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マーヴィン・ジュニア

マーヴィン・ジュニアが星になった。
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1974年に発売された≪マイティー・マイティー・デルズ≫というアルバムは
アメリカ黒人音楽の果てしなく広く深く広がる宇宙の中でも
圧倒的に突出した輝きと力強さと優しさを持つ、物凄いアルバムだが、
その力強さと優しさと輝きと苦みと甘みとコクと悲しみと喜びの多くは
全盛期のバッファローマンより力強いマーヴィン・ジュニアの声があってこそ!
若きテディ・ペンはマーヴィン・ジュニアを目指していたことは有名だが、
チャート上での実績はともかく、残念ながらテディ・ペンですら超えることが出来なかった
あまりにも孤高にて究極の名峰だったのだなぁ。
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デルズはバラードのイメージが強いような気がするが、
ファンキーなリズムでのノリも抜群。
テムプスやオージェイズのような華麗でお洒落な身のこなしこそ見せないが、
重心低く、パワーとキレを併せ持つリズムへのアプローチは
全盛期のシャックのように圧倒的なのだ。
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それぞれの時代で名プロデューサーとがっぷり4つに組んだ仕事はどれも見事。
チャールズ・ステップニー、ボビー・ミラー、ドン・デイヴィス、ジョージ・クリントン、
ノーマン・ハリス、ロン・タイソン、カール・デイヴィス、ユージーン・レコードなどなど。
シカゴのグループだが、デトロイトでの録音しても、フィリー詣でしても、
Pファンクをバックにつけても、いつでも完璧だ。

初めて買ったデルズは91年に買ったマイティ・マイティ・デルズの再発盤。
あまりの濃厚な味わいに20年ちょっと前の私はむせかえったのだが、
おかげでこういう体質になってしまったのだ。
この時代のドン・デイヴィス製作のデルズ3枚は買い揃えることが出来たのだが、
その前にあたる60年代後半~72年ぐらいまでのカデットでの大名盤の数々が
放置されたまま今に至るというのは、世界中のレコード屋の完全なる怠慢だ。
唯一の例外は、バカラックナンバーを歌ったDusty Grooveからの再発ぐらいか?
この辺の音源は銀河系遺産に相当するレベルのものなのだから、
前から言っているように、一度ボックスとしてまとめて再発するべきだ。

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今のところ、後期を除くと、デルズは基本的に編集盤で味わうしかないのだが、
HIP-Oから出ている2枚組の≪Anthology≫は流石の編集。
ドゥワップから初期のシカゴ・ソウル、そしてソウル・コーラスの完成に至るまでの
数々の名曲がきっちりまとめられていて、大変素晴らしい。
吠えまくるマーヴィン、絹を切り裂くカーター、緩急自在で層の重なりが美しいコーラス、
多くのグループが目指しながら届かなかった理想郷がここにあるのだ。
ズシンとど真ん中に突っ込んで来るマーヴィン・ジュニアの声は本当に素晴らしい。

一つの時代の終わりなのかもしれないし、とても残念でならないのだが、
あれだけの熱量を持った魂がこのまま消えてしまうことはないはず。
世界のどこかにきっと宿っていると思うのだ。
その歌う姿を生で観ることは一度もできなかったが、たぶん大丈夫。
たぶんその遺伝子を持つ歌手がいつかみんなの前に現れて来ることでしょう。
ありがとう!
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by zhimuqing | 2013-05-30 22:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

月に変わってお仕置きよ!

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小錦とデイヴィッド・リー・ロスの対決。
うーん、なんともファンクな組み合わせ!



20年ぶりに観たデイヴィッド・リー・ロスの変貌ぶりにも驚くが、
つい最近まで日本に住んでいたという事を知って、更に驚く。
ヴァン・ヘイレンには思い入れないけど、なんだかいい気分だ!
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これもいい感じ!
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武蔵丸とデイヴィッド・リー・ロス!
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by zhimuqing | 2013-05-29 23:15 | Funkentelechy | Comments(0)

50%>37.28%

小平市住民投票は不成立

東京都小平市で26日、都道建設計画を見直すべきかを問う都内初の住民投票が行われたが、投票率は35.17%で、50%に達しなかったため、市条例により不成立となった。当日有権者数14万5024人のうち5万1010人が投票したが、開票されない。

