カテゴリ:Funkentelechy( 632 )

マッコイに悪い人なし

近所のハード○フに極小のLPコーナーがあり、試しに漁ってみると色々面白いモノがあって驚きました。大量のうる星やつらのサントラや岩崎宏美に混ざって、ミンガスとかドルフィーがあるかと思えば、なぜかパパ・ウェンバを中心にルンバ・ロックものが複数枚出てくる。国内盤ですが。ソウルやファンクものは少ないけど、なぜかJBの“Sex Machine”とかビートルズなんかもある。もっともこの辺の有名なものは1000円台後半から2000円台で、決して高くはないのですが手を伸ばす気にはなれず、少し迷った挙げ句、3桁で買えるウェンバとヴァン・マッコイを1枚ずつ購入。2枚とも盤質自体は悪くなかったものの、音質はもう一つ。全体的にボトムが弱いのは80年代日本盤の特性なのでしょうね。ま、時代がそういう時代ですからね。

パパ・ウェンバとヴィヴァ・ラ・ムジカのLPはライナーを読むと、これが日本発紹介だったとの由。がしかし、ルンバ・ロックは最高のダンスミュージックであるわけで、こうもボトムが弱いと腰がなかなか動いてくれない。言うまでも無く演奏は最高級で、特に絡み合うギターから生まれるきらめきが素晴らしいだけに、少し、いや大いに残念。あと、ウェンバの声が全く入っていないのも少し残念。70年代後半のキンシャサ産なので、もともと録音がしょぼかったのかもしれないけど、でもフェラ・クティとかの音は太いわけだし、しっかりとリマスタリングされた音が聴いてみたいぞ!そうそう、この時代のライナーは80年代の腰砕け的な文章で、何度読んでも頭に入っていきませんね。
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ああウェンバ。昔チケット頑張って取ったのに、来日しなかったよね。一度見てみたかった。

一方、ヴァン・マッコイは定番中の定番、ド定番の“Disco Baby”。ヴァン・マッコイは優秀なソングライターかつプロデューサーで、個人的にはデイヴィッド・ラフィンとの一連の名作がとにかく好きなのですが、こういう定番モノはなかなか聴いていないことが多く、このアルバムもその仲間。300円だと買って損はないかな、と。
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やはり誰もが知っている“The Hustle”の気持ちよさは絶品ですね。馬鹿売れしただけのことはあります。麻薬的に浸透力のあるフルートのフレーズ。私の中ではクインシーの“Soul Bossa Nova”と並ぶ2大麻薬フルート曲ですね。どちらか一曲と言われると僅差で“Soul Bossa Nova”です。だってカークだから。

でもこの“The Hustle”、しっかり聴くと、その数年後に出てくるディスコものに比べると、作りが遙かに堅牢というかファンキー。ベースのゴードン・エドワーズが実にいい湯加減で仕事しています。ツボしか押さないベース。もっともドラムがスティーヴ・ガッド、ギターがエリック・ゲイルということで、そもそもこれは後のスタッフではないか?ということですが、ま、そこは置いておきしょう。
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アルバムはそのタイミングでのヒット曲のカバーが満載。選曲はオハイオ・プレイヤーズの“Fire”、テンプスwithエディー・ヘイゼル&ビリー・ネルスンの“Shakey Ground”、AWBの“Pick Up The Pieces”、自作曲には“Turn this Mother Out”なる曲があるなど、ファンク方面への目配りは効いているのに、ヴァン・マッコイの人柄なのか、全体的に殺気がほぼ感じられないのが、ほほえましい。演奏がまたこじっかりしているのが微笑ましさを増幅してしまうという、笑顔のスパイラル。ああ、この音楽はタイ向きなのかもしれないということですね。他のアルバムもそのうち聴いてみたいモノです。
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あのPerfect Disasterことラフィンをうまくコントロールできていたマッコイ、おそらく出来た人だったのでしょうね。
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甘茶会のレジェンド、テリー・ハフもマッコイ関係者だったはず。
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by zhimuqing | 2017-06-13 20:28 | Funkentelechy | Comments(0)

