<   2011年 02月 ( 15 )   > この月の画像一覧

昔の人は凄いっすね

天気も良かったので、子供達と3人で公園を散歩していたら、
小学3年生ぐらいの男の子が3人で遊んでいたのですよ。
仮面ライダーごっこをやっていて、死んだふりなんかをやっているので、
居ても立ってもいられなくなって、あれぇ死んだのかなとか言いながら
脇腹を突いたりして、仲良くなったのです。

で、仮面ライダーごっこ、しようよ!と言われたのですけど、
最近の仮面ライダーはさっぱり分からないので、
ストロンガーまでしか知らないので、出来ないよ、と言ったところ、
じゃあゾンビごっこでもいいよ、との返事。

最近の私のテーマが、ヴードゥーとかサンテリアとかマクンバで
さっきまで部屋で聴いていたのがフェラ・クティだと言うことを知っているのか?
ということで、喜んで参戦する私。
それにしても、この年代の男の子の絶妙なおバカぶりたるや、
ある意味、私の中の理想像ですね。
私から散々逃げ回った後には、私に向かって鬼は~外、福は~内と言いながら、
スナック菓子を投げて来るのだが、投げ終わった後に地面に落ちたお菓子を
いちいち拾って食べている姿に、私の中の母性?が目覚めそうになる。

ヨウたろうが公園から脱走したので、じゃあねバイバイと言ったところ、
また来週の日曜も来てよ!と言っていたところなんか、大変可愛らしい。
かなりのハイテンションに始め少し戸惑っていたうちのムスメも
面白かったねぇ、と言って喜んでいたのだが、その直後に
あのね、あのお兄ちゃんがね、私のこと可愛いって言ってたの!等という
衝撃の発言がムスメの口から飛び出したのには驚きました。
一体いつの間に?全く油断も隙もない餓鬼どもだ!
身の程を知れいっ!

さて、我が家、というか女の子がいる家の日曜日の定番と言えば、
朝はプリキュア、夜はちびまるこ→サザエさんという流れになるのですが、
最近いたく感じ入っているのが、サザエさんの曲のカッコよさ。
オープニング曲もエンディング曲も次回のサザエさんは、の時に流れる曲も
ものすごくカッコいい。
四の五の言わずに聴いてもらった方が、ここは早いでしょう。



誰もが知っているあのオープニング曲、実はイントロがあるのだけど、
雰囲気は70年代のスウィート・ソウルのあの雰囲気。
ファルセットのリードが出て来るか、もしくは渋いバリトンの語りが入るか、って感じ。
で、誰もが知っているあのメロディーの部分は完全にモータウン。
ベンジャミンのようなドラミングはズッタッタカタというフィルインがたまらないし、
中盤の間奏部分のドラミングなんか、もろモータウンでしょう。
抑え気味なフレーズながらドライブしまくるベースはジェマーソンの仕事と言われると
信じてしまいそうなほど。
シンプルなギターのカッティングはロバート・ホワイトのようにツボを押さえまくり。
素晴らしい。

で、こちらがこれまた有名な、というか誰もが知っているエンディング。
なぜか、登場人物による台詞入りなんだけど、
皆さんの声が若いので、違和感がありますね。
ちなみに、昔ロノブ兄さんがこのリフを応用したソウル・ジャズ曲を
作ったことがありましたね。
ドラムはそんなにモータウン風ではないし、ギターが目立つけど、
ベースは結構ドライブしている。(絶対にプレベ+フラットワウンドの音。)




で、次回の予告で流れるこの曲は、イントロやキメのホーンのフレーズも良いけど、
ランニング・ベースの流れっぷりがかっちょいい。
ベーシストだったら、誰もが憧れるあの感じですね。
何故かYOUTUBEが貼れないので、ここをクリック

