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勉強熱心となる

連休に突入の初日、ムスメの幼稚園の関係で遠足に。
昨年同様矢切の渡しに乗って、柴又に行ったわけです。
個人的なお目当ては、一年前に感動した塩ドラ焼きだったわけなんだが、
頭というか、味蕾の中で感動が増幅していたのか、
期待していたほどには感動せず。
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とはいえ、子供たちは遠慮なくかぶりつくのだ。

昨年食べたのは作り立て(出来立て)だったのに対して、
今年は作り置きだったことによる差が大きいのだろうけど、
そうなると、お店の製造とこちらのタイミングが合わないと
最高の状態で食べられないという訳で、困ったものです。
朝一を狙うしかないのか?
でも甘党で有名な私といえど、朝一でドラ焼き食べたいとは思わないしなぁ。
ちなみに、実家のお土産用に買って帰った葛餅は結構美味しかったです。
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さて、夕方はイデケン君と合流し、詳しい経緯を省くけど、
なんだかんだで、渋谷のクアトロまでバッパーズを見に行ったわけです。
クアトロでバッパーズを見るのは3年ぶりぐらい?
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今回は新曲数曲に加え、初めて生で聴く曲も多いし、
演奏時間も長いしで、かなりお得な感じ。
噂に聞いていたジャンプブルーズとプログレの合体した珍品、
「キングクリムゾンの宮殿」のカバーは会場で大受けだったけど、
個人的には、新曲「マンボでツイッター」(?)のほうが面白かったかな。
ボ・ディドリー・ビートが全開で、観客も3・2クラーベで対抗して
スキルの高さ(と年齢の高さ)を実証。
それにしても、150-300は本当に名曲だ。
ホーンのリフの間隙を縫って、稲妻のような吾妻さんのギターが
飛び出してくる瞬間のカタルシスといったらない。
あの瞬間こそ、ギターの美しさが凝縮されていると思うのだ。

さて、今回個人的に一番盛り上がったのは、
ゲストで4曲+アンコールで1曲歌ったLeyonaでしたね。
バッパーズ5枚目に入っている「SILENT GEORGE」で
歌手としてかなり良いことは知っていましたけど、
本物のほうがもっと魅力的な歌手なのですね。
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ちなみにこの日は手ぶらでした。

一気に場が華やかになるのだ。
佇まい、歌っている時の身のこなし、喋り方、そして歌、
バッパーズには悪いけど、ステージが一気にカラフルになるというか、
アナログ放送のUHFと地デジぐらいの差はあるかも。
ハスキーな声で伸びやかな歌いまわしの気持ちよさも格別。
ここで、イデケン君に登場してもらいましょう。

今日のライブ、よかったねぇ。
いやぁ、レヨナ!可愛かったですねえ!!
ライブの時間も長くて、見ごたえもあったしね。
レヨナも出てきましたしね!いやあ実に可愛い!
一歩下がって、ギターを弾く吾妻さんも味わい深いなあ。
レヨナ、体のキレもいいっすよね。
あ、吾妻さんはレヨナの後ろにいたので、よく見えなかったかも。
まあ、それよりレヨナですよ、今日は。

いや、むしろ、君の位置からはよく見えたはずだけど…。

それにしてもアンコールでキャミソールの裾がヒラヒラしてて、
見えてはいけないものが見えてしまうのではないかと心配で心配で。

ナット・キング・コールのカバーも味わい深かったよね。
そのヒラヒラする裾を抑えるしぐさがまたキュートで
なんといいますか、グッときますよね!

ミルス・ブラザーズとエラのカバーでピアノの早崎さんのトロンボーンの
口真似ソロがあったけど、ああいう技は君も習得したほうがいいのでは?
普段のライブもああいうキャミソールで歌うんですかね?
うーむ、大いに気になるなぁ。
でもまあ、レヨナだったら、他の衣装でも、絶対に可愛いっすよ。


5月末にワンマンライブ演るって言っていたけど、
ドラムがグルーヴマスター沼澤尚、ベースが中条卓ということで、
凄いバンドかもしれないね。
いや、僕も勉強のために見に行きますよ。
よく知らないけど、すごいミュージシャンなんでしょ。
レヨナはどうでもいいんだけど、勉強のために行きますよ。
いや、レヨナはどうでもいいんですけどね。
キャミソールなのかなぁ、やっぱり。
もちろん一緒に行きますよね、チケット取っときますよ、僕

