カテゴリ:Rumba DE Manbo!( 59 )

撚れたアルセニオが召喚されるのか?

先日ごっぱち兄さんから、フジロックでマーク・リーボウが来日!
しかも、私の好きな偽キューバ人名義!ということを聞いて、
み、見たい!しかし苗場スキー場は遠すぎる!しかも金がない!と
心乱れていたのですが、単独公演も無事行われるらしく、
非常に嬉しいですね。
e0147206_15323764.jpg
Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos名義としては、10年ぶりの来日らしく、
東京では8月4日、渋谷クラブクアトロ、
この日はなんとしても仕事を早く切り上げなければ!

来日メンバー(予定)はこんな感じ。

Marc Ribot - Guitar, Vo
Anthony Coleman - Keys
Brad Jones - Bass
E.J. Rodriguez - Percusion
Horacio "El Negro" Hernandez - Drums

ドラムのロベルト・ロドリゲスがいないのが少し残念だし、
キーボードはメデスキだったら100点満点で200点なのだけど、
この時期に日本に来てくれるだけでも、私は嬉しいのだ。
個人的には、ベースのブラッド・ジョーンズも気になりますが、
楽しみにしたいのはE.J.ロドリゲス。
e0147206_1533655.jpg
ジョー・バターンと一緒に来てくれると、鼻血ブーで大出血なんだが。

リーボウがどんなギターを弾くのか、生で経験できるのが楽しみなんだけど、
個人的には、バンドとのコンビネーションがどのように絡み合って、
どんな音像を構築していくのか、その部分が一番興味があるところ。
キューバからヨルバの道をさかのぼってアフロまで行ってしまうのか?
はたまた、アルセニオの精霊が召喚されることはあるのか?
うーん、オラ、わくわくしてきたぞ!
e0147206_15334897.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2011-05-18 18:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(4)

イギリス人だからなの?Qだからなの?

震災というより原発事故のせいで延期している我が家の引越し、
引越しついでに色々弄っちゃおうということで、
ロノブ兄さんにお越しいただき、現場で相談させてもらったのであります。
玄関にLP飾るコーナー作りたいとか、子供用の箪笥を作って欲しいとか、
好き放題、リクエストさせてもらったのだけど、
兄さん、あまり無理しなくてもいいですよ、というのは業務連絡でした。

というより、家で色々ロノブ兄さんと一緒にCDや DVDを鑑賞したのだけど、
ここ最近溜めていたネタを全開するまでに至らず。
今度またゆっくり時間をとって、遊びに来て頂きたいものです、はい。

そんな私が紹介したネタの一部はクアンティックから頂いたものなんですけど、
さすがに本家であるクアンティックのオフィシャルHPは充実していて、
近況情報やりリース情報なんかはもちろんのこと、
ウィル・ホランドが世界各国で行ったDJのミックス音源なんかが
マメにアップされているので、目が離せない。
(私はメールマガジンに登録しているので、大丈夫)
しかもフリー・ダウンロードが結構多いのが大変ありがたいところだ。
e0147206_2252599.jpg
カリでのDJ SaboとのDJミックスはなんと2時間以上にわたる音源で、
私の通勤往復時間に合わせたセットかと思わせるような長さだったりするので
嬉しいところでありますね。
どのミックスも選曲はクアンティックならではの、ごちゃ混ぜ度が全開。
得意のクンビアやサルサ、デスカルガ、レゲエに加えて、
ファンクやヒップホップやアフロビート、ハウスなんかが入り乱れるのだけど、
不思議とバラバラにならずに、全体を貫く統一感があるのは何故なのだ?
いかにもセンス抜群なウィル・ホランドならではの仕事ですね。
インプットとアウトプットの取捨選択、そのブランド具合が特に素晴らしいのでしょう。

ちなみに、私の知っている(聴いたことがある)曲はほとんどなく、
こういうのを聞かされると、未開の音を探すことの探究心というか、
DJカルチャーの奥深さに圧倒されてしまいます。
この探究心というかモチベーション、ある種スポーツのような感じもあるけど、
世界の果てまで、知られていない音楽を探しに行くフットワークの軽さは、
さすがイギリス人だと、感心してしまいます。

