<   2010年 10月 ( 18 )   > この月の画像一覧

またもやコンゴ関係なのだ

我がムスコ、ヨウたろうが一昨日の夜から体調を崩して熱を出しているのだが、
添い寝してあげていると、どうしても一緒に爆睡せずにいられないのは、
多分、我が家に伝わる嗜眠性の強い体質のせいなのだろう。

それにしても、ヨウ君、私の顔をずっと撫でながら次第に眠りに入っていくのだが、
これはやられると、ひとたまりもありません。
私の琴線、これでがっしりと掴まれてしまいました。
ちなみに熱が下がった今日はもうあまり顔を撫でてくれなっている。
熱が下がったのは良いのだが、少し寂しさを感じる自分もいたりして。

さて、巷で話題になっているSLY JOHNSONを無事に入手しました。
ソロデビュー作『74』ですね。
e0147206_2232462.jpg
コンゴ系フランス人の初アルバムらしいのだが、
そのファンキーな名前に負けない、なかなかソウルフルな歌手。
なにはともあれ、1曲目が素晴らしい。
溜めまくるトラック、特にベースが絶品だが、
フワフワした浮遊感溢れるギターもメロウ過ぎず良い感じだし、
リズムを引っ張る縦横無尽な歌いっぷりが見事。
中盤のラップのバックで出て来るヒューマンビートボックスもカッコいい。

フェイクのフレージングなんかを聴くと、
ディアンジェロの影響が強いのが印象的だけど、
もっとオーソドックスな味わいもあります。
本家が沈黙し続けている現状を考えると、
誰もが期待したくなる逸材であることを
この一曲目で見事にアピールしましたね。

もともとヒップホップグループ「Saian Supa Crew」に在籍していて、
当時はヒューマンビートボックスを担当していたらしい。
「スーパーサイヤ人」からグループ名を取っているというだけで、
結構親近感を抱いてしまう私です。
e0147206_22345915.jpg
このグループ、かなり人気だったらしく、
これまた興味が湧いてくる今日この頃。

バックの演奏陣もその筋の有名どころが多く、結構豪華。
先日ステージ上でサンタナにプロポーズされたシンディ・ブラックマン、
私には結構懐かしいT.M.スティーブンスがほぼ全曲に参加。
なかなか切れの良い演奏を披露してますね。

2曲のカバー以外は本人の自作曲なのだが、
惜しむらくは歌唱力に比べ、ソングライティングが少し弱いというか、
追い付いていないかな。
基本のトラックを作って歌を乗せました、というような曲が多くて、
もう少し曲の展開に起伏が欲しい感じがしますね。
ディアンジェロのShit, Damn, Motherfuckerに少し似た2曲目なんかも
本家に比べると、やはり少し単調な感は否めないです。

カバー曲に関しては、オーティス・レディングのFa-Fa-Fa-Fa-Faを
カバーしているのだけど、これはソウルフルな歌いっぷりだし、
バックに混じるヴォイス・パーカションも効果的で
こういうのを聴くと、やはり自作にこだわらず、歌唱力に見合った
楽曲を集めて勝負してほしいと思いますね。
でもまあ、なにはともあれ1曲目は素晴らしいので、
この曲だけでも広く聞かれてほしいものだ。
e0147206_22323471.jpg
この眼鏡も個人的には注目しているのだが、
どこの眼鏡なんだろう?
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-31 22:28 | Funkentelechy | Comments(0)

ただ写真を張り付けただけです

フェイス・エヴァンスの新作を早く聴きたいのだが、
他のブツに目移りしてしまって、なかなか購入出来ないでいる訳ですが、
その辺の話はおいといて、フェイス・エヴァンス、映画出演が決まったそうで、
なんとスプリームスのフローレンス・バラードの伝記映画らしい。
まあ、つまりはドリームガールの「エフィ」の映画になるのですが、
フェイスとフローレンス・バラードのイメージは
私の中で結構違っているので、どうにもしっくりこないですねぇ。
e0147206_0271141.jpg
私が贔屓にしてるフロー、この写真を使うのは何度目か?
e0147206_0281064.jpg
で、こちらがフェイスさん、現役感のある女性ソウルシンガーでは一番好きかも。
e0147206_0374413.jpg
あれ、ホクロの位置がひっくり返っている?

