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方丈記が面白いと思ってしまった件

堀田善衛の「方丈記私記」を読んだ。
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自身の戦争体験と照らし合わせながら、
鴨長明の方丈記を読み解いていく本なのであるが、
これが案に相違して大変面白いのだ。

方丈記に限らず、日本のいわゆる『古典文学』は
なにせ高校時代に恐怖のピッコロ大魔王といわれたA田先生に
理系であるにもかかわらず、みっちりとしごかれたせいで、
未だに拒否反応が残っていたりするのですが、
この堀田善衛の解釈、鴨長明の描かれ方が抜群で、
こういうのを読んでいたら、もっと古典の授業も違ってたでしょうね。
(とはいえ散々しごかれたおかげで、原文読むのもあまり苦にならないのだ。苦笑)

方丈記の解説が面白いが、やはり圧巻なのは、
藤原定家の新古今調に対する鴨長明の批判内容を
当時の貴族社会の危機意識に結び付けて、
返す刀で日本社会をぶった切る後半の流れが物凄い迫力である。
私が生まれる前に書かれた本であるが、
現在の日本でも完全に通用するのだ。

平安~鎌倉初期にかけて、貴族が完全に自己の存在だけを
自己目的として、他の世界(つまり一般庶民)に対する想像力を
失っている事にしつこく触れた上で、とどめの様に次の言葉が出てくるのだ。

権力は敵と妥協し、敵に通じても自己保存をはかることを自己目的とする。
「日本」の業は深いのだ。


折りしも衆院選挙が近づいていますが、
結果がどのようなものになるにしろ、
この言葉を私は覚えておこうと思うのだ。

世間の人々に負担ばかりを押し付けてきた自称「責任政党」、
後期高齢者医療制度を導入し、社会保障費2200億円削減してきた自称「福祉の党」。
出鱈目を散々やってきたこれらの党はいうまでもなく、
「国民の生活が第一」と標榜しながら、そのマニフェストで
こっそりと格差社会の是正を目指すという方向性を消してきている「次期与党」の
変貌ぶりも物凄いものだ。
近い未来、経団連の希望に沿った施策を打ち出してくるのは間違いないでしょう。

方丈記とこの方丈記私記、いずれも大変面白い。
面白いと思っていられるうちはまだ良いのだけど、
なんだか、そのうち笑い事にならない気がして、
8月になるというのに、なんだか背筋が寒くなってしまう今日この頃なのでした。

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大学時代の恩師K教授に読めと渡された堀田善衛、すごく感謝してます。
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by zhimuqing | 2009-07-31 20:08 | Make Me Wanna Holler | Comments(2)

怒涛の竜巻にまたも巻き込まれのか?

ミュージックマガジン、またもやパフューム特集で
一体どこに進もうとしているのか?
全曲解説なんか要らない、何を考えとるんや?と
ヨメサンに文句言ってたら、だったら何で買ってるの?、と言われ
答えに窮してしまった私であります。

惰性で買ってるといえば、そうなんでしょうけど、
でもまあ、石田昌隆の『音楽の発火点』あるし、
今月号はヴィクター他からのラテン再発の記事もあったし、で
やはり情報源としてはまだまだ有効なんですけどね。
ただ、全体的に雑誌としての企画力は随分と弱くなってきているけどね。

今月は別原稿でマイケルの追悼記事がありましたけど、
『音楽の発火点』での文章がなかなか心に沁みました。
ステージ(=現場)の出来で評価しているところや
ダンスが進化していることに着目する視点は
肉体を重視する現場主義の石田昌隆ならではで、非常に信頼が置けます。
弟にも読ませてあげなくては。

マイケルの追悼記事、色々なところに色々な人が書いていますけど、
中にはひどいものがありましたからね。
「スティービー・ワンダーの眼が見えていたら、マイケルがやっていたことは、
全部スティービーがやってしまっていただろう」なんて、
ずれた事を平気で書いている、したり顔の評論家がいたりしますからね。
スティービーはスティービー、マイケルはマイケル、
どちらもとても素晴らしいけど、二人を比較して何の意味があるのだろう?
思考停止して、自動書記しているだけだとしか思えない。

さて2年前ぐらいでしょうか、『ボンバ竜巻』と一部で名づけられた
プリマク氏と私の財布を直撃したボンバ・レコードの再発ラッシュがありました。
というか、今でもジワジワと私を攻撃していたりするのですが、
なんとこの度タワレコの通販で怒涛のセールですよ。

