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やはり愛情が大事

遅ればせながら、Xメンの最新作「ファースト・ジェネレーション」を。
タダでさえ、元の3部作のプロフェッサーXはパトリック・スチュワートだし、
そこに「ファースト」とか「ジェネレーション」なんかがくっついている。
(ちなみに原題は「X Men First Class」)
もはや、そこは「トレッキーほいほい」みたいな感じで、
当然私もほいほい見に行ったわけですが。
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若き日のマグニートとエグゼビアのストーリーなので、
一番陰影に富んだ良い話になりそうだと思っていたが、
単純に割り切れないほろ苦さもありつつ、
これまでのファンに対するサービスもあるという、なかなかの娯楽作。
最近BSで放送されているバットマンのシリーズよりも
やはり私はこちらの方が好きですね。
ゲイ差別だとか人種差別なんかがモチーフになっている、というか
他のマーベルものよりも深みを与えているのは間違いないですが、
その辺の分析はみんなやっているので、ここではパス。

本編?よりも以前の話を描くということで、
スタートレック方式で完全にキャストを入れ替えたわけですが、
この方式はなかなかいけますね。
とはいえ、前のシリーズの流れを尊重しているところに好感が持てますね。
Xメンの初作と同じく、ナチの強制収用所のシーンから始まるところは
このシリーズのテーマに通じる部分なんで、絶対に外せないしね。
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キューバ危機とミュータントの暗躍を組み合わせた展開は
個人的に良く出来ていると思います。
当時のソ連の要人のガードが弱すぎるところなど、
多少?なところもあるけど、そこは映画なんだし、
第一ミュータントなんで、問題ないでしょう。
テレパスがいたら、あんな面倒な手を打たない筈とか、
そういう無粋なことは言ってはダメです。

個人的に一番気になるのは、敵役のエマ・フロスト。
テレパスである上、体がダイアモンドになるという設定。
最強なのではないでしょうかね?
教授とマグニートのコンビにあっさり捕まってしまうのはいいけど、
その後アメリカ政府に甘んじて監禁されているところは
今ひとつ理解できないかな。
それにしても、エマと教授の一騎打ちはやらなくて正解。
テレパス同士の戦いだと、どうしても地味になってしまうのでね。
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教授の髪の毛ネタとか、ウルヴァリンとかストームのカメオ登場とか
その辺の小ネタには、シリーズに対する愛情を感じて嬉しくなる。
ということで、既に決まっているらしい続編と続々編にも期待大です。
うーん、続きが早く見たい。
アザゼルとワグナー、ハヴォックとサイクロップスとがきちんと繋がるのか?
レニー・クラヴィッツとリサ・ボネットの娘はまた出てくるのか?
その辺が大いに気になるところですね。
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ソーイ・クラヴィッツさん。
でも、個人的には同じゾーイ嬢だったら、
スタートレック11のウフーラ(ゾーイ・サルダナ)の方がタイプです。(どうでもいいけど)
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by zhimuqing | 2011-06-28 20:28 | Funkentelechy | Comments(2)

色々とお願いしたいのだ!

ということで、録画しておいたFela、何度か見たのですけど、
やはり素晴らしい。

フェラが自身の音楽を作り上げるまでが前半、
政府との軋轢が増す中、ヨルバの精神に立ち返り、
軍隊に殺された母親の棺を大統領府の前に置きに行くまでが後半。
まあ、フェラの人生自体については、知っている話ばかりだけど、
改めて映像として、このように表現されると、
もう参ったとしか言いようがないですね。

今回の放送では、当然ながら日本語の歌詞が同時に流れるのがいい!
板垣さんの本で紹介された一部の歌詞以外は、
日本であまり紹介されていないし、
歌詞の意味、あまり知らずに聴いていますからね、こちらは。
最新の日本盤はどうなっているか分からないけど、
昔の再発盤には歌詞の翻訳がきちんと載せられていなかったし。
それだけに、新鮮な感じを受けたし、フェラのリリックの面白さを
再認識しましたよ。