とまあ、そんなことを考えていたのですけど、
アレサ・フランクリンの伝記映画も決定したらしい。
e0147206_0294025.jpg

こちらの主演、つまりアレサ役は、な、なんとハル・ベリー(!)ということで、
アレサはいつでも私の中で№1シンガーであるし、
現時点でも一番見てみたい歌手でもあるし、
デビュー以降常に魅力的な女性でもありますけど、
うーん、どうなんでしょうね?
e0147206_0292161.jpg


でも、エッタ・ジェイムス役をビヨンセが演じると聞いた時には
大変驚いたもんですけど、実は意外にマッチしていたことを考えると、
意外と大丈夫なんですかね?
e0147206_0302163.jpg

e0147206_0315456.jpg
でも、ビヨンセやフェイスだったらともかく、
ハル・ベリーにはアレサの歌は歌えないと思うので、
そのへんは別の人の吹き込みでしっかり演ってほしいものです。

こちらはティナ・ターナーを演じたアンジェラ・バセットさん。
e0147206_0341856.jpg

ちなみに映画「ティナ」ですが、最後の方の念仏?攻撃?に
観た人みんながドン引きしてしまう珍映画でもあります。
それにしてもティナー・ターナー役は今だったら絶対ビヨンセですよね。
e0147206_035911.jpg
こんな雄姿を見せることが出来そうなのは、ビヨンセしかいないでしょ?
e0147206_0353979.jpg


e0147206_036266.jpg
さて「ハル・ベリー超絶可愛い」(by プリマク氏)の意見に全面的に賛意を示す訳ですが、
ハル・ベリーというと、やはりラジー賞の受賞スピーチが際立ちますね。
e0147206_0365081.jpg
オスカー像を持参の上、オスカー受賞時のスピーチをセルフ・パロディー化。
こういうカッコよさはアレサに通じる所もあるような気がするというと、
ひいきの引き倒しになりますかね?
でもどちらかというと、フローレンス役の方があってそうな気もしますけどね。

ちなみに子役が必要な場合には、我が家にご連絡ください。
e0147206_0433732.jpg
なお悪徳プロデューサー役及び悪徳政治家の少年時代を
演じることが出来る逸材もいますし。
e0147206_0435816.jpg
それにしても、世界のトップスターの下に堂々と自分の子供の写真を載せる
あまりの親バカぶりに我ながら感心するのでありますが、
隣のヨメさんはあきれ果ててるのでもあります。
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-30 00:28 | Dawn 'n' Shine | Comments(3)

私をアルコに連れてって!

ということで、昨日NBAが開幕したわけですが、
本日がキングスの初戦ということで、
個人的には今日が開幕ですね。

で、本日はアウェイでのウルヴス戦だったんですが、
見事勝利と言うことで、えーとですね、現在勝率10割というか100%ということで、
いやー実にめでたいことです、はい。

このまま優勝してしまうようなことがあれば、
サクラメントまで飛んでいかないといけなくなる訳で、
財布の方が心配となってくる今日この頃なのであります。
鼻で笑っている人の姿が見えるような気もするけど、
去年の成績はどうなんだ(25勝57敗)という声も聞こえる気がするけど、
確率的には0%ではないですからね。
生まれ変わったヤング・キングス、今年はやりまっせ!
e0147206_02738.jpg
いつかは行ってみたいぞ、アルコアリーナ!

e0147206_234226.jpg
大型ルーキーのデマーカス・カズンズ、あんたには心から期待しているぞ!

e0147206_2343263.jpg
お帰りなさい、ガルシア兄貴。

e0147206_23432731.jpg
今日の活躍は見事でしたぜ、カールはん。

e0147206_23435755.jpg
ドンテ君には成績以外でも期待してます。

e0147206_23442971.jpg
ジェイソンはしっかりするように。

e0147206_23445089.jpg
ベイノにはキングス初年度の輝きが戻ってくるような気がする私。

e0147206_23455824.jpg
ダレンバートは早くけがを直すこと、あと変な髪型にも期待します。

e0147206_23463578.jpg
でもって、あんたが早く戻って来ないことには始まりませんぜ。
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-29 00:28 | All The Kings Men | Comments(2)