投票は、昭和38年に都市計画決定された都道整備計画のうち、小平市内を通る約1.4キロの区間について、「住民参加により見直す」か「見直しは必要ない」のいずれかを選ぶ内容だった。

住民投票条例は、雑木林を伐採することに反発した住民グループが署名を集め、直接請求で3月に成立。市は投票率50%以上を成立要件に加える改正案を提案し可決されていた。

50%のハードルを設けたことについて小林正則市長は「投票率が低ければ、見直しを求める意見が多くを占めるのではないか。50%未満の場合は特定団体の意見を聞くのと等しいことになりかねず、市民の総意とは言えない」としている。

住民グループは投票を呼びかけてきたが、グループメンバーの女性は「道路の建設場所をめぐる問題は地域的な利害が絡む。市民の間には投票しないようにと呼びかける動きもあったと聞いている」と話した。


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3728歩譲って、この市長が言っていること、

50%未満の場合は特定団体の意見を聞くのと等しいことになりかねず、
市民の総意とは言えない


が、正しいと仮定してみよう。

となると、今年4月7日の小平市長選挙の投票率は、37.28%
50%未満なので、当然「市民の総意」とは言えないし、
「特定団体の意見」を聞くことと等しくなるので、
やはりこの市長選の結果は無効だと考えるのが自然だな。
まずは辞任してみてはどうだろう。
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by zhimuqing | 2013-05-27 22:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

ケリス愛溢れるなぁ

新宿で前から気になっていたR.ケリーの自伝の古本を発見。
原題 “SOULACOASTER The Diary of Me”
本屋で買おうかどうしようか、いつも迷っていたので、即購入決定。
ミュージシャンの伝記を書かせたら、ピカいちのデイヴィッド・リッツが共著だし。
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意外にも、染みますね、じわじわと。
ケリスの自伝なので、当然お臍よりも下の話も山盛りで、
少年時代の微笑ましいエピソードもたっぷりで、
流石にサービス精神旺盛だなと感心しつつ、444頁を一気読み。
まあ“Happy People/You Saved Me”や“Chocolate Factory”作った人だから、
そういう味わいがにじみ出て来るというのも、当たり前と言えば当たり前だが、
グッと来る箇所が散りばめられており、流石はR.ケリー。
もちろんデイヴィッド・リッツの手腕もあるのだろうけど。

ケリーが難読症という、学習障害を抱えている話は全く知らなかったが、
症状と折り合いが付けられずに苦しむロバート少年の姿、
悩むケリーを励ます母ジョアンの愛情あふれる姿、その母に対する深い愛情。
頭の中で音楽が溢れて出すことにも悩むケリーの音楽の才能を見抜き、
自己に自信が持てないケリーを叱咤激励するマクリン先生。
ケリーとこの二人の交流が、やっぱりこの本の肝の部分かな。

あと、自分が聴いてきた偉大なソウルマンに対する尊敬の念を
ストレートに表す姿勢も非常に好感が持てる。
周りの人々と70年代のソウルを楽しんでいる姿がうまく描写されている。
近作2作での過去のソウルに対するストレートな表現にも頷けるというものだ。
カメレオンのように音楽のスタイルはアルバム毎に変わる人だが、
音の意匠は別として、自分の内面には全くブレの無い人である事が良く分かる。
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もちろんマイケルと邂逅するシーンは目玉の一つ。
その時の興奮する姿がありありと描かれているが、
グラディス・ナイトと母ジョアンが出会うシーンの美しさも
同じように強く印象に残りますね。
ナイトの元夫バリー・ハンカーソンとマネージメント契約していない今でも
交流はあるのだろうか?
いつか、ケリーのソウルフルな音でグラディス・ナイトが歌う曲が
聴いてみたいのだけど。

聴いてみたいといえば、やはりジャネットとのコンビかな?
ケリーのリミックスの最高傑作は“Anytime, Anyplace”だと思うけど、
サラッとではあるが、そのことがきちんと書かれているのが嬉しい私。
同じくサラッとした声質の故アリーヤとのコンビネーションとか考えると、
ジャネットともがっぷり組んでみて欲しいけど、
なかなか無いんだろうね、この組み合わせ。
当面はわたしの脳内で楽しむしかなさそうだ。



