<   2012年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧

それでは、よいお年を!

ということで、今日で今年も最終日ですね。

早速だが、音楽の年間ベスト10を発表!

① ONDATROICA
② DR. JOHN:Locked Down
③ QUANTIC Featuring ALICE RUSSELL:Look Around The Corner
④ ELLE VARNER:Perfectly Imperfect
⑤ FRANK OCEAN:channnel ORANGE
⑥ ROBERT GLASPER:Black Radio
⑦ KENDRICK LAMAR:good kid, m.A.A.d. city
⑧ GEORGIA ANNE MULDROW:Seeds
⑨ MERIDIAN BROTHERS:Desesperanza
⑩ ESPERANZA SPALDING:Radio Music Society


次点
・Big Boi:Vicious Lies And Dangerous Rumors
・Mint Condition:Music @ The Speed Of Life

①~④、⑤~⑧、⑨~⑫の順位はその日の気分で大幅に変更されますが、
今この瞬間の気分ではこんな感じ。

例年よりも新譜というか新録を聴くことがなかった一年。
熱心に聴いていたのは、モータウンのシングル集やコルティーホやプエンテ、
90年代前半のヒップ・ホップ、復活ディアンジェロのライブ音源、
それにブートを大量!に含む80年代プリンス。

正直に言いますと、今年の初めというか、昨年末の段階では、
ディアンジェロの新作とモネイちゃんの新作2枚で
ワン・ツー・フィニッシュの予定だったのだが、
一体どうなったのか、大晦日となった今日現在、未だ発売無し。

その中で、強く心惹かれたのは、やはりコロンビア。
クァンティックとフレンテ・クンビエーロの織り成す、
懐かしくて新しいコロンビア音楽には心底興奮させられた。
e0147206_2283342.jpg
ウィル・ホランドとマリオ・ガレアーノの渾身の仕事となる
オンダトロピカはやはり文句なしの充実作。
ここ数年の努力が実を結んだ訳ですが、ここから更に発展しそうで、
私の中でも期待度は盛り上がるばかり。
e0147206_2284554.jpg
ドクター・ジョンは製作陣もよかったこともあるだろうが、
漆黒の暗闇で蠢く有象無象な何かを見事に捕らえていて、
実にイマジネーションに溢れている名作。燃えました。
e0147206_2285890.jpg
ウィル・ホランド=クァンティックとアリス・ラッセルとのコラボ作は
歌や演奏、録音も素晴らしいのだが、なによりも曲が良い。
なんだか、今この瞬間に1位にしておいた方がいい気がしてきたぞ。
アリス・ラッセルの声もとても好きなのです。
e0147206_2291297.jpg
エル・ヴァーナーはなんと言っても、声から溢れる生命力。
逸材には行ける所までガシガシ進んで欲しい。
来年ビルボードライブに来るということで、正直困っているところだ。
e0147206_2292594.jpg
前にも書いたが、フランク・オーシャンは絶妙な制球で魅せる表現に尽きる。
これを超えるアルバムは作れないかも、とも書いたけど、
意外にあっさりと超えてきそうな気もする。
e0147206_2293740.jpg
グラスパーはアルバムを聞いた当初は今年一番かと思ったのだが、
観に行ったライブが正直もう一つだったので、やや順位を落とす結果に。
それでもこのアルバムの持つ、清冽だが濁りのあるテクスチャーは
フランク・オーシャンにも通底するものであり、
今の気分をたくみに掬い上げていると思う。
e0147206_2295274.jpg
ラマーは聴けば聴くほど良くなってくるが、やはり前半部分がいい。
過去から現在に至るまで、名作を連発出来たヒップホップアクトは
ほんの僅か、一握りしかいないので、これまた次のアルバムが勝負かな?
ブラック・ヒッピーの4人での活動には物凄く期待している。
e0147206_230575.jpg
順位付けが難しかったのは、ジョージア・アン・マルドロウ。
凄いアルバムだし、部分部分で消化は進んでいるのだけど、
未だに全体像が掴めない。
全体像を掴もうとすること自体が間違いなのかもしれないが。
5年後ぐらいのある日、突然開眼しそうな予感もする。
e0147206_230173.jpg
メリディアン・ブラザーズは結局ブログで紹介する時間が無かったのだが、
これまた、フレンテ・クンビエーロのギタリストの別プロジェクト。
コロンビアの音楽から贅肉はおろか、筋肉もそぎ落とし、
残った骨格のカルシウム分を珪素に置き換えたような音楽。
アンパンマンでもワンピースでも一番ヒップなのは骸骨キャラだし、
人間、見かけや肌の色が違っても、骨の色は同じと言い放った
ブラザGの名言を思い出したりします。
e0147206_230326.jpg
箱庭に限界を超えて80年代初期のファンクを詰め込んだエスペランサは
改めて聴き返すと、箱庭ファンクな感じがスティーリー・ダンのよう。
(といっても、スティーリー・ダンのことはあまり知らないのだが)
小気味の良いベースとパトリース・ラッシェン風味の歌の組み合わせは
やはり心地よいです。私もDavid GageのCzech-Ease、欲しいです、はい。

