カテゴリ:A Felicidade( 50 )

映画館で観ればよかった

タイからの出張の帰り、期せずして機内で観たブレードランナー2049の面白さにびっくり。
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ブレードランナーを観たのも随分前だったので、どうしようかと迷ったのですが、機内プログラムのいいところは過去の関連映画もやっているところ。幸い前作もあったので、復習を兼ねて見直したのも良かったのかもしれない。ドゥニ・ヴィルヌーヴの映画は前作「メッセージ」しか見たことがありませんが、確かにあの作品ももの凄く面白かった。映画館で観なかったことを激しく後悔。映像も映画館で観ると綺麗だったろうに。
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個人的には前作よりも好きです。アナ・デ・アルマスにくぎ付け。
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それにしても結局デッカードはレプリカントだったのかどうか?
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by zhimuqing | 2018-02-09 20:28 | A Felicidade | Comments(0)

デトロイト

ということで、映画デトロイト。噂に違わぬ凄まじい映画。67年の暴動、そして当時の滅茶苦茶な警察を描いたものだとは聞いていましたが、こんなにストレートに今の状況を撃っているとは。正直何度も観たくなる映画ではありませんが、でも一度は観ておくべき映画だと思います。
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やはり圧倒的なのはモーテルのシーン。なし崩しに転げ落ちるモラルと自制心。権力の暴走を堰き止め者が決壊する瞬間のあっけなさ、そして逃げ場のない中で剥き出しになった暴力と対峙する恐ろしさ。強烈なシーン。モーテル以降のシーンだって結構恐ろしい。ですが、これは67年の話というだけでなく、その後50年間続く現状であるというのがおぞましい。さらに言うと、こういう状況は実際のところ、どこでも起こりうるのではないか?とも思ってしまい、更に怖くなってしまうのですが。
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血の匂いが漂ってきそうな映像と演技。これを演じる俳優もそれを撮る制作陣の忍耐力も凄いと感服。特に差別主義者の警官クラウスを演じたウィル・ポールター。文字通り鬼気迫る演技。撮影の合間に涙を流していたそうですが、なんという精神力。逃げ場のない極限状況を演じるアルジー・スミスとジェイコブ・ラティモア、一つ間違うと自身が標的になってしまうジョン・ボイエガの押さえた演技も良かったと思いますが、やはりMVPはウィル・ポールター。自分のイメージが崩れるから悪役を演じないというスターもいる中、大したものです。
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随所に入る音楽のシーンは少しだけテンションを変えてくれるのがありがたい。何といっても60年代後半のデトロイト。当然のようにモータウンナンバーがかかるのですが、選挙kが渋すぎる。テンプスやマーヴィン&タミーとかの有名どころだけでなく、なんとブレンダ・ハロウェイ!やエルジンズ‼を選ぶのはただものではない。さらにドン・ブライアントも。イギリスか日本のマニアが選びそうなチョイス。選曲した人の話を聞いてみたいものです。
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主役の一人はドラマティックスのラリー。ラリーというからてっきりラリー・デンプスかと思ったらラリー・リード。知らない名前だと思ったら、ドン・デイヴィスと縁が出来る前にグループにいた人だそうで、ロン・バンクスとともにグループを作った人だそう。ダイナミックス名義の時にはいたのかな?元の声が分からないので、その辺は不明だな。 アルジー・スミスのような声ではないとは思うのですが。

劇中に出てくるマーサ&ザ・ヴァンデラスが激似。特にマーサ。本物の映像を加工したのかと思いました。ただ、ヴァンデラスのロザリンド・アシュフォード、ベティ・ケリーの役は最後のクレジットでそれぞれヴァンデラス1、ヴァンデラス2になっていて、何となく気の毒な感じ。何とかならなかったのでしょうか?そこを気にする人もあまりいなのでしょうが。

そうそう、ラストの曲が特に素晴らしいなと思ったのですね。特にドラムが凄くて、猛烈に気になったので、結構早く流れるクレジットを必死で見るとAhmir ThompsonとBilalの名前があり、大いに納得。まったくこれまた大したものです。
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とりあえず帰国したらサントラを買いに行こう!
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by zhimuqing | 2018-02-06 23:28 | A Felicidade | Comments(0)

