カテゴリ:Open the gate( 48 )

ロック、紛れもないロック

タイへの出張から帰ってきて家にいったん荷物を置いて、向かうは代官山。ReggalationIndependanceのライブ。アルバム≪Reggalation Rock≫のリリースパーティー。

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8月頭に下北沢のド深夜に観た時よりも低音が引き締まっていて、バンドの凄みが3割増しで堪能できました。素晴らしいライブ。特にドラム、ベース、パーカッション、ギターの4ピースの怒涛のリズム隊に燃えました。ドラムの一音入魂の引き締まった音、全盛期の武双山の突進を思わせるコウチさんのベース、センスしか感じさせないギター。前回観たときもそうですが、あのギタリストは本当にかっこいいです。見た目がハンターxハンターに出てくる蟻にやられた人に似ていると同行のサンディーと盛り上がったのですが、そのキャラの名前が思い出せずにモヤモヤしていましたが、帰りの電車で思い出しました。「カイト」です、ああすっきりしました。

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それにしても変則的なリズムがさらに磨きがかかっていて面白い。曲を聴きながら必死で拍を捉えようとしてみたのですが、これがなかなか難しい。17拍子(2017年にちなんだそう)までいきなり出てこられると、流石に捉えきれない。捉えきれなくても、十分に躍らせてしまうのがまた凄い。変則的な拍でドッカンドカン叩きまくるドラム、アフロ度の高い呪文のようなリズムを刻むギター、淡々と肝を押さえているかと思わせておいて突然ズドーンとぶち込むベース(この場合、ベイスというのが正しいのかと)。フォーマットとしてはジャマイカ音楽がベースなんでしょうけど、レベル・ミュージックとしての佇まいは紛れもなくロック。痺れました。
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ゲストも凄くて、ランキン・タクシーにこだま和文。芸人魂炸裂のランキンさんは合間の素に戻る瞬間の感じが実に可愛らしくて面白い。オウトオブキー唱法は気持ち悪いのだけど、気持ちよいという変な展開。いつものようにアジテートも笑える。こだまさんは生で観るのは二回目ですが、一音吹いただけで景色を変えてしまうのが凄い。あのトランペットに合わせて/その後にホーンを吹く人は気の毒だな、と。卵の殻の上を歩くのはマイルスですが、殻を割らずに彫刻する、いや違うな、これでは表現できていない、もっと的確な表現がありそうだ。やはりDub Station Bandを観に行ってじっくり味わうしかありませんね。

ということで、燃えたRI、次回は10月にリトル・テンポ、リクル・マイとのライブがあるそう。25日水曜日、果たして時間を確保することが出来るのか?うーむ。

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by zhimuqing | 2017-09-16 00:28 | Open the gate | Comments(0)

マンボ、独走!

代官山は意外に遠くてなかなか足を延ばす機会がないので、「晴れたら空に豆まいて」に入るのもかなり昔の梅津和時依頼の2回目。今回はギター・マガジンのカリブ海特集のイベント。あの特集自体が無茶な感じだったのですが、その筋のギタリストが一堂に会してみんなでギターを弾くという、これまた無茶な催し。

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イベントはギター・マガジンの編集者とワダマンボとのトークから始まったのですが、ワダマンボのトークは吾妻さん直系で大変面白く、しかも色々と気づかされることも多くて、もっと聞きたかったというのが正直な感想。ギター・マガジンの特集がジャメイカの偉人3名が中心となっていたため、話の流れがどうしてもロック・ステディやレゲエ方面に偏ってしまうのは仕方がないところ。


でも折角のワダマンボですから、もっとカリブ海全体に話を広げても良かったもと思いますが、それは仕方ないのでしょう。誰もついていけませんから、ワダマンボ。カリプソ界を中心としたギタリストについてのワダマンボの記事、編集部の人は誰もチェック出来なかったそうですから。記事で紹介されているギタリストの音源どころか名前を誰も聞いたことがなく、しかもネットで探しても音源がアップされておらず、原稿のチェックが何も出来ない(=ワダマンボが適当に記事を書いていたとしても誰も真偽が分からない)レベルですからね。