次点はボイとミント・コンディション
いずれも聴き込めていないので、次点扱い。
聴き込んでいけば、10位に食い込むことも十分ありうるかな。
ファンクの領域を広げ続けているボイ、
メロウさに磨きのかかるミント・コンディション。
あと、マダムギターパンダと渋さ知らズのCDは聴くことが出来なかった。
来年へ持ち越しさせて頂きます。

ダウンロードものでは、順位は付けないが、

◎Bonnaroo Superjam:2012-06-09
◎D’Angelo & The Testimony:January 29, 2012 Paris
◎Del The Funky Homosapien:WCA Limited Ⅱ Fela Remix
・Droop-E:Blvck Diamond Life
・Elle Varner - Conversational Lush (DatPiff.com)
・Hot Heavy & Bad:Undercover
・J Rocc:The Madlib Remixes 1997-2007
◎Re:Generation musical Project
◎Tarib Kweli + DJ Hi-Tek:The Re:Union Mixtape
・Trinidad James:Don’t be S.A.F.E.

あとは、ディアンジェロのVoodooツアーの音源各種か。
e0147206_2304459.jpg
基本的にもう時代はこちら側に来ているのだろうけど、
どうしてもブツが手元にないと、大事に聴かないかな。
ここにあげた10作は結構聴いた方だが、
◎をつけた作品以外はやはり聴きこみが甘かったように思う。
心から感動したのは、ボナルーでのディアンジェロ登場を告げるアナウンスと
エリカ・バドゥとジガブーの邂逅か。

さて、その他、今年感銘を受けたものを列挙。

【本、漫画】
『ブラックジャック創作秘話』原作:宮崎克 画:吉本浩二
『ヒップ -アメリカにおけるかっこよさの系譜学』ジョン・リーランド
『スマイリー三部作』ジョン・ル・カレ 
『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンド
『ふしぎなキリスト教』橋詰大三郎・大澤真幸
『戦後史の正体』孫崎享
『悪い時 他9篇』ガルシア・マルケス
『かの子繚乱』瀬戸内寂聴
e0147206_23133.jpg


【ライブ、舞台、その他】
『なにわバタフライN.V.』
『シェウン・クティ&アフリカ80』
『町山智浩×面影ラッキーホール 対談』
e0147206_2321718.jpg


【映画・DVD (新旧含む)】
『エル・ブリの秘密 世界一予約の取れないレストラン』
『カンパニー・メン』
『裏切りのサーカス』
『チョコレート・ファイター』
『ギャラクシー・クエスト』
『アカデミー 栄光と悲劇』
e0147206_2332523.jpg


【テレビ、映像関係】
・スイシンジャー
・Sharlock 2
・Wu-Tang Vs. The Golden Phoenix
・NHKクローズアップ現代 水俣病“真の救済”はあるのか ~石牟礼道子が語る~
・王様のレストラン
・BAD 25th
e0147206_2351329.jpg


【展覧会】
『プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影』
『没後150年 歌川国芳展』
e0147206_2355792.jpg


色々大事な人々が星になってしまって、とても悲しかったが、
でも、感謝の気持ちも一杯です。ありがとう。

ホイットニー、チャック・ブラウン、ベリータ、ダック・ダン、
ピート・コージー、テリー・キャリアー、小沢昭一
皆さんが作り上げた素晴らしいモノは大切にいたします。
オキモト先生、貴方のおかげで私と弟の今があります。
シンヤ兄ちゃん、日々大事に生きなければいけないことを改めて。


