カテゴリ:Rumba DE Manbo!( 59 )

山脈の踏破は困難を極めるのだ

ティト・プエンテのTICOの超初期の78回転SP盤のコンパイル盤、
いつでも買えるだろうと高をくくっていたのですが、
気が付けば廃盤ということで、慌ててVol.3を買いましたよ。
すでにアマゾンなんかでは足元見たぞ価格になっていて、
なんとか定価?的なラインで買うことが出来たのですけど、
非常に危ういところでした。
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このシリーズ、本当にありがたい。
世界遺産なので、早期に復活を希望します。
あと、TICO音源の残りを順番にリリースしてくれないだろうか?
なんだったら、まとめてボックスでもよいっす。


それにしてもブラジル盤なんかもそうだけど、
ラテン音楽全般、レーベルの権利関係が複雑なのか?
すぐに廃盤になって市場から消えたり、配給されなくなったりで、
油断も隙もないというか、コレクター殺しというか、
全く困ったもんです。
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そんな訳で一向に進まないプエンテ山脈攻略ですが、
というのも素晴らしすぎる音源にかまけているからなのですね。
100枚以上アルバムを出しているプエンテ王の中でも、
正真正銘1,2を争う名盤、『Dance Mania』、
しかも拡大盤で、続編vol.2や未発表曲も含む全45曲。
聴きこめば聴きこむほど、新しい発見が見つかり、
なかなか他のアルバムに手を延ばす気になれないのだ。
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全方位的に完璧なこのアルバム、唯一の弱点はこのやる気のないジャケット写真。

プエンテのアレンジが素晴らしすぎて、曲はそんなに複雑に聞こえないのだが、
細かく聞いて行くと、様々なところに小粋な仕掛けがたくさんあって、
ベースを合わせて弾きながら1曲1時間ぐらい聴いていても
飽きるどころか、スリリングさが増していく、というある種麻薬的な音作り。

バックは、ラテン音楽にそんなに詳しくない私でもよく知っている名手揃い。
レイ・バレット、レイ・ロドリゲス、ウィリー・ボボ、サントス・コローン、
モンゴ・サンタマリア、ロベルト・ロドリゲス、カンディード等等。
もう盤石で、ゴージャスで、スリリングな演奏です。

特にリード・ボーカルのサントス・コローンなのだが、
高めの声に哀愁が滲む歌がとても印象的。
この声がこのゴージャスな音にまた良く合うのだ。

パーカッション聴いているだけでも大興奮だが、
絶妙なホーンセクションのアンサンブルにも燃える。
ベースのロベルト・ロドリゲスの絶妙なスペースの取り方にため息が出るし、
ここぞという時に来るプエンテのティンバレスに痺れまくる。
あと、プエンテのヴィブラフォンも最高にクールでヒップ!
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特に『ダンス・マニア』にもともと収録されていた12曲、
これは至高で究極の12曲でしょう。
文句を付けるとしたら、格好良すぎるところぐらいでしょうか?
「3-Dマンボ」はどこが3Dなのかよく分からないし、
「ホンコン・マンボ」もどのあたりが香港なのかは良く分からないけど、
ただその素晴らしい音に圧倒されるのですね。

それにしても、音を聞いているだけでも燃え上がるこの時期のプエンテ大王、
生で見ていたら、間違いなく失神でしょうね。
最晩年、亡くなる1カ月ちょっと前(ちょうど77歳)の時の映像を見ても、
物凄く興奮してしまいますからねぇ。
タイムマシーンがあったらどの時代に行くか?ってよく話をしますけど、
50年代後半のニューヨークはパラディウムも一気に浮上してきて、
またまた議論がつきないことになりそうな、そんな感じですね。
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プエンテにかかれば、オスカーも陥落ってなもんだ。

しかし、プエンテ山脈、恐るべし。
踏破が難しいことは覚悟していたが、面白すぎて本当に大変そうだ。
明日からの長期出張はこのアルバムだけでも乗りきれそうだ。
お次は『Cuban Carnival』か『In Percussion』か?
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完全に余談だが、ラテンの名手には、レイ・なんとか、と言う人が非常に多く、
ムスメの名前と被ってしまうけど、それもなんとなく嬉しく感じたりして。
ティンバレスを練習させようか?等と軽く目論んだりする今日この頃。
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by zhimuqing | 2010-08-29 23:23 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