個人的にはKalakuta ShowとかAlagbon Closeなんかが
聴きたかったところだけど、選曲はまあ妥当な線かな。
サンドラ役のゴスペルっぽい歌は若干違和感があるものの、新鮮。
アンティバラスの演奏は原曲にかなり忠実だけど、
少しダイナミクスが足りない気も。
(我が家の音響設備の問題もあると思うけど)
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ただそれを補って余りあるのがバックのダンサーの群舞。
フェラの奥さん(ここでは9名)の華やかさは言うに及ばず、
男性陣の動きも実に美しい。
タップダンサーが一人混じっていて、
アフロビートにタップを合わせるのがとても新鮮だったんだけど、
あのダンサーはいったい誰なんだろう?
名のある人なのか?とクレジットを見ていたのだけど、
奥さん役は役柄の名前がはっきりしているので分かるのだけど、
男性陣はきちんと紹介されないので、良く分からない。

で、私が見たところ、9人いる女性ダンサーの中では、
オモララ役のCatia Mota Da Cruz とアラケ役のPoundo Gomisが
その美しさで一際目立っていたように思いますね。
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参考?までに、右がオモララ、左がアラケです。
二人に挟まれるマンボ氏がうらやましいぞ!


この二人をフューチャーした、ニャッシュ(お尻ですね)を解説するシーン、
あの場面は前半のハイライトでしょう。
ちなみにこの場面、私も試しに部屋で真似していたのですが、
ヨメからゴリラみたいと容赦ない指摘を受け、
類人猿時代の遺伝子を引き出すことが重要なんや!と言い返すも
不本意な感情が胸によぎったのは何故?

それにしても、Catiaさんの写真が検索してもあまり出てこないのが残念。
Poundoさんはやっぱり素顔も綺麗というか、
肌が物凄くきめ細かそうなのだけど、これはデジタル処理しているのか?
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顔を触ってみたくなりますのは私だけ?

とはいえ、この二人をプッシュしているのでは、ただの面食いということで、
友人各位からブーイングが出そうなので、補足をしておくと、
実は一番目を引くダンサーはモヒカン頭も美しいナジテ役の
Pamera Okoroaforさんですかね。
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ファンカティアーな香りが画面を通しても濃厚に漂って来るほど。
うーん、素晴らしい。
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と、ここまで書いて気が付いたのだけど、ブロードウェイでのキャストと
ロンドンでのキャストはどうやら大幅に違うみたいで、
オモララ役もアラケ役もナジテ役もみんな違うみたいですね。
いやぁ、キャストを変えてここまで凄いのが出来るというところに
世界の広さをつくづく感じますね、恐るべし!

舞台でのハイライトは母を殺されたフェラがオリシャの世界に入り込むシーン。
ヨルバの神々が乱れ踊り狂うシーンは、テレビの画面で見ても
文句なしに素晴らしい。
ただ、このシーンに限らないのだが、各所で素晴らしい群舞が展開されているので、
テレビのカメラの視点だけで追うのが非常に勿体ないですね。
ステージ全体を俯瞰して味わいたくなりますよね。
やはり生で味わうのがベストなんだろうけど、仮にDVD化されるのであれば、
マルチアングルを大々的に取り入れてもらいたいっすね。
いや、オモララとアラケをじっくり鑑賞したいとか、
そういう思惑はまったくないですよ、多分。

肝心の主役のケヴィン・マンボさん、映画キャデラック・レコードで
ジミー・ロジャースの役をやっていた人ですけど、
なんといってもマンボって名前が最高、マンボですからね。
見ているうちの本物のフェラ・クティに見えて来るのが不思議。
体つきはフェラよりもちょいマッチョだけど、
フェミとかショウンとかのクティ一族と並べて見ても違和感無いのでは?
サックスも達者、フェラよりももうちょっとフリーキーなフレーズが多いかな。
自身に満ち溢れた振る舞いは男である私も惚れそうな勢いだ。
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この左端が5,6年前のマンボさん
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数年後にこんなに精悍になるとは!