今年も大変色々な方にお世話になりました。

アル様やhisanos様をはじめ、ライブに来て下さった方、
ブログを読んでくれた方、つたない内容で申し訳ないです。
更に精進を重ねたいです。

ミッコ様、衣装の件で色々無理を聞いていただき、ありがとうございます!
本物の持つイマジネーションと瞬発力と展開力に心底感服いたしました。
それにしても打ち合わせから本番当日まであんなに持続的にワクワクしたのは
久しぶりでもありました。

M.A.様、お借りしている貴重なブツ、ありがとうございます。
今年後半は殿下一色で、大変充実しました。
年内にお返ししたかったのですが・・・。
新年早々にお送りできそうです、申し訳ないっす。

ケンドリックス、ノヴードゥー、プリーチャー、マシーノ、ボンの皆さん。
なかなか充実したバンド活動が出来て楽しかったです。
もしかしたら、私のバンド歴で一番充実していたかも。
ひとえに皆さんのお力があってのことです
来年はもっと充実させたいというのが、私のひそかな野望です。
その他のバンド関係者の皆さまも大変お世話になりました。

ようこチャン、ご生誕おめでとう!
ター君とナオミ嬢、ご結婚おめでとう!
大川シェフ、色々お心遣い、誠にありがとうございます!
モヤーン氏はドラムも練習するように。
ロンマクは痛風を直して、ハープを吹くように。

父と母には、いつも心配をかけ続ける不詳の息子で正直スマン。
ブラザGは私の心の支えにて、誇りとなる存在。
ヨメには、迷惑のかけっぱなしで頭が上がらないのは、
来年も変わらないかも。申し訳ない。
そして、レイとヨウ、私のすべてのパワーの源。

さて、ベースの練習でもするか。
e0147206_2444213.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-31 00:28 | U GOTTA FRIEND | Comments(4)

25周年

今年2012年はマイケルのBADが発売されて25周年。
スパイク・リーが撮ったドキュメント「BAD25th」、
私の誕生日に合わせて特別編集盤をNHKが28日深夜に放送。
やるなぁ、NHK。
これはなかなか嬉しい誕生日プレゼントだ。
e0147206_3231155.jpg
音楽にどっぷりハマってしまったのは、BADがきっかけだった我ら兄弟。
BADによって人生が大きく変わってしまったことは
間違いない訳で、片方は今日も下手っぴなベースを弾きつつ、
もう片方は踊りと歌でメシを食いつつ、となんとも感慨深いものがありますね。
あれから、なんと25年も経ってしまうのか?

さて、肝心のNHKで放送されたドキュメンタリーは
「マイケルジャクソン BADのすべて」という特別編集盤となっていて、
3部立てになっている。
1部がスパイク・リーのBAD25、2部がBADのクリップ、
3部が今年発売されたウェンブリ―でのライブ映像から3曲。
もちろん目玉は1部のBAD25であることは言うまでもない。

これがね、けっこういいんですわ。
毎年8月29日にマイケルの追悼イベントをやっている
スパイク・リーの編集なんで、外れはないと思っていたのだけど。
e0147206_325041.jpg
冒頭のBADの撮影秘話的なところで、いきなり自分の過去犯したミスに
気付かされて、大いにうろたえる私。
言われてみれば、BADはニューヨークが舞台。
特に、ブルックリンの地下鉄のホイト・スキーマホーン駅。
e0147206_323386.jpg
私がニューヨークに行ったのは2002年だが、
10年前の私はあの場所に行くことさえ思いつかなかった。
ブルックリンには遊びに行ったのに、何という大失敗。
高校時代、地下鉄の博多駅の筑紫口側がBADの地下鉄の駅に似ていると
ひそかに楽しんでいたくせに、何という失態。

さて、ドキュメンタリーについて言うと、
マニアにはどうか分からないが、私にとっては初めて見る映像がてんこ盛り。
BADでの振り付けのために、ホテルの部屋で練習するマイケル、
サイーダ・ギャレットと一緒に歌入れを行うマイケル、
ウェズリー・スナイプスとの本番前の緊張した面持ちのマイケル
Leave me alone での撮影風景、ホイットニーとのツーショット。
I just can’t stop loving youが元々ホイットニーと歌う予定だったとも、
私は全く知らなかったよ。
実際にこれが実現して、仮にBADでもプリンスと共演していたら、
プリンス、ホイットニー、スティービーと悶絶する組み合わせだ。
e0147206_327144.jpg