滑らかでたおやかでヒンヤリと

e0147206_222697.jpg
毎日朝から晩まで音楽漬けになってた学生時代、
実は1回だけ、音楽が全く聴きたくなくなった時期がありました。

どんな音楽を聞いても心に響かなくて、
PファンクもJBもプリンスもマイルスもアレサもテンプスもロジャーも
全く効果がないということで、このまま音楽を聴かなくなるのか?と
思ったりもしたもんですが、その時友人S君から借りたまま聴かずに
部屋に置いてあった1枚のCD、何となく暇つぶしにかけてみたのですが、
ジワジワとこれが効いたのですね。

GREGORY ISAACS ≪NIGHT NURSE≫
e0147206_2185254.jpg
割と乾いたルーツ・ラディックスの音に乗っかる
滑らかでたおやかな歌、というか「うた」。
ヒンヤリとした湿り気を感じる歌が肌に沁みわたる感じ。
すっかり魅せられてしまった後、私の不感症?はすっかり回復したのでした。



その後、ジャメイカに遊びに行った時に向こうで知り合った
自称ラスタマンのラスさんとアイザックスの凄さを語りあったり、
公園で演奏していたバンドに混ぜてもらって、
表題曲を弾かせてもらったりしたのは、
私の大事な思い出でありますね。
(ちなみにホテルのバンドに混ぜてもらって弾いたのは「解禁せよ」でした。)

それにしても70年代後半から80年代前半のグレゴリー・アイザックスは
やっぱり神懸かっていたとしか思えない。
77年の「Mr. Isaacs」、77年の「Cool Ruler」、79年の「Soon Forward」、
81年の「More Gregory」、82年の「Night Nurse」。
全部レゲエの名盤ではないか!
e0147206_2223623.jpg
近年は色々苦しんでいるという話も耳にしていたのだが、
いつか本物に会えると思っていたんだけどね。
本物が歌うNight Nurse聴いてみたかったよ。
寂しいですね。
本当にありがとうございました。
e0147206_2225247.jpg


この素晴らしい歌が聞けないなんて!
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-28 01:27 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

ぶつかり合いのダイナミズムに興奮

さて、サラーム海上師の講義に出席。
前回は出張で参加できなかったんだけど、
マグレブ地域の紹介は今回にずれ込んでいたので
助かったというか、ラッキーだった。
何と言っても、アフリカと中南米を除けば、一番興味があった地域なんでね。

そのマグレブというかモロッコの宗教音楽であるグナワ、
サラームさんが現地で録ってきた映像が期待通りに素晴らしい。
(ゲンブリを演奏する手とカメラの角度が逆だったことが少し残念ではある)
リズムのアクセントがブラジル音楽、というかパンデイロのそれに近く、
かなり興奮しましたね。
サラーム師はグナワの映像を実は5時間分ぐらい持っているらしく、
早い機会にその秘蔵映像を見てみたいものだ。
e0147206_1113971.jpg
ちょこっと紹介されたグナワ・ディフュージョンのリーダー?の
アマージーグ・カデブのPVもなかなかカッコ良かった。


講義では、モロッコの南の方から奴隷として連れられてきた黒人が
イスラムを隠れ蓑に自分たちの文化・宗教を表現したことが
グナワの成り立ちと大いに関係しているとの説明があり、
このイスラムをカトリックに置き換えるだけで、
中南米のヴードゥーやカンドンブレになるわけで、
やはり私(とプリマクさん)の心を掴むのは、
西アフリカの文化が他の文化とぶつかり合う事で生まれる
ダイナミズムであることを再認識したのであります。
この話だけでもこの講義に参加した意味があるというもんだ。

