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壁を破ることの最大の美点は

マーゴット・リー シェタリーの『ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち』を読了。今年屈指の映画『ドリーム』の原作ですね。正直既に「Hidden Figures」で馴染んでいるので、なんだかドリーム表記は恥ずかしい感じもありますね。

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流石に映画のように分かりやすいストーリーではありません。というか、映画化に際してドラマチックになるよう随分手を加えたのだな、と分かってしまいます。もっとも、だからと言って映画の良さが変わるわけではないのですけどね。2時間の映画には映画なりの表現があるし、400ページの本には400ページの本なりの表現方法があるということなので。個人的には、映画でのメインとなるシーンがあまりに良く出来ていたのでここが完全に作り話だったらどうしよう?と思いましたが、おおむね事実通りだったのでほっとしました。
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キャサリン・ゴーブル・ジョンソンとオバマ。

「壁を破ることの最大の美点は、もう二度とそれを破る必要がなくなることなのだ」。映画と原作の最大の違いはこの一文に尽きると思いますね。実際、キャサリンもドロシーもメアリーももの凄い努力と闘いを重ねて自らの道を切り開いていったわけで、その描写に焦点をあてた映画の表現はそれはそれで正しいとは思います。ですが、本を読んで一番深く印象に残る部分は、自己の実現欲だけではなく後進が進むための道を切り開こうとして奮闘する姿だったり、気の遠くなる努力(と忍耐)の積み重ねで少しずつ広がっていった道だったりします。映画でもドロシー・ヴォーンが周囲のスタッフのために尽力する姿が描かれていましたが、あの数倍、数十倍も努力しているし、組織内だけでなくコミュニティーの中でも尽力する姿に大きな感銘を受けました。

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それと公民権運動と戦争や冷戦との関係についてあまり考えたことが無かった私はその両者の関連に合点がいくというか、腑に落ちる感が強い。戦争での人材不足での門戸の開放はアメリカならではの判断だと。当時の日本にそんな度量があったとは私には到底思えない。一方で、米ソの冷戦が公民権運動に及ぼした影響というのは、例えばブラックパンサーを抜けて以降のマルコムXの思想と合致する部分もあり、一つの環がつながった感があります。それにしても驚くのは当時のバージニア州の悪意丸出しの人種隔離政策の数々。

極私的には、話がスタートレックに繋がるところに燃えました。宇宙とアフロアメリカンの話になると、必ず登場するウーフラ。やはりここでも出てくれないとね。ウーフラとキング牧師の感動的な逸話につながる話の展開、それそれと盛り上がる人は少ないかもしれないですが、やっぱりこれは出してもらわないとね。ついでにウーピー・ゴールドバーグの話に繋がれば最高なんですが、さすがにそれは筋がずれてしまいますね。

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オバマは良かったよね!と改めて感じる写真。遠い昔のようだ。

日本公開が決まった際に、邦題が「ドリーム 私たちのアポロ計画」に決まりかけ、アポロ計画とは関係ないやんけ!騒動が起きたのも記憶に新しい(私も大いに賛同しました)ですが、本の中ではNASAの前身NACAから始まり、アポロ計画のところまで続いていくので、邦題は期せずしてギリギリセーフな気もしますが、ま、邦題決めようとした人は絶対原作読んでいないので、叩かれたのも仕方ないのかもね。原題の『Hidden Figures』のFiguresは数字を意味すると同時に、隠れていた「姿」のことも指している、なかなか良く出来たタイトルなんで、やっぱり私としては無理に『ドリーム』にしなかったほうが良かったと思います。

さて、この素晴らしい原作と映画ですが、映画を最近観たHさんの感想は「フラストレーティング、悔し涙出まくり」というもの。これはなかなかに響きました。アメリカでマイノリティーの女性として生活している人ならではの地に足が付いた観点で、のほほんと外野というより安全地帯からあれこれ考えて分かっている気になっている自分との差、ですね。とはいえ、そんな当たり前のことにさりげなく気づかせてくれるお話。本を読んでくれとは言わないので、是非とも映画の方はたくさんの方に見ていただきたいものです。私は家族で行きます!