ロマンティックで軽やかで芳醇

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バンコックより南に位置するホーチミンから更に南下している私ですが、
ベトナム、最近の東京よりもぐっと涼しいので驚きです。
ちなみに先週初めて日本に行っていたベトナム人に日本の感想を聞くと、
Too HOT!! の一言でした。

ということで、昨日からベトナム出張なのだが、
日曜日に無理して買いに行ったQuanticの新作があるので、
もう準備はばっちりってなもんだ。
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10年に1枚レベルの大名作だったと確信が深くなってきている前作から
まだ1年しか経っていないのに早くもリリース。
素晴らしい活動振りだ!

なんといっても、このバンドというかウィル・ホランドのこのユニットの魅力は
優美で芳醇なリズムにつきるでしょ?
木陰に吹いた涼しげな風に揺れるスカートのような軽やかなリズムは
おそらくコロンビアの伝統音楽に因るところが大きいのだろうけど、
そこにヒップホップを通過した世代ならではの音というか空間処理が
絶妙な濃度や緊張感を生んでいて、体表から無理なく染み込んで来る。

新作はQuantic PresentA Flowering Inferno名義ということで、
メディア関係ではダブ・レゲエ色が強まっていると紹介されているが、
正直あまりそういう感じは受けない。(まだ10回ぐらいしか聞いていないが)
もちろん、ボーカルやホーンにリバーブがかけられたりする場面が多いし、
アルバム冒頭でリー・ペリーのディレイの得意技グゥワシャァァァァンも目立つけど、
それらのエフェクトによって、根っこにあるグァグァンコーとかクンビアの血が
より鮮やかに浮き上がってきているようだ。
そのため、前作に比べリズムの蠕動がより生々しく感じられる。
(音数が絞られた結果、より軽やかになっていることもある。)
表皮部分がより薄くなって、中で流れる体液が透けて見える感じかな。

それにしても、前作から顕著になった、このロマンティックでありながら、
どこかヒリヒリした空気感(観?)はなかなか他では得難いものだ。
やはりウィル・ホランドがコロンビアに移り住んだのが良かったのだろう。
今年度屈指の名盤であることは間違いないですね。
今後もかなり期待できるのではないだろうか?
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今の私の中ではウィルといえば、ライカーかこの人なのだ!
しかし作る音楽とこの人のルックスがどうにもイメージに合わない。

メンバーはコロンビア人が多いのか、私の知らない名前が多いですが、
コンラッド・ケリーはもしかしてUKレゲエで有名なドラマー?
うーん、勉強不足の私です。
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ベトナムのヘビはなかなかファンキーな感じ。
毒蛇かどうか、一緒にいた人、誰も分からないので、
思うほど接写できない臆病者の私。
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by zhimuqing | 2010-07-28 20:33 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

レンタカーは楽しい件

相変わらず東北を出張しているのですが、
レンタカーを借りて一人で運転するのは
なかなか気持ちの良いものです。
道は込んでないので、運転自体が楽しいし、
なにより移動距離が長いので、音楽聴き放題だし。

ということで、今回車で聞いている音源は?といいますと、
Last Electric Acoustic Space Jazz名義のマッドリブに始まり、
ファンカデリックのStanding of the Verge、
タジ・マハールのMusic Fuh Ya、ジミヘンの1stを経て、
先日購入したピケットの1枚目と6枚目、ウータン・クランの1st、
そしてルイ・ヴェガ製作のルイシート・キンテーロといった感じなんですが、
一見脈絡無いようですけど、自分の中ではなかなか筋の通った感じ。
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このルイシート・キンテーロ、先日格安の中古を購入したのですが、
なかなか良いですね。
ハウスとラテンの融合ぶり、匙加減がなかなか絶妙で、
非常に聞きやすいんだけど、注意して聞いてみると
意外に仕掛けがあるという、その辺はルイ・ヴェガに仕事ならでは。
もう少しハードコアにいっても良かった気もしますが、
ジミヘンのギターやらピケットのシャウト、RZAのトラックを聞いた後では
このくらいで程よい塩梅です。