さて、今日の講義は、更に中南米に進んだのだが、
中東の音楽に比べると、流石に慣れ親しんだ音楽だけに、
身体にスンナリと染み渡る感覚がかなり新鮮。

とはいえ、新しい発見もあるのが嬉しいところだ。
特に、私には全く馴染みの無いアルゼンチンのタンゴが
実はアフリカ由来の「カンドンベ」に影響されていることは完全に初耳。
そもそもアルゼンチンに「カンドンベ」なるカンドンブレの親戚が
存在してるなんてことも知りませんでしたしね。
e0147206_1111429.jpg
講義で紹介された映画「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロ達」も
タンゴも実はアフロなルーツを持つことが紹介されているようで、
かなり興味をそそられるもの。
そろそろDVD化されそうとのことで、是非とも購入しなければ。
カンドンベのパレードの映像も入っているようですしね。

そんなわけで面白くて仕方がないのだが、
次回は音楽ライターの大石始さんをゲストに招いて、
レゲエとかコロンビア(クンビアくるのか?)を紹介する予定らしい。
こいつは濃厚な一撃が期待できそうだ!
うーん、楽しみだ!

ラテンが世界を席巻していたという話の流れで出てきた
バナナボートの浜村美智子バージョン。
全体的にべたついてて、ラテンの気持ち良さは全く感じないし、
全く私の好みではないというか、正直気持ち悪かったりもするのだけど、
巧みにスペイン語化させた日本語は見事、年季がなせる技ですかね。
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-28 00:28 | On The Corner | Comments(0)

腰砕けビートに揺らされる

プリマクさん、ブランニューバッグ、マックスアックスということで、
早くスタジオ入りしたい今日この頃。
まだ現物見てないんだけど、写真だとなんというんですか?
ギャングスタ仕様とでもいうのでしょうか?
堅気の持つギターに見えない所が大変宜しいのだ!
まさにジョニー・ギター・ワトソンが持ってそうなイメージ。

そんな訳で影響受けやすい私、ジョニーGを引っ張り出している訳ですが、
そのワンアンドオンリーの魅力に感心することしきり。
と言っても、聴いてるのは、もっぱらDJMレーベルばかりなんですけどね。
e0147206_049266.jpg
この時期のジョニーG様の音楽、
ジャンル的にはファンク・ブルーズなんだろうけど、
はっきり言って腰に来るような踊れる音ではありませんね。
どちらかというと、腰砕けと言ってもいいのかも。
この時期のドラマーはその筋では評価の高いエムリー・トーマスですけど、
ブーチー発ギャップバンド経由といった感じのドラミングで、
このリズムに合わせて華麗に踊るのは結構難易度高そうだ。
e0147206_0501561.jpg

そのリズムにルーズでダルなワトソンの歌と、
ペンペンペキペキなギターが乗っかっると、
あれまあ不思議なジョニーGのヤクザな世界が広がるのである。
ダラシナさ極まるボーカルが実に格好良いですね。
特に取り柄のない(失礼)ビルワイマンがそのダラシナさ故に
ストーンズの中で目立つ事があるのを思い出しますけど、
ちょっと次元が違いますかね。
いわゆる美声でテクニックを駆使して歌いあげるなんてことはないのだが、
このチンピラっぽい歌が逆にリアルな心象風景を描きだすのだから
音楽というものはやはり奥が深いですね。
e0147206_0484750.jpg
好きな曲を選ぶとなるとけっこう悩むところですけど、
ファンキーだと、トークボックスを使ったA Real Mother For Yaなんかが、
そのポンコツ度で頭一つ抜けているかな?
メロウなLove Jonesとかも良いけど、80年の時点でラップに挑戦した
Telephone Billは80年代屈指のファンクと言ってもいいでしょう。