お金はやはり回さなきゃ

某日いつも行くスタジオの近くの某DUにて不要なCD、72枚を一気に買い取ってもらう。閉店直前に持ち込んだので、買い取り査定価格は後日、とのこと。ま、いいところ1枚50円程度と予想して、3500円前後か、中古のレコードをうまく買って3枚かと皮算用をはじいていたのですが、タイの出張から帰ってきて確認に行くと、なんと驚きの12,780円!
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正直、これはなかなか嬉しい!しばし沈思黙考を繰り返した結果、街の小売店も根強く応援しなくてはならない、やはりこの棚から牡丹餅のお金はレコードで循環させざるを得ない、政府の発表とは裏腹に一向に良くならない日本経済のためだ!という結論に到達する私。ということで、いろいろ調べた結果、千葉県某市、特に名を秘すが天才イケメンの某サンD氏とか、バンド関係で知り合った長身イケメンT氏のホームタウン、自称東の渋谷、はたまたプチ渋谷とも自称しているらしいK市に出撃。
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これはなかなかの収穫。
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資金をすべて使い切ってしまったのか?という話もありますが、今の日本経済の問題点はお金が社会に循環していないこと。日本経済のためにしっかり使いましたよ!ということで、家に帰り慌ててオーディオキャプチャーでパソコンに取り込んで、そのまま深夜便にてタイに出張に来て、仕事をしてようやく家じゃなかった借りているアパートに戻ったのであります。
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by zhimuqing | 2017-05-22 19:28 | Funkentelechy | Comments(0)

多少はいいこともないとね!



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スタートレック史上初の女性コンビによるキャプテン+ファーストオフィサー!

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最も美しいファーストオフィサーはソネクア・マーティン=グリーン!

そしてスタートレック初のアジア系女性キャプテン!楊紫瓊(ミシェル・ヨー)!
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シリーズの中で最もカンフーのうまい艦長であることも間違いないっす!

アメリカではこの秋から!日本に到着するのはいつごろになるのでしょう?楽しみすぎる!
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by zhimuqing | 2017-05-18 12:28 | Funkentelechy | Comments(0)

すみジャズ、今年も決定!

8月の第8回すみだストリートジャズフェスティバルに今年も出演決定!
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我々の出演は8月20日(日)、今年も大黒湯とジャズバス!
出演時間は後日決定とのことで、決まり次第またご報告を。
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選曲をどうするか大いに悩むところでありますが、今年はサンディーもいるので幅が拡げられそう!更にいい感じで演奏出来そうで、本当に楽しみなのであります。
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by zhimuqing | 2017-05-08 23:28 | Funkentelechy | Comments(0)

あれから30年

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30年前の今日、プリンス9作目の2枚組アルバム≪SIgn O' the Times≫が発売された。私の愛してやまないアルバム。常に好きなアルバム5枚の一角を占めるアルバム。受けた影響は山よりも高く、海よりも深い。そしてあれからもうすぐ1年経つ今でも私の中の何かが欠けたまま。
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by zhimuqing | 2017-03-31 00:28 | Funkentelechy | Comments(2)

もっともっと精進しなきゃ

先日のモヤーン氏上京の折のセッションの録音が到着。
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モヤーンとサンディーの初対面でもあったわけですが、聴き直してみると私以外の皆さん、凄い演奏ぶりで驚くばかり。プリーチャー、サンディー、モヤーンの3人は本当に凄いっす。スタジオでいきなり出来た曲なので、もちろん粗削りどころか大いにガシャガシャしておりますが、大コーフンで楽しんでいる空気は伝わるのではないかと。ライブがやりたくなりますね。
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by zhimuqing | 2017-03-22 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