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ええ、私も見に行きます。
勉強のためですけど。
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吾妻師匠のお言葉が大変勉強になるのは言うまでもない。
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by zhimuqing | 2011-04-30 22:28 | Blues 4 Terapin | Comments(2)

予感をヒシヒシと感じて、身悶えする

知らないうちに発売されていたラファエル・サディークの新作、
慌てて買いに行ったのですが、東京駅に出来た小さなタワレコには
まったく置かれてなく、仕方なく秋葉原まで買いに行きましたよ。
あそこは平日の夕方はレジに凄い行列が出来るので、
出来るだけ避けているのですが、やはり本日も40人強。

4枚目のソロアルバム、発売前の情報ではジャケットが2種類あったのだが、
風船ガム膨らませているお姉さんが真ん中のやつが表で、
サディークがギター弾いている写真のヤツが裏側でしたね。
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どちらも私好みの写真なんで、LPを買ってもいいなと思います。
画像処理されているのか、不思議な透明感があるのが
レトロな衣装とあいまって、逆にスモーキーな印象を強くしますね。
ちなみに内ジャケ?というか、ブックレット裏側にある
黄色いジャケット着用でギター弾くサディークの写真も良い。
加えていうと、前作に引き続きCDの盤面のLPを意識したデザインも良い。
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CDは家に帰るまで聴けないので、ブックレットを読むしかなかったのだけど、
ほとんどの曲はサディーク本人による多重録音なので良かったな、と。
今のサディークのツアーバンドはとても良いと思うし、
ブックレットにも愛情溢れるコメントが書かれているほど人間関係も良好。
なだけに、この新作はバンドとして録音されてしまいそうで、
そうなると、楽器演奏者としてのサディークもこよなく愛する私としては
少し困ってしまうところだったのです。

ゲストの参加が控えめなところも好ましい。
その人選もまた通好みといいますか、さすがサディークと唸らせる。
アンプ・フィドラー②、ロバート・ランドルフ⑥、ラリー・ダン⑦⑧、
ラリー・グレアム⑪、ワー・ワー・ワトソン⑦。
地味と言えば地味なんだけど、適材適所というか、その人が出す音が欲しくて
セッションに呼んだことが分かるチョイスですね。
あと、ストリングスのアレンジでポール・ライザーが前作に引き続き参加!

で、肝心の音はと言いますと、前作というより前作のツアーでの音を
更に突き詰めたような、60年代の黒い音を煮詰めたような音。
前作は基本モータウン路線だったんだけど、今回はよりブルージー。
スモーキーでもあるけど、しなやかさは失っていないのがポイント。
タワレコでブルーズのコーナーに置かれていたほど、
ロック親父なんかにも気に入られそうな音ですけど、
よく聴くとヒップホップを通過した音作りであるところが
このアルバムの肝だと思いますね。
特にサディークによるドラム、これまでで一番かっこいいのでは?

勢い溢れるドラムとギターに導かれ、シャウト一発かまして始まる
オープニング「Heart Attack」はフィルターをかけて歪ませたボーカルが
熱く迫るなか、このアルバムでの新機軸であるメロトロンが揺らぐ
スタンド以前のスライ的な一発。
後半にこっそり登場する、これまたスライ的なドゥーワップなコーラスが
私のつぼなのであります。

よりアーリー60年代の(ブラック)ロックンロール的な「Radio」は
切れ味鋭いサディークの演奏が実にドライブする好曲。
ベースやギターは言うに及ばず、ドラムのプレイがこれまた良いではないか!
時折挟まるシャウトはかなりのもの。(本当にサディークなのだろうか?)
アトランティック時代のレイ・チャールズが木霊する感じも。
もう少しテンポを落として、メロトロンが全面活躍する「Over you」は
サディークでは珍しく泣き節?を全開させている。
でも、私はどちらかと言うと、ドラムばかりに耳が行ってしまう
少し困った曲ですかね。
ちなみに2曲目の「Go To Hell」も泣き節全開。
タイトルとは裏腹な、大きな意味でゴスペル的な歌詞を歌い上げます。
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タイトル・ナムバーの5曲目は現時点でのアルバム・ベスト曲かな。
スタックス時代のステイプルスのようにブルージーにファンクする。
ドラム、ベース、ギター、どの演奏もキレキレだし、
間奏で入るギターソロもパップスのよう。
ここでの歌、特に中盤以降は歌の重ね方やフレーズが
かなりマイケルに近くて嬉しくなってしまうのだけど、
それをこの曲調に持ってきたところなんかは、やはりセンス抜群です。