他にも編集時の裏話的なものでも興味深い話がたくさん。少し耳が遠くなってきているアーネスト・ラングリン、電話インタビュアーの質問に対して全く違う趣旨の答えを返してくるのだけど、その答えがいい話なので仕方なく記事では質問の方を回答に合わせて編集したとか、ハックス・ブラウンのインタビューが急遽取れたので、奏法解説のページを泣く泣く削ったとか、編集部の試行錯誤が随所に伺えるいいお話。ビザールギターという言葉を作ったのは前の編集長だとか、特に名を秘しますがカスラックと音楽誌の攻防の話も。

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ステージに置いてあるビザールギターの数々について熱く語るマンボ氏。


トークの後は、ワダマンボ+アンドウケンジロウのデュオ。ワダマンボ、実に聴かせます。ゴリゴリ、いや違うな、原石のゴツゴツした部分をうまいこと残して磨き上げたかのようなギターが実に素晴らしい。ちょっとしたカッティングでも別格の輝きが。鋭角にねじれるようなソロもかっこいい。カリブ海の北から南まで自在に漂うようなスタイリストぶりはお見事。私はカセットコンロスのリズムセクションがもの凄く好きなのですが、ワダマンボのソロや今回のデュオも観ておくべきだなと痛感。かっこいいっす。


第3部の東京のロック・ステディ/レゲエ界隈の猛者を集めたセッションバンドでは、ヤギー&小粥鐵人両氏のドラム&ベースがいつものように快調で素晴らしい。何度見ても勉強になりますね。Matt Soundsの二人のギターの絡みを楽しみにしていたのですが、ステージ上には4人のギタリストがいるわけで、二人の微妙な絡みをじっくり聴けなかったことが少し残念ですが、それでも秋廣シンイチロウの音価を自在に変えるカッティングの凄みには改めて感じ入りましたし、何よりも今年屈指の名曲と思っているBaku’s Steadyが聴けたのが嬉しかったです。これはなんとか7インチをお願いしたいところですね。

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ということで、驚きのギター・マガジンのイベント、10年殺しの特集(一度やると10年間はその特集は出来ない、という意味らしい)なので、今後私の興味を引きそうなイベントはそうそうないとは思いますが、なかなか面白い企画。こういう事だったら去年やっていたジャズファンクのイベントも観に行っておくべきだったなと後悔しながら帰ったのであります。


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by zhimuqing | 2017-09-11 00:07 | Open the gate | Comments(0)

研究を進めなくては

ジャメイカを代表する鍵盤奏者、アール・ワイヤー・リンドが亡くなったそう。何といってもウェイラーズのキーボーディストとして有名な人。訃報を聞いたマーシャ・グリフィスは「彼にしか出せない音があった。ジャッキー・ミットゥーと同じように。他と違う独特のサウンドを」と話したそうですが、アメリカのソウルもそうですが、こういう寂しいニュースが多くて参りますね。

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間違いなく世界最高峰、世界最高のバンドだったころのウェイラーズの有名な写真。ボブ、ピーター、バニーを差し置いて一番前でポーズを取っているのがアールですね。ちなみに残りの二人は言わずと知れたアシュトンとカールトンのバレット兄弟。

さて、そんな悲しいニュースでも名前の出たジャッキー・ミットゥー、ここ数年私が熱心に聴いているミュージシャンですが、ミットゥーの残した作品には駄作が無いと言っても過言ではなく、どの時代の音も素晴らしいとしか言いようがないのですが、やはり一番キレキレだったのは60年代末にカナダに移住する直前だったと思いますね。アルバムで言えば、67年の≪In London≫を皮切りに70年の≪Now≫や≪Macka Fat≫ぐらいまで。ま、個人的にこの時期のジャメイカの音が一番好きだ!という事もあるのでしょうが。

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で、最近ようやく購入したのがソロとしてはセカンドの68年作≪Evening Time≫。なかなか買おうとしなかったのは単なる思い込み。よく見かける紹介文で、「恋は水色やウェディングソングを含むラウンジ、和み系」というインプットをされてしまっていたのですね。和み系というのは多分ジャケットの写真のイメージか、それとも可愛い音色のオルガンのせいなのかな。