ジェフリー・ダニエルズが結構いっぱい出て来るのも嬉しい。
BADの撮影時にいきなりアドリブが入っていたこと、
それがリズム的にもばっちりで最高だったこと等、結構興奮する。
振り付け師に対して、マイケルが発した言葉も興味深い。
踊りを押し付けないでくれ、音楽にもっと語らせるのだ、等等。
e0147206_3272310.jpg
随所に出て来るリハーサル時のマイケルの動きの素晴らしさは
称賛する言葉が素晴らしいとしか言えないのが、我ながら情けない。
ジャクソン5時代の映像(ポップやロックを披露)もまた凄まじい。
他にも、マイケルがSmooth CriminalのPVを撮る前に
どのようなアイデアを持って臨もうとしていたかを示す貴重な資料も
大変興味深く、またその研究熱心さは非常に印象に残るものだ。
e0147206_3292325.jpg
スタイケンの写真(右)を意識した写真(左)をジャケに使う予定もあったらしい。
レコード会社に却下されたらしいが、なんと勿体ない事を。

コメンテイターも多岐に亘り、またその時期も最新のものに加え、
87年当時のものも多いのが、ポイントが高いところだ。
当然ながら、興味深いコメントは大変多い。
ヴォーカルレンジが3オクターブ半以上あったとか、
トレーナーに低い声で歌うようにアドバイスされたが、聴き届けなかったとか。
ヴォイス・トレーニングの貴重な音源も。
映像に関して言うと、マーティン・スコセッシに色々語らせているのが、
個人的には嬉しいところ。
e0147206_3273817.jpg
アーティスト関係や業界関係者ももちろん色々出て来る。
シーロー、カニエ、クリス・ブラウン、マライア・キャリーや
アンドレ・ハレルやLA・リードとか。
基本的にはどの人もまあ一ファンのスタンスだが、
その中で、クエストラブは流石に面白い指摘が多いが、
BADでのシャモンと発音されるカモンは実はメイヴィス・ステイプルスへの
オマージュだったという説は、全く気が付かなかっただけに実に新鮮。
やるなあ、クエストラブ。
あと、謎なのが、BADのPVで私の知らない場面があり、
それについて、マライアなんかが語っていること。
この休みの間にもう一度、じっくり見直してみるか。

あと、やっぱり嬉しかったのが、当時私の憧れだった女性、
タチアナ・サムツェンが出て来るのも嬉しい。
e0147206_3281015.jpg
子供の頃に母親に泣いてねだって買ってもらったアルバムが
ジャクソン5のABC、その後15年して夢がかなったとの話や
当初キスするはずが、スタッフから止められたという話。
(とはいえ、その後ステージで見事実行する訳ですが)
e0147206_3285551.jpg
余談になるが、プレスリーの娘と結婚するのだったら、
このタチアナ嬢と結婚してくれた方が、私は嬉しかったんだけどね。
ホイットニーだったら、なおのこと嬉しかったのだが。

アルバムBADの曲はほぼ紹介されるのだが、
一方でまったく触れられない曲が2曲ありまして、
Speed Demon とJust Good Friend。
元のスパイク・リーの映像には入っていそうな気がするのだけど。
実は2曲とも私は大好きな曲なんですね。
Just Good Friend はひそかに敬愛するStronger Than Prideの
アベハ・マリポッサ氏から酷評された、いわくつきの1曲。
「単なる売れ線狙いのバブルガム・ポップ」とか
「この曲が好きでたまらないという人はさすがにそういないだろう」とか、
「どうしてこんな駄曲が収録されてしまったのか?」等。
e0147206_3395413.jpg
実は「さすがにそうはいないだろう」「この曲が好きでたまらない」のが
何を隠そう私なのでありますね。
たしかに、バブルガムなポップ曲ではありますが、
メロディーも素晴らしいし、分かりやすいけど、実は凝ってる展開もいい。
なにより軽快な曲に滑らかに乗りこなす、マイケルとスティーヴィーの
しなやかな歌いっぷりが何度聴いても気持ち良すぎるのだ。
私はむしろこの曲をシングルカットしなかったことを不思議に思うくらい。
正直言って、I just can’t … やDirty DianaやSmooth Criminalよりも
好きなのだが、私がおかしいのだろうか?うーむ。
e0147206_3411767.png


ということで、個人的にはBADのほうがThrillerよりも好きな私としては、
大満足なドキュメンタリー、無事に録画も出来ているのだが、
やはりこうなると、さらなる拡大版にてDVDを発売してもらわないと、
納得できませんね。
ソニーさん、そこのところ、よろしくお願いしますよ!
滅茶苦茶期待してますんで。
e0147206_344253.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-29 23:28 | Funkentelechy | Comments(18)

生命をひらかねば!

