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一度は食べてみたかったけど

機内でのシートテレビプログラム、見逃した映画を発見すると、
物凄く得した気分になりますね。
まさか機内で「エル・ブリの秘密 世界一予約の取れないレストラン」が
放送されているとは予想していませんでした。
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ということで、昔クーリエ・ジャポンでその記事を読んで気になっていた
スペインのレストラン「エル・ブリ」の1シーズンを追ったドキュメンタリーですね。
確か「エル・ブジ」だったと思うけど、発音表記が変わったのかな?

45席のシートに1シーズン20000人の予約希望が入る、
予約の取れないことで有名なレストランですが、
肝は料理長フェラン・アドリアによる液体窒素等を用いる調理法ですね。
業界で「分子ガストロノミー」と読ばれているらしい。
食事に来た人を驚かせる、新機軸というか変化球というか
前衛的な料理です、はい。
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オフシーズンに店を閉めて、他の場所に移って
主要スタッフがメニュー開発にかかりきりになるわけですが、
その開発段階でのフェラン・アドリアの発言がいちいち面白い。
「今の段階では味は同でもいい」とか「まず驚きが必要だ」とか、
メニュー開発の姿勢が、私が食材とか食事で考えるところから
随分かけ離れているところが新鮮です。
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で、その製法に興味津々で見ていたのですが、
チーズを液体窒素で凍らせる、脂肪をオブラートに包んでシャブシャブ風で、とか
普通の発想から生まれない料理と調理法に驚きますが、
私が思うに、基本はフレンチに代表されるソースの文化なんでしょうね。
それを徹底的に推し進めたものなのだと思いますね。

見ていると、デキストリンを使ったり、キトサンを添加したりと、
画面上には出てこないですが、添加物を大量に使っていることは間違いないでしょう。
乳化剤とか増粘剤無しでは作れないようなメニューもたくさん。
やはり素材の味を活かして作る料理とは方向性が違うかな?とも思いましたね。
奇をてらいすぎている気も。
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とはいえ、最後にまとめて出てくるメニューは、とても魅力的でもある。
現在閉店してしまったそうだし、仮に開店していても予約は取れないのだろうけど、
一度は食べてみたかったと思いますね。
使用している食材を見ると、柿とか柚子なんかもよく使っていたし、
広東料理風なんてメニューもあったので、
かなり和食や中華も研究していたのだと思います。

なんで、フェラン・アドリア氏とエル・ブリのスタッフには、
是非とも「昆虫食入門」を読んで欲しかったな。
さすがに抵抗ある昆虫食といえど、エル・ブリの手にかかれば、
魅力的なメニューに生まれ変わったのでないでしょうか?
それだったら、私も抵抗なく食べることが出来そうな気がするのですが。
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周辺環境も大変良さそうですし、ねえ。
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by zhimuqing | 2012-05-29 07:28 | Hot Barbeque | Comments(0)

一勝一敗かな

マッチポイント
ウディ・アレンの映画ですが、
当たり外れの振幅の多い(ですよね)アレンの映画の中では、
これは残念なほうですかね。
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随所にホホウと唸らせられる場面はあるが、
肝心の本がアレンにしては、イマイチすぎる。
脚本でアカデミー賞にノミネートされたそうだが、
その理由もいまいちよく分からない。
色香に惑う男、何も考えていない金持ちの子女、
やや安直に過ぎる展開で、楽しむポイントがどうにも見つけにくい。
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見どころはただ一つ、スカーレット・ヨハンソン。
画面から溢れ出る反則とも言える色香に満足できれば
観る価値のある映画だといえるし、
主人公クリスの勝手ぶりはいいとしても、その役得ぶりが気に喰わなければ、
退屈な映画なのでしょう。
そうか、アカデミーの人達もこの色香に惑わされただけだと思えば
ノミネートされたこともまあ納得できるかな。

最近のアレンの映画はこんな感じなのかな?
ウディ・アレンの新作が今週封切されるけど、
行くかどうか、どうにも迷ってしまいますね。
でも、気になるので、多分見に行くのでしょう。
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カンパニー・メン
リストラされたエリートサラリーマンの姿を描きつつ、
今のアメリカの企業のあり方を問うお話。
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膨大な報酬を得る大企業の経営層に対する批判をにじませながら、
働くことの意味を問いかけるストーリーは
今の気分にもピッタリで、話に引き込まれる。