で、一番盛り上がるのは、やはりテキサス伝統のブルージーなギター。
ジミヘンにもデュプリーにもザッパにも影響を与えた偉人でもある訳ですけど、
今から見ると、70年代の濃厚なファンクなんかでも
このギターを炸裂させて欲しかったかな。
JB’sとかブーチーズ・ラバー・バンドとかクール&ザ・ギャングなんかの上で
ペキンペキン決めてほしかった気がしますね。
ザッパの名盤One Size Fits All で激唱していますけど、
ギターも弾いててほしかったなぁ。
e0147206_04851.jpg
それにしても、ワトソンも亡くなっちゃったし、
その師匠格のゲイトマウスも、アルバート・コリンズもいない今、
テキサス・ブルース・ギターの伝統はどうなってしまうのでしょうね。
この辺のワイルドなギタリストとヒップホップのトラックメイカーとか
アフロビートな音との競演も見たいんですけどね。
記憶にある限りでは、ミント・コンディションとアルバート・コリンズとか、
吾妻光良とタカツキぐらいかな?
ジョニー・Gが生きていたら、この辺の絡みは結構期待できそうだっただけに、
なんとも残念な現状ですね。
e0147206_0475614.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2010-10-26 00:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

不当に評価が低すぎるのだ!

私が自分から音楽を積極的に聞き出したきっかけの一つは、
実はポール・サイモンでした、と言うと、
周りの友人達はこぞって驚いてくれますね。
ラジオで流れた「You can call me Al」(Graceland収録)ですね。
e0147206_113241.jpg
で、当時の私はアルバム「Graceland」から遡って聴いていたんだけど、
徐々に芽生えてきたファンキーな音への興味が次第に大きくなり、
気が付いたらアフロな泥沼どっぷりつかりこんでいたわけです。

そんな感じなんで、永らくポール・サイモンから離れていた訳ですが、
5年位前にオリジナルアルバム9枚を集めたボックスを購入し、
また同じ頃買ったiPodに入れて、気が向いた時に聴いているのですが、
音楽的素養が当時よりは少しは増えた今の耳でまとめて聞いてみると、
色々新しい発見があって面白いですね。
e0147206_113451.jpg
で、サイモン2枚目(正確には3枚目)のソロアルバムである
「There Goes Rhymin’ Simon」な訳ですが、
これは実に素晴らしい出来なのですよ。
e0147206_1135530.jpg

南アフリカ勢と作った「Graceland」も、
ウディ・アレンの映画のような「Still Crazy After All years」も、
オロドゥン他ブラジルとアフリカ勢混合で作った「The Rhythm of the Saints」も、
渋谷系で人気があった「One Trick Pony」も大変良いですけど、
今の耳で聞くと、ポール・サイモンの最高傑作は2枚目で決定ですね。

サイモンのアルバムはなんといっても曲が良いし、
凄腕ミュージシャンを惜しみも無く使った演奏も良いし、
色々な音楽とのバランスも良いし、で、どのアルバムの高品質なんですけど、
このアルバム、アメリカの黒人音楽の影響が一番濃厚な気がしますね。

普段あまり指摘されない(と思う)サイモンの隠れた魅力である
白いファンキーな持ち味が全開で、素晴らしい。
サイモンの歌は声量はないし、音域も広くはないのだけど、
密かにタメが効いていて、ひそかにファンク濃度が高いと思っているのだけど、
どうなんでしょ?
e0147206_1141461.jpg

大名曲「Take Me to the Mardi Gras」をじっくり聞いてみようではないか?
セカンドヴァースで出て来るファルセットなんて凄まじいもんだ。
アル・グリーンより滑らかな絹のようなファルセット。
本物のソウル・シンガーも真っ青ではないか!

と力説しようと思っていたんだが、あまりにも歌が上手すぎる。
オカシイということでブックレットを見てみると、
Falsetto Voice : Rev. Claude Jeter と書かれてあって、
なんだ、本人ではないのか!ということなんですけど、
おいちょっと待て、クロード・ジーターって
あのゴスペル界にファルセットを持ち込んだ、
アル・グリーンとかサム・クックにも影響を与えた、
あのスワン・シルバーストーンズのジーター師かい!ってなことで、
久しぶりに興奮した私なのであります。
(もっともネットで調べてみると、実は結構有名な話のようだ。)
e0147206_1153457.jpg
もっともこのご尊顔を拝見すると、
そんなに偉大な人には見えないのは私だけ。(失礼)
あの声とこの顔のギャップがどうしても埋まらない私。(失礼)