うーん、どの曲も筒美京平関係らしいのですけど、
昔の人は凄いっすね。
今のスタジオ・ミュージシャンには再現できない(と思う)音楽。
時代は進んでいるのだけど、音楽自体は進化しているのかどうか
良く分からなくなる日曜の夜なのであります。
[PR]
by zhimuqing | 2011-02-27 23:28 | Dawn 'n' Shine | Comments(5)

偽ブラジル人と人工キューバ人

ということで、群馬県に出張してたんですが、
駅前を軽く彷徨くと、到るところにポルトガル語標記が!
おお、これは噂に違わぬリトルブラジル状態ばいと、
かなり盛り上がってしまった私。
あからさまにブラジルブラジルしたお店に入って、
インカコーラを買ってオブリガードてなもんですけど、
10年ぶりに飲んだインカコーラ、やっぱり不味い。
e0147206_0175958.jpg
群馬に住むようなことがあったら、リトルブラジルに溶け込んで
パコージやろうと思っていたんですけど、
偽ブラジル人になるのはなかなか難しそうです。
e0147206_0181630.jpg
お店の前においてあるフリーペーパーとかチラシ関係。

そんな訳で偽ブラジル人ではないのだけど、
ずっと以前から気になっていた偽というか人工キューバ物、
ようやく入手しましたよ、マーク・リーボウと人工キューバ人達。
e0147206_0212739.jpg
実はマーク・リーボウ、私は聞くのは初めてなんですけど、
ちょっと聞いただけで、センス抜群なのが一発で分かりますね。
ちなみに、日本語表記はリボーなのかリーボウなのか良く分からないけど、
格好いい?方のリーボウを私は採用。

一筆書きのようなギターは侘び寂びが効きつつも、
なんだかヌタヌタ?した、くたびれた雰囲気も漂わせている。
シンプルなバンドの演奏は、これ以上音を増やすと世界が崩れてしまう
ギリギリの線をキープしている。
どの曲も聞けば聞くほど味わい深くなるスルメ盤です。

このアルバムはアルセニオ・ロドリゲスに捧げているのだけど、
1曲はリーボウのオリジナル、残りの9曲のうち、2曲は良く分からないけど、
残りの7曲はアルセニオ自身の曲ですね。
選曲はかなりマニアックで、割と初期の48年のものから後期63年のものまで、
満遍なく選んでいて、リーボウのマニアックぶりに驚かされます。
ちなみに我が家には4曲あっただけ。

サポートで3曲参加しているメデスキもいつもより地味ながら
やはり良い仕事ぶりというか好サポートを見せますが、
ベースのブラッド・ジョーンズとパーカッションとドラムのロドリゲス兄弟?の
ボトムをしぶとく支える演奏は、ついつい真似してみたくなりますね。
e0147206_022254.jpg
ちなみにこちらはネットで見つけたこのバンドのライブの告知チラシ。
うーん、どっかで見たようなキャラクターなんだけど、
リズム隊の二人は全く誰だか分からない。


リーボウのギターは流石にカッコ良い。
フレーズやリズムもカッコいいが、それ以前に音がカッコいい。
アルセニオのトレスをそのままなぞったようなアコースティックな音も
これぞグレッチ!な音もカッコいいが、
なんといっても、リーボウのオリジナル曲である『Postizo』の音!
コノノ№1が親指ピアノを電気化して到達した音に
逆サイドから接近していっているという素晴らしさ。
しかも10年以上前の作品、ということで、
ただもう脱帽といった感じです。

このオリジナル曲は演奏自体もカッコよく、
ギラギラしたギターを支えるリズム隊は
キューバから先祖返りして西アフリカに到着してしまっている。
特にドラムは良い感じ。
メデスキのチープなシャーーという感じのオルガンもすこぶる良い。

ということで、リーボウにやられてしまった私。
もちろんこれはリーボウの一面にすぎないのだろうけど、
他のリーボウはどうなんでしょう?
もう一枚ある、この人工キューバ人シリーズは文句なしだとして、
手を出しても大丈夫なのか、なかなか悩ましいところですね。
ジャニスに行くしかないのかな?
e0147206_025233.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2011-02-25 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)