どれも良いのが多くてお勧めですけど、唯一つ難点をつけるとしたら、
長すぎるのが多くて、CDに焼けないところですかね。
40分程度のものもあるけど、100分とか130分とかもあって、
長いのはありがたいのだけど、CD1枚にはさすがに収まりきらない。
中身は最高だし、第一タダなんで文句をいうと罰が当たるのだけど、
出来たら70分ぐらいで区切れるようにしてくれたら、
大変ありがたいんですけどね。
iPodにつなぐオーディオを導入する余裕、今の私には無いのでね。
e0147206_22531885.jpg
ということで、まだアップされた音源全て聞き込めていないのだけど、
こうなると、やっぱり生で聴いてみたいですねぇ。
この状況下、さすがに日本にはなかなか来てくれないと思うけど、
出来る限り早いところ、来日して欲しいものです。
バンドで来日して、ついでにDJもやるという形がベストですねぇ。
東電、早くなんとしろ!
[PR]
by zhimuqing | 2011-04-25 22:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)

こいつは気持ち良い

さて、週末はおちびチャン2人を実家に預け、
舞台「陰陽師」を見に行きましたよ。
まあ、私とは縁が薄そうな舞台なのですが、
牛若丸演じるのがブラザGということで。

題材が題材だし、私の守備範囲を超えているので
感想をここで述べるのは難しいのだけど、
筋書きとか、人物の絡み方とか、そういう部分の
脚本はもう少し練った方が良かったような気が。
あと演出とか曲(と、あとギャグ?)に関しては、
私の好みから外れていたのですけど、
周りのお客さんの反応はかなり良かったですね。

そうそう、牛若丸は頑張っていたかな?
流れに乗りにくそうな台詞回しが大変そうだったけど。
着物(本物らしい)を着て、歌って踊るのは大変だったそうですが、
無事に終わって何よりでした。
しかし牛若丸を演じることが出来る体型が少し羨ましい。
ルックス的に私だったら、躊躇なく弁慶になってしまうな。

さて、実家に戻ったとなると、近所にあるレコファンにゴー!ってなわけで、
舞台を見た後、ヨメサンと別れてそそくさとレコファンに直行。
いやあ、ネット通販で無くて実店舗での値段としては、
やっぱりレコファンが一番安いなぁという感想は
1989年ぐらいから私の中で変わらない訳です。
今回もそういう訳で、以前から狙っていたブツを無事収穫。
e0147206_2251258.jpg
昨年末頃に発売になっていた『Afrocubism』です、はい。
マリとキューバのミュージシャンによるセッションをまとめたもの。
例のブエナ・ビスタの元々の企画を実現させたもの。
ミュージック・マガジンに見切りをつけて以来、
この辺の新譜の情報に疎くなってしまっている私、
このアルバムに気が付いたのも、今年に入ってから。
買おう買おうと思いつつも、1700円ぐらいだったので、
即座に捕獲決定。
ジャケットの絵も私好み。

なにせ視聴も何もしない中で購入したこのアルバム、
実家に帰って早速聞いてみたところ、初めは地味な印象だったが、
これは結構凄いアルバムかもしれない。
軽く聞き流すことも出来るけど、細かく聴きこんでいくと
マエストロの熟練の達人技がビシビシと叩きこまれていて、
大変スリリングな音楽でもあります。
全方位対応型とでも呼べばよいのかな。

不勉強にて良く分からないのだけど、
ブックレットの名前と曲ごとに書かれた解説から推察するに、
マリ勢はコラとバラフォン、ギター、そして歌を、
キューバ勢はベース、コンガ、ギロ、コーラス、そしてホーンを担当か?
絶妙な溶け込み具合で、継ぎ目のないスムーズな演奏が展開。
でもやっぱり凄いのは、コラとバラフォンかな?(多分兄弟)
コラの区別がつかなくなる転がりまくるギターも凄い。