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頑張って原書を読んでみたほうがいいのかもしれん。


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by zhimuqing | 2017-09-15 00:44 | Change! | Comments(0)

何度も読み返すために引用

KODAMA AND THE DUB STATION BAND や Reggaelation IndependAnceで活躍しているベーシストのコウチ(河内洋祐)さんは、勝手に私がシンパシーと尊敬を寄せている人なんですが、先日の一連のTwitterがあまりにも素晴らしいので、私自身がいつでも読み返すため、ここで勝手に引用。いつかご本人の前でしっかりと挨拶したいものです。
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以下、コウチさんのTwitterからの引用です。

似てますかね?長男はもう高3です。彼が知的障害を伴う自閉症との診断を受けた時、僕等は絶対に幸せに暮らすと心に決めました。幸せはそれぞれだし漠然としてるけど、結構マジで沢山考えました。軸に据えたのは、自分は自分として生きること。彼の親であることを自分のアイデンティティにしないこと。


こう書くと心や気持ちのことと捉えられるかも知れませんが(それもあるけど)、考えたのはもっと実際的なことです。障害を持つ子供が生まれたからといってアイデンティティは奪われません。奪われるのは時間です。如何にして子供のことから心と身体を離す時間を確保すれば良いのか。一人でいる時間を。


当時の僕と考えが変わったところもあって、(というか色々学んで生きてきて、)アイデンティティは複数あって良い、むしろあった方が良いと思う。だから、彼の親ということも今では僕のアイデンティティの一つであります。当たり前か。でもそう考える理由は、彼が基本的には巣立って行かない子だから。


僕は、本や映画や学校の授業や憲法や経験から学んだように、人の命、生命の価値は全て平等であるから、障害児や障害者という言葉は本当はおかしい。間違ってると思いますが、でも使います。使いますが本当は障害を抱えているのは社会の方だと思ってます。全ての人が巣立てる社会が良いと思うからです。


それで妻と話して決めたことの一つは、全ての利用できる制度を、全て、余すこと無く活用させて頂く、ということ。
国、都、市の福祉制度の手引きを、目を皿の様にして探し、調べました。そして気合い入れて、心込めて、全て申請して来ました。
そして有り難く、利用させて頂いて暮らして来ました。


多くの方が言われてることですが、良い制度や法律は、空気の様に初めから有ったものでは無く、必ずそれを作るために途轍もない時間と労力を割いて尽力されて来た方が存在することを忘れません。僕等は古い時代に比べれば、格段に恵まれた社会に生きてると思います。それを思えばこそ、全て活かしたい。


それが無かった時代の、多くの犠牲や、悲しみや、虚しさや、怒りも然りです。


活用されない制度は、(多分感謝されない制度も)薄くなって行きます。的を外れた制度は活用されること無く、消えて行きます。国のものも、都のもの市のものも、そうして消えて行ったものを見て来ました。彼が高3になったこの17年の間に幾つもあります。そして特にここ数年、福祉は削減の方向です。


学が無いなりに思うのですが、全ての法律や制度はただそれに従って生きるのではなく、活かして、そして時代に合わせて、より幸せが増え不幸が減るように進化させて行かなければ、その努力を常に心掛けなければならないのだと思います。そうしないと空気のようになり大切であることが忘れられてしまう。


それなので、僕には一定の責任があると思っています。我家の幸せの為に社会の資源を使わせて頂きましたから、幸せであることを発信したいと考えました。僕のこれはこれで貴重な経験でありますから、自分の生活の範疇を超えた人達ともシェアしたい。そう思ってSNSでも割と積極的に発信して来ました。


彼のアイデンティティもまた、自閉症とか障害を抱える人では無くて。彼が彼自身として生きて暮らして行くことを望み、その為の手伝い以外に、彼の障害を悔やんだりとか悲しんだりとか。直そうとか普通に近づけようとか。そうした本来の彼以外の何者かにしようとすることの全てを、しないと心に決めた。


過ぎたけど昨日は大切な日でした。「山百合の日」として国民の祈念日にしたら良いと思う。そして公の空間で社会的に弱い者に対して差別と憎悪の言葉が吐かれることを許してはならないと思います。それらはいつか現実化してしまう。かの事件から学ぶべきです。それらは言論では無い。言葉は怖いのです。

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by zhimuqing | 2017-07-28 00:28 | Change! | Comments(0)

2017年京大入学式式辞

さすがに山極壽一は素晴らしい。本物だ!
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さて、では常識にとらわれない自由な発想とはどういうことを言うのでしょうか。私が高校生だった1960年代に流行った歌があります。昨年ノーベル文学賞を受賞したボブディランの、

“How many roads must a man walk down
Before you call him a man? 