続く「Day Dream」はロバート・ランドルフ参加で、
ツービートでタイトに迫るゴスペルデリックなブルーズ。
小回りの利くランドルフのスライドも面白いけど、
こぎみよい山椒が利いたような歌も良い。
「Movin’ Down The Line」はスタンダードなブルーズで始まるのだけど、
徐々にホーンやストリングスが重なって、風景が変わっていく。
さすがはポール・ライザーのお仕事です。
リオン・ウェアの歌詞に触れてからの歌い回しが気に入ってます。
同じく「Just Don’t」もポール・ライザーのアレンジに合わせて、
ラリー・ダンのモーグが駆け巡る後半が聴きどころかな。

PVもヘビーな内容だった「Good Man」はブルーズンソウル。
重い前半、一段落してからに微かに注してくる光のような展開、
最後に熱くソウルフルに歌い上げるところ、
アルバムの中で一番ドラマチックな曲ですね、少し重いけど。

ラストの「The Answer」も実に良い曲だ。
自由なフレーズで丁寧に歌うサディークが実にソウルフル。
この人の歌がどんどん良くなってきていることを如実に示しています。
これまたライザーの技が冴えますけど、それもこれもサディークあってのこと。

で、シークレット・トラックが入っているのだが、
ここで、御大グレアムさんが登場。
クレジットは無いのだけど、多分歌だけですよね。
ここでのベースはまさにサディーク印、もう最高だ。
サディークらしいグルーヴが全開で、30分ぐらい続けてくれても良いのだが。
隠しトラックなので仕方ないけど、せめて曲名ぐらいは知りたいな。

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ということで、待たされた甲斐のあるアルバムで、私は大満足。
2011年ベスト3入りは決定じゃないですか?
表面的には単なる回顧趣味に聞こえるかもしれないけど、
実はここからサディークが新しい世界を切り開いていきそうな予感が
ひしひしと伝わってくると思うのだけど、どうでしょう。
ああ、考えるだけで悶えてしまいそうな私。
また日本に来てくれないかなぁ。
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by zhimuqing | 2011-04-28 00:28 | Funkentelechy | Comments(4)

イギリス人だからなの?Qだからなの?

震災というより原発事故のせいで延期している我が家の引越し、
引越しついでに色々弄っちゃおうということで、
ロノブ兄さんにお越しいただき、現場で相談させてもらったのであります。
玄関にLP飾るコーナー作りたいとか、子供用の箪笥を作って欲しいとか、
好き放題、リクエストさせてもらったのだけど、
兄さん、あまり無理しなくてもいいですよ、というのは業務連絡でした。

というより、家で色々ロノブ兄さんと一緒にCDや DVDを鑑賞したのだけど、
ここ最近溜めていたネタを全開するまでに至らず。
今度またゆっくり時間をとって、遊びに来て頂きたいものです、はい。

そんな私が紹介したネタの一部はクアンティックから頂いたものなんですけど、
さすがに本家であるクアンティックのオフィシャルHPは充実していて、
近況情報やりリース情報なんかはもちろんのこと、
ウィル・ホランドが世界各国で行ったDJのミックス音源なんかが
マメにアップされているので、目が離せない。
(私はメールマガジンに登録しているので、大丈夫)
しかもフリー・ダウンロードが結構多いのが大変ありがたいところだ。
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カリでのDJ SaboとのDJミックスはなんと2時間以上にわたる音源で、
私の通勤往復時間に合わせたセットかと思わせるような長さだったりするので
嬉しいところでありますね。
どのミックスも選曲はクアンティックならではの、ごちゃ混ぜ度が全開。
得意のクンビアやサルサ、デスカルガ、レゲエに加えて、
ファンクやヒップホップやアフロビート、ハウスなんかが入り乱れるのだけど、
不思議とバラバラにならずに、全体を貫く統一感があるのは何故なのだ?
いかにもセンス抜群なウィル・ホランドならではの仕事ですね。
インプットとアウトプットの取捨選択、そのブランド具合が特に素晴らしいのでしょう。