41歳ということで、このありがたいお言葉を
しっかりと噛みしめたい。
e0147206_23383012.jpg
自由に、明朗に、あたりを気にしないで、のびのびと発言し、行動する。
それは確かにむずかしい。苦痛だが、苦痛であればあるほど、たくましく挑み、
乗りこえ、自己をうち出さなければならない。若い時こそそれが大切だ。
この時代に決意しなければ、一生、生命はひらかないだろう。

激しく挑みつづけても、世の中は変わらない。
しかし、世の中は変わらなくても自分自身は変わる。
世の中が変わらないからといって、それでガックリしちゃって、
ダラッと妥協したら、これはもう絶望的になってしまう。
そうなったら、この世の中がもっともっとつまらなくみえてくるだろう。

だから、闘わなければいけない。
闘い続けることが、生きがいなのだ。

しかし、いままで、僕はずいぶんと闘ってきたが、世の中が変わらないどころか、
逆に悪くなってきている。つまらなくなってきたことは確かだ。

変えようと思っても、変わらないのは事実なんだ。
だけど、挑むということでぼく自身が、生きがいをつらぬいている。

ぼくは絶対に、変わらない社会と妥協しない、これが、僕の姿勢だ。
e0147206_23384914.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-28 00:28 | Open the gate | Comments(4)

ソイレント社の製品が遂に本邦初登場?

e0147206_13461945.jpg
これはこういうご時世、なかなかパンチがあるな。
仕事柄、食品の表示をチェックすることは多いけど、
ここまでパンチ力を発揮しているものを見たのは初めてだ。

ソイレント・グリーンが発売されるのは、2022年だったと思うのだが、
ソイレント社は早くも新製品を開発したのか?
e0147206_13465128.jpg


ウィキペディアより

『ソイレント・グリーン』は、1973年のアメリカ映画。
ハリイ・ハリスンの小説『人間がいっぱい』をベースとした、
人口増加により資源が枯渇し格差が拡大した、暗鬱な未来社会で起こる
殺人事件とその背景を描いたSF映画。

舞台設定は2022年、ということはあと10年後の世界ですね。
流石に「本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なもの」にはなっていないけど、
社会の格差は確かに広がってきているな、と思ったりもする私です。
年末年始に久しぶりに、もう一回観てみようかな。
e0147206_1347111.jpg
e0147206_13472418.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-26 08:28 | Hot Barbeque | Comments(0)

クリスマスの夜ですな

クリスマスとなると、クリスマスソング。
クリスマスと言えば御大JBの命日、
Hip-Oから出ていたJBのクリスマス集を聴いているのだが、
今年は娘が幼稚園で練習していた歌と曲目が結構かぶる、
ジャクソン5のクリスマスソング集を集中的に。
70年発売の通算3枚目のアルバムだけに、内容は文句無し。
当時中学3年ぐらいのジャーメインの歌も実に上手いが、
小学5年生のマイケルの歌は上手いだけでなく、凄味を感じさせる。
ムスメにもその凄さが少しでも伝わってくれればよいのだが。

ということで、クリスマスイブの我が家。
プールから帰って来たムスメがヨメサンと一緒に
一緒に何やら作っている模様。
パパは見たら駄目だと、現場から締め出される私ではあるが、
声がデカイので、作業内容と進行状況が手に取るように分かってしまうのだ。

ということで、完成品はこちらの通り。
e0147206_23282770.jpg
これは良くない。
年末年始で体重が激増しないよう、細心の注意が必要なのに。
と思ったら、ヨウたろうがバクバクと私の分も食べてくれました!

夜中にはサンタがやってくるクリスマスイブだが、
私の気が付かないうちにプレゼントが届いていた模様。
こっそり中を見ると、こんな感じ。
e0147206_23364594.jpg
明日の朝が楽しみだ。
e0147206_2337186.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-24 23:28 | Dawn 'n' Shine | Comments(2)