人間として認められるのに、人はいったいどれだけ歩めばいいの?”
という問いで始まる歌です。そして、

“How many ears must one man have 
Before he can hear people cry? 

人々の悲しみを聞くために、人はいったいどれだけの耳をもたねばならないの?

How many deaths will it take till he knows
That too many people have died? 

あまりにも多くの人が死んだと気づくまで、どれだけの死が必要なの?”
と続きます。それは、

“The answer, my friend, is blowin’ in the wind 
The answer is blowin’ in the wind 

友よ、答えは風に吹かれている”
という言葉で終わるのです。

これはボブディランが21歳のときに作った歌で、「答えは風に吹かれている」というのは、「答えは本にも載っていないし、テレビの知識人の討論でも得られない。風の中にあって、それが地上に落ちてきても、誰もつかもうとしないから、また飛んでいってしまう」という気持ちを表したものなのです。彼はこうも歌います。

“How many times can a man turn his head
And pretend that he just doesn’t see?” 

 
そう、この歌は、誤りを知っていながら、その誤りから目をそらす人を強く非難しているのです。これは、1960年代に起こったアメリカの公民権運動の賛歌で、日本でも多くの若者が口ずさんだものです。

大学には、答えのまだない問いが満ちています。しかし、その問いに気づくためには、利己的な考えを脱ぎ捨てて、この世界を新しい目でながめる必要があります。常識にとらわれない発想とは、これまで当たり前と思われてきた考えに疑いを抱いたとき、それに目をそらさず、真実を追究しようとする態度から生まれます。どんな反発があろうと、とっぴな考えと嘲笑されようと、風に舞う答えを、勇気を出してつかみとらねばならないのです

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by zhimuqing | 2017-05-20 00:08 | Change! | Comments(0)

They'll call it a mystery but we're gonna call it victory

タイへの往復機内で遂に映画“Hidden Figures”。
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全米ではローグワンの2200万ドルに僅かに及ばない2180万ドルを稼いだ映画なのに、出演している俳優の日本での知名度が低いため日本公開時期がまだ決定していないこの映画、もちろん私は早い段階から注目していますよ。何といってもジャネール・モネイが出演していますからね。
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アポロ計画を先駆けるマーキュリー計画、アメリカがソ連と有人宇宙飛行を争っていた時代にNASAでロケット開発に黒人の女性が携わっていたという、まさに歴史に埋もれたヒロイン達の実話がベース。正直、観る前はあまり期待していなかったのですよ。モネイちゃんのFBなんかで評判が良いのは伝わっていましたのですけどね。