エロ・ジャネット。演技はあまりうまくないけど。
楽曲としては、個人的にジャネットのベスト5に入るかもしれんな。
きちんと選んだことはないので、一度きっちり選んでみようかな。

ということで、自身の作ってきた音楽についても愛情たっぷりに
描かれていて、これまで私としてはあまり好きでなかったアルバムも
これはちょっと一回きちんと聴き込まないといかんと思った次第であります。
(すまん、意外に結構あったりするのだ。)
まずは発売早々に失敗作と決めつけた“Untitled”からかな、やっぱり。
ケリー自身が「まだ発掘されていない宝石だ」と言っているぐらいだし。

やはり一番好きなのは、今も変わらずHAPPY PEOPLE。
ありきたりすぎますかね?



そういえば、この曲は結婚式で使ったような気がする。
歌手、ソングライター、アレンジャー、プロデューサー、リミキサー、
各方面で素晴らしい実力を持つRさんだが、服のセンスは正直??だと思うのは
私だけ?でも、ある意味、ファンキー(過ぎる)とも言える。
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これなんかは、かなりいいのかもしれない。

映像の最高傑作は言うまでも無く、このシリーズ。
見始めると、止まらなくなる、困ったシリーズ。
これを見ると、ケリス愛がわたしの中から溢れだす。


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by zhimuqing | 2013-05-25 01:28 | Funkentelechy | Comments(0)

極上のエデュテインメント

「ライブ! 9条どうでしょう」に行ってきましたよ。

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9条どうでしょう?という本が出版されたのが06年だからもう7年前。
このタイミングでの著者4人による座談会があったので、
もう期待度はリミッターを振り切る勢いで、春日のシビックホールまで。

ちなみに、主催者側の宣伝文句はこんな感じ

あの男たちが帰ってきた! ……ということではなくて、
あれからも、これからも、相変わらず
虎の尾やら地雷やらを踏んだり踏み超えたり避けたりしながら
そのへんに居続けて口を閉ざすこともなかった4人が、またぞろ一堂に会して、
こんどは生でトークセッションを行うことにしたということだ。

昨年末の政権交代で、憲法改正の動きもほのみえてきたが
護憲・改憲の硬直した‘原理主義’のいずれにも回収されることのなかった
憲法論者たちは 6年を経た今、どのように語りはじめるのか。


内田樹、小田嶋隆、町山智浩、平川克美なので、
当然のことながら、会場は満員札止め。
福岡伸一とか水道橋博士とか有名人もチラホラ。
眼鏡かけてない山里亮太もいたな。
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もうね、期待しまくって聞きに行ったわけですが、
ワタシは始まって3分で後悔しましたよ。
なぜ友人諸氏とか両親とかヨメさん等を誘わなかったのか?
あんな面白い話、私一人で聞くのは勿体無さすぎる。
大爆笑に次ぐ大爆笑。
最初から最後まで大笑いで、あっという間の2時閑弱。
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私がエデュテインメントという言葉を知ったのは、
BDPのアルバム・タイトルとして、だったと思うけど、
連射されるとても勉強になる話がいちいち笑えるという極上の時間。
元の本自体、メチャクチャ面白い本だったけど、生で聞く方がずっと面白い
(ちなみに一番大きい声で笑っていたのは、博士だったかな)
青筋立てて力説するのもいいし、悲観的になるのも別にいいけど、
やはりこういう笑いによる攻撃が一番効果的だな。
講演終了後の湧き上がる充足感はなかなか他で味わえない種類のものだ。
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後日、主催者のラジオデイズから配信されるということで楽しみなのだが、
中盤以降、小田嶋隆と町山智浩から乱れ飛んだコネタの数々、
グレート東郷やらエグザイルやらビッグダディやら長渕やら
某学会の大きな節目問題とか下痢のクスリによる副作用やら、
そういう脱線した(実はしていない)ネタが、カットされそうなのが残念だ。
でも、やっぱり楽しみなので、早く配信してください!
というより、まだまだこの4人の鼎談が見てみたいので、企画のほうもお願いしたい。
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印象に残った言葉を記憶の中から幾つかピックアップ。

アメリカは最近日本の右傾化に対して、強いシグナルで警告を発していて、
安倍首相もアメリカに行って帰ってくるといきなりトーンダウンしている。
脇の甘い都知事や市長はそのシグナルに気が付かず、落とし穴に嵌っている。

憲法というものは、原則的に押し付け出なくては出来ない。
フランスでは王政への、アメリカでは旧宗主国への
新しい体制から古い体制へ「こういう国を作るぞ」という宣言であり、
クーデターや革命等、その時の体制をひっくり返して初めて出来る。
対米従属が党是となっている自民党が宗主国アメリカに対して宣言できるのか?