興奮した私はブックレットを隅々まで読んでみたのだが、
このアルバムに参加しているメンツは本当にすごい。
アレンジャーで、アラン・トゥーサンにクインシー、
半数を占めるソウル風味の曲はマッスルショールズの面々、
内省的な曲にはボブ・ジェームズとボブ・クランショウ、グラディ・テイト、
2曲でディキシー・ハミングバーズのコーラスもあるし。

演奏陣でいえば、マッスルショールズの名ドラマーである
ロジャー・ホウキンスのドラムがかなり私好みです。
派手なことはしないんだけど、独特の間の取り方が気持ちよすぎます。
サイモンと言えば、スティーヴ・ガッドが有名なのですが、
私の好みとしては、断然ホウキンスですね。

あと、やはりサイモンは昔のゴスペルとドゥーワップに凄く影響受けているなと
色々な曲を聞くと、改めて感じますね。
アレサの歌う「明日に架ける橋」なんて、完全にゴスペルですもんね。
この辺はS&Gとかフォークなんかの代表として捉えられている感がある
日本での現状とはだいぶ隔たりがありますね。
下手したら、南こうせつなんかと同列に扱われているような気もするのだ。
はっきり言って、日本でのソロでのサイモンの評価は不当に低すぎると
声を大にして言っておきたいのであります。

あと、このボックスセットには、アコギの弾き語りでの
ポール・サイモンのデモ録音が入っているのですが、
ギターも本当に上手いですね。
うーん、なかなか奥が深い人だ。
e0147206_1171096.jpg
遂にすっかり風通しの良い頭部になっているが、
この人をナメてはいけない。
なんといっても、レイア姫と結婚していた人だからね。
ハン・ソロと互角の男だと認識すべし。
e0147206_1183774.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2010-10-23 00:28 | Funkentelechy | Comments(3)

名盤、乞発売

ということで、中国に出張中の私でありますが、
反日デモの気配も全く無く、忙しく働かされているわけです。
ところで、今回出張で来ている工場には、
若い日本人のお兄さんが現地採用で働いていて、少し驚きました。
日本企業の現地採用で中国で働く若い人が増えているとは聞いていたのですが、
現地企業に単身乗り込んでいる人に会うのは初めて。
いろいろと考えさせられますね。

さて、先日新作を出したビラルですが、
幻のセカンドアルバム『Love For Sale』、
こっそり入手して聞いてみましたよ。
e0147206_23345214.jpg
所属レーベルだったユニヴァーサルが内容が売れ線で無いと判断して
発売を延期し続け、そのままお蔵入りになったとも、
ネットで音源が流出してしまった為、発売中止になったとも言われるこのアルバムを
こういう流れで聞くことに、正直抵抗もあったりするわけですけどね。

で、内容は?と言いますと、非常に優れた出来ですね。
有名プロデューサーが大挙して参加した1stよりも、
好き放題暴れてみた先日の新作よりも、ずっと良いですかね。
発売されていたら2006年屈指の名盤となっていたでしょう。
e0147206_23361510.jpg


フワフワとした浮遊感のあるバックにヘナヘナだが腰のあるボーカルを乗せたり、
80年代前半のプリンスのようにつんのめったバスドラやスネアを絡ませたり、
ジューニーのようなコーラスを多重録音できめたりする前半の流れも良いですが、
より濃厚に、よりソウルフルになっていく中盤以降はもっと良い。

カーティスのようなコード使いにアコギを絡めてみたり、
80年代のクリントンの音作りをアップデートしてみたり、
プリンス発ディアンジェロ経由なホーン使い、
潜行するファンキーなベース、スペイシーなシンセと
ファンカティアーの正統として一筋縄でいかない世界を構築。
そういう世界で縦横無尽に駆け巡るビラルの歌が非常に光りますね。
ちなみにラストの曲「Sweet, sour U」はサーラーのアルバム(前作)に
ビートをより強化して収録されていますね。
e0147206_23413154.jpg
最大の目玉は11曲目(の予定だった)「Sorrows Tears & Blood」ですね。
黒々したスピリチュアルなエレピで始まるイントロ、
全盛期のタイムのようなロウなドラムとシンセと掛け声?で盛り上げて、
パーカッションが全面的に出てきてアフロビートでもあったことを種明かしし、
フェラ・クティの声をサンプリングして、後半はディアンジェロ以降の
ヒョコヒョコしたグルーヴでしめられて、私は悶絶って感じですね。
うーん、ビラルには、この路線を持って突き詰めて欲しいのですけどね。