オジサン達の演技がとても良くて、なかなか染みます。
会社の存続(と自己の高収入)の為になりふり構わないトップに対して
複雑な感情を滲ませるトミー・リー・ジョーンズが特にいい。
やり場のない気持ちを押さえこむクリス・クーパーの演技も。
主人公を支える奥さんを演じるローズマリー・デウィットも初めて観たが、
役柄で得している気もするが、実に魅力的だ。
あと、ケヴィン・コスナー、見事にオジイサンだ。

ただ、これはもう私の個人的な感覚なのだけど、
ベン・アフレックが何故か苦手なんだな。
嫌だとは思わないのだけど、この人にどうにも感情移入が出来ない。
演技は折り紙つきだし、政治的な姿勢も好きな方なんですが。
徐々に慣れていくしかないのでしょうか?

エリートだった人達が仲間で立ち上がるというお話はいいのですが、
その一方で職業紹介所にいた、そんなに恵まれていない立場の人達のその後が
やや気になったりするのだけど、考えすぎかな。
あの気の良い黒人のお兄さんの今後が大変気になるなぁ。
とはいえ、働くことということに関して、
色々考えさせられるところがあるし、
自分自身を見直す気になったりもする。
映画としても面白いし、中年の世代に入りつつあるオッサンは
観ておいて損はないでしょう。
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ああ、もうなんという味わい深さだ。
しかも宇宙人についても詳しいときた。
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by zhimuqing | 2012-05-27 23:28 | A Felicidade | Comments(0)

最近読んだりしたもの(メモ)

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≪ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ≫ ジョン・ル・カレ

村上博基による新訳版ということで、たまらず購入、たちまち読破。
翻訳者が違うというのは、音楽だったらミキサーが違うようなものかな?
ル・カレ自身による序文の翻訳が新たに加えられたのは、
さしずめボーナストラックとでもいいましょうか。

正直、菊池光との差が分かるほど、旧翻訳版を読みこんでないので、
私にはその出来の善し悪しの比較は出来ないなあ。
村上博基は名翻訳で有名というか世評の高い人だが、
スペンサー・シリーズで大変お世話になっている私には
菊池光の日本語にもなじみが深いし。
かといって、あの込み入った文体を原文で読もうという根性があるか?と言えば、
大変心元ないのが我ながら情けないところです。

とはいえ、先日映画で観たばかりなんで、
ストーリーの体内への浸透具合はかなり良好。
やはり問答無用の大名作です、はい。
因みにスマイリー3部作、残り2作も無事再発されているのだけど、
村上博基が以前から気になっていた所に手を入れたということで、
こちらはリマスターとでも考えるといいのでしょうか?
さて、どうするよ、マゴノシンさん?



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《さそりたち》井上ひさし

詐欺師すれすれのセールスマンの活躍を描いた連作、79年の作品。
代表作とはいえないし、現にアウト・オブ・プリント扱いだか、
この時期、筆が乗っていた井上ひさし、やはり切れがあり、小気味が良い。
こんな感じのホッコリした話を紡ぐ作家は最近少ないですね。
宮部みゆきには無い下世話な味もほどほどあり、これがまた良いのだ。
船橋や市川が出てくるのもマル。佳作です。
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こまつ座の舞台、一度見に行かないと!




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ワックスポエティックスの一応最新号21号

待ってました、プリンス特集!
ジェシとモーリスのインタビュー、クエストラブのコメント、
貪るように読みました。
個人的には、アラン・リーズを引っ張り出していたのに興奮しました。

ここに付け加えるとしたら、私だったらどうしよう?
流石に殿下にお言葉を頂くのは無理だろうから、
スーザン・ロジャースによる録音時の秘話、
キャットやグレゴリーに聞くステージの組み立て、
もちろん歴代バンドメンバーのインタビューは複数必要か?
ウェンディ&リサはもちろん、リーヴァイ・シーザーJrとか
出来たらデズ・ディッカーソンあたりの話も欲しいところだ。
もしかしたら、本家版にはその辺りも含まれているかも。

相変わらず、本家の記事と国内版の記事に差があると思うのだけど、
それでも、こんなに夢中になれる国内の音楽雑誌は大変貴重ですね。
アラン・リーズに関しては、JBに関しても是非インタビューを!