機内の3本

機内の映画シートに“All Eyez On Me”というタイトルがあり、これは2パックのアルバムと同じタイトルだなと思ったのだが、本当に2パックの伝記映画なので驚きました。
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結論から言うと、もう一つかな。“Straight Outta Compton”並みの面白さを期待したのですが、やはり群像劇にはかなわないのかな。ストーリーの起伏には事欠かない2パックの人生なので、もっとドラマティックに描いても良かった気はしますが、やり過ぎると叩かれる中ではそれもなかなか難しかったのでしょう。極道シュグ・ナイトの描かれ方は“Straighy”に比べるとやはり穏やかなもので、全方位に配慮しすぎているのではないかとも思います。(シュグのお墨付きを得られているという話もむべなるかな)
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ジェイダ・ピンケット・スミスとの間柄については全く知らなかったのでなかなか面白く見ていたのですが、当のジェイダは完全なるフェイクな話と怒っている模様。パックの母親、アフェニ・シャクールとの絡み、特にパックが母親が薬物から立ち直るためにあえて突き放したりしていた逸話はもうちょっときちんと描いても良かったのかも。ハードコアな部分が薄れてしまうけど、それはそれで本来のパックの姿に近いようにも思うのですけどね。
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アフェニ・シャクールの若いころ。
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ブラックパンサー‼


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スパイダーマン・ホームカミングは全く期待していなかっただけにかなり満足。過去のスパイダーマンのアクションは初めワクワクするものの、すぐに慣れてしまい新鮮味が無くなってしまっていたのですが、2回目のリブート作はその辺もよく考えられています。アイアンマン開発のスーツのおかげもあるのだけど、飽きさせることもなく、最後まで楽しめます。力をうまく使いこなせなくてドタバタする青春映画っぽさも楽しいし、相棒のアジアンの太ったお兄さんも良い。悪役のバルチャーが元バットマン役なのも面白いし、随所に入るキャプテン・アメリカの映像もバカっぽくてなかなかよろしい。
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ですが、私が一番盛り上がったのはバルチャーから武器を買おうとしたクールなお兄さん。ドナルド・グローヴァ― aka チャイリディッシュ・ガンビーノ!ま、私だけではないでしょう、はい。グローヴァ―主演でのマーヴェルもの、作ってほしいのお。いずれにしても、リブート2回目のスパイダーマンは当たりですね。


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ローガン・ラッキー。前情報なくして観る。正直この3本の中ではこれが一番好きですね。オーシャンズ11のような映画だけど、あんなに華麗な泥棒立ちではなく、昨今のアメリカ(だけではないですが)の状況の中で表現。いったんセーフネットから外れると自力で這い上がることが困難となる格差社会、末端で働いている人のことを顧みない本社、そのような中でもなんとか自分のプライドを維持して生きる人々。そんな田舎っぽさが溢れる等身大の設定の方が今の時代にはしっくりくるというものです。

プロットもよく考えられていて、少しややこしめのものが多いのに場面の種明かしで分かるものが多く、後から何度も見返してみないと分からないというものは少ないのもいい。気が利いている仕掛けの中で特によく考えられているのは10か条のチェックリストでしょうか。最後のシーンは私の好みですが、カントリー・ロードを歌うシーンが泣けるのは私がおっさんになったからでしょう。。グミと塩の実験はそのうち娘とやってみたいと思います。
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それにしてもイラクで左手を失い義手を付けている弟クライド役を演じるのはアダム・ドライバー。いつフォースを使うかどきどきしましたね。ジェダイ関係だったら義手は右手でしょ?と思ったのは私だけではないでしょう。
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by zhimuqing | 2017-12-15 23:28 | A Felicidade | Comments(0)

本編観たいぞ!

これ、本編を作ってもらえないものでしょうか?