リズム・パターンはキューバ色が強いと思うけど、
そこにバラフォンとコラが全体を覆うように絡みついていて、
その静かな波のうねりに耳を捉えられていると、
そこに突然ホーンセクションやコンガが割り込んで来るところが
何度聞いてもたまらない。
音像は全く違うけど、良質なダブに通じる緊張感もあるけど、
でも、もっと有機的で、優美な感じかな。

製作はブエナ・ビスタで一躍名を挙げたニック・ゴールドですが、
正直ブエナ・ビスタ・ソシエル・クラブよりもずっと良い。
こういう音楽はもっと多くの人の耳に触れるべきだと思うのだけどね。
まあ、いずれにしてもクーラーが使えなくなる今年の夏には
離せなくなりそうな音楽でもあるし、
少なくとも今年の我が家ではヘビーローテーション決定の1枚ですね。
もっと早く買っとけばよかった。
e0147206_2241363.jpg
このメンツで日本に来てくれないかな。
絶対見に行くのだけど。
[PR]
by zhimuqing | 2011-04-17 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

一筋で行かない曲者目撃で興奮する

吾妻光良とたびたび共演しているということで、
前から気になっていたバンド、カセットコンロス。
カリプソのバンドらしいのだが、5年ぶりの新作発表ということで、
一部で話題になっているようですね。
というか、ネットをうろついていると、よく遭遇する。
e0147206_2213143.jpg
で、「吾妻」印なんで、まあハズレはないだろうと、
ライブに行ってみたのだが、これが期待以上に良いバンド。
ギター・ヴォーカル、サックス、ベース、ドラム、パーカッションの
5人編成だが、良い意味でバランスが取れた達者な演奏。
随所に気持ちよいフレーズを叩き込んでくるパーカッションも印象に残るが、
肝となるのはベース。
リズムというか、この場合はパルスといったほうが良いのかな?
レゲエなんかも巧みに消化した、とにかくノリが非常に大きく、
東京で見たベーシストで5本の指に入る程の達人かも。
まだ20代前半と思われるのに、全く大したものだ。

このバンドの音楽は別にカリプソの範疇に止まらず、
一筋縄でいかない音楽性。
一言でいうと、カリプソからルーツをたどって行った汎アフロ音楽かな。
バン・バン・バザールに通じる持ち味もあるけど、
バンバンからオールド・ジャズや戦前歌謡曲のエッセンスを薄めて
その代わりにアフロのコクを加えた感じかな。
e0147206_2214935.jpg
この日のセットは特にアフリカ色が強い選曲らしく、
そのため更に私の好みに近づいていたのかも。
ビートのアフロ成分は主にパーカッションが担うのだけど、
ギターのフレーズも非常に曲者度が高い。
(もちろん躍動するベースの貢献度は言うまでもない。)

リーダーのワダ氏は吾妻さんマニアを公言する人なので、
セミアコ(スターキャスター?)を指で弾くのだが、
ブルージーなフレーズの中に、ラテン風味やルンバロック風味が混じっている。
マーク・リーボウの「偽キューバ人」からの影響もかなり濃厚なのでは?
粗っぽい(雑なのではない)プレイが周りの音と相まって、
大変よい味わいを醸し出している。

それにしてもカリプソ、ジャイブ、ロック・ステディに
ルンバ・ロックやハイライフを混ぜ合わせるという、
相当なマニアックな路線なのに、同時に軽やかさも醸し出しているところが
実に素晴らしいではないか!
1回見ただけでは、底が知れない印象を受けましたよ。
これは本当に良いバンドを見つけました。
6月のライブはなんと伊達弦がゲスト参加ということで、
早速2ヶ月後が楽しみな今日この頃です、はい。
e0147206_224067.jpg
この03年作と04年作のカップリング再発CD、
ついでに買っとけばよかった。
今度買いに行こう。
[PR]
by zhimuqing | 2011-04-09 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

はるばるデンヴァーからようこそ!