ただ、これは脚本の関係だけど、フェラが現実に悩むシーンが多いのだけど、
この辺どうなんでしょうね?
国外に活動の拠点を移すこととか、母親の死に関して悩むフェラの姿、
こういうのは観客の共感を呼ぶためにも大事ななだろうけど、
私が勝手に想像するに、フェラの闘争心はもっと熱く屹立しているもののような
気がするんですけどね。

まあ、それはさておき、フェラと母親との精神的な触れあいが
舞台の流れの中では一つの核になっているのだけど、
もともとブロードウェイでは、なんと母親役はパティ・ラベール!!
そうだったら、もっと凄まじい舞台になっていたと思いますね。
それにしても、なんというキャスティング!
ジェイZ、伊達にビヨンセを嫁にしてないな!
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途中からラベールは参加だったのかな?
やっぱり向こうでは、これは売りになりますよね、当然。

ちなみに、今回放送があったロンドン公演、チケット代を調べてみると
なんと10ポンドから24.5ポンドということで、
これまた驚きの価格設定!
まあ当然のごとく、即座にソールドアウトだったらしいのだけど、
羨ましいなぁ。
私だったら、10回は見に行きたいね。
日本に来てほしいけど、やっぱり来てくれないだろうなぁ。
この後、アムステルダム→ロンドン→シドニーまで決まっているらしい。
お金があったらシドニーまで見に行くんだけどね。

ということで、ベストは来日公演、その次がマルチアングルでのDVD化。
それも無理だったら、編集の都合でカットした部分を含めての再放送。
お願いしますよ、NHKさん。
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by zhimuqing | 2011-06-28 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

クリアブルーは涼しげで良いっす

帰国後いきなり日帰り出張で結構しんどいのですが、
お客さんのところまで歩いていたら、
道端の田んぼにホウネンエビを発見。
家に持って帰って、我が家の子供やその同級生に見せてあげたかったんだけど、
網も無いし、入れる容器も無いし、暑い中捕獲したら、
夕方帰る頃には全滅してそうだしで、断念。
うーん、残念だ。
来月行く頃にはもういなくなっていそうだし。

さて、家の安いレコードプレイヤー、壊れたままだったんで
LPを聴くことが出来ない状態になって久しかったのですが、
やっぱりLPしかない音源が聴きたくなったんで、
近所の中古屋さんでVestaxのブツを格安で購入。
良く見るコロンビアのプレイヤーと違ってステレオだし、
ロゴを良く見てみるとStaxが隠れているし。
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ということで、映えある1枚目を何にしようかと迷ったんだけど、
なにせこの暑さ(静岡はめちゃくちゃ暑かったんです)なんで、
1年以上前に購入するも聴けないままで放置されていた
このブツに決定。
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Reggae Interpretation of Kind of Blue

80年代初頭、ニューヨーク州立大学の教授ジェレミー・テイラーが
ジャメイカのミュージシャンをニューヨークに呼んで来て、
King of Blueを1枚まるまるレゲエ化したもの。
A面はあの5曲をカバー、B面はそのダブ。

ミュージシャンのクレジットは全くないし、
そもそもアルバムのどこにもテイラー教授の名前もない。
なんでも録音直後に教授が亡くなってしまい、
そのままお蔵入りしていたものらしい。
しかしながら、良いですね、このアルバム。
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ちなみにクリアブルーの盤もなかなか涼しげで良いではないか!