出だしのパーカッションのアンサンブルからしてワクワクするのだが、
2曲目のかっこいいアフロ・キューバンでノックアウト。
フェラ・クティのカバーもあるが、これはMAW名義でのトリビュート曲よりも
よりアフロ色が強く打ち出されて、こっちのほうが好みです。
全体的にラテン色が強い曲が総じて出来が良い、というか私好み。
プエンテとレイ・バレットのカバー3曲と上記2曲が目玉かな。
最後のスティービー丸出しの曲も愛情たっぷりで笑みがこぼれますね。
逆にブラジリアンな曲は若干安きに流れた感じがして、少々食い足りない。

基本はハウスなので、端正な演奏が続くのだけど、
ルイ・ヴェガというか、マスターズ・アット・ワークの音が
人肌の温度・湿度感が出ているので、私はあまり気にならない。
主役のキンテーロ他のパーカッションが効いているし、
なによりRuben Rodriguezのベースが非常に気持ちよく
これだけ聞いていても私なんかは楽しめますね。
あと、Selanという人のエレピもいい感じだ。

まあ、こういうハウスものは耐久力がないというか、
割とすぐに飽きてしまうものが多いのだけど、
このアルバムは結構使えそうというか、私個人の練習にも使えそうなので、
まあ450円は掘り出し物だったということですね。
それにしても、その昔、私にハウスやテクノを仕込んだ大阪在住だった
リュウゾウ・イシイさんは一体元気にしているのでしょうか?
捕まってたりしていないと良いのですが。
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それにしても、キンテーロさん、この微妙なルックスがたまりません。
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by zhimuqing | 2010-03-25 23:59 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)

甘い路上に誘われる件

相変わらず平日は出張で東北方面をウロウロ?しているのですが、
この寒さの中では、どうしても暖かい濃厚なモノが欲しくなる訳で、
聴く音楽もグラディス・ナイトだったり、パルミエーリだったり、
ティト・プエンテだったり、と濃厚なものに偏ってしまいますね。

ということで、最近出張の時に持ち歩いている本が
板垣真理子さんの写真集『キューバ、甘い路上』ですね。
この写真集、暖かくて甘い気持ちになれるカイロのような本ですが、
それ以上にキューバに行きたくなる困った本でもありますね。
なんといっても、写っている人々の顔・表情が良いのだ。

板垣さんは若い人を撮るのも勿論素晴らしいのですが、
年配の方を写す時に、その真骨頂を発揮すると思いますね。
イキイキとした表情をうまく切り取っているのは、
もちろんご本人の人柄もあるのでしょうけど、
被写体を選ぶ嗅覚も優れているのでしょう。

先日、板垣さんのお話を聞く機会があったのですが、
アフリカでは大きな生命力を持つ人が魅力的とされる、という
話をされていたのですが、オバサンやオジサンの笑顔がはじけまくっている
こういう写真を見ると、凄く説得力がありますね。
そういう顔を日本ではあまり見かけないな、と寂しく思うと同時に、
自分自身を振り返って、気をつけようとも思うわけです。
(余談だけど、月曜のNHKの鶴瓶の番組には、そういう顔がいっぱい映りますね。)

ちなみにそのトークライブでは、それぞれの写真を撮るときに
板垣さんがどのような『絵』を狙っていたか、ということも少し説明されてて、
絵画的なセンスの乏しい私にも(だからこそ?)興味深かったりしたのですが、
その他にも、熱帯雨林の地域ではウネウネしたデザインが好まれるのに対し、
乾燥した地域では直線的なパキーンとした物が好まれる等、
まだまだ板垣さんの背後には隠された面白い話がたくさんありそうで、
非常に興味がそそられる昨今なのであります。
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by zhimuqing | 2010-02-01 21:46 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

ヴードゥーで乗り切るのだ!