日本盤買っても良いと思ったのだが

フランク・オーシャンに並ぶ今年のブラックポップ話題作、
雑誌とかネット関係の多くで12年度のベストに選ばれる事も確定済みの
ケンドリック・ラマーのメジャー・デビュー作≪good kid, m.A.A.d city≫。
入手した直後はピンと来なかったのだが、2ヶ月ほど聴き続けると
効いてきましたよ、じわじわと。
e0147206_3134619.jpg
Gファンクとかクイックとか、そういう色々な過去を踏まえた音、
滑らかなベイスやメロウなギターのアルペジオ、は とても気持ち良いし、
ラマーの艶やかなフロウはレイドバックしたり、たたみこんでみたりと、
リズムに対する解釈も多彩で自由自在。
曲のテーマに合わせて声音自体を変化させていたりもするし。

とはいえ、ここまで指示を受ける理由はやはりライムなんでしょうね。
ギャング、女の子、ウィード、カネ、暴力、車、フリースタイル、酒、
そして身近な人の死と周りの家族の愛。
コンプトンのありふれた(ギャングでない)青年の日常を淡々と描きつつ、
それでも未来に向けるポジティブな視点。
(日本語訳でじっくり読んでみたいので、日本盤を買っても良いと
久しぶりに思ったのだが、なんと日本盤は出ていない模様。
e0147206_3153182.jpg
おそらくラマーの少年時代を中心にしたブックレットの写真は
ラマーの両親の写真もいっぱいある、なかなか微笑ましいものが多い。
ジャケットの目線を黒く塗りつぶした写真からは
正直想像できなかったのだが。
しかし、写真のお父さんは茶目っ気もあるけど、なかなか怖そうだ。

前半はコンプトンの若者の楽しげな側面を反映しているが、
中盤以降、その現実というか裏側に迫り、
最終的にはその現状に飲み込まれないという決意を新たに、という感じか。
ただ聴く分にはやはり前半の方がいいね。
e0147206_3141566.jpg

西海岸ノリが濃厚な(ベースラインも最高)のM1,M2、
スクーリーDを思い出すカウベルをバックにラガ風味を効かせるM3、
流麗なピアノとコンガが絡む前半が一転してハードコアに変わるM4。

M5にはブラック・ヒッピーがJay Rockが参加。
声質とスタイルが結構違ってワイルドなので、大変映える。
ちなみにIt go Halle Berry or hallelujah
Pick your poison tell me what you doin Explaing というコーラスは
意味が完全に掴めないけど、真似したくなります。
で、ジャネットのあの曲の蜜のような声をサンプリングしたM6が
前半の山場ですかね、今のところ。
e0147206_3155497.jpg
7曲目以降の中盤は仲間が撃たれたり、アルコールの問題を語ったり、
MCエイトが登場してコンプトンの掟を教えたりと重々しい展開。
音的には個人的にはあまり好みではないけど、
アルバム1枚通してのストーリーとしては欠かせない部分。
でも、個人的には前半が好みだな、やっぱり。
e0147206_3162220.jpg
ということで、結構みんな待たされたのだけど、
それだけの価値がある、何度も聞き返したくさせるアルバム。
最新型にして素晴らしい内容のブルーズ。
言葉がストレートに入ってくると、また違うのかもしれないけど。
個人的には、スヌープが次代のNWAと言っているらしい、
ブラック・ヒッピーとしてのアルバムが聴きたいかも。
というか、アブ・ソウル、スクールボーイ・Q、そしてジェイ・ロックも
聴いてみなきゃいかんと思った次第であります。
それにしても、もう一人私が長いこと待っているあの人、
ジェイ・エレクトロニカのアルバムはまだなのか?
[PR]
by zhimuqing | 2012-12-24 01:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

濃密ななにかに包まれる

東京新聞を読み始めて1年半経ちますが、
原発関係はもちろんのこと、今回の選挙前後の報道も
大変素晴らしいと思っているどころか、感謝の念すら感じている訳ですが、
実は夕刊の「この道」というリレー連載?が結構面白く、
これをひそかに毎日の楽しみにしている訳ですね。
ちなみに今連載しているのは往年の名投手、杉下茂。
おお、俺の出番だと、私に連絡してきそうな人が
身の回りにいそうな気がするが気にしないことにしよう。