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実際に聴いてみると、グリグリ攻めるリズムでこれは猛烈に私の好み。ロックステディーは結構メロウな音楽なように聞こえますが、ドラムとベースだけでなく、ギターや鍵盤まで音の重ね方がもの凄くタイトかつ繊細で、その部分こそが最も旨味がある部分。その中で、ミュージシャンそれぞれの特徴というかクセを楽しむというのが醍醐味(の一つ)なのですが、この時期のミットゥーの音はそんな中でも格別なのですね。

当時のミットゥーと言えば泣く子も黙るスタジオ・ワンの番頭さん。でも、正直言うとこの時期の音ではスタジオ・ワンよりもトレジャー・アイルのスーパー・ソニックスの音の方が私は好きなのですね。というか、ソニックスのウィストン・グレナンやヒュー・マルコムのドラムやグラディ・アンダーソンのピアノ、そしてなによりもジャッキー・ジャクソンのベースが好きなのでね。(ベースの音の長さに対する感覚が気持ちよいのだ) なので、例えばアルトン・エリスでもどうしてもトレジャー・アイル盤のほうを選んでしまうことが多いのだけど、ミットゥーだけは何かが違って聞こえる気がするのが不思議なところです。

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私の大好きなジャッキー・ジャクソン。ジャクソン・ファミリーではないですよ。


おそらくベーシストの違いかな?と思っているのですが、ロイド・ペレヴェットとリロイ・シブルズの違いかも、と。スキャタライツのプレヴェットのほうが私好みの音のような気がするのですが、この辺はいかんせん研究不足なので、何とも言えませんね。ま、単純にミットゥーの監督というか采配が自作の時はより強調されていた、というのかもしれませんが。
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プレヴェット師匠。歳をとればとるほどカッコよくなるのは、カリブ海の伝統か?

ということで、スカ時代以降のミットゥー初期の次なる探求はソウル・ヴェンダーズのアルバムかな。オリジナル盤はなかなかの高値だし、リイシューでいいのですけど、どこかに安く転がっていないかな?ま、それを足で探すのが楽しいのですけどね。
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by zhimuqing | 2017-09-08 01:11 | Open the gate | Comments(0)

初めて購入

すみジャズの興奮も冷めやらない中、日常生活に復帰しなければならないわけで、一日置いてタイへ出張。ま、これも浮世の義理、等と言ってはいけませんね。

国際線の機内プログラムは月替わりなので、新作は流石に見尽くしました。それにしても機内で観る映画は映画館に観に行くものより期待値が低い分、よほどひどくない限り楽しめるのがいいところです。機内でなければ観ることがないであろう『ジーサンズはじめての強盗』も『ビニー/信じる男』も『LION/ライオン』も、あと一本なんだっけ?バディもののリメイクも全て楽しめるのがいいところです。が、しかし本当の名作を観ると余韻の深さの違いに改めて驚いてしまうのも事実。ものすごく久しぶりに観た『フォレストガンプ』とか『フィールド・オブ・ドリームス』、この辺は昔観た時よりも感動が深くなっているような気がするのは、私が歳をとったせいもあるのでしょうが、それだけではないですよね。

さて、それはさておきギターマガジン9月号ですよ。全力での特集「ジャマイカ楽園のギタリストたち」!これは快挙というよりほぼ暴挙でしょう。130ページを超える大特集。3大ギタリストとしてラングリンが筆頭、次がリン・テイト、締めがチナ・スミス。しかもそれぞれのインタビューまで載ってるって、これはレゲエ・マガジン?それともRiddimですか?って感じですね。(リン・テイトのインタビューはラフンタフ関連なので、まさしくRiddimですが)

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この総力特集具合を見よ!
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チナ・スミス、超カッコいい!


しかも、そこにとどまらずスーパーソニックスのハックス・ブラウン(好きなんです)やナウ・ジェネレーションのマイキー・チャンまでたっぷりインタビューが載っている。ハックス・ブラウンは大好きなんですとか言いながら、現役で活動しているなんて知りませんでしたよ、私は。嬉しい驚きです。メントやカリプソについても触れられているのですが、アンセル・ワイアットの名前が載っていて笑います。さすがに紙数も限られているので分量は少なめですが。カセットコンロスのワダマコト氏による随分深くまで掘り込んだ解説がとても素晴らしい。ルンバやカリプソ、ジャイブ等との相互影響を踏まえた上での音楽的な解説が出来る人は稀有なのではないでしょうか?