岸信介なんかの時代だと、面従腹背という側面が強く、
アメリカの要求を呑む形だけとって、実は何もしない人が多かったが、
何十年とアメリカに面従腹背を続けているうちに、
建前が身体化して面従腹従になってしまっている。

自民党の草案は自分達が大家で、国民が店子だと思っている。
居酒屋のおじいちゃんの張り紙「怒ってはいかんぞ」みたい。校則レベル
最後に”みつお”って書いてそうだ。

[公共の福祉]を全て削除し、[公益及び公の秩序]に変更しようとしているが、
[公共の福祉]の理念はローマ時代の[民の安寧]から来たもので、
人権と人権がぶつかった場合にどうするか、という考え。
[行き過ぎた個人主義を是正する]といっている自民草案とは全くその位相が違う。
自民党案は、”自由と自分勝手は違うのだぞ”という課長レベルの視点でしかない
「権利」と「義務」の言葉を総入れ替えしても、多分意味が変わらない

今、政治家は公務員であることを忘れていて、公然と憲法を罵倒している。
憲法の遵守義務があることを忘れている。
ヒトラーがワイマール憲法を「ドイツ国民を愚弄する屈辱の憲法だ」と
宣言したところからナチスがスタートしたことを忘れてはならない。

アメリカやドイツが何回も憲法を修正しているという話があるが、
その中身については触れられていない。
アメリカでは、国家の権力を抑制し人権を拡大する条項を加えているだけで
今の日本の議論とは全く真逆のベクトルである。
ドイツについても、憲法の基本概念は変えられないし、
公の場で否定すると大変な問題になる。
戦争をするための軍隊を持ってはいけないと明記されている。
侵略戦争を否定する憲法を持つ国はEUや世界各国に実はたくさんある

自民党草案を読むと、過去に対して一切反省せず消去して
戦前の日本を肯定したいという願望がよく見えるが、
総括してケガレを祓うには、どこかにその責任を押し付けるしかないことが
よく理解できていない。
ドイツはナチスに、フランスはヴィシーに押し付ける形を取っている。
あれはナチがやったことだ、当時のドイツは完全に悪かったと認めた上で、
再軍備しているので、周辺諸国も文句が付けづらい。
そうではなく、戦前の日本に戻します、戦後を否定して戦前と連結します、で
外国は納得できると思っているのか?

憲法とは理想論、理想は永遠に達成されないもの。
齟齬があるからといって、簡単に修正していいはずがない
そうなると、ルールですら無くなってしまう。

96条 国民投票で国民の過半数となっているが、
そもそも民主主義が綱渡り。国民の支持は当てにならない。
長渕とかビッグダディとか車の後ろにぬいぐるみを敷き詰めている人達が
これまでの日本を動かしてきている人々で、
自民党はそういう人たちを完全にターゲットにしている。
憲法はだから国と国民の両方を縛るもの。
96条はそういう意味から変えるべきではない。

マスメディアの記者 昔は特ダネを狙うが、今は特オチを避けることに必死だ
橋下に誤報だと決め付けられても、ろくに反論出来ないマスメディアとは?
誤報こそが一番メディアの人間にとって恥ずかしい言葉であろうに。

憲法を改正して戦力を持つとなった時、どうするのか?
少子化で若い人がいなくなってきているのに。
行き着くところは核兵器の武装? 
ということは、結局のところは北朝鮮みたいな国になりたいのか?

自民草案では国土の防衛に国民も協力しろとあるが、これは徴兵制のこと。
徴兵制にするのだったら、老人から順番に徴兵するようにしろ。
戦う相手も老人だったら、やりにくいだろうし、
でも、そうなると、イシハラは徴兵に応じるかな?