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≪昆虫食入門≫ 内山昭一

プリマクさんの大推薦があったので、購入。
昆虫を食糧として真剣に論じた1冊。
口絵(写真)の料理例にまずブッ飛ばされるのだが、
中身は全方位から昆虫食について触れていて、
筆者による意気込みに圧倒される。
文章読んでいたら、昆虫食べていいかも?と思ってしまう私だが、
巻頭の昆虫料理の写真をみると、躊躇してしまう軟弱な私。

とはいえ、絶品だというカミキリムシとか
ナッツの味がするセミ、茹でると確かにエビみたいなバッタ、
ここでは触れられていないが、素揚げにしたサソリは
もしかしたら食べられるかも。
ウナギのかば焼きのような味だという蜂の子は姿さえ見なければ。
シャコもエビも同じ節足動物だしねぇ。
とはいえ、さすがにいくら美味といっても、
マダガスカルゴキブリは勘弁してもらいたいっす。

福岡出身の私には、イナゴや蜂の子も食べ物として馴染みが無いのだが、
そうだ、私の家族にも、虫を食べた人がいたような気がする。
東南アジアのロケで確かカミキリムシの幼虫を食べさせられた人が。
早速聞いてみましょう。

私:ねえねえ、あの時食べたカミキリムシって、どんな味やった?

G:あの時、実はあれ、ホーリーが食べたんよ。

うーむ、参考にならない。抜け目のない奴め。

個人的にはアミノ酸や不飽和脂肪酸の含有率について
分析しているアプローチが興味深かったが、
同時に、品種改良を進めると、更に良い食材として
発展しそうなところが今後の研究課題として深そうな気もする。

とまあ、そういう楽しみに溢れた本で、一気に読めたのだが、
要は、価値観とか偏見とか文化とか、そういうモノの見方一つで
目の前にあるものの感じ方が違う、ということが提示されている訳で、
そういう意味では、エンターテインメントな本であると同時に、
ひどく深い余韻のある本でもありますね。
これは読んでおいて良かった。
お勧めです。食べるか食べないかは、別として。
虫寿司の写真をここに載せておこうかと思ったのだが、
その勇気も無い私は価値が一面的に過ぎるのか?
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by zhimuqing | 2012-05-24 23:28 | La Sombra Del Viento | Comments(0)

そのまま当てはまるので

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新宿で公開中のブラック・パワー・ミックステープを観る。
のっけから登場するストークリー・カーマイケルのカッコよさに悶絶。
ヒップホップの元祖だというのは、その筋では既に周知のものだが、
始祖にて最終到達点であるとも思う。
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母親をインタビューするカーマイケル。
この短いシーンだけでも、その天才性が良く分かる。

アンジェラ・デイヴィスの麗しい姿も、
マルコムXの極めて理知的な声とタダならぬカリスマ性、
キング牧師のタフな迫力にも圧倒された。
それに対してルイス・ファラカーンは、
その目の奥が商売っ気に満ちているような気がして、
悪いけど、圧倒的に格が落ちてしまう。
エルドリッジ・クリーヴァーも芯が弱そうに感じたのだが、
これは私の先入観もあるかも。
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映像にかぶさる今のコメンテーターはいずれも良いが、
タリブ・クウェリのコメントが個人的には好きだった。
あと、やはりエリカ・バドゥは最高ですね。

映画館には7人ぐらいしかいなかったが、
たしかにジャンル的に集客は難しいかもしれない。
でもね、チャンスを閉ざされた事で発生する格差、
一部の人間の利益の為にその格差が固定されてしまうこと、
その不条理に立ち向かう人々の姿、
これはそのまま今の世界の当てはまる内容なんだけどね。
ブラックパンサーの女性達の眼力の凄さ。
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フランスの選挙、ギリシャの選挙、Occupy Wall Street の運動、
反原発、TPP、グローバリズム、新自由主義。
なかなか考えさせられる。
なかなか良いタイミングでの公開ですね。
願わくば、もっとたくさんの人の目に触れてほしいのだが。
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70年前後の素晴らしくカッチョイイファッションがてんこ盛り。
なのだが、字幕と合わせて観ると、そちらに集中出来ない。
なので、DVDで持っておきたい1本か!
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by zhimuqing | 2012-05-22 23:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