e0147206_3361485.jpg
さて、今のところこの連載で一番面白かったのは、やはり瀬戸内寂聴。
高名な作家なだけに、面白いのは当たり前だとも言えるが、
伊藤野枝や大杉栄、岡本かの子等の伝記小説を書く際の取材秘話を
自身の人生を重ねて書きつづる連載は静かな迫力に満ちていて
同時期に経産省前でハンガーストライキをやっていた姿と合わせて
柔和な尼さんという漠然としたイメージを大きく覆すものでした。
e0147206_3364932.jpg
ということで、本屋で色々著書を漁っていたのだが、
最近のエッセイというか随筆のようなものはたくさん見つかるのだが、
肝心の伊藤野枝とか岡本かの子の方が見つからない。
調べてみると、現在は出版されていないということで、
古本屋で色々探していたところ、ついに見つけましたよ、「かの子繚乱」。
e0147206_3352171.jpg
詩人にして作家である岡本かの子、今では岡本太郎の母親といった方が、
はるかに通りが良いのだろうけど、そのかの子の伝記小説。
予想はしていたものの、濃密ななにかが次から次に押し寄せて、
行きつく暇もない本ですね。

圧倒的な生命力を誇る岡本かの子の人生が
瀬戸内晴美という人間の中で渦巻く情念の中で増幅されて
読み手の私の周囲をうずめてしまう。
かの子とその周りの男性達の人生も凄まじいし
作中で引用される文人達のかの子評も凄いが、
瀬戸内晴美の集中力と咀嚼力があってのものだとも思う。
e0147206_11144997.jpg
文中で引用されるかの子と太郎の手紙も
こちらの腹の奥にずしんと響くものだし、
かの子の若かりし日の歌も実に鮮やかだ。
かの子亡き後の太郎から父一平に宛てた手紙も。
芸術に人生を捧げたこの3人の著書もきちんと読んでみなければ。
e0147206_3355631.jpg
人間はたとえ女でも何事にも志は高くどこまでも高く保つものよ、
わたしは満身創痍を受けても高く高く-もがいて苦しんで
それを抱き締めたいの。 岡本かの子

それにしても、こういう素晴らしい本が書店で入手できないのは、
実に不幸なことだと思うよ。
次に狙うのはやはりこれも名作の誉れ高い「美は乱調にあり」ですかね。
これまた(安価で)入手が難しそうなのが、難点だが。
e0147206_3381616.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-22 00:28 | La Sombra Del Viento | Comments(0)

苦いオレンジ

愕然とした日曜夜の衝撃はまだ冷めやらない。
新聞もテレビも見たくない。
暗惨とした未来が見える気がするのだが、
それを文章にしたくもないし。
ということで、重い気分のまま鹿児島に出張して来ている私なのだが、
せっかく鹿児島にいるのに、あいにくの天気で滅茶苦茶寒い。
関東よりもずっと寒いのでは?
せっかくの鹿児島が台なしだ。アベ壺三のせいだ。
e0147206_23233453.jpg


さて、今年一番のブラックポップの話題作《channel ORANGE》、
フランク・オーシャンのメジャー・デビュー盤。
アルバム発表時にメディアで色々と流れたゴシップに
初めはそういう話題作り先行か?と思ったのだが、
私の早とちりでした。
若さ故の繊細で壊れそうな感情が丹念に磨きこまれている。
慈しむように歌われる歌は、しかもヒリヒリとした後味を湛えていて、
タイプはかなり違うが、ダニー・ハザウェイの苦味にも似ている。
今後、この瑞々しさを保っていくことが出来ると思えないが、
これは素晴らしい音楽だ。

アンビエントといったほうが通りはいいのだろうが、
ダブを通過した沈降していく音像。
テクスチャーとして一番近いのはシャーデーの近作か?
静溢な空間と丁寧な歌いっぷり等。
もっともシニカルな視点はシャーデーよりもずっと濃厚だが。
声自体に特に魅力を感じるわけではないし、
これみよがしに大声を張り上げたり、
こぶしを回しまくったりするわけでもないが、
感情の機微がうまく表現できていると思う。
自分の声の響きを良く理解しているので、説得力も抜群だ。
プリンスやRケリーの影響も濃厚なように私には聞こえるが
それだけでない、フランク・オーシャンならではの個性が
くっきりと彫り込まれているのが良い。

よどんだ空気の中の閉塞感とどうしようもない憂愁は
格差が広がり、先行きが見えない今のアメリカの社会を
反映しているのかもしれないが、そういう意味では、
残念ながら今の日本でも十分すぎるほどのリアリティが。
雄弁過ぎず、聴き手の想像力を書き立てる楽曲も素晴らしい。
ライターとして世に出てきた人だからかもしれないが、
どの曲も好き嫌いはあれ、大変レベルが高く、
聞けば聞くほど、新しい発見がある。