マイルスを模したミュート・トランペットがダビーな演奏の上で漂うのだが、
良く考えたら、マイルスとダビーでクールな音像との相性が悪いはずもなく、
録音当時にそのまま発表されていたら、この音は多分マイルスに届いただろうし、
そうなるとマイルスの80年代はもっと実りあるものになったのではないかと、
80年代のフュージョンなマイルスを評価しない私は
考えてしまう訳です。

元の5曲をそのままカバーしたA面も良いですが、
どちらかというとダブサイドのB面のほうが面白いかな。
ここでのダブはヒュンヒュン飛びまくるアップセッターなものではなく、
もっとストイックな都会的なダブなんだけど、
そのほうがモード時代のマイルスにはピッタリ来るという判断でしょう。
トランペットを尻目にワウが効いたクラヴィが跳ねる
Freddie Freeloader Dubが現時点でのベストトラックかな。
糸を引くクラヴィが変温動物的なぬめりを醸し出してて、
私のこれは大好物な感じです。
次点はAll Blues かな、やっぱり。

というか、ここまで書いてきてエレクトリック・マイルス、
特にOn the Corner以降PANGAEAまでのマイルスの音を
ブラックアークでリー・ペリーが処理していたら、
人類の音楽の歴史が変わっていたと思うことに今更気が付いた私。
Pファンクとブラックアークの邂逅に関しては思いを馳せていたんですけど、
この組み合わせを今頃思いつくとは、私もセンスがないですね、まったく。
しかし、そう考えると、自然にその合体技の様な音楽を繰り出していた
サン・ラーはやっぱり物凄かったということで、
やはりこの時代サン・ラーは避けて通れないのですね。
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ジェレミー教授のご尊顔を掲載したいのだけど、
良く分からない。
もしかしたら、このジャケの人?
うーん、謎が多いなぁ。
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by zhimuqing | 2011-06-26 00:28 | On The Corner | Comments(0)

最高の逸材だけに勿体ない!

ベトナムから帰って来たのだが、帰国便は早朝か深夜しかなく、
この経費節減の折、クライアントが選ぶ便は宿泊費が浮く深夜便、
ということで、今回も当然深夜便で帰って来ましたよ。
出発が現地時間23時(日本時間1時)、日本到着が朝7時、
で、到着2時間前に無理やり起こされて朝食を食べさせられるので、
ほとんど眠ることが出来ず、睡眠をこよなく愛する私としては
これが大変苦しいのでありますね。
ベトナム自体は結構好きなのだけど、この辺なんとかならないかな?
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それにしてもホーチミンはおしゃれな店が多いっす。

さて、我が家に帰りついて、何か聴こうと思ったのだけど、
なにせCDの整理が出来ていないので、
聴きたいと思った音源が出てこないのだけど、
かえって普段聴かないものを聴くので、これはこれで良いかも?

ということで、久しぶりに引っ張り出したリチャード・ボナ、
良いのは良く分かっていたけど、やはりいいですね!
低温でしっとりしていて、滑らかなボナの音は
ホーチミンよりも湿度の高い(高く感じる)今の東京の空気に
しっくりきて気持ち良い。
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物凄いテクニシャンなのに、それをひけらかすことはなく、
あくまでもトータルで音楽を捉えた音作りは
ベーシスト(テクニシャン系)のベーシストのCDとは思えない。
とはいいつつ、じっくり聴くと、手数ではないところで
物凄いプレイをしているのですけどね。

アフリカといえば、アフロの元祖だし、
フェラ・クティとかマプフーモの戦闘性とか
サリフとかユッスーの神懸かった圧倒的な歌のイメージがあるので、
どうしても濃厚な音楽を想像してしまって、
その一方で、滑らかでクールで涼しげな部分があることを
私なんか良く忘れてしまうのだけど、
ボナの音楽には、そういう瑞々しい柔らかさが全開で
これはもう別世界の凄い音楽だと感心してしまいますね。
(もっともフェラにもサリフにもそんな側面一杯ありますけどね。)

シームレスに滑らかに流れたり、突然柔らかく急展開する
ボナのベースやギターはサバンナで跳ねる羚羊類のよう。
で、その上にのっかるボナの歌がやはり凄い。
なんとも表現できないが、世界でも指折りの声なのではないか?
この声の持ち主が凄まじい演奏力を持っていて、
しかもそれをひけらかさずに、自身の音世界を作るために
バランス良く共存しているところがなんとも凄いですね。
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製作サイドの希望もあると思うけど、時折凄い早弾きも見せるけど、
それでも、そう弾く意味や必要性があってのプレイであることが分かるし、
信頼できるミュージシャンであることは間違いない。
ただ、その交流範囲がフュージョン界周辺が多いのが、少し残念ですかね。