ひさびさにほっこり

今日のお相撲、久々にほっこりする内容。
初土俵から20年、弛まぬ努力が生んだ優勝。
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後輩O崎君と私は学生時代「大変味わい深い顔だ」と
別の方向で評価していたのだが、
上位に弱く、魁皇にとっての安全パイ(5勝34敗!)だったので、
様々な意味で、その深い味わいを堪能していたのだが、
その味わい深い顔が涙で更に深みを増す。
白鵬が優勝パレードで旗持ちを務めるというのも大変良い!
うん、よしよし!
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本割が終わった時点で涙がこぼれていたのが、
大変印象深かった。

個人的には、把瑠都が稀勢の里に勝ったのも嬉しかったし、
日馬富士と白鵬との1番も良かった。
白鵬がちょっと前よりも弱くなってきているのではないか?
把瑠都にここはもうちょっと頑張ってほしいものだ。

それにしても、今日の千秋楽、父と一緒にテレビを観ていたのだが、
応援する力士が見事に違うので、取り組みを見ながら、
「よしっ」「ダメヤっ」という掛け声が交差するのも
昔と同じでなかなか面白いものだ。
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by zhimuqing | 2012-05-20 23:28 | All The Kings Men | Comments(0)

そのリズムはこれからもずっと止まらない

チャック・ブラウンは言わずと知れたDCが誇る
ゴーゴーミュージックのゴッドファーザーな訳ですが、
その後進バンド(というか、後輩?弟子?)が持たない
コクというか、いなたい味わいが格別なのだ。
自身のルーツを慈しむ気持ちがあったのだろうが、
ファンクやブルーズ、ジャズの超有名曲をゴーゴーのビートに乗せて
延々と演奏していたのだが、その肝は延々と続くビートの気持ち良さ。
第一義がダンス・ミュージックであることを理解しない評論家からは
なにかと非難を受けたものだったのだが、そのへんは無視して良いと思う。

後輩バンドが持つことが出来なかったコクは、
やはり無名時代の経験の積み重ねがなすものだと思いますね。
私としては、初期の3枚に濃厚なラテンの風味を大変いとおしく思うのだが、
これも無名時代にラテンのバンドで修業していた成果のたまもの。
そして、そのラテン・パーカッションの乱舞は
80年代以降のゴーゴーに見事に引き継がれた訳ですね。
ミュージシャンの選択眼の素晴らしさも勿論素晴らしい。
Kenneth ScogginsやRicky Wellman、Juju Houseといったドラマー、
Jerry WilderやJohn Euwell等のベースも腕っこき。
ほとんど無名の人が多いのだが、長時間演奏するゴーゴーのスタイルで
鍛え抜かれたこともあるのでしょうね。
(かつてンデゲオチェロもゴーゴーの効用をそのように言っていたような)

リズムセクションだけでなく、ホーンの目利きも素晴らしい。
80年代以降のPファンクを支えたグレイトなホーンセクションの
Greg Boyer、Bennie Cowan、Greg Tomasの3人だって
元はと言えば、チャック・ブラウンの御用達というか配下。
個人的に好きなのは、初期の2枚でフルートとサックスを吹いている
Lloyd Pinchbackかな?ファンクバンドのフルートでは一番かも。
ルックスのイケて無さもまた格別だし。
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グレッグとベニーはその後、サディークに合流!
ファンク道が美しく続いて行く!