ヌメヌメした地声とファルセットの対比は際立つ”Thinking of you”、
途中で転調するコード展開に救われる”Sierra Leona”あたりは
かなりダウナーなダブ調で、イギリスっぽくもある。

寸止めなエレピが気持ちよい“Sweet Life”はソウルクウェリアンズ以降、
もっと正確に言うと、マックスウェルの最新作の流れを汲んだ
シャキッとしたドラムが立つグルーヴチューン。
後半に出てくるギター(チャーリー・ハンター?)と
ドラム、エレピの有機的な重なり具合はたいそう美しいのだが、
直ぐにインタールードに入ってしまい、非常に勿体無い。
ドラムとベースが引っ張る“Monks”なんかも同系統。
歌の崩し方も魅力的だ。
ちなみに“Pilot Jones”でのフワフワしたギターもハンターかな?
ギタリストのクレジットには、ハンターの他にも、
ジョン・メイヤーとか、アンドレ3000!とかの名前があるが、
曲ごとのクレジットがないのが、不満といえば不満。
“Pyramids”はジョン・メイヤーかな?

エルトン・ジョンの”Bennie & Jets”風のピアノの4つ打ちが入る
“Super Rich Kids”はコード展開を含め、R.ケリーの姿が見え隠れする。
メリスマを利かせすぎずに、情景を見せていく歌なんか、特に。
“Crack Rock”もエレピのフレーズ、ふわっと乗せるベースが印象的。
ドラムの良さは言わずもがな。
語り口調であったりもする歌はプリンスに近い。

プリンスといえば、声の重ね方やスネアの残響音の処理、リズムパターン含め、
“Lost”が80年代プリンスに一番近いか。
実は最近こういうプリンスっぽい音作りが復権しているなと
感じていたりもするのだが、それはまた別の機会に。

このアルバムに収められた曲はどれも出来が良いと思うのだが、
個人的に白眉だと思うのは、アンドレ3000が登場する”Pink Matter”に尽きる。
アルバム全体を貫いている静溢な空気がじわじわと濃厚なファンクネスに
変化していく様子が大変刺激的だ。

生々しく歌い上げるフランク・オーシャン、
途中で加わるシンプルなスラップ・ベイス。
ヘィィィィィと入ってくるアンドレ3000のあのフロウ。
猛烈に撚れる変態ギターは多分アンドレによるもの。
ぶっ壊れ具合が最高だが、それに続く二人のコーラスが猛烈にドープだ。

元々オーシャンからビッグ・ボイも参加を要請されていたこの曲、
ダンジョン・ファミリー以外でのアンドレとボイの揃い踏みはNGだとの
アンドレの意向を汲み、ボイは不参加になったとの事だが、
だったら、早くアウトキャストの新作頼むよ、とも言いたくなるのは、
全世界に数百万人いると私は思う。
ジミヘンの伝記映画もいいけど、ファンキーでドープなブツを
早いところ一発ぶちかましてくれ!

ということで、最後のほうは私のアンドレ愛が溢れてしまったわけだが、
今年発売されたアルバムでも屈指の一枚。
正直、2枚目以降でこのアルバムを超えることは難しいと思うが、
超えることが出来なくても、まったく恥じることはないと思うし、
仮に超えることが出来れば、それはそれで物凄いことだ。
出来ることなら、私の予想を大きく超えてほしいものだ。

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-18 23:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

後世に残るこの世界最大の悲劇は

キング牧師

後世に残るこの世界最大の悲劇は 悪しき人の暴言や暴力ではなく
善意の人の沈黙と無関心だ。
e0147206_2562880.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-16 02:58 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

STAY STRONG!

気付いたのが36分、直接話したのが1時間6分、遅れてすまんかった。
おめでとう!
e0147206_1343558.jpg

ラッシュアワー2でクリス・タッカーがジャッキー・チェンに言い放つ一言。

俺がマイケルで、お前がティト!

日本語の字幕ではティトが分かりにくいと思ったのか、
『お前はバブルス』になっていたけど、
今の若い人にはバブルスも分かんないだろうな。
私も早くバブルスレベルからティトまでグレードアップしたいものだ。
e0147206_1404627.jpg
なにー!バブルスにも追い付けていないなんて言わないでください。
ちなみに現在29歳、マイアミでまだまだ元気らしい!

まずはバブルス、その後はティト、願わくばセイバートゥースぐらいまで。
e0147206_1253781.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2012-12-16 01:25 | Popper's Delight | Comments(2)