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ちなみに、これは本の書評に対する内田樹のコメント。
これまた面白い。

気合いを入れて書いた本だったが、ぜんぜん書評に取り上げられなかった。

どうしてかしらと思案したが、やはり書評家たちが「リスク」を避けたというのが
実情ではないかと思う。

なにしろこれだけ態度の悪い書き手が四人集まってしまったわけである。
好意的に書評すれば「あの類か……」という致命的な決めつけに
業界内部的に立場を失い、否定的に書評すれば、居丈高に説教垂れる、
せせら笑う、向こうずねをかっぱらう、パイを投げつけるなど
掟破りの反批判を覚悟せねばならない。
仮に私が書評を頼まれてもおそらく遠慮するであろう。

こうなれば「その本が存在したことさえもできればはやく忘れたい本」として
記憶されることを願うばかりである。

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by zhimuqing | 2013-05-22 23:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

ライブのお知らせ

先の土曜日、ムスメの小学校初の運動会が無事に終了。
父兄が血眼で撮影に頑張っている幼稚園(正直ひいてしまう)に比べると、
ゆるい感じで、こちらのほうが楽でいい。
楽なのはいいのだが、赤組の席に座っているムスメを観に行った私の父が、

おい、おまえ、レイの周りを男が取り囲んでいるぞ、なんだあのガキどもは。うちの孫の周りに座るのは百万年早い、大体お前がしっかりていないのだ、担任の先生にしっかり見とくよう、しかと申し渡しているのか、んんっ!おいお前、あの先生はいくつだ?別嬪さんじゃのう、なに?結婚している?そんなのはどうでもいい!このサンドウィッチは美味いのぉ!おい、見ろ!あのオヤジはヘルメットだぞ、ああいうのは潔くない、見てみろ、俺の頭を。おっと帽子を脱ぐと温暖化に繋がるから被ったままにしよう。先生に見られるわけにもいかんしのう。コラァァァ、あのガキャァ!レイに接近しすぎだ、ええい、もう面倒だ、つまみ出してくれよう、おい、さっきのあの先生はどこに行った?

等と、モンスター爺さん化する父を見張りつつ、その一方、すぐ横では

レイは男の子達と仲良くするのはいいけれど、おじいちゃんみたいに、色々な男の子にいい顔してみたりして、収拾がつかなくなったりしたら、大変だわ、隔世遺伝って言葉もあることだし、おじいちゃんみたいに似てしまったらどうしましょ、大体あんたは昔から飲み屋のオネエサンなんかにデレデレして、ケイとゴウを寝かせた後、わざわざ車で迎えに行ったあの時なんか、鼻の下を象のように長くして、いや象は鼻が長いのだから、鼻の下が長い動物はなんだったかな?マレーバクなんかは鼻もそうだけど、鼻の下も長かったような気がするけど、ちょっとあんた、そのサンドウィッチはレイちゃんとヨウくんのために買ってきたのだから、勝手に食べないでよ、

と心配する母がいたりして、なかなか忙しいのである。


さて、そんなファミリー・アフェアーは脇にそっと置いときまして、
久しぶりのライブの告知です!
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2013年6月23日(日) 新宿JAM 
【お昼の公演】BLOWN BLOWN presents「BLOWN HOUSE Vol.22」
出演:Voodoo Lotus、ultra speeds、その他
前売り/当日¥1500 open 10:30 start 11:00  
出演時間は追ってご報告を。多分13時とか14時とかじゃないかと。
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104年前のこの日はなんと言っても、スリの大親分、仕立て屋銀次が
日暮里で逮捕された由緒正しい?日取りですね。
お店のマスターの言葉では、若手のバンドとの対バンだということで、
オッサンの滴り落ちる汗は発汗量も濃度も若手とは比べ物にならないことを
存分に見せつけようと思います。
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メンバーは久しぶりのフルメンバーでございます。

Vo,Tb:ケンドリックス
G,Vo:ノブードゥー
G:プリーチャー
Key,Tb:マシーノ
Ba:マゴノシーン
Ds:LLクール・ボン


ストーカーに襲われたらしいとか、バスドラを踏み抜いた勢いだとか、
交通事故に合いそうになった女性を助けたら男だったので
地団太踏んだら骨折したとか、かかとの骨折で様々な風説が飛んでいた
ドラマーのボン氏もアダマンチウム合金を埋め込み、無事復活。
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完治していないようにもみえる人には
ロック魂が欠けているのかもしれない!