ああ、私の懐を直撃したサルサやブーガルーやブラジルの数々の名盤が
最大50%オフ!(といってもほとんどが25%以下ですけどね、値引率)
若干複雑な気持ちもありつつも、まだ未入手で気になる盤もあるので、
値引率と参加メンバーのメンツ、録音年を基にして
色々検討を重ねているところであります。
チャーリー・パルミエーリやプエンテ山脈、レイ・バレットにモンゴ・サンタマリア!
なかなか悩みは尽きませんね。

またもや竜巻来週で、私の財布からお金が巻き上げられていくのだ。
誰かお小遣いを増額してくれないかなぁ。
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一連のボンバ竜巻の中で一番気に入っているCDはこれなのだ。
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by zhimuqing | 2009-07-28 22:27 | Rumba DE Manbo! | Comments(4)

天才だから仕方ないけど、諦めきれない件

出張に合わせて1本、家族でもう1本映画を見に行きましたよ。

家族で見に行ったのは、泣く子も本当に黙るアンパンマン。
ザ・ヴォイス・オブ・アンパンマンからチケット頂いたので、
ありがたく見に行きましたよ。

初めてアンパンマンの映画見に行ったのですが、
バイキンマンがやられるところでの
チビッコ達の歓声が大変微笑ましいですね。
我が家のレイたんは初めての映画館だったわけですが、
画面に釘づけで凝視していたのですが、
途中少し怖いシーンになると、
膝かけを鼻の所までずり上げて顔を隠そうとしていました。(笑)
あと、声優のゲストの人達はやっぱり下手すぎて、違和感がありました。

さて、もう1本は話題沸騰(ごく一部限定かな?)の『エル・カンタンテ』!


エクトル・ラボーは破滅型の天才シンガーであることを忘れておりました、私。
ライブのシーンは文句なしにカッコイイのですが、
なにせ、ラテン界屈指の破滅型。
薬、事故死、家族との軋轢にHIV、フルコースです。
救いがなくて、見ていて辛くなってしまったのでありました。

劇場に置いてあった日本サルサ界というかサルサダンス界の紹介文なんかには
サルサに興味がない人を一緒に連れていくと、
その人もサルサに興味持つこと間違いなし、なんて書かれてあったけど、
逆にひいてしまうのではないかな?
ウィリー・コローンとの友情なんかはグッと来ますけど。

まあ、とにかくジェニファー・ロペスとマーク・アンソニーの夫婦主演で
情熱のサルサを描いた映画と思って、ロマンティックな気分になりたい二人が
間違えて見に行ったりしないことを望みます。
というかモヤーン氏あたりが下心丸出しで、
女の子をこの映画に誘って自爆したりすると、
なんとなく嬉しくなりそうな私はいやな人です、はい。

マーク・アンソニーは細くて、私のエクトル・ラボーのイメージとは少し違うけど、
さすがに大スター、魅せてくれますね。
後半のボロボロになっていく姿はなかなか真に迫ってました。
ライブのシーンは物凄くカッコよいので、
それだけのためにDVDを買っても良いと思いました。
あと代表曲エル・カンタンテの後半のアレンジ、
くどくて好きになれなかったのですが、
今回改めて聞くと、これも良いなと思ったのでした。


でも、やっぱりスターの苦悩が刻まれてる本人の歌の方がかっこいいというか、
深みがあるのは仕方ないですね。


あとジェニファー・ロペスは出過ぎとも思わないでもないですが、
エクトル・ラボーの奥さんのプチに似てると自負しているだけあって、
自ら構想5年、制作も買ってでてるだけあって、
なかなかの力のこもり具合ですね。
たたみかける口調がラティーナのイメージ通りというか、
あれは演技というより本人そのままなという気もしたりして。
あ、あと時々キラ・ネリスに少し似ていたりもしましたよ。
これは新しい発見だ!