ということで、4年前に観たライブが最初で最後の直接体験になった訳ですが、
でも、あの時の波動?や空気は確実に私の細胞に残っていると思いますよ。
ゴーゴーが止まらない音楽であるように、チャック・ブラウンのリズムも
私の中でずっと止まらないのだ。
ありがとう!
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ゴッドファーザーが自ら2回も書いてくれた
サイン入り「Bustin' Loose」!
正真正銘の家宝なのだ!
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by zhimuqing | 2012-05-18 08:31 | Funkentelechy | Comments(0)

純度の極めて高いファンクネスの塊

ああ、ベリータ・ウッズまで・・・
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ひしゃげた声は純度の極めて高いファンクネスの塊。
生で聴くと、驚くほど図太く、ソウルフルだった。
90年代以降のPファンクの歌はこの人によって
支えられていたといったも間違いない。
この人の歌が入ると、ビシっと1本筋が入ったものだ。
というより、Pファンクの歴史でもゲスト扱いの歌手を除くと、
グレン・ゴーインズと双璧といっても過大評価でないのかも。

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数年前に再発されたブレインストームの諸作も特に有名な訳でもないし、
私が知らないだけで、70年代から色々なシングルを発表しているはず。
遅すぎるのであるけれど、詳細なディスコグラフィーをまとめて、
再評価の光を当てるべきなのだろうと思う。
とはいえ、なかなかベリータ・ウッズの本当の力を
きちんと引き出しきった録音というのがあまりなさそうなのが、
大変残念ですね。

でも目を瞑ると、大阪や横浜で観たその姿が
私の頭の中でくっきりと浮かぶし、
その記憶を大切にしておこうと思ったりする夜でした。
オールスターズ名義のアルバムを聴いて、偲ぶことにしよう。
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by zhimuqing | 2012-05-15 23:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(1)

抜群の駆動力、最高でした

ああ、ドナルド・ダン・ダック逝去のニュース。
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ブルース・ブラザーズとして来日公演に来ている最中の急逝、
結局本物に会えるチャンスはあったのだけどなぁ。
学生の頃、福岡でブルース・ブラザーズを観に行った時、
ベースがダック・ダンでなかったので、大変がっかりしましたね。
後に、当時ガンと闘病していたことを知ったのだが。
その後復活して、元気に活動していたし、日本にも良く来ていたのだけど、
ついつい後回しにしてしまいました。後悔先に立たず。
バーナード・エドワーズ、ジョニー・ギター、そしてダック・ダン・・・

ダッグ・ダンの演奏はMG’ズで大変個人的にも馴染みが深く、
様々な曲が即座に脳内で再生される。
MG’ズとしての好きな曲を選ぼうと思うと、いくらでも出てきますが、
ダック・ダン単体として、好きなプレイを選ぼうとなると、
なかなか選びきれない。
やはり、ダック・ダンの凄みはMG’ズ4人としての強靭な噛み合わせ。
人目を惹くインタープレイではなく、鉄壁の4人で歌をがっしり支えた上で、
全体をグルーヴィーに推進させる駆動力。
そういう意味では、ベーシストとしての理想的な状態。
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代表曲となるのは、やはりオーティスと組んだ一連の名曲群、
ジャンプだと誰もが知っているI Can't turn you loose、
スローだと曲の良さと知名度のバランスでI’ve been loving you too longかな。
個人的には、サム&デイヴの名曲の数々やピケットとのあの曲も捨てがたい。
でも、どれか一枚となると、ジョニー・テイラーの「Who’s makin’ love」ですね。
ややファンキーなジャンプ、スロー、ブルーズ、どれもこれも完璧。
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でも、聴き直していくと、その瞬間に聞いているMG’ズの音が
一番良く聞こえるのだろうな。
これからも大切に聴き続けていきます。RIP
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モシャモシャしたヒゲと髪、触ってみたかったな。
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フェンダーUSAから出ていたダックダン・モデル、一回弾いてみたい。
でも、あんなふうに弾けるはずもないのだけど。
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by zhimuqing | 2012-05-14 08:28 | Blues 4 Terapin | Comments(3)

静かな緊張感が心地よい

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ル・カレの名作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を
映画化した「裏切りのサーカス」、観に行きましたよ。
イギリスでは大きな話題になっていたらしいし、
公開に合わせて文庫本も復刊されたし、
結構盛り上がっているように感じていたのだけど、
公開から3週間過ぎた時点で、意外に公開している映画館少ないのね。

で、肝心の映画ですが、これはなかなか良く出来ている。
原作の流れを損なわずに、あの複雑な話を2時間の枠に
スッキリと収めていて、実に分かりやすい。
2時間の間、映画館に漂う静かな緊張感も心地よかった。
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とはいえ、原作を読んでいるから分かりやすいのであって、
いきなりだと、やや難しいかもしれないですけど。
映画館もそのことは、よく承知のようで、半券を持っていけば
2回目はタダだというキャンペーンをやっている。
私はこういう愛情こもったキャンペーン、大好きです。
パチパチパチ。