惜しい、とても惜しい

マニア界隈で話題になっているアリ・テナントの新作は98年の“Crucial”以来なんで19年ぶり2枚目のアルバム。2枚目が発売されたと聞いて居てもたってもいられなくなり方々を駆け回るも、インディーものの悲しいところでなかなか入手できず、更に思いは募るという具合だったわけですが、ボン兄貴のおかげで先日無事入手。いつもお世話になっております。
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何といってもタイトル名“Crucial”がプリンスの未発表アルバムを思い起こさせるし、アル・グリーンの再来的な触れ込みで発売されていたので、私も興奮しながら買いに行ったものですが、あまり聴きこめないまま今日に至るのであります。あまりのめり込めなかった原因は自分の中では割とはっきりとしていて、音というかミックスが好みでなかったことに尽きるかな。歌のうまさは文句なしだし、ファミリースタンドによる曲も割と好みだったんだけど、特にヴォーカルの扱いがどうしても好きになれなかったのですね。
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ジャケットは1枚目の方がずっと好き。

ということでアリ2枚目のアルバムですが、昔に比べると声は滑らかに成熟した模様。アル・グリーンというよりもルーサー、ただしちょっと肌理が粗めという感じで、やはりいいシンガーだな、と。一曲ずつ丁寧に聴いてみると、曲も良い。曲が短めなのも悪くない。

でもね、やっぱりミックスが私にしっくりと来ない。低音から高音、ヴォーカルからドラムまで全音域のレベルが押しなべて高すぎるのか、歌や楽器それぞれの音のバランスにメリハリがない。リードもバックコーラスも同じレベルで録音されているような感じで、聴き手が呼吸する隙間がないように思えてしまうのですね。単品でポンと聴くととてもいいだけになんとも勿体ない。

思えば、UKソウル系では割と多いミックスのような気がしますね。その昔お蔵入りになったラファエル・サディーク制作のオーティス&シュグのアルバムが英エクスパンションから再発された時も、その前に入手していたUSシングル盤との音の違いに驚いたことを思い出しました。ささくれだったところがないというか平面的でつるつるした感触。Jポップのようでもあり、私の好みではないんですよね。
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これは自信をもって言えるのだけど、生でのアリ・テナントは間違いなく最高のはず。今回のアルバムはおそらく日本ではそこそこ売れているはずだし、何かのきっかけで来日してくれれば、この録音で感じる不満は全部解消されて歓喜の涙を流させてくれる予感がする、というかその予感しかないのだけど、日本に来てくれないかな?
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by zhimuqing | 2017-03-18 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)

1曲あれば当たりともいえるのだが

エリック・ベネイの新作(とはいっても16年作)。店頭で流れているのを聴いて、居ても立てもいられなくなり購入。
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前々作ががっかりの日本エクスクルーシブで、「80年代のポップロックを歌う」という企画ものだったので、もう買わなくていいわいと思ったのですが、この人は超名曲を忘れたころにぶち込んでくる人でした。忘れていましたね。数年前、存在自体を忘れかけていた時の“Sometimes I Cry”とか。

で今回は“Sunshine”。ま、これを聴いて触手が動かないスウィートソウル好きというのは真正の70年代至上主義のマニアぐらいしかいないかな、と思うのですが、案の定私も心を鷲掴みされ、レジ横のNow PlayingのところにあるCD見て、やはりベネイの仕業か!と思う暇もなく、レジでお金を払ってしまったわけですね。メロウなギターに合わせてセンシティブに始まり、プリンスばりのシャウトを聴かせる、ここ最近のベネイの黄金の必殺技。
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アルバムはその名も≪Eric Benét≫。期待に胸を躍らせて家に帰り、CDトレイに乗せて聴くわけです。1曲目はベネイらしいポップ・ソウル。ま、オープニングとしては悪くない。2曲目は必殺の“Sunshine”。グォーと盛り上がり、これやがなこれやがなベネイゆうたらこれやがな、を連発、何度もリピートしそうになるのをグッと我慢して、次の“Insane”へ。ベネイという過去の世代がみんな影響を受けているプリンス風味(でもポップな)で、これもなかなか。お次の“Cold Trigger”も80年代の味わいがあって、小粒だけど悪くない。
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ただね、この後が良くない。MOR全開な“Home”、 リズムが単調でバネが効いていない“Hold On”と続く流れがなかなかに退屈。中道路線を歩むのが悪いとは言わないけど、曲自体に魅力がない。その後、メロウな“Fun & Games”、マックスウェルの近作を思い出す“Floating thru Time”、 “Broken Beat & Busted”で持ち直すものの、途中でだれてしまった流れはなかなか取り戻せない。ベネイが好きなサルサ調の“Run to Me”も悪くないのだけど印象に残らないし。おまけに終盤の“That Day”、“Never be the Same”でまた王道ポップスに行ってしまい、不完全燃焼でアルバムが終わってしまう。