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日本のミュージシャンのインタビューもたくさん。Matt Soundsのお二人をはじめ、最近ライブを観た人が多くて、そこも面白いですね。ギタリストとしてのピーター・トッシュの評価、特にワウの使用についての言及が多くて嬉しくなる私。プレイヤー視点で見ると、個人的に一番興味深いのは元ドライ&ヘビーのThe Kによる音価や左手の話ですね。

レコメンドされている音盤のチョイスも実に良い塩梅。それにしても残念なのはこの辺のCDがほとんど入手困難になっているという事。でもアーネスト・ラングリンの初期音源やリン・テイトは大丈夫です。日本が誇るDub Store Recordsが一気に再発してくれていますからね。私もこの再発で一気に手に入れました。あとは英Soul Jazzぐらいえしょうか、割と簡単に入手できるのは。でも、その辺も一度売り切れると、入手大変になると思うのである時に是非とも。今よりも5年後、5年後よりも10年後のほうがもっとよく聴こえてくること間違いない音楽ですからね。

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リン・テイトの3枚はどれもお勧め。内容は甲乙つけがたいけど、ベストは一番下のグラッドストーン・アンダーソンとのGlad Soundsかな。ジャケ的には文句なしに手前のRock Steady。


そんな素晴らしいギター・マガジンですが、一つだけ気に食わないのはこの広告。

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まさにF××キン ×スラック!これほどジャメイカ音楽と合わない広告もなかろう。


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by zhimuqing | 2017-08-23 12:21 | Open the gate | Comments(0)

26時10分スタート

以前から見てみたかったReggaelation Independenceのライブが開催ということで、深夜の下北沢へ。
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深夜と言っても凄いですよ。RIの登場はなんと26時10分。この界隈では特に珍しい時間帯ではないようですが、個人的にはちょっと驚きの時間帯。周囲の中では宵っ張りな方の私ですが、レゲエ界はなかなか奥が深いようです。会場に到着したのは深夜25時40分。駐車場が探しやすい上、料金が安いことは良いのですが。
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ドラム、ベース、コンガ、ギター、鍵盤+ギターの5リズムにトロンボーン、テナー、トランペットの3管。に合わせてダブミキサー。メンツ的にもっとレゲエ方面に寄せるかと思っていた私の予想は外れ、アフリカにずっと寄せた音。それもアフロビートだけでなく、西アフリカ全般。要は分離の良いドラムを決めるドラム、そしてファンキーなギター。特にギターの松本龍一さんは先日新宿でダブメインの演奏で見た時よりもぐっとアフロ色を強めた感じ。スライドバーを使っても、ロッキッシュに決めても、呪術的な反復フレーズを決めても、全部カッコいい。私の好きなフレーズをバシバシと繰り出してきて、ずいぶんと引力の強い演奏です。そうそう、ベースのコーチさんは言わずもがな。いや、凄いバンドです。
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ダブミックスをしていた人はiPadを見ながら調整していた人だと思うのですが、あの辺の文明の利器的なものは私にはよく分からないのですが、ああいう操作系は見ているだけで色々妄想が沸いてきますね。それにしても、ダブの感覚というのは今のミュージシャンにも必要とされる感覚だと思うのですが、ミキサーともなると音楽というよりも絵画系の才能が必要だなと、絵画の才能が無い私は思うわけです。
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それにしても、こういう濃厚な音を抜群の結束力で奏でるバンドが深夜未明に入場料無料でライブをやっているというのはやはり東京ならでは。爆音を浴びて、全身の細胞が開きましたが、終演後会場を出ると近所の苦情を受けたのか、お巡りさんが立っていてびっくり。ま、私はそそくさと帰るだけだったんですけど。
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年内にはまだまだたくさんライブを控えているようですが、やはり目玉は9月15日の新作リリース記念のライブでしょう。万難を排してスケジュールを開けなければ。なお、そんなに遅くない時間なので、翌日へのダメージも少ないし、一緒に行ってくれる人を募集中です。笑
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by zhimuqing | 2017-08-05 23:28 | Open the gate | Comments(0)