このバンドのライブでのお約束の新曲もご用意いたしますが、
なにぶん、久しぶりに6人揃ってリハしたのが、一昨日の土曜日。
うまく出産出来るかどうか、まったくもって不明確なところも
これまたいつものように、このバンドの常なのであります。
まあ、母体(この場合は父体か?)に宿っている感じでは、
なかなかの名曲になる予感がしていて、我々としても楽しみなところなのです。
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ちなみに69年前のこの日に突如生まれたのが昭和新山、
我々も山を作るのだ!
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by zhimuqing | 2013-05-20 20:28 | Funkentelechy | Comments(0)

NHKの謀は流石に深い

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5年前に比べ、めっきり使うチャンスがなくなった中国語、
錆びつき過ぎないうちにと、NHKラジオ講座のテキストを買ってきたのだ。
本文が多少堅苦しいのは、NHKと中国語の組み合わせなので仕方ない。
大学の中国語の先生に期待するのも筋違いだし、
やはり面白みに欠けるなあとパラパラめくっていると、
いやいや、なかなかこれが面白いのだ。

本文はさておき、文法等の例文がかなり笑わせる。
トゲのある言葉がてんこ盛り!
テキストの編集部の中に中国で痛い目にあった人がいるのか、
はたまた理不尽な編集長にこっそり抵抗して当てつけているのか、
色々気になるところである。
はたまた局の上層部の意向を汲んで、庶民レベルでの日中の摩擦を増やそうと、
こういう言い回しを身に付けさせようとしているのかもしれない。
(NW9の大越某の報道のように)

と、ここまで打って面白例文を紹介しよう!と思っていたのですね。
例えば、こんな感じ。

真没想到是他偸了我的銭包。
彼がわたしの財布を盗むなんて本当に意外でした。

なんだけど、ランダムに並んだ文章、色々抜き出してみると、
なんとも含蓄の深い意味深長な流れになることを発見。
ちょっとしたストーリーが流れているようなのだ。
天才的なライムとストーリーテラーと言えばクールGラップやナズ、
最近だとケンドリック・ラマーだが、それに勝るとも劣らない。
NHK、恐るべし!

この色々なところからピックアップしてみた例文なんかは、
上司がいない時の私の職場での同僚との会話を完全再現したような感じ。
職場の同僚でこれを読む人がいない(ブログを教えていないので)のが、
大変残念な気もするほど。


我怎麽説他都不聴。
私が何を言っても、彼は聞く耳、持たないんだよね。
他從不聴別人的話、你怎麽説都没用。
あの人はこれまでもずっと他人の言うことを聞こうとしなったし。
何を言ったって、無駄だよ。
這種道理連小学生都明白。
こんな理屈、小学生でさえ分かるやろ?

這個問題値得我們討論嗎?
この問題、俺らで考えるだけの価値があるのかな?
他的建議不値得我們去考慮。
あの人の話、考えるまでも無いんじゃない?

他老以為自己什麽都明白、其実他什麽也不明白。
あの人、いつも自分は何でも分かっていると思っているけど、
実は何も分かっていないんだよね。

我怎麽也受不了他那麽驕傲的態度。
どうしてもあの人のああいう傲慢な態度に耐えられないよ。


うーむ、これでは完全に最近の我々の同僚との会話ではないか!
恐るべしNHK!
NHKはその昔、サラリーマンNEOで我々の部長を揶揄したような登場人物を創造させ、
いつも私の隣に座っているYさんを悶絶させた過去もある。
NHK内部の状況も相当大変なことになっているのではないか?

しかし、このくらいはまだ序の口だと言える。
4月と5月号に散りばめられた例文を再編集すると、
そこには恐るべきドラマが展開されているようなのだ。

まず場面は、出かける娘に対する父親の小言のような一幕から。


你這条裙子太短了、再長一点兒就好了。
おまえのこのスカートは短すぎる。もう少し長ければ良かったのに。



その後の展開はもう怒涛のガブリ寄りだ。
コメントを差しこまない方が味わい深いので、
素材そのままの姿でご賞味ください。




都這麽晩了、我該告辞了。
もうこんなに時間、そろそろ帰らないと。
地鉄末班車已経開了、要不你今天就住在我家吧。
地下鉄の終電は終わってるよ。いっそのこと、うちに泊まっていったら?
我覚得没人理解我。
俺のことを理解してくれる人がいないんだ。
現在我能依靠的只有你。
今、俺が頼れるのはお前しかいないんだよ!