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by zhimuqing | 2017-12-12 08:28 | A Felicidade | Comments(0)

これはお勧め

トリバリスタスの新作。カルリーニョス・ブラウン、アルナンド・アントゥネス、そしてマリーザ・モンチのトリオ。
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トリバリスタス、一度きりのスペシャルユニットのようなものかと思ってました。まさかの新作。3人の個性が織りなす魔法の音楽。細かい言葉は不要ですね。黙って聞き惚れるのみ。購入してから2か月経った今もただ聞き惚れています。

それにしても声の混ざり方が実に素晴らしい。いつも艶やかなマリーザ・モンチの歌がアントゥネスとブラウンの声と混ざると、さらに艶やかになる不思議。アントゥネスの乾いた声とモンチの組み合わせは絶品ですが、随所に入るブラウンのアフロ成分濃厚な響きがこれまた効いていますよね。モンチの声にうっすらと漂う、オブラートに包まれた毒薬のような棘も更にうまい具合にほんの僅か、ごく僅かだけ顔を出す、その塩梅にも痺れます。
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きめ細やかな音作りはさらに磨きがかかっていますね。1曲の中に使っている楽器の種類は相変わらず大量で、しかも秘かにフェイドインして秘かに消えていく音も多く、聴けば聴くほど新しい発見があるのですが、その音は聴き手の想像力を掻き立てつつも、あくまでも歌を際立たせるためのもの。精緻を極めた細工のような音に溜息しか出ません。あと、このユニットの勝因?はやっぱりカルリーニョス・ブラウンのリズムですよね。ドラム、カホーン、コンガ、ビリンバウ、クラーベから電子音まで。この躍動感は本当に大切な要素

個人的に特に印象に残るのはどこかへんてこなエレキ・ギターなのですが、クレジットされているのはDadiとPedro Babyの二人。Dadiは私にはわりと馴染みが深くてジョルジ・ベンの2大傑作、“A Banda Do Zé Pretinho”と“África Brasil”やカエターノの“Circuladô”のライブ盤でベースを弾いている人ですね。なので、印象に残るへんてこなギターを弾いているのはPedro Babyなのでしょう。(関係ないけど、なんだかアンジェラ・ベイビーみたいな名前です)
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たしかにヘンテコギター、弾けそうな感じではあります。(失礼)

ということで、同時に発売されているDVDも買っておいた方が良いのか?と思っているのですが、Youtubeにあるこの映像はDVDと一緒のものなのかしらん?



小物関係の多彩さは映像を見るとよく分かりますが、屈託がない楽しそうなモンチの姿。モンチの声に毒薬が…みたいな私の勝手な感想を大いに裏切るような姿。ま、それはそれでよいではないか!ということで。今年屈指のアルバムですね。ライブ、観たいけど、日本では無理でしょうね。
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by zhimuqing | 2017-12-11 00:28 | A Felicidade | Comments(0)

奇諜妙計五福星

先日BSで観た五福星、多分30年ぶりぐらいに観たのですが、面白かったです。
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ワイヤーアクション無しでのカンフー映画の良さを改めて見直しました。ドタバタ度の高さも最高だし、5人のキャラ立ちも良い。ジャッキー・チェンやユン・ピョウを無理矢理押し込まなくても良かったと思いますが、営業的に不可欠だったのは理解できるし、そういう押し込み感も往年の香港らしくて嫌いにはなれません。



そうそう、最後の挿入歌は元ネタはカリプソだと思うのですが、どうしても曲名が思いつかなくてモヤモヤしております。


それにしてもBSはここに来て謎の香港映画推し。謎が深まるばかりです。

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by zhimuqing | 2017-09-26 21:28 | A Felicidade | Comments(0)

なんちゅう若々しさ

御年83歳のジョアン・ドナートの新作は息子ドナチーニョとのコンビでのシンセなファンクというかブギー。若手バンドを引き連れ、アフロビートを見事に解釈した前作にもずいぶん驚きましたが、なんちゅう若々しさ。