サディーク・サディーク・サディーク

e0147206_23464088.jpg
先日のマイティー・クラウド・オブ・ジョイのアルバムを聞いて以来、
ラファエル・サディークのマイブーム到来。
通算何度目かもう分からないけど、まあ季節が巡るようなもんかな。
来月発売予定の新作が待ち遠しくてたまらない。
半ば諦めているDは別にすると、新作をこんなに心待ちにする人は
エリカ・バドゥとダンジョン・ファミリーぐらいかな、他には。
e0147206_23431834.jpg
2年前にサディークのライブを見てから熱心に聴いてきたのは、
ルーシー・パールとサディーク2枚目のソロだったのだけど、
ここ最近はまっているのは、1stの『Instant Vintage』。
キーワードがゴスペデリックのあのアルバムですね。
e0147206_23442360.jpg
このアルバム、昔から愛聴していたのだけど、
久しぶりにじっくり聞きこむと、サディークの職人ぶりが全開になってて
細かなところまで丁寧に作りこまれているので、
何度聴いても飽きることが無い。
一聴頼りなげなサディークの歌は実は結構粘り腰だし、
その脇を固めるコーラス・ワークを含めたボーカルのアレンジが
これまた素晴らしく、ジワジワと聞いてくる十年殺しな名盤。
10年近くたった今でも(今だからこそ)、その凄さが良く分かるのだと思います。

で、アルバム終盤に入っている"Sky, Can You Feel Me"、
サディークが一昨年のライブで唯一ベースを弾いていたのがこの曲ですね。
あの時、曲の後半で見せていたリズムの裏に回るようなフレーズは
もうサディークのベースプレイの魅力を凝縮させたものだといっても
過言ではないと思うのだけど、オリジナルには入っていないので、
現時点ではライブDVDで楽しむしかないですね。
e0147206_23444698.jpg
サディークのライブDVDは2枚出ているのですけど、
どちらも『Way I See It』のツアーのものなので、
基本的に選曲もアレンジもバンドメンバーもほぼ同じ。
ということで、パリの方も発売されてすぐに買ったんだけど、
初めに買った08年12月のボストンでのライブの方ばかりを観ていたのです。
こちらには Pファンク・ホーンズ(2/3だけど)もいるし。
パリの方はエリカ嬢のメイクが薄めなのと、サディークの衣装のおしゃれ度が
少し増したバージョンかな、という印象だったのですね。
(それにしてもベニー・コーワンの体調は大丈夫なのか少し気になります。)

でも、それは間違いというほどではないけど、少し認識が間違えていたかな。
パリのほうは、ツアーの始めと最後の方を収めているだけに、
ツアーを重ねることでより馴染んだ演奏が楽しめることに
今更ながら気付いた私。
e0147206_2345138.jpg
柔らかく攻めていく感じのパリのライブを観た後に08年のライブを観ると
まだ完全に熟していない感じで、多少固さが残っていたことが分かる。
当然6月の東京でのライブは、7月のパリの感触に近いですね。

サディークがベースを弾く"Sky, Can You Feel Me"なんかだと
そのバンドの変化というか成熟具合が特に顕著かな。
どちらもオリジナルよりぐっとテムポを落として、
リズムの流れをより滑らかに低空飛行させるのだけど、
ドラムをフューチャーした途中のブレイク以降の空気感が全く違う。
リズムとコードの裏を衝くキラーパスのようなベース・プレイ、
音符と休符の長さのコントロールは絶妙で、溜息しか出ません。
しかもあくまでも自然体。
e0147206_23454065.jpg
サディークは今現在のベーシストのトップ3に入る人だなぁと再認識。
この曲でも最後にはバンドのベーシストであるCalvin Tunerに変わるのだけど、
そうすると、何かが変わってしまうんですよね。
Turnerの方がいわゆるテクニック的な部分では上だと思うけど、
ベースってのはつくづく難しいものだと思い知らされます。
(まあ、他の全ての楽器もそうなんだけどね。)
ああ、早く新作が聞きたいねえ。
e0147206_23452195.jpg
問題はステージではほとんどベースを弾いてくれないことですかね。
ギターのほうも絶品なんだけど、なかなか難しいところではあります。