她怎麽還没回家来呢。
あの子はどうしてまだ家に帰っていないのでしょう。
他最近很少給我来電話。
アイツ、最近私にほとんど電話をかけてこないなぁ。


門鍵上了、我們進不去。
ドアに鍵がかかっていて、わたしたち、中に入れないわよ。



既然你不想説、我也不問了。
お前が言いたくないのだったら、俺も何も聞かん!



我根本没想到他們在談恋愛。
あいつらが付き合っているなんて、まったく予想していなかった・・・。


這件事我哪能告訴他呢?
この事、言える? とても言えないでしょ。
如果明天他来的話、我就告訴他這件事。
もし明日彼が来たら、この件のこと、私は彼に言うわよ。
即使你不同意、我也要去。
たとえ反対されても、わたしは行くわ。
既然你一定要跟他結婚、那我也不反対了。
どうしてもあなたがあの人と結婚したいと言い張るのなら、
だったら私は反対しないわよ。


聴了妻子的話、他有点兒不高興了。
妻の言葉を聞いて、彼は不機嫌になった。




你先別発火、有話好好兒説。
腹を立てずに、言いたいことがあればちゃんと話してよ。
我没告訴你這件事、是為了避免不必要的担心。
この事を言わなかったのは、余計な心配掛けたくなかったからなの。


請讓我再想想。
もう少し考えさせてくれよ。


即使他有不対的地方、你也不應該打人。
たとえあいつが悪かったとしても、殴ったらだめだよ。
請不用這麽担心。
そんなに心配するなよ。
什麽事都要往好処想。
何事もうまくいくと考えないと。
你尽管喝吧、今天我請客。
遠慮せずに飲めよ。今日はおれがおごるから。
我累死了、譲我休息一会兒。
なんだか俺はすごく疲れたよ。休ませてもらえないか。


ああ、なんてことでしょう!(ビフォア・アフター的に)
大揉めとなった家族の赤裸々な姿。

見たか、プリマク君!読んだか、ケンドリックス!
君達の家族の将来がここに予言されているのだぞ!
我が家はまったく大丈夫だが、20年後の君達とHちゃん、Yちゃんの
軋轢がここに記されているのだ。その上、毎日ラジオで放送されているのだ!
我が家は心配する必要はないのだが、君達にはそんな保証はないのだぞ!
心して噛みしめるがよい!私は全くそんな必要はないから大丈夫だけど。
私は最後のところで登場する、友人らしき人になる準備は出来てるよ。

それにしても、こんな濃厚なストーリーをテキストの各所に散りばめるとは、
NHK、やはりタダものではない?
これは働き盛りのお父さんに対し、中国語で悪いイメージを刷り込ませ、
対中国のビジネスを失敗させようとしている策略ではないのか?
田中宇のいう、対米随従派の陰謀なのか?
更なる研究を続けたいところではあるのだが、正直めんどくさいので、
どなたか、この研究を引き継いでもらえないだろうか?
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by zhimuqing | 2013-05-18 01:02 | Change! | Comments(0)

祖国と女達

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祖国と女達(従軍慰安婦の唄) 「白呪」(1975年)収録


美輪明宏 作詞・作曲

北は青森から 南は沖縄
売られ買われて 今日も旅行く
違うお国訛りで 慰めあいながら
捕虜の女囚も 同じ仲間さ
荒れ果てた肌に やせこけた頬
今日も覚悟の最後の衣装
バンザイ バンザイ

毎日百から二百 兵隊相手に
朝日が昇り 月が落ちるまで
いずれ死んでゆくことが 決まっている男
虚ろに空を 見つめる女
涙も渇れはて痛みもないさ
そこには 神も仏もない
バンザイ バンザイ