ちなみに、私の知っている(聴いたことがある)曲はほとんどなく、
こういうのを聞かされると、未開の音を探すことの探究心というか、
DJカルチャーの奥深さに圧倒されてしまいます。
この探究心というかモチベーション、ある種スポーツのような感じもあるけど、
世界の果てまで、知られていない音楽を探しに行くフットワークの軽さは、
さすがイギリス人だと、感心してしまいます。

どれも良いのが多くてお勧めですけど、唯一つ難点をつけるとしたら、
長すぎるのが多くて、CDに焼けないところですかね。
40分程度のものもあるけど、100分とか130分とかもあって、
長いのはありがたいのだけど、CD1枚にはさすがに収まりきらない。
中身は最高だし、第一タダなんで文句をいうと罰が当たるのだけど、
出来たら70分ぐらいで区切れるようにしてくれたら、
大変ありがたいんですけどね。
iPodにつなぐオーディオを導入する余裕、今の私には無いのでね。
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ということで、まだアップされた音源全て聞き込めていないのだけど、
こうなると、やっぱり生で聴いてみたいですねぇ。
この状況下、さすがに日本にはなかなか来てくれないと思うけど、
出来る限り早いところ、来日して欲しいものです。
バンドで来日して、ついでにDJもやるという形がベストですねぇ。
東電、早くなんとしろ!
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by zhimuqing | 2011-04-25 22:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)

かっとんでいる、なんとも豪華

結局『サルサ天国~河村要助の世界~』のほうも開催されないということで、
うーん、大変残念ですねぇ。
理由が良く分からないのだけど、でもまあ、そのうちチャンスはあるでしょう。

その代わりと言うわけでもないのだけど、
東京駅の八重洲口の地下街がリニューアルしているのだけど、
仕事関係で知り合いと待ち合わせしていた先日、
ブラブラしていると小さな古本屋を見つけたので、
掘り出し物が無いかと探していたところ、
伊達政保の本「ドゥ・ザ・レフト・シング」を発見。
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伊達政保と言えば、その昔イケイケだった頃のミュージック・マガジンの
黄色のページによく社会問題に関する論考を載せていて、
かなり左翼がかっていたけど、結構面白かった印象がある人ですね。
本のタイトルはもちろん、スパイク・リーのあの映画のもじりですけど、
MM誌に伊達政保が載せていたこの映画の評論文は
あの当時読んだ評価の中で一番良かったはず。

で、この本、試しに手に取ってみると、かなり豪華な感じ。
一目で誰か分かる表紙のイラスト含め、装幀が河村要助、
序文がこれまた驚きの船戸与一、解説が平岡正明!
定価2884円が売値800円、ときたら、もうこれは即購入ですね。

本自体は結構古く、1991年に出版されたもので、
1981年~90年にかけて主にミュージック・マガジンに投稿したものが中心。
私が買い始めたのが89年暮れだったので、ほとんどが今回初めて読むものですね。
音楽、映画、小説、人権問題、縦横無尽に機関銃のように語りつくす。
ちなみに映画「Do The Right Thing」の評論もしっかり入っていました。

さすがに当時の「運動」用語には古めかしいものがあるものの、
今の視点で読んでも有効な意見が多く、なかなか面白いのですが、
そもそも私はこの伊達政保のことをほとんど知らなかったので、
この人の事件のことをはじめて知り、ずいぶん驚きました。

もともとこの人は東京都の職員だったらしいのですが、
人事異動の内示が気に食わないということで、
新宿区長の部屋に立てこもり、なんと割腹したらしい。
割腹後、一命は取り留めたものの、当然入院していたわけですが、
病院から抜け出して、山下洋輔のライブを見に行くという豪胆さ。
当然警察に逮捕されるわけだけど、
前例が無いので、略式命令罰金10万円。
ちなみに、その山下洋輔のライブ評も本に収録されていますけど、
何事も無かったように普通のライブ評なのも、笑えるポイントですね。

人事異動に反抗して割腹する心理状態はどうもよく分からないし、
身近な人にこれをやられるとたまらないけど、
言動一致というか、自らの覚悟の程としては、かなりのもんだ。
当然ながら私には出来ないことはいうまでも無い。
しかも、釈放後、この割腹事件のいきさつを雑誌の座談会でぶちまけて
笑い飛ばしてしまうなんて、フェラ・クティに並ぶのではないか?
公務員をクビになって、ビルの清掃員で食いつないでいるのも
なかなかファンキーだ。
罰金10万のくだりもなかなか笑える。
警察にいくら持っているんだ?と聞かれ、10万と答えたら、
それを全部よこせと言われたらしい。

それにしても、当時のミュージック・マガジン、懐が深かったなと
あらためて感じ入りますね。
思うに、あの黄色のページを無くしてしまった辺りが
ターニング・ポイントだったのかな?