ブラザGの新ユニット『AUTRIBE』がライブやるというので、
新宿のBLAZEまで、出動。

時間が無い中、突貫工事でのライブだったようだけど、
意外にかっちりまとまっていて、即席ライブだったとは思えない内容。
曲の少なさはまあ、仕方がないでしょう。
かなりテクノ度の高い楽曲は完全に新機軸。
この辺の曲をもっと磨いたら面白いものが出来そうだし、
中盤にあったメロウな曲も、なかなか好印象です。
メンバー間の仲の良さが窺い知れる曲間のMCは、
かなり爆笑させてもらいました。
あの路線も今後期待できるのか?
e0147206_23202338.jpg
特に、フロント二人のバランスの良さが光りますね。
洋平君とのコンビネーションとはまた違った持ち味。
今後も定期的にライブを行う予定ということで、
このユニットでのコンビネーションが更に熟成?されていく様子が
見てみたいと、そんな風に感じましたよ。
あと、ゲストで参加した洋平君、いつもと少し違うキャラが
光ってましたけど、そのままこのユニットに参加したほうが
ユニットの幅も出て良いと思うのですけど、どうでしょう!?

さて、先日入手して以来、毎日のように聞いているマーク・リーボウ、
聴けば聴くほど、その素晴らしさに陶然となりますね。
リーボウのギターもそうだけど、バンドとしての音塊全体に広がる
ルーディーな空気感が素晴らしい。
ゆるいようで、実はタイトな演奏、滴るような殺気、
それを支える根っこにはファンクネス成分がたっぷりと。
e0147206_23231483.jpg
特に2曲目から5曲目にいたるまでの問答無用のかっこよさは特筆もので、
3曲目のメロが変わるところで、リズムの音圧が変わるところなんで、
物凄くスリリングで、それに続くフィードバックから始まる
4曲目のアフロ・ラテン、そしてアルセニオを更にヘヴィーにした5曲目。
この辺りは何度聞いても飽きることが無い。
e0147206_23232653.jpg
こういう足元関係の配線がグチャグチャな図を見ると、少し燃えて来る私。
とはいえ、機材関係、実は弱い私なのだけど。

90年代屈指の名アルバムだったということを、今更ながら認識しましたよ。
アルセニオ・ロドリゲスの音は元々ディープではあるのだけど、
底から、これだけのものを抽出してくるセンス、
やはりリーボウさん、相当の曲者ですね。

そうなると、もう1枚ある人工キューバ人シリーズが気になるわけで
アマゾンでポチっとなと思ったのだが、残念ながらどうやら廃盤みたいで、
日本のアマゾンだと足元見た価格になってるし、
USのアマゾンで中古盤を格安(送料込みで800円ぐらい)にてゲットしたのだが、
驚くべきことに、1週間経たずに我が家に到着!
e0147206_23225974.jpg
ということで、届いたブツ、かなりの興奮度でもって開封したのですが、
ジャケットを見て驚きましたね。
e0147206_23273357.jpg
なんかシールが一杯貼られているし、
メンバーのうち、ロドリゲス兄弟の片割れとオルガンの人の顔、隠れてるし。
しかも、よくよく見ると「Denver Public Library」なんて書いてあるので、
デンバーの図書館のモノだった模様。
e0147206_23281957.jpg
一体どういうルートでコロラドから我が家まで来たのか判らないけど、
出来れば街の不良の兄ちゃんが掻っ払って来たものだと思いたい私です。
はるばるデンバーの図書館から、ようこそお越し下さいましたってなもんだ。
というか、デンヴァーってカントリーのイメージなんですけどね。
あと、世界は近くなってきてはいるのだけど、
こういうブツを「Conditon:excellent」で売って来る
メリケン人の感覚との差異に驚く私。

で、肝心の中身なんですけど、これが正直ピンと来なくて、
アレまあっていう感じですかね。
あの絶妙なルーディーな空気が薄まってポップになったと同時に、
殺気も無くなってしまった感じ。
バンド編成自体も前作と基本的に同じだし、
激しくフリーキーなギターソロも入ってるし、
あまり変わりそうにないのですけどね。
もう少し聴き込まないと、判らないですけど、
現時点では鼻血が出そうな程の刺激は感じないな。
私の鼻の粘膜、わりと弱いので有名なんですけどね。