例えば、アフリカだったら、BalojiとかKononoとか、
アメリカだったら、Sa-raとかバドゥとかモネイとかアウトキャスト、
他にもレニーニとかクアンティックとかマックロソフトとか
そういう人達とがっぷり4つに組んで、
既存の路線を突き崩した音が激しく聴いてみたいのだ!
想像するだけで、物凄いものが出来そうじゃないですか?
ナベサダさんとの共演が悪いとは言わないけど、それだけだと勿体ないんじゃない?
お願いしますよ、ボナさん!
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ボナ師は基本的に坊主に限ると思う私。
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by zhimuqing | 2011-06-25 01:28 | On The Corner | Comments(5)

仕事中に写真は流石に撮れない

そんなわけでベトナムに出張に来ているのですが、
仕事で来ているので、特に面白いことは無いのですが、
工場で私を応対している担当マネージャーのニャン氏、
うまく写真に撮れなかったのだが、
あのエルドラ・デバージに似ている。
思わず、I Like It を歌ってくださいよ!
All This Love でも良いけど、と言いそうになるのを我慢。
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横顔が特に似ていると思ったのだが、ひいた状態で正面から撮ると
大して似ていないのが残念だ。
こちらも聞き取りをしている中で、横顔の写真を撮るわけにいかないですしね。
隠し撮りをしようにも、デジカメからは赤外線が出るしね。
帰り際にアメリカの有名な歌手に似ている旨、お伝えしたのですが、
果たしてうまく伝わったのか?

さて、そのエル・デバージですが、弟のチコと一緒に8月に来日するらしく、
チコには興味は無いけど、これは見といたほうが良いのかな?
ビルボードライブというのが、減点ポイントだけど。
他に興味がありそうな人もいないので、こちらも負けじとブラザGと一緒に
見に行こうかな。
お金の面で厳しいので、やっぱりブーチーは今回はパスかな。
うーん、金持ちになりたい(笑)。
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まったく関係ないけど、工場の敷地内で見つけたブツ。
死んでいたのが残念だけど、生きていたら接写は出来ないので
まあ良しとしよう。
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by zhimuqing | 2011-06-22 08:28 | Mickey's Monkey Job | Comments(0)

やはり勢いが大事なのだ!

先日NHKのBSで放送されたミュージカル「Fela」、
あまりの素晴らしさに鼻血が出そうなのですけど、
2回見ただけではまだまだ物足りなくて、
あと10回ぐらい見ないとレビュー出来なさそうですね。
それにしても、いくらトニー賞を取ったと言えど、
NHKでフェラ・クティというのは、画期的な感じがしますねぇ。
グッジョブ!

さて、諸事情により黒くてファンキーでロックな音を探している、ということで
タワレコで大々的にプッシュされていたBlack Joe Lewis & the Honeybears。
売り文句は「Stax meets Stones」ということで、
おお、これは今井親分、ボンさんと一緒に進めているバンドの構想に
ピッタリではないか!という感じで、即座に購入を決定。
といっても、通販各社と価格比較して、一番安いアマゾンで購入したのですけどね。
大体ブラック・ジョー・ルイスという名前自体が、黒光りしていていかすではないですか!
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ホーンセクションまでがきっちりとバンドに入っているのがミソですかね。
歌とリードギターを担当するルイスも少し一本調子のところもあるけど、
キレが良くて、かなり爽快ですね。
特に勢い溢れる冒頭のLivin’ in the Jungleとか、3曲目のBooty cityあたり。
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どういう経歴の人(達)かよく分からないけど、恐らくはブルーズ畑なのかな。
割とストレートなブルーズなんかもけっこうあるけど、
お勉強的になっていないところが個人的にポイント高いところです。