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音自体は最近の流行に乗ったシンセ・ブギー、ザップだったりスレイブだったりと元ネタが透けて見えるものではありますが、そういう音作り自体が私のストライクゾーンなわけで、気持ちの良い音にただ身を任せるだけです。そうそう、曲自体の出来が良いのもポイントです。ドナチーニョによるトークボックスもヴォ―コーダーもかっこよいというか、ツボを見事にとらえたもの。センスいいです。
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つまり、一聴するとドナチーニョのソロ作にスペシャルゲストでジョアン・ドナートが参加しましたよ、と聞こえてしまうもの。なのですが、いえいえどうしてあの合気道の達人のような、重力を自在に操るような鍵盤のカッティングが結局は全てを握っているという、ドナート翁の威力がまたもや発揮されたアルバム。名盤すぎる前作≪DONATO ELETRICO≫を聴いた時にてっきりバックを務めているビシーガ70の功績かと思い、慌ててビシーガ70を聴いてみるとそんなに騒ぐほどのものではなく、改めてドナートの凄さを思い知らされたのを思い出しました。
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ドナートは数曲で歌も歌うし、あのメロウすぎるコード進行も聴かせてくれるわけで、個人的には当然大満足。ですが、せっかくなのでドナートがシンセ・ブギ―な曲でどんなメロディーを紡ぐか?とか、シンセ・ブギーなリズムにどんなコード進行を乗せるか?というところまで聴いてみたかった気もしますが、それは贅沢なのかもしれませんね。仲睦まじい二人の様子を見ると、ドナートはもしかするとドナチーニョの才能を世に知らしめたかったのかもしれないし。メロウサイドなドナートを味わってほしい向きには、なんと今年もう一枚ボッサなアルバムが出ているらしいので、そちらで楽しんでくれという事なのでしょう。ということで、LPは日本盤出てますけど、これは音も相当良いので、あるうちに入手して降りたほうが良いかもしれませんよってことで。
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ドナート翁、満面の笑み
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二人でモントルーでライブやったりしている模様
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by zhimuqing | 2017-09-17 16:06 | A Felicidade | Comments(0)

色々

機内で観たガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの続編。前作の内容があやふやで、ガモーラ役のゾーイ・サルダーニャが可愛かったことしか覚えていないのですが、ガモーラの妹のネビュラが可愛かったことを思い出し、しかも再登場に喜ぶ私。どちらかと言えば、ネビュラの方がもっとかっこいいよね。
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しかし肩の凝らない続編として観たこの作品、家族の話がテーマに据えられていて、これがベタなんだけど意外に沁みました。でもね、こういうのはベタなほうがパンチの切れがあったりすることがあるのですね。更なる続編も観たい。でも、他のマーベルものと合流してほしくはないかな。それにしても、サルダーニャさん、ウーフラになったり、アバターになったり、ガモーラになったり。完全にエイリアン関係の俳優さんですな。とても良いと思います。
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でも、今日現在、ネビュラのほうに惹かれとります。

一方、評判の芳しくなかったゴースト・イン・ザ・シェル。
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私はアニメは見たことがなく、漫画でしか読んだことが無いのですが、超分かりやすい内容でびっくり。ホワイトウォッシュで騒がれましたが、スカーレット・ヨハンソンが少佐役なのは個人的には全く違和感なく、むしろ違和感ありまくりなのは北野武のセリフ回しのほう。日本語ネイティブでなければ、あれはクールに思えるのかな?攻殻機動隊を別に考えると、ごくごくまっとうなSF風味のサスペンスもの。物足りないというより、手堅すぎる印象の方が強いかも。もう少しぶっ飛んだほうが良かったのかもね。ヨハンソン嬢も何気にぶっ飛んだ役が多いのね。LUCYとか最後の方はすごかったもんね。
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個人的にはゲイシャロボットで満足してしまったので、点数は甘めかも。