もちろん、小説を読んだときと登場人物のイメージが多少違うのは
仕方ない。
スマイリーはもうちょっと丸っこくて冴えないイメージだし、
コントロールはもっと偏執な感じ、レイコンはやや間が抜けているし。
話が進むにつれ、気にはならなくなるのだけど。
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このゲイリー・オールドマン版スマイリー、
昔の折り合いの悪かった上司Mさんにやや似ているのが難点?だ。
なんだか複雑な気分になる。

演出も良く、言葉一つ一つのやりとりが実に練られており、
静かな緊張感が息もつかせない。
スマイリーの表情を眼鏡に隠し、はっきりと見せないのも良い。
最後の対決の時だけははっきりと分かるが。(それも良い)
原作のスマイリーの得体の知れなさはないが、
映画なので、こういう見せかたもありだと思う。
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原作に濃厚に漂う情念、葛藤、嫉妬、愛憎、そういったものが
やや希薄なのは、小説と映画というものの性格の差なのかな。
コントロールのモグラに対する執念と無念、
それを引き継いだスマイリー、アンに対するスマイリーの執着、
その辺りのモロモロを存分に感じたければ、原作を読めば良いのだし、
間とか台詞回しとか、そういうものは映画で楽しめば良いのだと思う。
ヘイドンとプリドーの関係はもう少しじっくり触れてほしかったが。
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ちなみに、私が一番注目しているベネディクト・カンバーバッチは
ギラムの役なので、たくさん出てきます!
が、ホームズでは黒髪だったのに、ここではブロンド。
ブロンドだと、あの謎めいた雰囲気が活かせないかな。
たしかに、ギラムは、分かりやすい性格ではあるのだけど。
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ちなみにソ連から亡命を希望するイリーナは大層美しかった。
原作のイメージよりも、これは大幅に良いぞ!
無常なカーラの振る舞いに、なんということを!と思ってしまう私。

でもイリーナの登場する舞台がイスタンブールになっているということは、
映画の続編があるとしても、スマイリー3部作の最高傑作である
「スクールボーイ閣下」はない、ということですね。
あれは香港が舞台でないと成り立たないからね。
うーん、少し残念かも。

ということで、いつになるか分からないけど、
続編「スマイリーと仲間たち」を早くも心待ちにしています。
でもガマン出来ないので、原作を読みなおすとするか。
それとも、アレック・ギネスとパトリック・スチュワートが対決する
BBCのドラマ版のDVDを購入するという手もある。
さてどうしよう。うーん。
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by zhimuqing | 2012-05-13 00:28 | A Felicidade | Comments(0)

ファースト・コンタクト

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VOODOO LOTUS
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未知なるファンクネスを求めて漂流中でありましたが、
この度、ようやく地球に戻ってくることが出来そうです。
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帰還予定日:チチの日 6月17日(日) 午後
着陸予定位置:歌舞伎町 新宿JAM
入境人頭税(予定):7066.8ジンバブエドル(=68.01コロンビアペソ)
別途D代:987.3335 ナイジェリアナイラ(=3175.136セネガルフラン)がかかります。
ラクタジーノやブラッドワイン、ロミュランエール、アルデバランウイスキー等



VOODOO LOTUS

【乗組員名簿】

名前(主なパート):艦内での主たる役割、備考(特徴、特技等)

ケンドリックス(vo):ディスラプター、好物:ケトラセル・ブラック

ロノブー(g,vo):フォース・フィールド、特技:ウーマックス

プリーチャー(g):フォントン・トルピードス、趣味:ホロ・スイート

マシーノ(key,tb):クロッキング・デヴァイス、好物:ガーグ

マゴノシーン(b):トラクター・ビーム、状態:ポンファー

L.L.クール・ボン(d):ワープ・ドライブ、特技:バトラフ

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長寿と繁栄を!
Qapla'!
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by zhimuqing | 2012-05-11 23:28 | Funkentelechy | Comments(6)