私がラテン音楽に目覚めたのはニューヨリカン・ソウルを聞いてからなので、
マスターズ・アット・ワークのルイ・ヴェガは、なんというか恩人なのですけど、
彼のお母さんはエクトル・ラボーのお姉さん、
つまりエクトルの甥っ子なのですね。
ということで、お姉さんが画面に出る度に男の子いないか探していたのですが、
残念ながら見つかりませんでした、はい。
あとお父さん役はイスマエル・ミランダでした。

ということで、ここ数日はもっぱらエクトルを聞いているのだが、
夏の暑い日のサルサは捨てがたいっすね。
我が家にはソロになってから順に4枚がありますが、
1枚以外は全部当たりです。
(その1枚はボレロ集、なかなか聴く気になれないのだ。)

初めの3枚は本当に甲乙つけがたいですが、
やはり有名なDi Ti Depende が今のところ1番かな。
エル・カンタンテが入ったComediaも素晴らしいですけどね。
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で、今後はウィリー・コローンとのコンビ作を狙っていこうと決めたのでありました。
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by zhimuqing | 2009-07-26 23:40 | Rumba DE Manbo! | Comments(4)

保留事項はあるけど、とりあえず良くなった

職場の隣の部署の仲の良いオジサンが
私の以前の勤務先に商談に行って貰ってきたパンフレット、
新しくなっているので見せてもらったら、
なんと私の写真が使われていたのでビックリ。
それも2ヶ所も!なんとアップまである!?
大爆笑させて頂きましたよ。
いくらなんでも手を抜きすぎでしょ!?

使われている写真を改めて見直すと、私もなかなか若い!
もうかれこれ6,7年前の写真ですもんね。
首やら肩やら腰やらが時々痛くなるのも仕方ないのだ。

ということで、年に数回ほど、首から左肩にかけて痛くなってしまい、
文字通り「首が回らない」状態になってしまうのですが、
今週頭にまた痛くなってきてしまったので、
このチャンスを逃してはならない!と
ブラザG行きつけの整体に行ってきましたよ。

目指すは、都内某所の怪しげな雑居ビル。
狭い階段を昇って、分かりにくい表札を確認して中に入りましたよ。

いきなりジャージに着替えさせられたり、
食生活が悪いと不思議なテストを受けさせられたり、と
なかなかブラザGの事前情報通り、変化球が連発しますが、
「首、だいぶつまってるねぇ」と言われながら
ゴキュゴキュっとやられたりしたのですが、
不思議なことに1時間後には首と肩の痛みは無くなっていたのでありました。

この診断の手法に関しては、ここで詳しく書かないが、
私は正直すんなり受け入れられないのだが、
まあ調子が良くなったので、これ以上深入りはしないことにします。
なんだかよく分からないし。
でも「枕があっていない」というのは成程思い当たる節もあるので、
さっそく今晩から変更するのだ!
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どうしてもプラシーボ効果という言葉が頭をよぎるのだが、
まあ深くは追求しないでおこう。
『ファンタジーはリアリティー』とジョージ・クリントンも歌っているではないか!
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by zhimuqing | 2009-07-24 00:26 | Popper's Delight | Comments(0)

エル・カンタンテ

いろいろ見たい映画はあるのだけど、
日本公開されないものが結構あって歯がゆいのだ。
そういう映画は日本盤DVDも出ないですしね。

アメリカのドキュメンタリー映画に関しては、
4月からMXテレビの松嶋 x 町山の・・・」が始まったので、
非常に満たされているわけですが、
音楽モノはなかなか難しく、困っていたわけですが・・・。

諦めかけてた「エル・カンタンテ」、なんと今月25日から公開です!
サルサの貴公子エクトル・ラヴォーの伝記映画!
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いやぁ、1ヶ月ぐらい前にこの映画が見たくて、
アマゾンUSとかからDVD買おうとどうしようか迷っていただけに、
信じられないタイミングだ!
全く予期していなかったので、これは大変喜ばしい!

主演のエクトル役はマーク・アンソニー、
相手役はジェニファー・ロペス。
実生活でも夫婦ですね。
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ラテン好きの間でカッコイイと評判のアンソニーですが、
写真で見ると、なんだか線が細くて、
ラテンの濃厚さが不足している気もしてたりするのですが、
その辺の真実もこの映画で明らかになるのだ!
ジェニファー・ロペスにはあまり興味がない私ですが、
やはり我々日本人というか東洋人にとって
トゥーマッチに太いフトモモなのでしょうか?