いやね、もう素晴らしい。往路で鑑賞していたく感激した私は復路で2回続けて見てしまうほど。公民権運動がある程度の成果を出す前の時代、黒人であることと女性であることの二重の困難な状況の中、自己の卓越した能力と不断の努力と機を見て逃さない交渉力で、Protocol(前例)をどんどん乗り越えて、あのNASAで尊敬を勝ち得ていく(しかも自分一人ではなく、仲間と団結して)女性たちの姿に感動。この時代、残念ながら黒人女性の主な仕事はメイドやウエイトレスしかない時代。しかもNASAがある場所は北部の週ではなく、人種隔離政策が合法である南部のバージニア州。その時代、その場所の厳しい環境に負けなかった人々の輝き。
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とにかくキャサリン・ゴーブルを演じる主役のタラジ・ペンダ・ヘンソンの演技が良い。ベストキッドの母親役も印象に残るものだったけど、ここでの演技はもっともっと素晴らしい。静かにタフな姿は本当に凛としているという表現がふさわしいものだけど、同時におっちょこちょいな雰囲気をうっすらと漂わせているのが更に良い。そういえば、ヘンソンはペンダゴンで秘書をやることで大学の学費を捻出していた人、なんとなくゴーブル当人とダブるものを感じるのは私だけ?
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周りを固めるキャストの演技も抜群。オクタヴィア・スペンサーは文字通りタフでかっこよすぎる。ミニラに似ているなんて考えていて申し訳なかった。理解ある開発責任者役のケヴィン・コスナーは随分久しぶりなんで、エンディングロールで初めて気が付きました。この人と宇宙飛行士グレンとゴーブルの絡みが個人的には肝かな。キルスティン・ダンストもスパイダーマン以来に観たので、その変容ぶりに驚きましたが、憎まれ役ご苦労様でした。
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個人的に面白かったのは、マハーシャラルハズバズことマハーシャラ・アリ。ゴーブルと恋に落ちる州兵役なんだけど、ベンジャミンバトンでも確かこの二人夫婦でしたよね。マハーシャラ・アリはゴールデン・グローブやアカデミーなど様々な賞を「ムーンライト」(これも機内で上映中)で受賞していますが(それも然りという演技と存在感でした、はい)、ムーンライトの中でアリの恋人テレサを演じたのが、ジャネール・モネイ。なんだか複雑すぎて相関図書きたくなりますね。
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で、モネイちゃんですよ。ムーンライトが銀幕デビュー作、ヒドゥン・フィギュアズが2作目。前者での温かみ溢れる姿、後者での少し生意気な山椒の効いた振る舞い、いずれもジャネール・モネイの持ち味が存分に発揮されていて、8年前に初めて存在を知った時の感動、マイケルの後継者を発見した!との喜びが蘇りました。期待するほどには音楽を発表してくれないし、ずっと待っている映像集も出してくれないし、日本での知名度がどうにも上がらないので来日公演も実現しないという、極東の1ファンの溜飲を下げてくれるこの2作品。8年前、誰が機内のシートプログラムでジャネール・モネイが出演する映画を見ることができると予想したでしょう。それも2作。しかもいずれも傑作。ローリン・ヒルが一時期掴みそうになった座、ジャネットもホイットニーもアリシアも掴めなかった座を遂に掴んでくれるのではないかと、飛行機の中で熱くなる私。
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このシーンも素晴らしい!
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こちらはムーンライトの名場面の一つ。Stop putting your head down in my house!
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・・・いかんいかん、熱くなりすぎました。そうそう、熱くなりすぎるあまり、ファレルの音楽のことを忘れそうになりました。サントラが昨年秋に出たときはすぐに買いに走ったのですが、実はもう一つピンと来なかったのですね。佳作以上ではあるけど、傑作ではないな?と。がしかし、映画の中で流れると、これはなかなかに絶妙な音楽だったことがよく分かります。ファレル、すまんかった。映画見て以来、サントラ聴きまくってますよ。“Runnin’”も”Mirage”も”Able”も”Jalapeno”も”Crave”も”I See A Victory”も”Surrender”も全部カッコいい。
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レゴがこの映画にインスパイアされてNASAの女性科学者、飛行士、エンジニアを5体発売することを発表したようですが、それももの凄く納得できる素晴らしい映画。日本公開は未定と言いましたが、一部では9月公開との噂もあるようですね。私は行きますよ、娘を連れて。というか、是非ともムスメに観てほしい、ここに何かを感じてほしい映画。なんだったら、全国の小中学校で放映すべきだとも思いますよ、私は。ああ、9月が待ち遠しい。
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オスカーではキャサリン・ゴーブル・ジョンソン本人も登場!
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キャサリン・ゴーブル・ジョンソン本人を讃えるオバマ。
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トランプではさすがにあり得ない光景。で、こちらがホワイトハウスに招待された映画の面々。
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ネットで散々いじられたオクタヴィアさんの元ネタですね。涙もろいのね!でも、気持ちはよく分かります。
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by zhimuqing | 2017-05-14 00:28 | Change! | Comments(0)

恭賀新禧 万事如意

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by zhimuqing | 2017-01-28 00:00 | Change! | Comments(0)

琉球新報1月3日

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女優でユニセフ(国連児童基金)親善大使を務める黒柳徹子さん(83)がこのほど、琉球新報のインタビューに応じ、沖縄への思いや平和の大切さについて語った。米軍普天間飛行場の返還に伴い政府が建設を強行する名護市辺野古の新基地建設について「沖縄の問題は難しい」と前置きしつつ、「住んでいる人たちの意見を尊重すべきだと思う。沖縄の方が嫌と言っているなら造るべきじゃない」と述べた。

辺野古新基地建設について、県知事選や名護市長選などの選挙で反対の民意が示されたことを「知っている」と述べた上で「私は、住んでいる人たちの意見を尊重すべきだと思う。どんなことがあってもね。沖縄の方はみんな嫌だって言っているなら造るべきじゃない」と述べた。

「あんなきれいな海が荒らされていくのは、ジュゴンだってかわいそう。(建設)しないで済むなら、こんないいことはない」とも述べた。

憲法改定については「絶対戦争はしない国とし、それを誇りとしている憲法を変えようという動きは心配している」と述べた。特に憲法9条について「平和憲法を変えることは絶対してはいけない。先の戦争で300万人もの人が死んだ。将来ある若い人たちも」と力を込めた。