ということで、今一つな印象に残らない2枚目ですが、
曲者リーボウさんのお仕事なんで、もしかしたら、
何でもなさそうな音作りの裏側に仕掛けが隠されていたりしそうなんで、
もう少し聴き込んで見ることにしようではないか、といいつつ、
また1枚目をリピートしてしまう私なのであります。
[PR]
by zhimuqing | 2011-03-07 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

偽ブラジル人と人工キューバ人

ということで、群馬県に出張してたんですが、
駅前を軽く彷徨くと、到るところにポルトガル語標記が!
おお、これは噂に違わぬリトルブラジル状態ばいと、
かなり盛り上がってしまった私。
あからさまにブラジルブラジルしたお店に入って、
インカコーラを買ってオブリガードてなもんですけど、
10年ぶりに飲んだインカコーラ、やっぱり不味い。
e0147206_0175958.jpg
群馬に住むようなことがあったら、リトルブラジルに溶け込んで
パコージやろうと思っていたんですけど、
偽ブラジル人になるのはなかなか難しそうです。
e0147206_0181630.jpg
お店の前においてあるフリーペーパーとかチラシ関係。

そんな訳で偽ブラジル人ではないのだけど、
ずっと以前から気になっていた偽というか人工キューバ物、
ようやく入手しましたよ、マーク・リーボウと人工キューバ人達。
e0147206_0212739.jpg
実はマーク・リーボウ、私は聞くのは初めてなんですけど、
ちょっと聞いただけで、センス抜群なのが一発で分かりますね。
ちなみに、日本語表記はリボーなのかリーボウなのか良く分からないけど、
格好いい?方のリーボウを私は採用。

一筆書きのようなギターは侘び寂びが効きつつも、
なんだかヌタヌタ?した、くたびれた雰囲気も漂わせている。
シンプルなバンドの演奏は、これ以上音を増やすと世界が崩れてしまう
ギリギリの線をキープしている。
どの曲も聞けば聞くほど味わい深くなるスルメ盤です。

このアルバムはアルセニオ・ロドリゲスに捧げているのだけど、
1曲はリーボウのオリジナル、残りの9曲のうち、2曲は良く分からないけど、
残りの7曲はアルセニオ自身の曲ですね。
選曲はかなりマニアックで、割と初期の48年のものから後期63年のものまで、
満遍なく選んでいて、リーボウのマニアックぶりに驚かされます。
ちなみに我が家には4曲あっただけ。

サポートで3曲参加しているメデスキもいつもより地味ながら
やはり良い仕事ぶりというか好サポートを見せますが、
ベースのブラッド・ジョーンズとパーカッションとドラムのロドリゲス兄弟?の
ボトムをしぶとく支える演奏は、ついつい真似してみたくなりますね。
e0147206_022254.jpg
ちなみにこちらはネットで見つけたこのバンドのライブの告知チラシ。
うーん、どっかで見たようなキャラクターなんだけど、
リズム隊の二人は全く誰だか分からない。


リーボウのギターは流石にカッコ良い。
フレーズやリズムもカッコいいが、それ以前に音がカッコいい。
アルセニオのトレスをそのままなぞったようなアコースティックな音も
これぞグレッチ!な音もカッコいいが、
なんといっても、リーボウのオリジナル曲である『Postizo』の音!
コノノ№1が親指ピアノを電気化して到達した音に
逆サイドから接近していっているという素晴らしさ。
しかも10年以上前の作品、ということで、
ただもう脱帽といった感じです。

このオリジナル曲は演奏自体もカッコよく、
ギラギラしたギターを支えるリズム隊は
キューバから先祖返りして西アフリカに到着してしまっている。
特にドラムは良い感じ。
メデスキのチープなシャーーという感じのオルガンもすこぶる良い。

ということで、リーボウにやられてしまった私。
もちろんこれはリーボウの一面にすぎないのだろうけど、
他のリーボウはどうなんでしょう?
もう一枚ある、この人工キューバ人シリーズは文句なしだとして、
手を出しても大丈夫なのか、なかなか悩ましいところですね。
ジャニスに行くしかないのかな?
e0147206_025233.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2011-02-25 23:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(2)

勿体ない、なんとかならないのか!?