大地震が起こったハイチだが、当然大変なことになっているのだが、
現地はあまりパニックにはなっていない、と朝日新聞の朝刊に載っていた。
ヴードゥーの教えがあるから、とのことですが、
中南米で最も早く欧米から独立した黒人国家、
何とか今後の生活に希望が持てるよう頑張ってほしいものだ。
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17日にようやく日本の緊急援助隊が到着したようだが、
もう少し早く対応できないかな?と感じないでもないですが、
インド洋の給油なんかよりもずっと意味のある国際協力、
救援作業、がんばってください。

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ハイチの音楽はあまり詳しくないのだが、
中村とうよう一押しのチローロは時々聞いている。
太鼓と歌だけの限りなくシンプルな音楽だが、
大事な秘密が隠されているように思うのだ。

あとは10年以上前に大阪の中古盤屋で買った
ミニ・オール・スターズの「南京豆売り」かな。
なんと昨年私の知らない間に来日していたらしい。
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by zhimuqing | 2010-01-18 22:33 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

ますますキューバに行きたくなる件

噂のマイルスのボックス、アマゾンで購入したのだが、
どうやら予定数を上回る注文が入っていたようで、
我が家にまだ未着です。
「いつ配送できるか分からないので、キャンセルしてね」みたいな、
メールがアマゾンから入っていましたが、
いくらなんでも、それは無責任ってなもんでしょう。
わざわざ一番安いところから買ったのだから、
私はしつこく待つのであります。
この調子だと、クリスマスプレゼントかお年玉になりそうだけど。

さて、遅ればせながら入手したハナバ・カルチュア。
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ジャイルス・ピーターソン絡みのアルバムですが、
これはなかなか良かった。
ジャイルス仕切りのセッションを集めたディスク1、
キューバの今時の若手の音源を集めたディスク2。
世間的にどのように評価されているか、よく知らないが、
パッと聞いた感じではディスク1のほうが好み。

ラテン関係はまだあまり詳しくないので自信ないけど、
多分全曲カバーなのかな?
よく知ってる曲はフェラ・クティ、J・ディラぐらい。
アフロディジアはアート・ブレイキー?ケニー・ドーハム?どっち?

非常にダンサブルで分かりやすいのは、
ジャイルス・ピーターソンが仕切っている(特に選曲面)からだと思うけど、
軽やかで重い演奏の躍動感は特筆もの。
現場のミュージシャンの力によるものが大きいと思う。
パーカションのカラフルさは言うまでもないし、
オマール・ゴンザレスのベースも◎!
キューバには優秀なミュージシャンが多いことは有名ですが、
その人材はなんだか無尽蔵な感じをうけますね。

色々調べてみると、このセッション、
ロベルト・フォンセカの活躍が大きいらしい。
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私は正直よく知らないのですが、
キューバの新世代を代表するミュージシャンらしいっす。
と、思ったら、来年1月にブルーノートに出演する、とのことで、
なんともタイムリー。
ピアノ、サックス他、ベース、ドラム、パーカションの5人編成。
ベースはゴンザレスさんだし、うーん、見たいなぁ。

ちなみにディスク2のほうは、既発音源を集めているのだが、
レゲトンみたいな曲が多くて、これはこれで勢いがあって良いのだが、
今の私の気分に合うのは、やっぱり1枚目のほうかな。
とか言いつつ、来月あたり物凄く気に入っていたりして。
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by zhimuqing | 2009-11-30 21:18 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)

ファラ・クティでハードワークを乗り切る件

佐賀に出張に行って風邪をひきましてん。
週末に台風に上手く遭遇して、福岡に泊まらざるを得ない!というのを
ひそかに狙っていたのですが、予想に反して台風は北の彼方に行っちゃいました。

という訳で、このところ本当にハードワークが続いていて、
頭がパンクしてしまいそうなのですが、
そういうときこそ、心を鼓舞するものに触れないといけないわけです。

ということで、暇を見ては板垣真理子の快著(怪著)である
フェラ・クティ本、「武器なき祈り」を読みましたよ。
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これはなかなかの怪著ですねぇ。
「オリシャになったフェラに憑依されて書いたに違いない」とか
「トランスに入ったまま本を買いたは良いが、そのまま憑かれている」とか
各方面から様々な反響があったのも頷ける出来栄えです。

全く知らなかった話が結構あって、非常に面白かったです。
まあ、未知なるファンクネスを探求するには必読本でしょう。
おかげで、フェラ・クティ聞きながら、ホテルで仕事するとはかどるし、
風邪も吹き飛ぶってなもんだ。(希望的観測を含む)

それにしても84年当時にナイジェリアでフェラ・クティを見ているというのも凄いが、
30人近くいるフェラの奥さん達にもインタビューできているのも凄い。
女性だと警戒されにくい、ということもあるのでしょうけど、
やはり本人の類稀な行動力の賜物ですね。