ということで、25日の公開に向けてサントラで予習に励むのだ!
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by zhimuqing | 2009-07-22 23:42 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

連休の件

3連休の初日はわざわざK県のA木市まで足を伸ばしましたよ。
とある神社までお祭りを見に行ったのです。
そこの神社、宮司さんが私のオジサンなのだ。
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このオジサン、絶対にここを見ていないので書けるわけですが、
一風(どころか大層)変わった人なのです。
車の免許の更新(高齢者向け)に行ったはいいものの、
試験官と車に乗ったはよいものの、車の運転の仕方が分からず、
試験官に「で、どうやったら車、動くのだ?」と問い詰めて、
試験官を絶句させてしまう男なのだ。
(大変頭脳明晰なんですけどね、天下の東大卒だし)

はたから見ると宮司のお仕事も大層よい湯加減でこなしてて、
寒かったり、暑かったり、雨が降ったり、気が向かなかったりすると、
お仕事を断ってしまうらしい。
あと結婚式とかお葬式も面倒だから断ってしまう、ということで、
神社仏閣なんてのは大変儲かるものだ、
宗教法人には全部課税してしまえ、という常識から
なんだかずれてしまってて、なかなか面白いです、はい。

で、そのお祭りは結構こじんまりとしてて、趣深くてよかったです。
子どもたちが太鼓叩いてて、これが大変味わい深い。
こういう伝統はなかなか捨てがたいものがあります。
最近は近隣から苦情が出るため、
田んぼの真ん中で練習しているそうだが、負けずに頑張ってほしいものです。

で、連休二日目は渋谷のパルコまで舞台を見ました。
宮本亜門演出、石丸幹二主演 『Sunday in the park with George』
ジョルジ・スーラの絵をベースに、
画家の時代とその曾孫の時代を二幕で描いた話。
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宮本亜門、石丸幹二、違いのわかる男。劇団四季。うーん。
・・・・ええ、私には似つかわしくないです。

戸田さんが出ていなければ、自分から見に行こうとは思わない舞台ですが、
これが実は結構おもしろかったのだ。

正直ジョルジ・スーラの絵は色使いは正直私の好みではないし、
全体的に躍動感がないような気がするし
だからこそ、解釈が広がる余地があるのだとも思いました。

ジョージの母親の言葉から始まる一幕目のラストに至る流れや
二幕目に曾孫のジョージの元にドットの亡霊が現れてからのシーンは
本当に素晴らしくて、時間がゆっくり流れているようでしたよ。

事前情報で聞いてたようには音楽も難解に聞こえませんでしたが、
でも、あれを実際に歌う人泣かせな楽曲だ。
一幕目の戸田さんのセリフというか歌というか、
あれはものすごい大変沿うというか難しそう。
舞台も客席側に傾いていて大変そうだけど、
客席から見る分には納得できる作りでした。

不満点がないかというと、そういう訳でなく、
画家に比べ曾孫のジョージの悩みが薄っぺらく見えるところや
もうちょっと画家の葛藤を掘り下げて欲しかったような気もします。
ただ、そんな不満は後から考えた時にちょっと感じる程度で
実際見ているときはアングリ口を開けたまま
演出の妙に見とれていたんですけどね。

改めて言うまでもにないですけど、戸田さんの演技も素晴らしい。
素人の私には、今回の舞台のような作りこんだ設定のほうが
その凄さが分かりやすいのかも知れませんが、
変幻自在で空気の密度とか濃淡を変えてしまう業は
もの凄いインパクトがありました。

一流と評価されている人にはそれなりの理由があるな、と感じました。
当たり前のことですけどね。
それと、たまには自分のジャンルを外れたものに触れることも大事ですね。
非常に良い刺激を貰いました。
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by zhimuqing | 2009-07-21 02:01 | Popper's Delight | Comments(2)

大変おいしい逸品を見つけた件

私は自他共に認める甘党であるわけで、
プリマクさんの実家に行くと、
お母さんが黙って羊羹を出してくれるほどであるのだが、
このたび、名品・逸品を発見しました。

その名も森永抹茶キャラメル!!
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はっきり言って美味いです。
世の中に抹茶味のお菓子、デザート数あれど、
抹茶のうま味、渋み、苦味を嫌みなくここまで表現できたものは殆どない!
大変おいしい。大変美味しいのだ。
嫁にも娘にも渡すわけにはいかないのだ。
健康診断がまじかに迫っているが、それでも食べないわけにはいかないのだ。

さて、渋みというか、渋いといいますか、ふと思いついて、
昔買ったロバート・ジョンソン聞いてみると、
えらくかっちょいい、というか、悶絶級にカッチョよくて、
驚いている今日この頃です。