黒柳さんは小学校高学年で体験した東京大空襲や青森に疎開した経験を語り、「食べる物がなくて栄養失調で痩せて、体中におできができた。タンパク質の不足だった。ユニセフの活動で世界を回ると栄養失調になっている子どもたちがいる。親善大使になったのも自分がそんな経験をしたからだ」と述べ、「100歳まで親善大使を続けたい」と話した。
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by zhimuqing | 2017-01-05 17:43 | Change! | Comments(0)

めでたく45周年

無事、今年も誕生日を迎えたわけですが、毎年渋い大人の男になりたいと野望を膨らますものの、単に目標を掲げただけになってしまっている現状を鑑み、ここは一人の成熟した大人として、実現可能な目標を立ててみたいと思うわけです。

『おっちょこちょいを克服する』

空港で両替する時にパスポートを窓口に忘れないとか、ホテルの鍵をポケットに入れたまま散歩に出かけて鍵を落とさないとか、フロントで鍵を再発行してもらった時にスマホをカウンターに忘れない、とか、バンコクの空港のゲートでディレイした飛行機に乗り遅れないとか、まあ、実に様々な落とし穴がバンコクに、いや、人生にはありますが、そんな落とし穴に落ちることなく、まっとうな45歳になりたいというのが、この一年の最大の目標かと。
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娘に貰った誕生日プレゼント。
私の好みを的確に把握している!

とまあ、そういう決意をした誕生日の当日、仕事に出かけようとすると、iPodとヘッドホンがない。どこにやったとさんざん大騒ぎした結果、自分の首にヘッドホンがかかっているのに気づき、流石にバツが悪い中、仕事に出かける45歳の初日なのでした。
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by zhimuqing | 2016-12-28 00:28 | Change! | Comments(0)

ウーマン・オブ・ザ・イヤー

ビルボード・ウーマン・イン・ミュージック・アワードでのマドンナの受賞スピーチ
高校、いや中学の教科書に載せるべき。
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 私は“doormat”(いつもやられっぱなしの人)として皆さんの前に立っています。あ、違う、女性エンターテイナーとして、でしたね。あからさまな性差別と女性嫌悪、そして絶えず続くいじめや容赦ない暴言に耐えて34年に渡ってキャリアを持続できた私の能力を評価していただき、ありがとうございます。

 至る所で人々がエイズで亡くなっていました。ゲイであることは安全ではなく、ゲイ・コミュニティに関与することはクールではありませんでした。1979年のニューヨークはとても恐ろしい場所でした。住み始めて1年目に私は銃で脅され、屋上でナイフを喉に突きつけられながらレイプされ、アパートにはあまりに何度も侵入されて物を盗まれるので鍵をかけるのをやめました。その後の数年間で私はほとんどの友人をエイズかドラッグか銃に奪われました。

 デビー・ハリー、クリッシー・ハインド、そしてアレサ・フランクリンからも勿論刺激を受けましたが、私の本当のミューズはデヴィッド・ボウイでした。彼は男性と女性の精神を体現していて、そこがとても私の性に合っていました。ルールなんてない、と私は彼のおかげで考えるようになりました。でも私は間違っていました。ルールがないのは男子だけ。女子にはルールがあったのです。
 
 女子はゲームに参加しなければなりません。きれいでいること、可愛くいること、セクシーでいることは許されます。でもあまり賢く振舞ってはいけません。体制から外れた意見を持ってはいけません。ふしだらな格好をして男性から物として見られるのは許されますが、ふしだらな自分に自信を持ってはいけません。そして決して、決して自分の性的な妄想を世界に発信してはいけません。男性のこうあるべきだと思うような女性になりましょう。そしてもっと大事なのは、男性と一緒にいても他の女性に危機感を与えないような女性になりましょう。そして最後に、歳をとってはいけません。年齢を重ねることは罪です。あなたは批判され、けなされ、間違いなくラジオで曲をかけてもらえなくなるでしょう。
 