興奮が収まらない

前々から見てみたかった内田コ―ヘイQ。Tuff Sessionの内田コ―ヘイ主体のグループ。
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まずもってメンツが凄い。私が大好きなCASSETTE CON-LOSのワダマンボがギター。ドラムの菅沼雄太は坂本慎太郎とのコラボで猛烈に興味をそそられていた人。ベースはMatt Soundsの小粥鐡人。名前だけでも悶絶しそうなリズム隊! 加えてTuff Sessionの内田コーヘイのヴァイオリンとこれまたMatt Soundsでサックス吹いている西内徹。

こちらの膨らんだ期待を遥かに上回った演奏に大興奮。間違いなく今年のベストライブ。最近知ったのですが、東京のレゲエ界隈にはもの凄いプレイヤーがたくさんいるのですね。その中でも選りすぐりのメンツ(と信じたい)。と言っても、レゲエ一辺倒ではないのがまた良い。汎カリブ海音楽の様々なエッセンスが四方八方から大量に流れだす。イメージとしては島々から流れ出した諸々の美味しい部分が海流によってサルガッソに集まった感じと言えば分かりやすいのかも。
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内田コーヘイのヴァイオリンは優美なんだけどファンキー、でも繊細な味わいもある複雑な響き。かっちょいい。サックスの西内徹はMatt Soundsの時と比べて、ずっと自由な振る舞いが微笑ましのですが、声混ぜフルートに興奮させられました。

ですが、やはり私が心底興奮したのは、完璧なリズム隊でしょう。ワダマコトのギターはいつ聴いても本当に面白い。なぜか全盛期のJBのステップを連想させる、ぎくしゃくしたフレージングは、独自の方法でアフロ成分を抽出しているかのよう。まさにこの人ならではのワン&オンリーな音。途中でゲストのギターが入ったので、ワダマンボの音を堪能したい私としては少し残念。小粥鐡人のベースはもうこれは理想形でしょう。ツボを押しまくるというか、ツボしか押さない演奏。しかも押し具合も完璧、音の密度も完璧で、完璧超人を超えています。個人的にはDr.トッシュ以来の衝撃といってよいかも。一番楽しみにしていた菅沼雄太のドラムは、今私が聴きたい(感じたい)全てのドラミングが詰まっているよう。バスドラもスネアもハイハットも全てもの凄い良い音。美しい。
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秋にはこの編成で録音に入るとのことで、今から楽しみですね。というか、とりあえずこの興奮が収まらないので、すぐにでもまたライブが観たい!友人諸氏に観ていただきたい。次はいつなのか?
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by zhimuqing | 2017-07-27 00:28 | Open the gate | Comments(0)

ビール瓶、割れました

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未明の新宿御苑はいい雰囲気に溢れておりますね。
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さて、新宿の老舗OPENでの生ダブ。恥ずかしながら初めてのOPEN体験。Dub Organizerというバンドは、齋藤徹史:Trombone、コウチ:Bass、YAGGY:Drums、Ryuichi Matsumoto:Guitar、小西 英理:Piano,Organ。その界隈にあまり詳しくない私でも知っている強力な布陣。ほぼReggaelation independenceですね。
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登場は25時。先に演奏していたCo-Flyというバンドも相当なもんでしたが、いや凄かった。生ダブはギターを弾きながら卓をいじるというスタイルで、これは私の友人にも一度見せないといけない感じ。リズムセクションの素晴らしさは感動。それにしてもレゲエのクラブだけあってもの凄い音圧。スピーカーから飛び出してくる空気でテーブルに乗せたままになっていたビール瓶が床に落ちて割れるぐらい。観るというより、体験するという感じ。なぜか全身の細胞に原形質連絡が出来ちゃった感じ。素晴らしい。
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by zhimuqing | 2017-07-08 10:28 | Open the gate | Comments(0)