追記:先日のグラミー、リハ映像がアップされている。
コーラスはケンプ&エリカの来日組だったことが判明。
他のメンバーもほぼ変わりない模様で、なんだか嬉しい私。


[PR]
by zhimuqing | 2011-02-22 23:28 | Funkentelechy | Comments(2)

舞台『Orange』

2011年初のライブは弦が切れるなんてことも無く、
なんとか無事に終了。
しかしまあ、何と言いますか、本番には力が入りすぎるというか、
全然脱力できていないのが、今後の課題になりますね。
ライブの前のリハから(普段の練習不足もあり)指が痛くなっていたのだが、
ライブ終わってみると見事な血豆が中指に形成されていましたよ。
うーん、情けないですねえ。
e0147206_1325950.jpg
ちなみに今回一番の収穫はわざわざ見に来てくれたケンドリックス君の
「少し痩せました」との一言だったというのが、
我ながら小さい感じをうけてしかたがないが、
まあ、収穫があっただけでも良いとしようではないか。


さて、一昨日は渋谷まで足を延ばして舞台『ORANGE』を。
神戸の消防士を描いたこの舞台、実はブラザG初の
歌ったり踊ったりしないミュージカルでない舞台です。
e0147206_1314497.jpg
で、結論から言うと、この舞台は大変素晴らしい。
神戸の消防士を描いているということで、
当然阪神淡路大震災がテーマになることは知っていたが、
舞台を作っている人達、特にこの舞台を2004年からずっと大事に演じている
劇団People Purpleの魂がこもっていて、深く感動しました。
終演後渋谷のレコ屋廻っても、家に帰りついても舞台のことを考えてしまったし、
一日明けた今日でも胸に迫ってしまうほど。

特に1部の震災を描いた場面は実話がベースになっているだけに、
非常に辛くもある訳ですけど、きちんと直視しなくてはならない話でもあります。
今回のAmuseとの合同キャストでの舞台は24日に終わってしまいますが、
劇団People Purpleでの舞台は続くのでしょうし、
出来る限るたくさんの人に観てほしい舞台です。
それにしても、今回の舞台は東京だけの9日間10公演だけで終了。
なんだか勿体ないですね。
主要都市を回っても良いように思うのだけど。
e0147206_135483.jpg
我らがブラザGは?といいますと、あんまり素直を褒めるのもなんだけど、
なかなかの好演でしたね。
これまで出演させて頂いた舞台の中でも1,2を争う出来ではないかと。
出演させて頂くだけでも意義がある作品だったと思いますしね。
頂いた役も非常に良い役(オイシイ役でもある)だし、
共演者にも恵まれていたように思いますけど、
やはり本人のたゆまぬ努力もあってのことだろうし、
近しい関係者としてもなかなか感慨深いものがありました。

ということで、非常に良いものを見せて頂きました。
何事も魂を込めないといけないっすね。
私も色々と頑張らなくては。
[PR]
by zhimuqing | 2011-02-20 23:28 | Popper's Delight | Comments(0)

おかげでモネイ研究が更に進みますねぇ

e0147206_0491748.jpg
読んで非常にタメになるブログだと一部で話題になっている
killer bさんによる『Stronger than Paradise』は
ジャネル・モネイの研究?に関しても、日本有数というか、
summerbreeze1さんの『続・年間を通してベスト・アルバム選び』と
双璧に並んでいるわけですけど、グラミー・ノミネート記念として
満を持して?ジャネル・モネイのアルバム2枚のテキストを翻訳。
モネイ好きもそうでもない人も是非一度目を通して欲しいものです。
面倒臭くて、ブックレットちゃんと読んでいなかった私には
大変ありがたい快挙ですね。
プリントアウトして何度も読んだ後に、CDのブックレットに
綴じこみましたよ。
この調子で泥沼にハマり込む気で、各曲解説をお願いしたい。