誰の子かわからぬ 赤子残して
死んだ女やら 銃を片手に
愛する若い兵士と散った女やら
歌える女は 子守唄を唄う
あまりの怖さに狂った女
嫌な将校に斬られた女
バンザイ バンザイ

男はなんていいんだろう羨ましいじゃないか
勲章貰えて、恩給も付くさ
死ねば死んだで 名誉の戦死とやらで
立派な社に奉られるんだろ
私も男に生まれていたら
今ごろきっと勲章だらけ
バンザイ バンザイ

戦に負けて帰れば 国の人たちに
勲章のかわりに 唾をかけられ
後ろ指さされて 陰口きかれて
祖国の為だと死んだ仲間の
幻だいて 今日も街に立つ
バンザイ バンザイ
ニッポン バンザイ
大日本帝国バンザイ バンザイ バンザイ

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by zhimuqing | 2013-05-16 01:08 | U GOTTA FRIEND | Comments(2)

ざわざわとあっけらかんと

昨日ムスメが小学校の図書館から絵本を借りてきた。
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『わたしのおとうと、へん・・・かなあ』 マリ=エレーヌ・ドルバル

フランスの≪幼児期と染色体異常を考える21世紀の会≫の提唱で創られた絵本。

まだ6歳だけど、6歳なりに、弟のことを色々考えて、
この本を選んできたのだろう。
一晩経っても、まだ気持ちがざわざわしている私。
だけど、あっけらかんと本の感想を喋るムスメの姿が多分一番正しい。
大人はごちゃごちゃ考えるから、駄目だな。
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by zhimuqing | 2013-05-14 23:18 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)

世間は狭い

58兄さんのセッションで知り合ったドラマー、A太郎さんと
去年からちょくちょくスタジオに入って音合わせをしているのだが、
昨夜セッションの時の休憩の何気ない会話に驚きました。

その昔良く出入りしていた福岡・西新のライブハウスがあるのだが、
我々(私とプリマク氏)が出入りするようになる少し前まで、
なんとA太郎さんがそこで働いていたというのだ。
しかも、プリマク氏が一時在籍していたバンドでも、
そのちょっと前にドラムを叩いていたという。
さらに、私の当時の盟友である芸名ミスター・Pとも友人で
一緒のセブンイレブンでバイトをしていたという。
更に出て来る出て来る、当時の福岡の濃厚なバンドマンの面々の名前。
うーん、驚きました。

東京で全然関係のない、こちらで知り合った58兄さんに紹介してもらい、
お互い意気投合して一緒にスタジオに入っているという人が
時期は違うとはいえ、西新のJA-JAの当時のメンツと太い繋がりがあるとは、
なんとも世間は狭いもんですな。
さっそく、当時の仲間のメガトン剛田やミスターPと7,8年ぶりに連絡。
滅茶苦茶盛り上がったのだが、アドバイス?も頂きましたよ。

あいつは上手いばってん、女癖も悪いし、借りた金も返さないし、
大ぼら吹きやし、スケベやし、気をつけんといかんばい。


三人三様、お互いのことを同じように言い合っているのが、
大変微笑ましい。バンドマンの麗しい友情ですね。

福岡に戻りたくなるな。
とりあえず2年以内の目標として、Voodoo LotusとこのA太郎バンドで
福岡でライブをやることを目標にしようかな。

さて、5月の連休も過ぎ、かなり遅めの衣替えをしているのだが、
これまた懐かしいTシャツが出てきましたよ。
Pファンク・シリーズ。
結構大切にしているので、押し入れにしまったままだが、
ヨメのおかげで穴は空いていない模様。
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92年の秋のブーツィー@大阪ウォーホール、オールスターズ+ブーツィーの近鉄劇場、
ブギーがベースを弾いてくれたベイサイド・ジェニー。
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裏側はこんな感じ。

で、こっちはもっとレアな一品ですよ。
【New Power G 】Tシャツ!
これを持っている人はほとんどいないでしょう。
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左側のやつは当時ブラザGが書いたイラストをTシャツにプリントしたもの。
こっちのほうはまだ持っている人が複数いると思うが、
右側のシャツは高校生のGが手書きで書いたもの。
本人も持っていないかも。
兄ちゃんが持ってますので、必要だったら、連絡ください。ややしわしわですが。
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by zhimuqing | 2013-05-12 23:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)