背伸びして買ったものの殆ど聞いていなかったのだが、
プリーチャー・ブルースなんてファンクそのものだし、
色々な人がやってるステディ・ローリン・マンもグレート。
ギターの演奏もカッコイイし、歌とのバランスも絶妙だ。
他の音や楽器、一切足す必要がない。
まったくもって素晴らしい。

ロバート・ジョンソン好きって言ってる人は自称「音楽通」って感じがするので、
なんだか胡散臭く思っていたりもしてたのだが、
すみません、私が完全に間違えていました。
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ジャケ写のピンストライプのスーツもヒップだし、
斜めにかぶったソフト帽もクール極まりないけど、
やはりここは耳のとんがり具合に注目したいものだ。
なんだか眉毛も心なしか上のほうへあがっているし、
奴はクロスロードで悪魔にあったのではなくて、
もともとバルカン人だったにちがいない。
それにしては感情豊かすぎるので、ポンファー期だった可能性が高いな。

戦前ブルース繋がりということで、
ピアノ・ブルースのリロイ・カーを聞いてみたのだが、
これまたカッコよくて、大変困ったものだ。
この辺、漁っていくと、まだまだ広がりそうで、
なんとなく恐ろしいような、嬉しいような、
そんな気持ちで夜が更けていくのであります。
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どこかに動いている映像はないのか!?
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by zhimuqing | 2009-07-17 23:34 | Blues 4 Terapin | Comments(0)

ようやく入手した件

DVD『ブロックパーティー』をようやく見ました。
ずっと見たかった(欲しかった)映画、
遅れに遅れてようやくゲットしました。
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スタンダップ・コメディアンのデイヴ・チャペルが
ブルックリンで開いたフリーコンサートの模様を収録した映画だが、
出演陣がものすごく豪華なのだ。
メインはザ・ルーツでコモン、エリカ・バドゥ、カニエ、ジル・スコットに
モス・デフ、タリブ・クウェリにローリン・ヒル込みのフージーズ。

一般人との会話を楽しむチャペルも気持ちのよい人ぶり?全開で
こういう友人が欲しいなぁ、と 非常に好感が持てますが、
随所に出てくる喋りがオン・オフ共に大変面白くて、
当たり前のことながら、本職は違う、という感じです。
評判の『デイブ・チャペル・ショー』が見てみたくなるわけですが、
私の英語能力だと、面白さ、あまり分からないだろうな。

で、肝心の演奏シーンなのだが、
これがまたなかなか興奮の連続なのです。

コモンやモス・デフがカッチョイイのは当たり前ですが、
ビッグ・ダディ・ケインが登場したのが大変嬉しかった。
約20年前にこよなく憧れていたあのセクシー大王が
見る影も無いオッサンになってしまっているのはビックリだったが、
衰えてない、というより昔と変わらないラップの技が嬉しい。
まだまだいけるので、新作を出してください。
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デビューしたての頃の思わせぶりな感じが苦手だったエリカ・バドゥですが、
このライブでのパフォーマンスは素晴らしい。
この1年、私の中での評価は本当にウナギのぼりなのですが、
これでまたまた評価が急上昇です。
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ジル・スコットとルーツの共演もタマランものがありますが、
名曲You got me で、エリカ・バドゥがステージに入るタイミングを
クエストラブが指示しているところ、続くジルとエリカの共演は
何回見ても興奮します。

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フージーズのステージでローリン・ヒルの登場シーンもいい!
オフステージでの表情は結構クールでとっつきにくい感じもしますが、
ステージに立った時の存在感、声の説得力は抜群で、
さすがのモヤーン氏も一発で魅了されるてなもんだ。
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とまあ、色々見所があるわけですが、
最近私はクエストラブにラブですので、
どうしてもステージの後ろのほうで揺れるクエストラブの
でかいアフロが気になってしようが無いのだ。
マルチアングルだったら、ずっと固定するんだけどねぇ。
そこのところがチョット残念ですが、それは贅沢ってなもんだ。
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by zhimuqing | 2009-07-15 23:32 | Funkentelechy | Comments(0)

非常に手詰まり感タップリの今日この頃。

なんとか中国から帰ってきたものの、
仕事の忙しさは相変わらずで、
しかも今後もっと忙しくなることが決定したようで、
なんとも鬱陶しい気分が抜けません。

日本に帰ってくると、怒涛の東京都議選が終わり、
予想通りグチャグチャで面白い状況になったといえますけど、
結構笑えない状況なのかも、と考えたりもしています。

話題の地方分権ですが、これはマズイでしょ?
経団連が率先して進めている事で、
一般人に対してもオイシイなんてことはありえない。
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小泉改革で地方がメタメタにされた後に、
『地方分権』なんて言葉はなんだか甘い響きがしますが、
奴等が道州制導入で狙っているのはズバリ『企業減税』でしょ?