ということで、モネイちゃんのグラミーでの雄姿を!
ケリンドゥもいつもながらにカッコ良いが、
ちょっと前に比べ、モネイの存在感が更に増しているような気が。
素晴らしい。
一日も早い来日をお願いしたい。



関連した情報としては、なんと言っても映像集『Dance Or Die』!
『The Archandroid』全18曲にヴィデオが製作されて発表予定ということで、
一日も早い発売を望むわけですが、モネイさん精力的に活動していて、
結構忙しそうなので、すぐには出せないような気もします。
更に『The Red Book』というマンガも発売ということで、なかなか良い展開だ。
この勢いで、製造番号57821のアンドロイド、シンディ・メイウェザーの
フィギュアが発売されたりすると、かなり盛り上がるんですけどね。

e0147206_035172.jpg
さて、Q兵衛体制でのBMRですが、
リニューアル2発目は「史上最強のチン●」を探せ!ということで、
果たしてどんな内容か、ドキドキして読んだのだが、
さすがに、そんなに際どい記事はなかったのだが、
アジア系とヒップホップの関係に迫った記事は
なかなか硬派で非常に読み応えがあったし、
Q編集長による台湾レポートも良かったのだが
何と言っても編集後記の『本是同根生 相煎何太急』につきますね。
それにしても、タトゥ-彫る場所、なくなってしまうがな。
e0147206_0355512.jpg

それはさておき、各評論家による年間ベスト10の記事が掲載されているのが、
それを読んで私は少し驚きましたよ。
モネイのアルバムを選んだ人が29名中8名(≒28%)もいる!
私に言わせれば、当たり前なのだけど、
それでもやっぱり嬉しいっす。
一日も早い来日公演を!
e0147206_0444731.jpg
あまり大きな声では言えないが、
宮本信子に少し似ていると思うのは私だけ?
[PR]
by zhimuqing | 2011-02-18 23:28 | Funkentelechy | Comments(3)

これは笑える


[PR]
by zhimuqing | 2011-02-17 03:01 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

不信心者だけど、温故知新で良い気分なり

高校生の時に、ある雑誌のレビュー(たしかでシャーリー・シーザー)で
「雪の日には熱いゴスペルに限る」と書かれてあったのを読んでから、
雪が降るとゴスペルを聴かないといけない気がする私。
刷り込みというのは怖いものです。

という訳でもないのですけど、最近慌てて入手した
The mighty clouds of joy の2010年作「At the revival」、
なんと結成50周年記念盤。
e0147206_23234090.jpg
それだけでも、もの凄いことなのだが、
唯一のオリジナルメンバーで、リードシンガーのジョー・ライゴン、
とても74歳とは思えない歌いっぷりが凄い。
やはり信仰の力なのかな?
e0147206_23311463.jpg
しかし、Joe Ligonと書くとそうでもないけど、
ライゴンと片仮名で書くだけでも、随分パワフルに見えてくる。
さらに「雷魂」とか「禮厳」等と無理矢理漢字を当ててみると、
荒ぶる神々という感じで、あの歌に本当に相応しく思えますねえ。

とは言いつつ、マイティ・クラウド・オブ・ジョイのアルバム、
実は今回初めて買ったんですよね。
映画「ゴスペル」にもグループで参加しているし、
アリサのゴスペルライブにもライゴンがゲストで登場しているし、
我が家のストックの色々な所に出没しているのですけどね。
そうそう、ロジャーのソロ2作目「The Saga Continues」収録の
ミッドナイト・アワーでのソウルフルな掛け合いも忘れてはいけない。
ちなみに、あの曲、匿名の条件で参加したはずだったのだが、
ジャケットにはっきりとグループ名を明記されてしまい、
教会関係者からは、かなり嫌味を言われたらしいのは有名な話。