ということで、マクンヴァ・アーケストラのメンバーは絶対に購入すること。
何故かといいますと、板垣さんより「極力回し読みナシ !」とのメールを頂いているからです。
裏切ったらヨルバの神にやられます。

板垣さんとはミクシィでメールをやり取りさせてもらったのですが、
キューバのサンテリーアに関しても書いてください、等と
勝手なお願いをしてみたところ、本人も面白い、と思っているようだし、
この辺も期待できそうです。
あと、「キューバ、甘い路上」という写真集がお勧めらしいので、
これは来週の長期出張に行ってから買ってみようかと考えている私は、
もはやドップリと板垣ワールドに首まで漬かっているのでありました。
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by zhimuqing | 2009-10-09 22:47 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

ワープ10まで一気に加速した夜

ということで、盟友モヤーン氏の協力をえて、
この連休最大のお楽しみ、エディ・パルミエーリのライブに行って来ましたよ。
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パルミエーリを見るのはちょうど二年ぶりぐらいかな。
ラテンよりもジャズよりだった前回は前回で大興奮した覚えがあるのですが、
今回は総勢10名の完全ラテンモード。
ものすごく期待を高めて青山のブルーノートまで。
メンバーにフルート奏者を連れてきていることもあり、
我が家の財務大臣であらせられるヨメさんも一緒に出撃です。

勉強不足と資金不足で本格的なモノホンのラテン楽団を見るのは初めてなのですが、
こいつは全く凄いや。
ただただリズムの奔流に押し流されるばかりでしたよ。
完全に期待を上回る素晴しさ、今年一番か!
前回のラファエル・サディークといい、今年のブルーノートはミラクルだ!

オープニングから早くも大興奮で鼻血が出るかと思ったんだが、
2曲目で早くもベータ宇宙域にワープですよ。
曲の途中で、エディが2-3クラーベの手拍子を要求してからの流れが凄かった。
クラーベにリズムに乗って、まずはベースソロが炸裂。
このベースソロもそれに続くエディのソロも良かったのだが、
その後ワープコアに反重力物質を注入して、ワープ10まで一気に加速。
殺気に満ち溢れた濃密な音塊は久しく肌で感じていなかったものでした。

良い時のPファンクなんかでよくあることですが、
10人のメンバーがそれぞれグっと来る音を出しているので、
視線をどこにやれば良いか分からなくなる、という大変嬉しくて悲しい状態も久し振り。
会場に案内された時に、エディの指使いが見える位置を取るか、
メンバー全体が俯瞰できる位置を取るか迷ったんだが、
後者を取って大正解だったな。
達者なベースのリズムを背骨に入れて、存分にリズムの饗宴を味わいました。

メンバーそれぞれの音には、ラテンのダンディズムが満載。
低い硬質な音を刻み込むカウベルは血を全身に運んでいる。
象の雄たけびのような理想的な破裂音を出すトロンボーンはジェイソン・キッド似だが、
ピッコロの音域で華麗に舞うフルートはウフーラのようだ。
随所に入るティンバレスとコンガのフィルには身体ごと揺らされてしまう。
ああいう音が出せる男になりたいものだ。

何と言っても目を惹くのが、ボーカルのオリベイラさん。
無骨なダンディズムを漂わせた歌と身のこなしには目が釘付け。
なによりカッコいいのが歌を歌いながら振ってるマラカス。
見事にシャープな音を出していて、目から鱗が落ちました。
あんなにカッコいいマラカス使いは世界にもそうそういないのでは?
コーラスを担当するトレス(これも良かった)との凸凹コンビの
息のあったダンスも最高だ。

で、そういう猛者を束ねるのが我等がエディ師匠。
曲の途中で出すキューで場の風景が一気に変わるのがタマリマセン。
ギアが変わって一気に加速する瞬間は本当に燃えるのだ。
本物のバンドリーダーだけがなせる業ですね。
今年の12月15日(おっとブラザGと同じ誕生日だ!)に73歳になる師匠ですが、
本当に元気一杯なので、今後にも相当期待できるな!

それにしても、ブルーノート東京は本当に音がいいね。
音良し、サービス良し、しかも今回はチケット代(?)も良し。
これぞ一流のハコですね。同業者は見習うように!