ということで、2010年の今でも未発表にしておくには非常に惜しいアルバム、
なんとか正規発売してくれないですかね。
各曲に携わったメンツも詳しく知りたいのでね。
B+さん、お願いしますよ!
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-19 23:24 | Funkentelechy | Comments(0)

ンビーラという単語でシリトリが無効になる

サラーム&ビリリのダブル効果で
かなり遠くまで行けそうな今日この頃。

そんなわけで、出張に備え、ジンバブエのライオンこと、
トーマス・マプフーモを装填完了。
e0147206_1352431.jpg
なんとも脱力感に溢れるジャケだが、
実はグレートな内容なのだ。
77年~86年までのベスト盤。


ンビーラのフレーズをギターに置き換えたことで有名だけど、
しぶといドラム&ベースにこそ、カッコよさが凝縮されているのだ。
e0147206_1343957.jpg
近年アメリカで活動しているらしいけど、
どさくさにまぎれて日本に来てくれないかな?
e0147206_1342584.jpg

それにしても、実に味わい深いご尊顔ですね。
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-18 00:28 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

中途半端に終わってしまう。

ということで、話題の中国へ出張してきました。
まあ、当たり前のことだが、何も問題ない訳ですが、
ネット環境が悪いのに閉口しますね。
日本のブログ関係はほとんど見れないし、
ミクシィは見れるけど、ツイッターもダメ。
5,6年前より、この辺は厳しくなっている?
おかげで危うくこの新垣結衣のカレンダーの話題に
乗り遅れるところでしたよ。

さて、今回の出張で出会ったオジサン?ですが、
見た目より実は若くて、実はなかなか愉快な人生を
送って来た人であることが判明。
前の奥さん(ロシア人)との間に生まれた娘がロシアにいたり、
あの天安門事件の時のデモに参加した当事者であったりと、
その話だけでも、物凄く興味をそそられる人。

で、最近の日中関係の話を色々話しこむチャンスだと思ったのだが、
同席していた某超一流企業の現地駐在員の兄ちゃんが
割り込んで来るのに、大変閉口しましたね。

1年前に会った時にも「幸福実現党の言っていることが一番正しい」等と
ノタマっていたので、元々相手にしていなかったのだが、
今回もなかなかのバカッぷりをいかんなく発揮。

ネット右翼的な意見を、俺って頭いいだろう?という態度で、
しかも、へたくそで気持ち悪い片言の中国語を使って
大声で話すので、同席しているこっちは溜まったもんではない。
しかも日本人はみんな自分と同意見だと断言するし。
(幸い中国語が下手すぎて、誰も聞き取れないのだけど)
某一流企業さん、あのTさん、早いとこ日本に戻した方がいいっすよ。
現地のスタッフみんなからバカにされているし。
日本に戻したって多分使えないのだろうけど。

まあ、個人の意見はそれぞれ自由だし、
どんなに底の浅い意見を言っても構わない。
(日本人のレベルが低いと思われてしまうのが少し辛いけど)
なんだけど、せっかく面白い話が出来そうな相手を見つけたのに、
それを邪魔されるのが全く気にいらない。

結局同席の他の中国人と色々話をしたからよかったんだけど、
うーん、不完全燃焼の3日間ですね。
明後日からまた中国に出張ということで、
別件でリベンジ出来るかな?
e0147206_13171.jpg
この写真を見ると、中国の底力を感じますねぇ。
[PR]
by zhimuqing | 2010-10-17 00:28 | Make Me Wanna Holler | Comments(1)