とはいえ、比較的同じような路線のサディークの新作なんかに比べると
やはり奥行きがないというか、ストレートすぎる感は否めないですね。
曲別の出来にばらつきがあって、アルバム後半の曲は私には正直面白くなく、
もう少し練り込めなかったのかと思いますね。
アレンジャーとしても凄腕で、キャリアも豊富な百戦錬磨なサディークと
ほぼ新人のルイスを比べること自体もおかしいのですけどね。

あと、やっぱりもう少し黒さが欲しいかな。
もっと猥雑なねちっこさとか、ファンキーに脱線してしまう展開なんかがあっても
良かったかもしれないっすね。

ということで、結構辛口になってしまったのだけど、
持っているモノは良いと思うし、ロック好きの人から見ると
また違う見方が出来るのかもしれない。
あとこのフレッシュネスは得難いものがあると思うし、
ミュージシャンに大事なのは勢いだ!ということで、
もっと内在している(筈)のブラックネスを引き出してもらえそうな
良いプロデューサーを探してほしいなぁ。
サディークかクエストラブあたりは絶対間違いないと思うけど、
私だったら、マッドリブに任せてみたくなるけど、
さすがにバンドの方向性と異なりすぎてしまうというか、
そうなるとバンド自体はブレイク出来なくなりそうでもありますね、。
なかなか人の好みというのは難しいものです、はい。
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ということで、明日から勢いに乗ってベトナムだぁ!
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by zhimuqing | 2011-06-20 02:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

精霊の仕業に驚く

朝のラッシュ時に落としてしまったiPod、
気が付いた時には大量に押し寄せて来る人達の流れに逆らえず
もう出てこないもんだと諦めていたのですが、
仕事帰りに駅に問い合わせたら、無事届けられていて
なんともありがたい気持ち満載な訳です。

それにしても、駅員さんは流石にガードが堅く、
見た目の説明だけをしても、すんなり渡してくれない。
なんで、それでは入っているアーティストの名前を言っていきましょうか?と
Aはアルセニオ・ロドリゲスとアンプ・フィドラーとアル・グリーン、
Bはバブス・ゴンザレスとバーニング・スピアーとボ・ガンボス、
Cはカエターノとキャブ・キャロウェイとキャノンボールとコモン、と
説明を始めると、判りました、お渡ししますとのことで、
Cで終了することに。
Dはディアンジェロとデイヴィッド・ラフィンって言いたかったのに。

さて、引越し後、部屋も片付いてきたのですが、
まだ終わっていないのがCDの整理。
量が非常に多いので、とりあえず完全にランダムに棚に入れてはみたものの、
必要なCDが必要な時に探し出せない、という今日この頃。
落とした私のiPodを拾って自分のモノにしたかったと
宣ったイデケン君あたりに手伝いに来てもらうしかないのかな?
ということで、現状の写真はこんな感じですね。
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えーと、私の愛用するベースに汚れが付いているようなので、
確認しましょう。
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うーん。
宇宙から精霊が降りてきて悪戯をしたようですね。
それともフェラ・クティのフェイスペイントのようなものか?
強力な演奏が出来そうな気がして来たぞ。
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そんな精霊さんが普段お通いになられている幼稚園では
本日父親参観日ということで、私めが大役を仰せつかって
幼稚園に出没しましたよ。
幸い変質者として通報されずに済んで、安心した訳ですが、
まあ、こう言っては何ですが、うちのムスメが一番可愛いっすね。
いや、客観的に見ての話なんですけどね。
そんな訳で、ムスメから貰った素晴らしい絵がこちらですね。
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ええ、私です。髭が生えています。
リビングに飾ることにします。

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ちなみにこちらが、先日発注して4ヶ月かかって我が家に届いた
EMEKさんのシスクスクリーン。
エリカ・バドゥ@ナイジェリア!
こちらも早いところ、部屋に飾りたいところです。
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これが世界の通貨になればいいのに!
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by zhimuqing | 2011-06-18 23:28 | Dawn 'n' Shine | Comments(4)

なんともソウルフル

結婚式に新郎のゲイの愛人が乱入!