曲の途中で一組のカップルがステージ横で踊っていたのですが、
ああいうのをサクッと踊れるのは全く羨ましいなぁ。
この辺が極私的な課題かなぁ。

今回はどうもエディ師匠のサイン会はなかったのですが、
帰りしなに今回極太のベースを弾いていたLuques Curtis さんが
自分のグループの新作CDを売っていたので、しばし談笑。
「あんたもミュージシャンかい?」と聞いてくれたのが少し嬉しかったりして。
「ヨメはフルート、おいらベーシスト、、ファンク中心やけど、ラテンも好きやねん」と
達人プレイヤーの振りをして答えたりしたのだが、
ごめんなさいね、貴方のようにかっこよくは弾けんとです。
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このCD、帰って聞いてみると、至極全うなラテン・ジャズ。
隠れた掘り出し物に出会った予感がするのだ。

ということで、業務連絡。
協力していただいたモヤーン様、お土産が御座いますので、今しばらく御待ち下さい。

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ブルーノートの終演時間には客待ちのタクシーがいるのですが、
この写真を撮っていると、運転手さんに声を掛けられましたよ。
エディ・パルミエーリが好きらしい。
さすがエディ師匠。
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by zhimuqing | 2009-09-24 01:26 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

なかなか良いニュース

なんだか全く期待できない新内閣のことを書こうと思っていたのです。
面白い人事?は亀井静香と長妻昭ぐらいかな。
コイズミタケナカにどこまで迫ることが出来るか見ものだし、
知人のダンナさんがいる厚生労働省は上に下に大騒ぎらしい。

それにしても、がっかりなのが財務大臣だ。
藤井裕久は大蔵省出身の自民党出身、いわゆる大蔵族。
財布の紐を握る財務大臣に大蔵族投入ですか?
「脱官僚」はどこに行ったのだ?
これでは自民党と一緒ではないのか?
官房長官の小物ぶり共々、前途が期待できそうにないなぁ。

なんてことを色々書こうと思っていたのだが、
素晴らしいニュースが飛び込んできたので、予定を変更。

私の最も信頼するドラマーにして、
愛すべき●●でもありますモヤーン氏、
やってくれましたよ。

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エディ・パルミエーリの東京公演のチケットを
見事に引き当ててくれました!!
パチパチパチ。

これで連休は盛り上がれますぜい!
非常感謝!
近くにいたらロシア式の熱い抱擁を交わすところだった。
アブナイアブナイ。
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by zhimuqing | 2009-09-17 12:57 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

勘弁して欲しい件

モチベーションが下がりまくっている私に追い討ちをかけるように、
私個人の埋蔵金が欠乏して来ている今日この頃です。
『金のない奴は結婚したらいけない』と偉い人が言っているそうで、
非常に危ういところでございました。
しかし厳しいらしい、厳しいらしいと毎日伝えられるこのタイミングでこの発言。
天性の才能を感じずにはいられません。

とまあ、そういうことで、お金が欠乏しているこのタイミングに
色々魅力的なライブがあるらしく、
ただ指を咥えて見守ることになりそうで、本当に勘弁してもらいたいです。
フェイス・エヴァンス、テリー・キャリアー、リオン・ウェア、
エディ・パルミエーリにライ・クーダー。
錚錚たるメンツで、日本は本当に不景気なのでしょうか?

個人的に注目なのは、やはりフェイス・エヴァンス!
90年代以降に登場した中では№1レディ・ソウルでしょう。
生であの声を存分に味わってみたいものだ、と思いつつも
値段が高額だし、あの音とサービスが悪いハコなので、
やっぱり今回は涙を飲んでパスかな。
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昨年に引き続き来日することになっているエディ・パルミエリは
なんと総勢10人の大編成で来るらしい。
バンド名La Perfecta Ⅱ、スペイン語でパーフェクトⅡと名乗るだけあって
コンガ、ボンゴ、ティンバレス、ベース、トレス、トロンボーン x 2、
フルート、ボーカルに御大パルミエリのピアノ・キーボード!

トレスまでいる分厚いリズム隊にドキドキしますが、
専属歌手が一緒に来るのもポイント高いですねえ。
いいねえ、見たいねぇ。
誰か私の代わりに見に行ってくださいな。
(特に九州方面にいる人、期待していますよ!)
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by zhimuqing | 2009-08-26 19:23 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)