で、今回のアルバム、なんといっても全10曲中6曲を
ラファエル・サディークが製作しているのが売り、というか
私もサディーク印に惹かれて購入したクチです。
本物の歌が歌えるグループを迎えて、ということで、
SOLOの2作目のTouch me のような音とか、
あるいはサディークのソロ3作目のような
60年代のソウル風な音を期待していたのですけど、
むしろ真っ当でオーソドックスなゴスペルという作りで、
あのサディーク印のグルーヴは控えめな感じです。

なもんで、最初に聴いた時は名門グループに遠慮したのか?と
少し拍子抜けした感もあったのだが、
よく聴くと、そこはサディーク、濃厚な歌を活かしつつ、
やっぱり良い仕事をしている。
1曲目のひたすらブルージーなナムバーも良いが、
2曲目や3曲目の良く弾む曲は、この重量級のカルテットの
良いところを存分に引き出していると思う。
あえて言うなら、サディークのソロの名曲Uptownに近いかな?
ニュー・バースのレズリー・ウィルソンを引っ張り出したあの曲ですね。

残念ながらクレジットがほとんど無いに等しいので、
誰が何をやっているか分からないのだけど、
ベースとギターは本人の演奏ですよね。
私が愛してやまない、あのリズムに対してワザとジャストに弾かない、
もたらせたようなフレージングこそあまり出てこないけど、
ふんわりと乗せてくるくせに猛烈に弾むベースは
往年のトニーズでのプレイのよう。

そう言えば、4曲目なんか曲調自体もトニーズみたいだけど、
実はこの曲がアルバムのベストナムバーかな。
ファルセット・リードがメロウに迫りつつ、少しずつ盛り上がり
最後にそのムードを突き破るダイナミックなリードが登場してきて、
そやねんそやねんそおやねん、と聴いている方が関西弁になりそうな曲。

ところで、実はベースよりも印象に残るのはギター・プレイ。
鳥の羽のようにふわりと舞い落ちるのだけど、
シャープに切れる煌くカッティング、故スパンキーに共通する味わいで、
やっぱりサディークだと思えるんだけど、どうなんでしょ?
もしかしてデュエインだったらもっと嬉しいけど。
e0147206_23285176.jpg
若きサディークやデュエインにギターを教えたのは
Chalmers Alford、人呼んでスパンキーさん。
トニーズやディアンジェロのサポートで一躍有名になったんですけど、
元々はマイティ・クラウズ・オブ・ジョイのツアー・ギタリスト。
そう考えると、成長した孫弟子が大師匠をサポートするという、
温故知新というか、黒い音楽の仁義というか、
そういうものを感じさせて、大変良い気分になりますね。
e0147206_2329493.jpg
淡々とギターを弾く在りし日のスパンキー、前で歌うはあの人!

ちなみに、残る4曲のうち3曲をプロデュースしているのは
Donald DeGrateという人なのだが、DeGrateという名前、
どこかで見覚えがあると思って調べたら、
この人、ジョデシのデヴァンテ・スウィングだったんですね。
ジョデシは以前再結成のニュースが何度か流れたんだけど、
そのうちニュース聞かなくなっちゃったんで、
もう活動していないかと思っていましたよ。