ということで、かなり楽しめたこの本ですが、
バブルが始める前の本で、当時よりも様々な社会状況が悪くなっている昨今、
伊達政保の考える今が読んでみたいのだけど、一体どうしているのだろう?
とりあえず10年ぐらい前に出していた本があるので、
取り寄せてみることにしよう。
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by zhimuqing | 2011-04-22 23:28 | On The Corner | Comments(4)

地球到着97周年なのに!

震災で1ヶ月延期になっていた「伝説のイラストレーター 河村要助の真実」、
仕事帰りに銀座(というか新橋だな)まで見に行ったのだけど、
中止との張り紙が。
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中止の理由はネットで調べてみても、よく分からないけど、
結構楽しみにしていたので、全く残念なことです、はい。
23日からセルバンテス文化センター東京で開かれる予定の
『サルサ天国~河村要助の世界~』は大丈夫なのかな?うーん。

さて、昨年あたりから急速にしっくり耳に馴染むようになったサン・ラー、
名盤の誉れ高い『Nuclear War』(もちろんCD) をレコファンで見つけ、
即座に入手しましたよ。
スリーマイル事故を受けた、サン・ラーからの人類へのメッセージ。
まさにご時世ドンピシャリな1枚ですね、残念ながら。
ちなみに原盤LPはかなりレアなブツらしい。
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ファンキーなドラムに合わせて、サン・ラーがエレピを弾きつつ、
アジテーションするタイトル・ナムバーは、
サン・ラーの中では分かりやすく、かつカッコイイ。
そのルーズなエレピ、もやもやしたコール&レスポンス、
もうこれは完全にヒップ・ホップであり、完全なファンクでもあるし、
パンクでもありますね。(パンクは聴かないけど)
リリックを今の福島を踏まえたものに置き換えて、
内幸町周辺をうろつきながら、大声で歌うのも良いかもしれない。
「ずっとうそだった」とメドレーにしても、いいかも。

サン・ラーはこのアルバムを元々CBSから発売させるつもりだったらしく、
そのせいか、全曲非常にまろやかで聴きやすくまとまっている。
サン・ラー入門用としては、おそらくこのアルバムがベストかな?
ヒップ・ホップな曲はタイトル・ナムバーしかないけど、
エリントン曲『ドロップ・ミー・オフ・イン・ハーレム』はエレガントだし、
サン・ラーがオルガンを弾く曲もソウル・ジャズ風で滑らかでロマンティック。
12inchでカップリングされていた『Sometimes I'm happy』も
ジューン・タイソンの柔らかくも芯のある歌が聴かせる。
ラストは、これまたタイソンの歌が印象深い『Smile』で締めくくる。
マイケルもカバーしていたチャップリンのあの曲、というよりも、
今だったらモネイちゃんのあの曲ですね。

サン・ラーの中では、おそらくダントツで聴きやすいアルバム。
メジャーから出す(=メッセージを出来るだけ広範に伝える)為に、
ポップにまとめてみたという側面もあるとは思うけど、
それよりむしろ大きなメッセージを伝えるにあたって、
サン・ラーが本来持つロマンティシズムが前面に現れたものだと
私は思いますね。
それにしても、ミンガスとかカークとかもそうだけど、
わりと凶暴なイメージのジャズマンが
こういった折にほろりと見せる『漢の浪漫』、私のツボであります。

ということで、人生をかけて探求すべきサン・ラーの旅、
まだまだ先は長くて、それは人類に残された最後のフロンティア、
人類最後の試みとして79年の調査飛行に飛び立った驚異に満ちた物語ですね。
97年前の今日はサン・ラー師が地球に到着した記念日です、はい。
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3年後の今日には、バルカン人がついに姿を現すのではないだろうか?