ワールドデビュー盤以来ずっと注目しているLos Amigos Invisibles、
なんと唐突に日本初来日ということで、がぜん盛り上がって来るのですけど、
残念ながら1公演のみ、しかもスカパラ等が出演するイベントということで、
なんともまあ、勿体ないと言うか、なんとかならないんですかね?
e0147206_2162248.jpg
「目に見えない友達」というバンド名からして完全に確信犯なのだけど、
下世話すれすれで狙いまくるその音楽性は、一見薄っぺらく聞こえるけど、
実はサルサやメレンゲ、ディスコだけでなく、ブーガルーもファンクもハウスも
全部完全に咀嚼していて、実はなかなかシブトイし、センスも素晴らしく良い。
アルバムを出す度に、こっそり新機軸を入れて来るところもたまらない。

これまで出したアルバムはすべて傑作だと言っても良い。
(とはいえ、ベネズエラでのデビュー盤と08年のライブ盤は聞いていない)
ルアカ・ポップからのワールドデビュー盤(2枚目)、
さらによりラテンとハウス色を強めた3枚目、
当時大人気だったディミトリ・フロム・パリをプロデュースに迎えた5枚目、
スタジオ作としては最新作の「コマーシャル」、どれも良いけど、
個人的には、やはりマスターズ・アット・ワークとの共演作の
4枚目「The Venezuelan Zinga Son vol.1」(03年)が一番好き。
e0147206_2164042.jpg
ニューヨリカン・ソウルによってラテン音楽に目覚めたクチなので、
MAWには足を向けて眠れない私ですけど、
このアルバムはハウスとラテンのバランスが絶妙な上、
バンドの演奏もタイトだし、曲も良いし。
なにより人を小馬鹿にしたような風情がなんともファンキー、
でも良く聞くと、演奏にそこかしこに小技が効いているという、
理想的な状態ですね。
流石に8年前のアルバムなので、一番古く感じるタイミングですけど、
久しぶりに聞いてみても、やっぱり愉快な音楽であることには
変わりないですね。

実際のライブの演奏を聞いたことが無いので、
スタジオ盤での音をどこまで生で再現できるか良く分からない。
それだけに、やっぱり生で見てみたいんだけど、
わざわざベネズエラ(ニューヨーク?)から来るんだし、
単独でのライブ出来ないのかな?
勿体ないなぁ。
e0147206_2213485.jpg
2009年のベストアルバム8位に選出させて頂きましたアルバム「Commercial」。
で、このアルバムに入らなかった曲を収めた最新ミニアルバム。
タイトルは「Not so commercial」!こういうセンスは私大好き。
e0147206_22222.jpg
さて、これらのオフィシャルHP、グッズも販売しているのだが、
やはりオサレな貴方にお勧めなのが、この逸品!
何とたったの9.99ドル。私も買っておいた方が良いのでしょうか?
e0147206_2233150.jpg
あと、謎の水筒も販売されている。
ベネズエラ、奥が深い。
e0147206_224999.jpg

[PR]
by zhimuqing | 2011-01-29 01:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

将来ムスメに連れてこられたら困るなぁ

お年玉が貰えるどころか渡さなければならない歳になって
もう随分と経つ訳ですけど、習慣とは恐ろしいもので、
正月には何か買いに行かないといけない気持ちになる訳です。
とはいえ、クリスマスにも、その後の誕生日にも、年末にも、
なんだかんだ理由をつけて、漁りに行っている訳ですけどね。

で、2011年一発目の収穫は3枚程あった訳ですが、
1枚目はやはり基本を押さえる必要があるということで、
ティト・プエンテとマンボ・キングの座を争ったという男、
ティト・ロドリゲスを聞いてみることに。
e0147206_1862798.jpg
踏破計画がいまだ遅々として進まないプエンテ山脈ですが、
全盛期のプエンテと覇を競ったという男と聞いては
やはり聴いてみないといけないでしょう。
同じくクルベーロ楽団出身なのに、クラブの看板に掲げられる名前の順番で争い、
口もきかないほどのライバル関係だったらしいですね。
若き日のパルミエーリ兄弟もボビー・バレンティンも
この人のバンドというか楽団の出身者らしいと聞くと、
触手を伸ばさずにはいられないではないか?
e0147206_1864716.jpg
「その容姿と甘いボーカルで抜きん出た人気を誇った」そうですが、
うーむ、そのお姿をこうやって拝見すると、
どちらかと言うと、香港の杜琪峰監督が敵役のマフィアの親分なんかで
好んで使いそうなルックスのような気が・・・。
新年早々、ラテン界の奥深さを再認識させられますね。