たった今、私は結婚したのよ!この人は誰なのよ!等と叫んでいますけど、
興奮しすぎてて正確に聞き取れない。
それにしても、新郎が愛人に引っ張られて退場と
短い時間での見事な起承転結だ!
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by zhimuqing | 2011-06-15 07:05 | Hot Barbeque | Comments(0)

本日夜9時!

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本日夜9時からNHKBSプレミアムで
ミュージカル「Fela!」が放映されるので
その筋?のかたは絶対に観るように!
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自分の家でBS見れない人は友人に録画を頼むように!
私?仕事が遅くなるので、
とりあえず録画体制だけはばっちり準備しています。
ではでは。
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by zhimuqing | 2011-06-15 06:43 | Funkentelechy | Comments(0)

非現実的な夢想家

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バルセロナでの村上春樹のスピーチ、遅ればせながら
全文読んだわけですが、「壁と卵」の感動的なスピーチに引き続き、
素晴らしい内容ですね。
全世界で熱心な読者を持つ村上春樹がこのタイミングで
このスピーチをした意味・意義はとても大きいというか、
日本国民としてもありがたいことです。

なんといっても、公式に日本を代表する日本政府にいたっては、
「気候行動ネットワーク」から原発重視の姿勢を評価されて
見事「化石賞」を授与された一方で、
イタリアでは国民投票で脱原発を明確にしていたり、
ドイツのメルケル政権も推進派から脱原発に舵を切り変えていたりする
このタイミングですからね。
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スピーチはそれ自体、義務教育の国語(むしろ社会科かな)の教科書に
入れて然るべき内容だと思いますが、肝の部分は中盤以降のくだりでしょう。
特に「便宜」を「現実」としてすり替えて来たという指摘は素晴らしい。
何度も読み返して、しっかり刻み込みたくなる、そういう言葉だと思います。


理由は簡単です。「効率」です。

原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。
つまり利益が上がるシステムであるわけです。
また日本政府は、とくにオイルショック以降、原油供給の安定性に疑問を持ち、
原子力発電を国策として推し進めるようになりました。
電力会社は膨大な金を宣伝費としてばらまき、メディアを買収し、
原子力発電はどこまでも安全だという幻想を国民に植え付けてきました。


そして気がついたときには、日本の発電量の約30パーセントが原子力発電によって
まかなわれるようになっていました。
国民がよく知らないうちに、地震の多い狭い島国の日本が、
世界で三番目に原発の多い国になっていたのです。

そうなるともうあと戻りはできません。既成事実がつくられてしまったわけです。
原子力発電に危惧を抱く人々に対しては「じゃあ、あなたは電気が足りなくてもいいんですね」という脅しのような質問が向けられます。

国民の間にも「原発に頼るのも、まあ仕方ないか」という気分が広がります。
高温多湿の日本で、夏場にエアコンが使えなくなるのは、ほとんど拷問に等しいからです。
原発に疑問を呈する人々には、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られていきます。

そのようにして我々はここにいます。効率的であったはずの原子炉は、
今や地獄の蓋を開けてしまったかのような、無惨な状態に陥っています。
それが現実です。

原子力発電を推進する人々の主張した「現実を見なさい」という現実とは
実は現実でもなんでもなく、ただの表面的な「便宜」に過ぎなかった。
それを彼らは「現実」という言葉に置き換え、論理をすり替えていたのです。


それは日本が長年にわたって誇ってきた「技術力」神話の崩壊であると同時に、
そのような「すり替え」を許してきた、我々日本人の倫理と規範の敗北でもありました。
我々は電力会社を非難し、政府を非難します。
それは当然のことであり、必要なことです。
しかし同時に、我々は自らをも告発しなくてはなりません。
我々は被害者であると同時に、加害者でもあるのです。
そのことを厳しく見つめなおさなくてはなりません。
そうしないことには、またどこかで同じ失敗が繰り返されるでしょう。

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by zhimuqing | 2011-06-14 20:28 | Change! | Comments(0)