺激が強い気がする。
ニューヨーク系のディープ・ソウルはソロモン・バークと
ハーワード・テイトぐらいしか聞いていなかったが、
やはりこの辺はきっちり聴いておかないといけないなと痛感。
参りました。

で、ワーナーでの編集盤2枚ですが、これは15年ぐらい前に
デイヴィッド・ラフィンやニュー・バースと一緒に再発されたもの。
当時は当然買いそびれていて、その後ディスク・ユニオンの
廃盤コーナーに高々と掲げられているのを指を咥えて眺めていた2枚。
プラス、グループ編に入っている女性コーラス・グループのアポラス!
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馴染みの無い名前が並んでいますが、鈴木啓志がチョイスしたものだけに
濃厚で無骨な音がこれでもかと続くわけで、高値で取引されていることも
十分に理解出来る内容ですね、この2枚。
こちらはまだあまり細かいところまで聞き込むことが出来ていないのだが、
特に、気に入ったのというか、一聴して心を掴まれたのは、
Lou Ragland とThe Apollas、そしてCool Soundsですね。

ルー・ラグランはレア盤として有名なLPが数枚あり、
たしか昨年あたりに米Numeroからまとめて再発された時に、
マニアの方々が大騒ぎしていたのですが、
たしかに、それだけの価値がありますね。
しなやかで力強い声と節回し、この人は物凄いなぁ。
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Numero、年末のミネアポリスものの再発の前に、
とうとう手を出さざるを得ない状態まで追い込まれた感じですね。

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アポラスは英Kentからの再発盤が以前から気になっていたグループ。
これももっと早く入手しておくべきだったものですね。
ゴスペル丸出しのゴツゴツした歌いっぷりが実に清々しい。
(女性を評する言葉ではないけど、最大の褒め言葉です、念のため)
西海岸のグループというイメージが強かったけど、
必ずしも音はそういうわけではないですね。
ワーナーの編集盤で完全にノックアウトされた私は
そういうわけで、お借りしたKentでの編集盤は聴かずに返すことに決定。
これは買うしかないからね。

Cool SoundsはB級のグループサウンズみたいな名前だが、
リードを取る男女が物凄く、特にバリトンのリードの方は
もろ私好みのラフィンとかバリノとか、あの辺のカッコ良すぎる、
あの感じがバシバシ出ていて、もうたまりません。
92年の時点のライナーではかなり正体が不明なようですが、
その後20年経った今、ある程度解明されたりしているのかな?
もっと聴きたいぞ!

ということで、こういうCD貸していただけるのは大変ありがたいけど、
その奥に広がっている世界を更に探求したくなるので、
それはそれで、まったく困ったものです。
借りたCDも家に1枚もっと来たくなりますからね。うーむ。
とりあえず昼休みのミーティングだけでは、まったく時間が足りないので、
放課後?の活動を近々実施しなくては!

自宅でご覧ください、と、出張中に社内メールで送られていたのが、
こちらの画像。なんとクロード・ジーター!



よりによってスワン・シルバートーンズのジーター師ですか!

対抗して、私が送ったのはこちら。



オーティス・レディングが司会しているオベイションズ。
すると、これはThe Beat!なんじゃないの?と返され、
こちらはまたしても完敗だ。
連敗続きだな、まったくもう!
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by zhimuqing | 2013-10-12 00:28 | Funkentelechy | Comments(2)

まったりとした休みの日

この休みは久しぶりにバンドの練習が無かったので、
完全に家族の日といいますか、ゆっくりしていたのですね。

土曜日は雨の中、東京新聞までムスメとお出かけ。
絵を描いて、そこから物語を想像する創作体験を親子で行うイベント。
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消費税にも原発にもTTPにもきちんと反対する主要メディアでは唯一の新聞社の前で、
軽くポーズを取ってみる。