無事入手

フリーペーパーのRiddim最新号は石田昌隆の大特集、しかもポスターもあるらしい!ということを知って、慌てて入手。と言っても、店舗に出向くのは結構不発のこともあるし、前から買おうと思っていてなかなかお店で見つからない(本当に見つからないのです)MATT SOUNDSのCDをOVERHEATから通販で購入することで、すべて一気に解決してしまう作戦を実施。
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ということで、我が家にCDと一緒に届いたRiddimは期待に違わぬ42ページに及ぶ大特集。UK1984と銘打たれた特集で、1984年夏に訪れたロンドンやブリクストンのヒリヒリした写真が満載で、もうね、最高としか言いようがありません。この辺の詳細については、名著「黒いグルーヴ」や「オルタナティブ・ミュージック」に結構詳しく書かれていますが、以前もここで書いてこともあるのですが、その時の市井の人々の写真がもっと見たかった私には、今回の写真集(ですよね)は大変ありがたいものですね。(しかもタダですよ!)サウンドシステムの風景やドミノやってる写真はもちろん、街の風景を移した何気ない写真にもヒリヒリした肌ざわりが感じられるのは、やはり写し手の空気の切り取り方がすごいからなのだと思います。
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ミュージシャン系では、何ともキュートなフェラ・クティの写真は私が見たことがないもので、キュートな上、衣装も格好良すぎて鼻血が出るレベル。後ろでサックス吹いているのはおそらくはフェミではなかろうかと。サニー・アデもバスターもデニスもかっちょいいですが、一番見ていて痺れるのは突き刺さる視線のLKJ。もう溜息しか出ません。
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フェラ、かわいい!
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LKJ!!

ちなみに今回すこし遅れて購入したMATT SOUNDS、何故に買うのが遅れたかと言えば、一つは発売日にタイにいて買うことが出来なかったということもありますが、実はアナログで出ることを期待していたというのもあります。
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ま、アナログはなかなか出なさそうだと思い、ディスクユニオンやタワレコで探したのですが、意外にどこにも置かれていないという信じがたい状況。でもまあ、今回OVERHEATから買ったおかげで石井志津男さんの署名入りの文章も一緒に送られてきて、気持ちがほっこりするというおまけもついて、これはこれで大正解なのでした。そうそう、一緒に発注した石田さんのポスター、部屋に無事に貼りました、はい。
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本当にちょっとしたことなんだけど、受け手の気持ちがほっこりするのです。
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MATT SOUNDSの7インチ“How Good And How Plesant”はカップリングがリン・テイトの“Under The Hellshire Moon”。はっきり言ってどちらも最高過ぎます。ターンテーブルの乗せるのが本当に楽しい、というかうれしくなるもの。在庫あるうちに是非とも。
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by zhimuqing | 2017-04-29 00:28 | Open the gate | Comments(2)

無事入手

フリーペーパーのRiddim最新号は石田昌隆の大特集、しかもポスターもあるらしい!ということを知って、慌てて入手。と言っても、店舗に出向くのは結構不発のこともあるし、前から買おうと思っていてなかなかお店で見つからない(本当に見つからないのです)MATT SOUNDSのCDをOVERHEATから通販で購入することで、すべて一気に解決してしまう作戦を実施。
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ということで、我が家にCDと一緒に届いたRiddimは期待に違わぬ42ページに及ぶ大特集。UK1984と銘打たれた特集で、1984年夏に訪れたロンドンやブリクストンのヒリヒリした写真が満載で、もうね、最高としか言いようがありません。この辺の詳細については、名著「黒いグルーヴ」や「オルタナティブ・ミュージック」に結構詳しく書かれていますが、以前もここで書いてこともあるのですが、その時の市井の人々の写真がもっと見たかった私には、今回の写真集(ですよね)は大変ありがたいものですね。(しかもタダですよ!)サウンドシステムの風景やドミノやってる写真はもちろん、街の風景を移した何気ない写真にもヒリヒリした肌ざわりが感じられるのは、やはり写し手の空気の切り取り方がすごいからなのだと思います。
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ミュージシャン系では、何ともキュートなフェラ・クティの写真は私が見たことがないもので、キュートな上、衣装も格好良すぎて鼻血が出るレベル。後ろでサックス吹いているのはおそらくはフェミではなかろうかと。サニー・アデもバスターもデニスもかっちょいいですが、一番見ていて痺れるのは突き刺さる視線のLKJ。もう溜息しか出ません。
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フェラ、かわいい!
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LKJ!!