さて、帰国して一気にまとめてみた≪シャーロック≫のシーズン4。
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このドラマは群を抜けて素晴らしいのですが、シーズン4はまた格別かと。1話目でホームズとワトスンの関係に異物感を生じさせていたメアリーを上手に退場させ、その流れでの二人の関係の仕切り直しの一幕があり、ジミ・サヴィルをモデルとした犯人を無事片付けて一息ついたと思わせておいて、まさかのホームズ兄弟に妹の存在が明らかになる第2話。この2話の後半の流れに盛り上がり、期待を最大値まで振り切った私の期待を上回る第3話。完璧でした。兄二人を上回る頭脳を誇るユーラスに翻弄される中で、ホームズ(とマイクロフト)が徐々に人間性を取り戻していき、ユーラスに爆破されたベーカー街221Bが修復されていく最後のシーンでカンバーバッジがはじめて見せる屈託のない笑顔。この素晴らしすぎるシリーズがこれで大団円に至ったことが明示されていて寂しくなるのですが、いやでもこの見事な流れに感服しかありません。
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ドイルの数々の小ネタを見事に散りばめたこのシリーズ。ユーラスが幽閉されているシェリンフォードはドイルが作品の中でホームズ兄弟の上の兄として出していた名前。シーズン1でマイクロフトが出ただけでも興奮していた私ですが、ここまで盛り上げてくれたキャストとスタッフに本当に感謝です。やはりDVDは買うしかないのか!
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ユーラスとモリアーティの邂逅シーン。モリアーティ登場の時にかかるのはQueenの“I Want To Break Free”。私の中では多分過去最高のQueenの使い方。痺れました。
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あえて言うと、アイリーン・アドラーの再登板に期待していたのですがね。ま、贅沢は言いますまい。
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by zhimuqing | 2017-08-13 00:28 | A Felicidade | Comments(0)

ああ、ローガン

タイへ向かう深夜便にて「ローガン」。
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Xメンシリーズというよりマーヴェルものの中でも最高かなと思います。クールでスタイリッシュ(かどうかは意見分かれそうだけど)なXメンの姿はなく、老いて能力が失われつつあるウルヴァリンとプロフェッサーXの生身の姿が描かれているのだが、そうなるとイギリスの誇る名優パトリック・スチュワートの演技が光りまくるわけで、もう見ている方は苦しくなってじっと画面を見つめるのが辛くなってしまうほど。以前では考えられないアクションシーンの痛々しさもそうだが、ふとした所作に老いと向き合うウルヴァリンというかローガンの姿を映し出すヒュー・ジャックマンもまた泣かせます。作中
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に導入される「シェーン」やコミック版Xメンの使い方、エグゼビア、ローガンそしてローラの疑似家族の空気感もそう、私の世代を泣かせる映画ですね。ローラを演じたダフネ・キーンの存在感ももの凄い。あのスチュワート、しかも本気の演技、と同じ画面で演技ができる12歳、末恐ろしい。
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この映画でジャックマンとスチュワートはシリーズ最終作となるのだが、きちんとこういう形で終わらせてくれたことに感謝したいですね。確かに猛烈に寂しいのですが、ヒュー・ジャックマン以外にウルヴァリンはあり得ないし、パトリック・スチュワート以外にプロフェッサーXもありえない。というか、Xメンのシリーズもこれで終わりでいいかな。ローラを中心とした新セクを期待する声もあるようですが、良い意味で私にはこの作品で十分。これ以上は望みません。それにしてもパトリック・スチュワートの演技、物凄いですね。スタートレックが猛烈に観かえしたくなるのは私だけ?
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by zhimuqing | 2017-06-05 07:28 | A Felicidade | Comments(0)

これは大当たり!

なんだかんだ言って結局翻弄されてしまうレコード・ストア・デイ、今回はソウルやファンクでは飛び上がって興奮するようなブツはなかったのですが、やはり目玉になるものがないはずもないわけで。
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ということで、アルトゥール・ヴェロカイの72年1stアルバム。某所でのオリジナル盤買い取り価格は35万円とも40万円とも言われるこのアルバム、もちろんレアグルーヴの観点でもブラジルものという観点でも名高いわけで、過去に再発されたLPですら、高値安定だったりするのですね。私は過去にペナペナした海賊盤で聴かせてもらったことがあるだけだし、今回のRSD再発盤は超高音質盤!とりあえずこれは買っておくか!的な軽いノリで購入しましたのですが、これが大正解。

なんでもアビーロードスタジオにて半分のスピードでマスターされ直したものらしく、ちょっとびっくりするぐらい音が良い。冒頭の“Caboclo”の途中でドラムが入ってくるときのふくよかなシンバル、バックで鳴るアコギの生々しい響き。それぞれの曲で印象的な楽器の音が見事に鳴ってて、以前聴いたことがあるのがペナペナした海賊盤だったのを差し置いても、その音質の差は歴然としすぎていますね。
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帯(が付いている!)にもその辺の謳い文句が事細かに書かれております!
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ブックレットには本人へのインタビューもあり!