ということで、残念ながらラー師の心配するとおりになってしまった日本ですが、
政府首脳陣はなかなか重装備ですねぇ。
枝野の防護服には結構驚かされましたね。
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と思ったら、もっと上手がいましたね!
やはり最高首脳は一味違う!
風評被害(という言葉もおかしいと思うが)防止を決意しているというか、
むしろ拡大しに行っているご様子。
あんたは年齢的にもう大丈夫だろ?
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by zhimuqing | 2011-04-22 00:00 | Funkentelechy | Comments(0)

こいつは気持ち良い

さて、週末はおちびチャン2人を実家に預け、
舞台「陰陽師」を見に行きましたよ。
まあ、私とは縁が薄そうな舞台なのですが、
牛若丸演じるのがブラザGということで。

題材が題材だし、私の守備範囲を超えているので
感想をここで述べるのは難しいのだけど、
筋書きとか、人物の絡み方とか、そういう部分の
脚本はもう少し練った方が良かったような気が。
あと演出とか曲(と、あとギャグ?)に関しては、
私の好みから外れていたのですけど、
周りのお客さんの反応はかなり良かったですね。

そうそう、牛若丸は頑張っていたかな?
流れに乗りにくそうな台詞回しが大変そうだったけど。
着物(本物らしい)を着て、歌って踊るのは大変だったそうですが、
無事に終わって何よりでした。
しかし牛若丸を演じることが出来る体型が少し羨ましい。
ルックス的に私だったら、躊躇なく弁慶になってしまうな。

さて、実家に戻ったとなると、近所にあるレコファンにゴー!ってなわけで、
舞台を見た後、ヨメサンと別れてそそくさとレコファンに直行。
いやあ、ネット通販で無くて実店舗での値段としては、
やっぱりレコファンが一番安いなぁという感想は
1989年ぐらいから私の中で変わらない訳です。
今回もそういう訳で、以前から狙っていたブツを無事収穫。
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昨年末頃に発売になっていた『Afrocubism』です、はい。
マリとキューバのミュージシャンによるセッションをまとめたもの。
例のブエナ・ビスタの元々の企画を実現させたもの。
ミュージック・マガジンに見切りをつけて以来、
この辺の新譜の情報に疎くなってしまっている私、
このアルバムに気が付いたのも、今年に入ってから。
買おう買おうと思いつつも、1700円ぐらいだったので、
即座に捕獲決定。
ジャケットの絵も私好み。

なにせ視聴も何もしない中で購入したこのアルバム、
実家に帰って早速聞いてみたところ、初めは地味な印象だったが、
これは結構凄いアルバムかもしれない。
軽く聞き流すことも出来るけど、細かく聴きこんでいくと
マエストロの熟練の達人技がビシビシと叩きこまれていて、
大変スリリングな音楽でもあります。
全方位対応型とでも呼べばよいのかな。

不勉強にて良く分からないのだけど、
ブックレットの名前と曲ごとに書かれた解説から推察するに、
マリ勢はコラとバラフォン、ギター、そして歌を、
キューバ勢はベース、コンガ、ギロ、コーラス、そしてホーンを担当か?
絶妙な溶け込み具合で、継ぎ目のないスムーズな演奏が展開。
でもやっぱり凄いのは、コラとバラフォンかな?(多分兄弟)
コラの区別がつかなくなる転がりまくるギターも凄い。

リズム・パターンはキューバ色が強いと思うけど、
そこにバラフォンとコラが全体を覆うように絡みついていて、
その静かな波のうねりに耳を捉えられていると、
そこに突然ホーンセクションやコンガが割り込んで来るところが
何度聞いてもたまらない。
音像は全く違うけど、良質なダブに通じる緊張感もあるけど、
でも、もっと有機的で、優美な感じかな。

製作はブエナ・ビスタで一躍名を挙げたニック・ゴールドですが、
正直ブエナ・ビスタ・ソシエル・クラブよりもずっと良い。
こういう音楽はもっと多くの人の耳に触れるべきだと思うのだけどね。
まあ、いずれにしてもクーラーが使えなくなる今年の夏には
離せなくなりそうな音楽でもあるし、
少なくとも今年の我が家ではヘビーローテーション決定の1枚ですね。
もっと早く買っとけばよかった。
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このメンツで日本に来てくれないかな。
絶対見に行くのだけど。
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by zhimuqing | 2011-04-17 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