クレジットを眺めると、昔からの仲間のデモンテ・ポージーがこのアルバムの制作のメインのようで、これまた昔からの相棒の従兄弟のジョージ・ナッシュの名前がないのが目を引く。やはり名ギタリストでもあるジョージ・ナッシュ・Jrが作るオーガニックな音作りの上で軽やかな身のこなしを魅せるベネイが私は好きなのだな、と。ポップな曲で大ヒットを飛ばせ、というレコード会社の意向もあるだろうし、ベネイ本人も元々そういう体質の人だから、仕方ないのだけど、やはり≪Lost in Time≫でとことんこだわってみせた(魅せた)ソウル歌唱こそがファンが求めているものだと思うのだけどねぇ。
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ベネイの従兄弟ということですが、ナッシュさん、非常に親近感がわくルックスであります。

普通アルバムに1曲でも大名曲があれば、買いだとも言えるし、平均を超える曲もはいっているだけど、本来の実力からすると物足りないのもたしか。思えば12年の"The One"も前半の素晴らしさが後半で失速するアルバムでした。ルックスと歌双方でポップスでも突き抜ける実力を持った人だから
狙いたくなるのは分かるのですが、日本のレコード会社もトトとかのカバーでアルバム作らせるぐらいだから、そっちの需要の方が大きくて、私の好みの方が大幅にずれているだけなのかな。うーむ。
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シングルの12インチだけでも良かったかなと思ったり。ベネイを購入するのはなかなか難しい。



実に美しい二人のコーラス女性が気になりますが、この辺のチョイスは流石ベネイですね。伊達に元奥さんがハル・ベリーじゃない。が、この曲、実はコーラスは全てベネイ本人。その辺も伊達に現奥さんがプリンスの元妻ではないな。と。

とはいえ、ベネイのベストはやっぱりこれですね。


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by zhimuqing | 2017-02-24 21:28 | Funkentelechy | Comments(0)

感謝の念しかありません

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世界で一番サンプリングされたとか、数々の肩書はあるのだけど、その格好良さに純粋に痺れるしかないというクライド。今この時代に生きている人が耳にするポピュラー音楽は濃度の多寡はあれ、この人が編み出したリズムの影響を受けているわけで、そこには本当に感謝の念しかありません。
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ありきたりですが、私が好きなクライドがドラムを叩いている曲。

◎Cold Sweat
◎I Got the Feelin'
◎Give it up and Turn it Loose
◎Mother Popcorn (You Got To Have A Mother For Me)
◎Ain't Funky Now
◎Get Up, Get Into It, Get Involved

ほとんどの人と同じでしょうが、やっぱりこのへんですよね。
あとはこの人の代名詞Funky Drummerでしょうね。

実はクライドが気になって、JBのもとを去った後の参加作(ベン・シドランとか)も聴いてみたのですが、やっぱりJB時代には及ぶべくもない。ま、当たり前なのでしょうけど、JBとクライドの才能が爆発するピークが重なったとのことの幸運を私たちはもっとかみしめる必要があると思いますね、ありがとうとしか言う言葉が見つかりません。ありがとうございました!
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by zhimuqing | 2017-02-19 08:28 | Funkentelechy | Comments(0)

やっぱり楽しいねぇ

ということで、新年恒例のレコーディング、無事に終了。

かなり前もってリハーサルを重ねているのだけど、レコーディングの現場ではどうしても色々なアイデアが湧き出てしまい、結局半日フルにかけて1曲しか録れないのはいつもの事。でもこの試行錯誤が楽しいのだから仕方ありません。

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ヴォーカルブースで暴れないように。

録音が終了してミックスを待つ間はラーメン。
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ということで、今年一発目の録音は「草いきれ」aka インコ。
さて次回のレコーディングはいつでしょう?
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by zhimuqing | 2017-02-11 23:28 | Funkentelechy | Comments(0)