で、名盤の誉れ高い56年録音のこのアルバム『Three Loves Have I』、
カチッと出来ているというか、隙のないゴージャスな音作りが楽しめる。
ロドリゲスの歌はもちろん、パーカッション勢の素晴らしさは特筆もの。
悪そうなムードがあるところはこの時期のラテンならでは。
基本的には、ロドリゲスの歌を活かす為の演奏なので、
イメージ的には、ソウル・シンガーとそのバック・バンドという感じがあり、
後のサルサの原型になったというのも頷けます。
e0147206_1871295.jpg
でも、この辺はあくまでも個人的な感想なのだけど、
バンドがあってのシンガーという感触があるプエンテ楽団の方が
私には格好良く聞こえるかな?
プエンテ自身が歌を歌わない人だし、卓越した演奏者であったこともあるのか、
集団でわさわさ演っている感じがあって、よりファンクというか、
JBとかPファンクに近いような感じを受けるんですよね。
e0147206_1873090.jpg
とはいえ、ルーディーで悪そうな雰囲気はタップリ。
一見優雅なんだけど、裏に回ると何をしているか得体が知れない感じ、
やはり今年はこういう感じを追及していかなきゃいかん、と思うわけですが、
とはいえ、将来ムスメがそんな男を連れてきたら大変困るなぁ、等と
思ったりする私なのであります。

e0147206_186377.jpg
ジャケットは数バージョンあるらしいのですが、
こちらの方がはっきり言って良かったかな。
[PR]
by zhimuqing | 2011-01-05 20:28 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

人生の目標に定めるべきなのか?

先日送られてきたSoundway RecordsのCD、
忙しくてまだ全然聴けていないのですが、
とりあえずコロンビアのレーベル、ディスコ・フエンテスの
ヴィンテージ録音を集めたオムニバス盤を開封しましたよ。
Colombia the Golden Years of Discos Fuentes というアルバムです。

この前、手に入れたPanama! 3でも感じたことだが、
作り手の愛情が伝わってくるところがポイント。
当然のように、ブックレットの内容も非常に優れている。
ライナーは比較的平易な英文で書かれているのだけど、
コレクターズ魂が滲み出る文章がまず、いいではないですか!

いきなりコロンビアでレコードを探す時のためのスペイン語講座に始まり、
コロンビアのポピュラー音楽を振り返りつつ、
このレーベルの歴史を紐解いていく。

ブックレットに収められた写真も実に味わい深い。
ジャケ写も拡大してみたら、こんな感じだし、
e0147206_22191181.jpg
グループで格好つけているEl Sexteto Miramar も拡大してみたら
これまた味わい深い。
e0147206_2219439.jpg
e0147206_2220445.jpg

ブックレットによると、このディスコ・フレンテス、
オーナーのフエンテスとその子供達が重要なのは当たり前だが、
音楽面での最重要人物はFrukoこと、Julio Ernesto Estradaらしい。
ギター、ピアノ、ティンバレス、ベースを操るマルチプレイヤー。

このレーベルの70年代のほとんどの曲に絡んでいるそうだが、
個人的には、タイト極まりない、しかしどこかヘッポコネスもある
ベースプレイが癖になりそうな感じです。
しかし、このFrukoさん、なんといってもルックスが素晴らしいです。
ウィリー・コローン&エクトル・ラボーを意識したアルバムジャケが多いけど、
どうしようもないイナタサがたまりませんねぇ。
e0147206_22205229.jpg
さらに拡大してみると!
e0147206_22212128.jpg
こちらはライナーの中で、このアルバムを見つけることは不可能!と力説されている
超レア・アルバム「Tesura」なのだが、こちらもかなり良い湯加減だ。
e0147206_22214526.jpg
ちなみに右側がFruko師匠です。
私もそろそろこの路線に挑戦しても良い頃合いな気がしてきていたりして。