 やがてショーン・ペンと結婚した時、私は放っておかれるようになりました。彼は“人のケツに弾丸を打ち込むような”男だったし、私が人妻になったからです。暫くの間、私は脅威ではなくなりました。それから数年後、私は離婚してシングルになり……ごめんね、ショーン。そして“エロティカ”というアルバムと“SEX”という本を発売しました。その頃、自分があらゆる新聞と雑誌の見出しになっていたことを覚えています。私について書かれた記事の全てが私の欠陥を痛烈に指摘していました。私は娼婦や魔女と呼ばれました。ある見出しは私をサタンと比較しました。私はその時、“ちょっと待ってよ、プリンスだって網タイツとハイヒールを履いて口紅をしてケツを出してるじゃない”と思いました。その通りです。でも彼は男性でした。その時初めて、女性は男性と同じような自由が許されていないということを真に理解したのです。

 世間から辛辣な言葉を浴びせられていた頃、サポートしてくれる女性の仲間がいればいいのにと願ったこともありました。だけど、著名なフェミニスト作家のカミール・パーリアが、私が自分を性的な対象として表現することによって女性全体の立場を後退させているとコメントしたのです。それで私は“ああ、じゃあフェミニストにはセクシュアリティがないのね。否定するんだ”と思いました。そして、“もういいや。私は違う種類のフェミニスト。悪いフェミニストなんだ”と思ったのです。

 私がこれまでにしたことの中で一番物議を醸すことは、ただ居残ったことかもしれません。マイケルはもういません。2パックもいません。プリンスもいません。ホイットニーもいません。エイミー・ワインハウスもいません。デヴィッド・ボウイもいません。でも私はまだここに立っています。私は運が良かった一人で、毎日自分が恵まれていることに感謝しています。
 
 ここにいる全ての女性へ私が言いたいことはこれです。女性はあまりにも長い間抑圧されてきたので、男性が自分たちについて発言することを信じているのです。仕事を成し遂げるには男性を支えなければならないと信じています。そして支えるに値する素晴らしい男性だって中にはいるでしょう。でもそれは彼らが男性だからではありません。尊敬すべき人だからです。女性として私たちは自分とお互いの価値を正当に評価し始めなければなりません。友情を育めて、同じ立場で考えられて、教えられて、協力し合えて、刺激を受けて、支持できて、そして啓発されるような強い女性を探し求めてください。

 この賞を受賞したことより、この場で皆さんにお礼を言う機会をいただけたことの方が嬉しいかもしれません。ここに至るまでに私を愛し、支えてくれた人たち……。どれほど皆さんの支えが私にとって大切だったか、きっと分からないでしょう。と同時に、私を疑った人、否定した人、ひどい目にあわせた全ての人、私に向かって“できない”とか“やる訳がない”とか“やってはならない”と言った人に言いたいです。あなたの抵抗が私を強くし、もっと努力させ、今、このような闘志あふれる人間にしてくれました。私をこのような女性にしてくれました。ですから、ありがとうございました。
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by zhimuqing | 2016-12-14 19:23 | Change! | Comments(0)

いい言葉だ

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私はたいへん憂いていて。やっぱり先ほども言いましたように、
サイエンスってどこに向かっているかというのは
わからないところが楽しいことなので、そういうことが許されるなか、
やっぱり社会的な余裕みたいなものがですね。

だから、「これをやったら必ずこういういい成果につながります」ということを、
サイエンスでいうのはとっても難しいことだと思います。
なので、もちろんすべての人が成功できるわけではないんだけど、
そういうことにチャレンジするというのが科学的な精神だろうと
私は思っているので。

研究者って、自分のモチベーションっていろんなやり方があって、
こうじゃなくちゃいけないということは、私はないと思っています。

えーとですね、役に立っているという答えは難しいんですが、
1つは、そういうのが生命の本質だとすれば、
そのことの理解なしにはいろんなことができないだろうと思っています。

ええ。そういうことです。
私は「役に立つ」という言葉はとても社会をダメにしていると思っています。
それで「役に立つ」って、数年後に企業化できることと同義語みたいにして使われる
「役に立つ」って言葉は、私はとっても問題があると思っています。

本当に役に立つことは10年後かも20年後かもしれないし、
実をいうと100年後かもしれない。
そういうなにか、社会が将来を見据えて、科学を1つの文化として
認めてくれるような社会にならないかなということを強く願っています。
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それにしても会見の途中をみはからって電話してくる馬鹿は嫌いだ。
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by zhimuqing | 2016-10-07 09:43 | Change! | Comments(0)

8月9日

私にとっては特別な日
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by zhimuqing | 2016-08-09 11:02 | Change! | Comments(0)