アメリカの連邦制のように道州制を導入して、
各地方で自由に税金を決められるようにする。
で、税金を負けますって手を挙げたところに本社や工場を移して、
納税額の大幅節約!を図るのだ。
とりあえず御手洗君は大分が希望なのかな?

納税額が減った地方は代わりに消費税や地方税を引き上げるだろうから、
消費税が引き上げられると、輸出企業の消費税の還付金も増えるので、
これまた企業はウハウハだ。
現段階でも「輸出割り戻し税」は輸出企業上位10社で6842億円!
消費税が2倍、3倍に引き上げられると、戻ってくる税金はもっと増えるわけで、
経団連がしきりに消費税を上げましょう、と連呼しているのも頷ける話だ。
地方は税収が減るので、当然しわ寄せは教育費とか医療費に回される。

でもって、少子化対策ということで『移民1000万人受入れ』と
経団連は謳っているが、これは労働力の低賃金化を狙っているのだろう。
そのころには『地方分権』で、最低賃金も自由自在だし。

どげんとせないかんのはお前や、誰もが思っている某知事のルックス以上に
これは良くない筋書きだと思えて仕方が無い。
だって、私にとって何も良いこと無いもん。

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で、次の衆院選で大勝ちしそうな民主党、
鳩山がスキャンダルで困っている中、
実権を握ってきそうなジャスコ岡田君の口癖は
『財源なくして政策なし』ですよ。
これは消費税上げますって宣言でしょ?
しかも橋下知事に擦り寄って『地方分権進めます』。
小沢時代の『国民の生活が一番』とは全くかけ離れてしまっている。

自民が勝っても、民主が勝っても、
どっちにしても地方は切捨てられるし、
地方が弱れば大都市もいずれ弱るのだ。

少なくとも次の選挙の争点を地方分権にしてはいけない。
反貧困であり、医療や教育の充実であるべき。
なんですけど、なんなんだろう、この手詰まり感。
都議選の結果見ても分かるけど、
社民党も共産党も無理でしょ?
元々期待していないけど。
ウーン、困った困った。
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by zhimuqing | 2009-07-14 21:50 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)

色々考えさせられる件

ウルムチで起こった暴動だが、
中国国内でも一応『報道』されている。

ニュース番組では、今回の暴動で怪我をした漢民族のインタビューが
ずっと流されていますよ。
「店を壊されて物を盗まれた」とか「怪我をして大変痛い」とか
「突然暴れられて、本当に困ったものだ」とか、そういう感じ。
当然のことながら、暴動に至った原因やこれまでの経緯等は
報道されませんね。

かといって、周りの中国の人が全部鵜呑みにしていると言うわけでもなく、
ご飯食べながら話をそれとなく聞いてみると、
結構色々知っていたりしますね。
ウイグルとかチベットに対する意見は結構バラバラですが
「ニュースで言っているのは全部本当ではないだろう」というのは
皆さん一致しているようです。

まあ、30代半ばよりも上の世代は天安門世代ともいえますからね。
「でもまあ、私達も共産党に洗脳されてるようなもんだ」なんて言うし、
一見報道の自由があるようで、その実マスコミに流されるがままの日本より、
結構冷静に報道に対応できているのかもしれません。

2009年は中華人民共和国建国60周年なので、
今回の暴動はそれに合わせての動きなのでしょう。
田中宇だったら、多極派に対する英米派の巻き返しなんていいそうだけど、
本当のところは私には分かりませんね。
私が話した中では、中央アジアに眠っている地下資源をめぐる暗闘だと
考えている中国人もいるようですけど。

いずれにしても、軍隊がデモ隊に対して発砲しているのは間違いないでしょう。
ウイグル民族の権利が正当に扱われるようにならないと、
暴動は決してなくならないでしょう。
今の時代、力だけでは抑えられないはず。
中国国内でもなんとか映像は見れるようですし、
なんとか内側からも変わっていけると良いのだが。
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by zhimuqing | 2009-07-07 23:11 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)