全体的にドラムとベースの音が文句なしの素晴らしさですが、特に印象に残るのは、“Pelas Sombras ”での星屑のきらめきのようなエレピ、声の吹きこみ具合が水墨画のような“Sylvia”のフルート、あまりの生々しさにびびった“Presente Grego”のファンキーなワウギター。特にみんな大好きな“Presente Grego”はリズム隊とホーン、すべての楽器隊の音の重なり具合が心地よいという奇跡のようなバランス。
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昔聴いた時は70年代のマルコス・ヴァーリと似た感触のややサイケなMPBという印象だったのですが、改めてじっくり聴いてみると全盛期のチャールズ・ステップニーにも負けないオーケストレーションの妙に痺れます。もともとギタリストのヴェロカイのこだわりか、随所におそらく本人のものであろうアコギでの刻みを入れていて、これがまたじわじわと効いてくる。テリー・キャリアーの声を乗せたくなりますね。
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ミックスでの各楽器の出し入れがまた悪魔的に魅力的。A面ラストの “Dedicada A Ela”のパーカッションと生ピアノ中心で始め、ストリングスに合わせてダンディーなサックスが熱を帯びてくると、合わせてリズム隊に焦点が合っていき、気が付くとフニフニクニクニと浮遊するシンセとギターでラストに向かうこの展開なんかはまさにその好サンプル。聴けば聴くほど、魅力されてしまいます。
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B面(盤面にはFace 2とある)も依然として素晴らしい流れ。“Serida”はブラジルらしい女性ボーカル曲だが、カッコいいのはドラムですね。フィルインのタカスコと叩くフィルインが猛烈に私の好み。それに合わせてズドンと落とすベース。リズム隊の起伏に合わせて咆哮するブラスセクション。続く“Na Boca Do Sol”はボーカルにレスをつけるフルートがファンキー、ここでのドラムも快調。後半前面に出てくる絶妙な濁りを残した滴るようなエレピがまた絶品。こっそりバックでうねっているシンセもいい。

ブラスセクションが麗しい“Velho Parente”も緩急の付け方がいいですね。やはり中盤から出てくるエレピの美しさが溜まらないけど、エレピのソロの盛り上がりに合わせてこっそり鳴るギロやブラスの入れ方がカッコいい。ガットギターが切るリズムを核に添えて進む“O Mapa”は生ピアノと生ストリングスを入れて優美に決めつつ、熱くなりすぎない煤けたサックスのソロ、抑えに抑えると思わせておいたドラムが少しずつ熱を帯びてくるところが目下私が盛り上がっているところ。(サックスソロが終わって歌が入るところね)
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ラストはロック風味のジャズファンクというか、私なんかはザッパの≪Hot Rats≫を思い出す感じ。ペナペナしたギター、ブロウするサックスと続いて出てくるトロンボーンがカッコいい。歯切れの悪さと破裂音というトロンボーンの良いところだけを使っているというソロは文句なし。バックでズシズシやるドラムも小物パーカションもいい感じ。

それにしても、これだけの名演を聞かせるプレイヤーの名前がよく分からないのがクレジット好きな私には残念なところでありますね。LPに名前があるのは、ヴォーカル陣とサックス、フルート、ギターのみ。しかも一部の曲だけ。肝心のリズム隊は記載なし。いろいろ調べてみると、ドラムはPascoal MeirellesとRobertinho Silva、ベースはLuis Alves、いずれも聴いたことがない名前かな。アコギはヴェロカイ本人、一番印象に残るエレピはAloisio Milanez Aguilarということは70年代のカエターノやガル・コスタで名前を見る人かな。それにしてもブラジル人の名前はなかなか覚えられません。
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裏ジャケには少しだけ記載がありますけどね。

というわけで、幻の激レア名盤に名盤なしというのが私の持論ですが、確かにこれはなかなか良いアルバム。“I could listen to the album everyday for the rest of my life”とはマッドリブの言葉ですが、それも頷ける出来。長く楽しめるアルバムになりそうです。さすがに毎日は聴かないでしょうけどね。
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by zhimuqing | 2017-05-01 00:28 | A Felicidade | Comments(0)