ちなみに今回すこし遅れて購入したMATT SOUNDS、何故に買うのが遅れたかと言えば、一つは発売日にタイにいて買うことが出来なかったということもありますが、実はアナログで出ることを期待していたというのもあります。
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ま、アナログはなかなか出なさそうだと思い、ディスクユニオンやタワレコで探したのですが、意外にどこにも置かれていないという信じがたい状況。でもまあ、今回OVERHEATから買ったおかげで石井志津男さんの署名入りの文章も一緒に送られてきて、気持ちがほっこりするというおまけもついて、これはこれで大正解なのでした。そうそう、一緒に発注した石田さんのポスター、部屋に無事に貼りました、はい。
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本当にちょっとしたことなんだけど、受け手の気持ちがほっこりするのです。
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MATT SOUNDSの7インチ“How Good And How Plesant”はカップリングがリン・テイトの“Under The Hellshire Moon”。はっきり言ってどちらも最高過ぎます。ターンテーブルの乗せるのが本当に楽しい、というかうれしくなるもの。在庫あるうちに是非とも。
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by zhimuqing | 2017-04-29 00:28 | Open the gate | Comments(0)

ワセリンは効きそう

先々週タイから帰ってきた翌日から、猛烈に目が痒く、鼻が詰まり、頭がボーっとする。いや頭がボーっとしているのはいつもの事だろうとの話もありますが、まあこれはおそらく春先に日本中で猛威を振るう花粉症なのだろうとのことなのですが、薬に頼るのは出来たら避けたいと思い、いろいろ調べてみるとワセリンを目や鼻の周り、更には鼻の中まで塗ると効果があるらしいとの情報を発見、さっそく試してみることに。
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うん、何か良くなったというか、症状が軽くなった気がする。頭がぼやっとしてキレがないのは変わりませんが、まあそれは花粉症以前の問題のような気もするし、まあこれはいけそうな気がするのですが、45歳のオッサンがワセリンを顔に塗ってテカテカさせているのは妖怪ぬらりひょん、いや、ぬらりひょんは海坊主系だから違うな、鉄棒ぬらぬらは葛飾北斎、まそれはそうとして、あまり見栄えの良い話ではありませんな。ということで、本日からソンクラーン明けのタイにいるので、おそらくは明日にでも花粉症は収まってしまうような気がしますが、日本に戻った後、薬を飲むか、はたまた妖怪鉄棒ぬらぬらになるか、なかなか悩ましいところなのであります。

先日、ようやく入手したジャズ・ジェメイカのアルバム。90年代にタンタンやリコ・ロドリゲスがイギリス勢と組んで出したほうのジャズ・ジャメイカではなく、こちらはスカよりも前にジャマイカのミュージシャンを集めて録音されたもの。年月は微妙に不明ですが、スカタライツの結成よりも前のような気がしますね。
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メンツは豪華そのものというかほぼスカタライツ。世界最高のトロンボーン、ドン・ドラモンドにジャメイカンのサックス2強のトミー・マクックにローランド・アルフォンソ、ピアノはセシル・ロイド、そして私の大好きなアーネスト・ラングリン。ちなみにドラムのカール・マクレオはラングリンのバンド関係、ベースのロイド・メイスンはマクック関連ですね。

内容は割と緩めのジャズ。この緩い感じにジャメイカの空気を感じることが出来るような気もしますが、おそらくそれは先入観によるものかと。むしろリゾート地のホテルバンド的なラウンジ感満載で、真面目なジャズ好きにもハードコアなレゲエファンにもなかなか届きにくそう。かくいう私も、このメンツで無ければ真面目に聴こうとしていないような気もしますが、確かな実力者ならではの肩の凝らない演奏というのも悪くないものです。ホーンセクションの滑らかな滑空は聴けば聴くほど味が出てくる予感も。ラングリン自体はちょっと後の自己名義のアルバムの方が好調な気がしますけどね。
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さて、私が入手したこのアルバムはジャメイカ盤の再発盤なのですが、もうね、嬉しくなるくらい作りが雑で、ほほが緩みます。まずね、アルバムジャケットに記載されている曲が実際に入っている曲よりも少ない。(ホレス・シルバーのBurnie's Tuneがない)しかもレコードの盤面のレーベル(ラベル)がA面とB面を貼り間違えている。でも、こういういい湯加減な作りもまた味わいの素。長く楽しめそうな予感です。
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溝は5曲分なのに、ラベルは4曲。実にいい感じではありませんか。
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by zhimuqing | 2017-04-16 22:28 | Open the gate | Comments(0)