で、その3曲あるナムバーでは5曲目が秀逸。
ジョデシの3枚目でデヴァンテが掴みそうになっていた
70年代のグループもの特有の鬼メロウな世界を見事に構築しています。
ライゴンでない私には誰だか分からないリード・シンガーも絶品で、
もしかしたらジョデシ時代に作った曲よりもこの曲の方がいいんじゃない?
完全に過去の人になったのか?と残念に思っていたのですけど、
ツボにはまれば、まだまだいけそうですね。
次はジョデシの再結成でお目にかかりたいですね。

e0147206_2329543.jpg
ということで、新録でこんなにがっつり歌い込んだ歌、
久しぶりに聴きましたね。
ゴスペルの奥深さを思い知らされますけど、
この辺追いかけだしたらキリが無さそうなのが恐ろしい。
とはいえ、スパンキー在籍時のライブ音源なんかは
大いに気になるところで、ああ、お金(と時間)が欲しい、と考えてしまう私は
やはり全くもって不信心で不謹慎ですね。
神の音楽への道に到達するにはまだまだ随分隔たりがありそうだな。
e0147206_23312871.jpg
味わい深いご尊顔のメンバーがいると思ってしまう私は
やっぱり不信心ですね、はい。

先日のグラミーでのサディークとミック・ジャガーによる
ソロモン・バークのトリビュート。
サディークを差し置いて、ミック・ジャガーが目立ち過ぎだと思うのは
私ぐらいかな?
でも、バック・コーラスは体型と輪郭からエリカ嬢ではなさそうだと
そういうことを気にするのは、私以外にもいそうですね、はい。


[PR]
by zhimuqing | 2011-02-15 23:28 | Blues 4 Terapin | Comments(2)

Make it Funky!

e0147206_0332382.jpg



[PR]
by zhimuqing | 2011-02-15 00:34 | Funkentelechy | Comments(0)

溺愛の程が過ぎると、黒も白になる

それにしても、さすがにこの歳になると、
2月14日に特別な意味もないのだけど、
ムスメからチョコレートを貰うと、
それはそれで結構嬉しかったりするのである。
e0147206_005779.jpg
とはいえ、ムスメ自身、あまり意味を理解していなくて、
自分も積極的に食べる方に参加するので、
結局ムスメ(とヨメ)に大半を食べられてしまうのですけど。

話は少し変わるが、我がムスメからチョコを貰えると、
大変喜ぶ人物が私の周辺にいる訳ですが、
喜びのあまり、食べるのが勿体ないんじゃ!と言い張って
約1年間冷蔵庫に放置していた人物がいるのですが、
先日遂にそのチョコを開封した結果が御覧の通りです、はい。
e0147206_00284.jpg
なんじゃ?この白い卵は?
ホワイトチョコじゃなかったとおもうけど!
それでも『レイのチョコは美味い美味い』と喜んで食べていたとの噂。
腹を壊さなかったのかな?
[PR]
by zhimuqing | 2011-02-14 23:59 | Dawn 'n' Shine | Comments(0)

まだまだ予断を許さないけど

エドワード・サイードがまだ生きていた8年前には
全く想像もつかないこの展開。
歴史が動く瞬間に立ち会っている興奮を隠せません。
e0147206_23415224.jpg
ムバラク退陣で、第1段階をクリアーしたエジプトの民衆革命、
第2段階はムバラク拘束、ムバラク政権による人権弾圧の真相究明と秘密警察の解体
第3段階が軍から民政への権限の完全委譲。

第3段階まで進めば、この民衆革命は(エジプト内では)成功なのだろうけど、
アメリカの資金にどっぷりつかっていると言われるエジプト軍は
信頼出来ない気がするので、まだまだ安心できそうにありませんね。
いつ「民主化」という隠れ蓑を着たアメリカ主導のカラー革命(実はクーデター)に
変化してしまうか、まだ予断を許さない感じ。
私個人としては、エルバラダイとイスラム同胞団の組み合わせに期待したい。
e0147206_2338392.jpg
エジプトの次はイエメンとのもっぱらの評判ですが、
その次はヨルダン、そしてサウジアラビアを経由して
最終目的地であるパレスチナの解放まで繋がれば良いのだけど。
e0147206_2340351.jpg
亡くなるのが10年早すぎる!
この状況をサイードに見てほしかったものだ。
[PR]
by zhimuqing | 2011-02-13 23:30 | Change! | Comments(0)