児童文学作家の田部智子さんの小学生向けのお話は、
子供達を飽きさせず、一方で大人にも面白くて、
ひそかに考えさせられることがいくつか。
その後、子供達に一つだけ題材を与えて自由に絵を描かせるのだが、
その講評もまた非常に暖かいものがあり、こちらまでいい気分に。
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東京新聞のロビーにて。
後ろの彫刻を真似したようだが、右左がさかさまなのはともかく、
いかんせん、ボディのボリュームが違い過ぎる。
(すまん、半分以上は私の責任だ、先に謝っておこう。)

日曜日はヨウたろうの運動会。
小規模なので、ゆる~い感じで進むのがいい気分。
今回写真は専属カメラマン(特に名を秘すがR嬢、6歳)に依頼。
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運動会の最中に椅子に座って待機しているヨウを目の前から激写する凄腕ぶりを発揮。
いつになく固い面持ちか。
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こちらは父兄参加のボール運びで力走するオッサン。
相手は息子の友達のお父さんだが、アンガールズではない。(念のため)

さて、家に帰って家族でごろごろしていると、素晴らしいものが到着。
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21世紀最高のアルバムはLPで持っておきたいのでね。
ずっしりとした重みもこれまた最高の2枚組!

≪追記≫
2週間後の東京新聞の記事に無事写真が掲載!
相当喜んでいましたので、私も嬉しい。
ひそかに私のコメントも!
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by zhimuqing | 2013-10-06 23:28 | Dawn 'n' Shine | Comments(3)

大胆な犯行予告が2件も!

11月になんとも大胆な犯行予告が舞い込んできましたね。
世界中を揺るがすこと間違いなし。
まったくもって許しがたい!

まずは新興(でもないけど)常習犯のNUMERO。
ここ数年、大胆な犯行を積み重ねてきていたが、
ここにきて更なる大胆な犯行を計画しているらしい。

犯行予告は11月11日。
予告されたブツはこれです!
Purple Snow: Forecasting The Minnneapolis Sound
なんと70年代末のミネアポリスのソウルやファンクを取り纏めたもの。
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常習犯NUMEROの狙いはマニアックすぎて、
手を出すのをためらっていたおかげで、
これまで私の財政は被害を受けなかったのだが、
流石にこれは避けることは不可能だな。

プリンスのデビュー前の音源はこれまで多少出回っていたが、
ジミー・ジャムのバンドであるMind & Matter(初耳)や、
その後テリー・ルイスと組んだFlyte Tyme(アレックス入りなのかな?)、
そしてそのアレックスやアンドレ・シモーンなんかのソロナンバーが
ドバッと32曲もまとめてあるという、恐ろしい犯行だ!
時代的に打ち込み全盛になる前だし、
色々刺激になりそうなものが多そうな予感もする。
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早めに買っといた方が良さそうだが、問題はCDにするかLPにするかだな。
4枚組のLP、選んでおいた方が良いような気がする。

もう一つは、常連犯というか、老舗Rhinoの犯行予告。
予告日時は11月12日。
予告されたブツはこちら。
Donny Hathaway  Never My Love: The Anthology
ダニー・ハザウェイの未発表曲が23曲も入るという、
これまた許しがたい犯行ですね。
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最近気がついたのだが、ダニー・ハザウェイの未発表曲を
Record Store Dayというところがシングル発売するという犯罪を犯したようで、
これは逮捕しとかないといかんと思っていたところ、
更に大胆な犯行予告ですよ、奥さん。

4枚組アンソロジーということで、数年前にフランスで発売されたブツに
近いものかな、と高を括っていたところ、全く違うもの!
件のシングルを含む未発表スタジオ録音が13曲、それだけでも許しがたいが、
71年10月のビターエンドでの未発表ライブがなんと10曲!
すべて既発の曲ではあるが、あのバンドは凄いので、
演奏の度に中身もいろいろと変わっているはず。これも大興奮ものだ。
常習犯だけに、手の込んだ犯行だな。
正直言って、ディスク1と4は不要なんだけど、
まあ、それだけの価値はあるかな、と。
ウウ、財政基盤が年末にかけてぐっと脆弱になるなぁ。
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ちなみに今日はダニー・ハザウェイの68回目の誕生日ね。
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by zhimuqing | 2013-10-02 07:28 | Funkentelechy | Comments(0)