そろそろ新刊を出して欲しいっす

金曜日は午後仕事を休んで、外苑前まで
石田昌隆さんの写真展に。
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名著『オルタナティブ・ミュージック』に載せられてた写真の数々を展示。
A3ぐらいのサイズに実際に焼かれた写真は
本よりも、イベントでみたスライドよりも、ずっとインパクトがある。
それにしても、オルタナティブ・ミュージック、
この前出た本のような気がしていたのだけど、
もう出版されて2年経つんですねぇ。
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本の中に収められていた写真で私が好きな写真は
多分全部展示されていたかな。
(あえて言えば、イージーEとドレの写真かな、無かったのは)
一番好きな写真を選ぶのはなかなか難しいけど、
Pの御大3人、リー・ペリー、フェラ・クティ、アイス・キューブ、
ローリン・ヒル、カエターノのうちのどれかかな?

実は展示会で、写真も販売されていて、2枚で3万円。
お金に余裕があれば、もちろん購入したいところなのだけど、
今回は残念ながら断念したのですけど、
今1日経って冷静に考えると、やっぱりPファンクの写真は
欲しかったかも。

石田さん御本人は会場にいらっしゃらなかったのが少し残念。
いろいろ別の切り口での展示会も御願いしたかったので。
ミュージックマガジンなんかで見て来た石田さんの写真、
まだ他にもかっこいいのがいっぱいあるので、
別の切り口での展示会にも期待したいところであります。
というか、そろそろ新しい写真集もお願いしたいところです。

ということで、展示会は明日まで。
時間の作れる方は見に行ったほうがいいかも。
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それにしても、あのあたり、敷居が高いとは思わないけど、
なんとなくお金持ち感が溢れてて、若干アウェイな感じ。
平日のお昼だった事もあるのかな?
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by zhimuqing | 2011-04-16 23:28 | On The Corner | Comments(0)

出来ることから、ということで神頼みから

開幕直後に触れたきり、無かったことにして
完全に放置していたものが実は一つだけあるのですね。
もう無かったことにしたいのですけど。
今シーズンが本日終了したということで、軽く報告を。
いや、他のチーム全てがシーズン終了した訳でなく、
プレーオフを迎えるこれからが本番なのですけどね。

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ということで、我らがサクラメント・キングス、今季終了です。
ちなみにイースタンのトップは久々復活のシカゴ・ブルズで
62勝20敗、勝率0.756 は実に立派ですねぇ。
ウエスタンのトップは憎きサンアントニオ・スパーズ、
61勝21敗と、これまた素晴らしい数字です。

キングスの所属するウエスタン・カンファレンスの
パシフィック・ディヴィジョンはといいますと、
キングスのライバル(だった…)、優勝候補のレイカーズは
57勝25敗、勝率0.695、ウエスタンの2位ですか。
うーん。

で、我らがキングスはといいますと、
58敗24勝、敗率0.707ということで、
うん?こうやって並べ替えて見ると、どうだろう、
トップのブルズに肉薄しそうな勢いではないか!!
栄光のシーズン2001-02年の61勝21敗に届こうかという勢い!!


・・・

むなしいので、この辺でやめておこう。

何が駄目なのか、もはや良く分からなくなってきているのだけど、
エヴァンスもウドリーも今一つというか、今三つぐらいのなか、
今年の新人カズンズが結構活躍したのが唯一の救いか?
本拠地移転話もあいかわらずくすぶっていて
その辺もうまくいかない原因の一つなのだろうけど。

とはいえ、キングス・ファンを名乗るからには、
この程度で、へこたれていてはだめなのだ。
1984年から1998年まで15年間一度も勝ち越せなかったことを
思い出そうではないか!
それに比べれば、2006-07年から続く負け越しは
まだたったの連続5年間に過ぎないのだ。
あと10年ぐらい我慢すれば、そのうち強いチームになるさ。
チームさえなくなっていなければ、などという外野の声は全部無視。

出来ることから始めていくしかない!
まずは誰にでも出来る神頼みから!
目指すはドラフトのくじ引きで良い順番をひくのみ!
頼むぞ、ペトリー!
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い、いかんいかん、過去を振り返ってはだめだ!
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これを振り切らないと、未来はないぞ!
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でも、この時代のキングスが、多分私が生涯一番好きなチームなのだろう。
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by zhimuqing | 2011-04-15 00:28 | All The Kings Men | Comments(2)