と、ここまで、あまり音楽的なことに触れていないのは
なにせ忙しいので、ほとんど音楽を聞く時間がなくて、
仕方がないから電車でライナーを読んでいるからなのであります。
ようやく開放されるこの連休、いよいよサウンドウェイ音源が解禁ということで、
それでは皆さん、ごきげんよう。
[PR]
by zhimuqing | 2010-09-17 22:17 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)

旨み成分タップリな音と                       素晴らしい仕事ぶりに感心する。

クァンティック、あまりに良いので、相変わらず聴いているんだけど、
つい最近クァンティックのウィル・ホランドが編集したらしい
コロンビアのヴィンテージ・クンビアのミックスCDが
STONETHROWから出ていたことに気がついた次第です。
e0147206_115084.jpg
コリャ今すぐ購入だ!と盛り上がったんだけど、
こういうミックスCD、タイミング逃すとすぐに入手困難になるのね。
慌てふためきつつ、ネットで駆け巡って(?)、なんとか入手。

で、ついでに調べてみると、こういう70年代前後のクンビアとその周辺、
結構リイッシューされているのですね。
色々見ているうちに結構興奮してきて、
パナマのクンビアとかカリプソとかファンキーなのを集めた編集盤も合わせて購入。
(こちらもウィル・ホランドが少々関係している。)
e0147206_11502971.jpg


アコーディオンとボコスカポコポコと叩かれる打楽器、微妙に揺れるベース、
どちらも、私が今聴きたかった音で大満足。
素朴とも言えるボーカルはストリート感覚というか野趣溢れている。
勿論、大事な哀愁はたっぷり、全体の空気を染み込まされている。
アコーディオンが全面に出ているのは、ハイチのコンパに近いけど、
あそこまで優雅ではなく、もっとダンス音楽寄りですね。

ホランド先生のミックスCDもかなり興奮できるのだが、
カーニバル向けの音源というか、大編成のものが多いので、
Soundway Recordsのパナマ編集盤のほうが盛り上がるかな。
色々なスタイルのものが入っているし。

JBを青臭くしたようなファンキーなやつとか、
途中から一気にサルサに近くなってしまうけど、やっぱりいなたい演奏とか
ホーンセクションの響きをギターに置き換えたようなしぶとい演奏とか、
猥雑にスウィングするカリプソとか、全編おいしい響きが満載。
(ギターのフレーズはアフリカのフランコなんかに似ていると思うけど、
このへんはプリマクさんに確認してもらわないと分からない。)
e0147206_11504913.jpg
例えば『ダンス・マニア』のプエンテ楽団とか全盛期のJBに比べると、
演奏はルーズと言うか、はっきりいって上手いとは言えないけど、
お風呂にみんな集まって、せーの!で、録音したような音質と相まって、
熱気とか生々しさとか勢いとか殺気といった、
そういう旨み成分の含有率が非常に高くて、大変好ましい。

ブックレットも素晴らしい。
1曲ごとに編集者のコメントが書かれているし、
非常に香ばしい?写真も満載、もちろん紙の質も良い。
ジャケットもわざと汚れて古ぼけたようにしている等、
細部までこだわって作られていて、作り手の愛情が伝わってくる。
うーん、実に素晴らしい仕事ぶり!
e0147206_1151822.jpg


ということで、早速Soundway RecordsのHPを覗いてみると、
これまた美味しそうな編集盤がたっぷり見つかって、大興奮。
こうなると、円高も大変ありがたい。
3,4枚まとめて買うと、1枚送料込みで1300円台。
為替のことすら何も分かっていない首相や財務相の無能ぶりに
感謝するべきなのでしょうかね?
e0147206_11533279.jpg
この辺のガーナとかの編集盤も興味深いです、はい。
[PR]
by zhimuqing | 2010-09-08 08:49 | Rumba DE Manbo! | Comments(0)