濃度がアンバランスだが、断固支持

Q兵衛氏が編集長に就任して以来、好調を維持しているBMR、
今月号の特集も素晴らしい。
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新編集長になって以降、ゲイ、アジア系アメリカ人、刑務所と来て、
今月号はなんとアフロフューチャリズム。
(因みに来月は『牧師の息子』らしい。)

まさに私が期待する切り口であり、方向性。
特に今回のアフロフューチャリズムに関しては
ヴードゥーとSFとファンクに造詣が深いQ氏以外に
やれる人がいるのか?という待望の企画。
昔の良かった頃のミュージックマガジンでも、
こんな切り口では捕らえきれなかったですよね。
特にQ氏のアフロフューチャリズム概要は
コンパクトにまとまった流石の力作。
あと、事件年表もこうやってまとめてみると、
かなり笑えるところであります。
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特集に関係の深い書籍と映像の紹介ページが今回の目玉。
ディープ・スペース・ナインと第9地区、やし酒飲みとが
同じリストに掲載されているだけでも、私は興奮してしまう。
この2ページとサミュエル・R・ディレイニーを紹介する2ページ、
合わせて4ページだけでも購入するだけの理由になりますね。
この辺は大変参考になります。
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Q氏によるジョージ・クリントンのインタビュー(結構面白い)とか、
未来派ブラック10傑なんかは、3倍ぐらいの分量を割いても良かったかな。
ジャネール・モネイやサーラーが色々なところに顔を出すのは嬉しいけど、
ハンコック(私は好きでない)を未来派10傑に入れるのだったら、
ローランド・カークとかゲイリー・バートンを入れろとは言わないけど、
ファロア・サンダースぐらい入れて欲しかったかな。
あとはムーディーマンとか、クール・キースなんかも必須条件、
アースよりもスティービーでしょ、どう考えても。
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この大傑作、どうも前作よりも評価が低いような気がする。
少なくとも、キー・オブ・ライフよりもずっと上だと思うのだけど。

ということで、特集とその中身に関しては満点といいたいのだけど、
トータルの分量(ページ数)はもう少し増量できなかったのかな?
全部で20ページ弱というのはせっかくの企画がもったいない。
でも、全部で100ページ強とすると、全体の20%か。
商業誌ではこれくらいが限界なのかな。

最大の愛情(とリスペクト)を込めていうのだけど、
もっと気になるのが、他のページが特集に比べると薄口すぎるというか
大きく負けているというかな。
今月号だと、90年代サントラの記事は良いけれど、
他の記事はやっぱり弱いですからね。
まあでも、これは多分に編集者の腕前というよりも、
今現在の音楽シーン全般に力が漲っていないところが
主原因なのでしょうけど。

とはいえ、後ろの方の定番記事は読み応えがあるものが多いし、
最後の3ページ、編集長による『雑学王』と編集後記は
毎号楽しみにしている私。
あえて宣言するまでもないけど、Q兵衛編集長を断固支持、
Q時代は毎月購読という方針で行きたいと思います。
音楽誌がやれることはまだまだあるはず。
丸屋久兵衛しか出来ないことも、まだまだあるはず。
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by zhimuqing | 2011-04-14 07:28 | Funkentelechy | Comments(0)

フジサンケイはお笑いにも強いねえ

第20回地球環境大賞の受賞者決定
2011.2.25 05:00

第20回地球環境大賞受賞者
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今年で第20回を迎える「地球環境大賞」(主催・フジサンケイグループ)の
受賞者が決まった。
今回は同大賞創設時から特別協力しているWWFジャパンが
推薦した京都府機船底曳網漁業連合会に
「第20回記念特別大賞」を贈呈する。
4月5日、東京・元赤坂の明治記念館で予定されていた授賞式は、
東日本大震災の影響で延期になった。

経済産業大臣賞は電子ペーパー「AeroBee」を開発したブリヂストン、
環境大臣賞は茶殻を工業製品の原料として有効活用している伊藤園が受賞。
文部科学大臣賞は「ICTエコロジープロジェクト」を推進しているNTTドコモ、
国土交通大臣賞には海上輸送でのCO2削減に向け新たなシステムを
開発した日本郵船が選ばれた。

地球環境大賞は、温暖化の防止や環境保全活動に熱心に取り組む企業
団体を毎年表彰しているもので、今回で受賞者数は延べ208件となった。
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by zhimuqing | 2011-04-13 08:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)