棍棒を持ったシャフト

週末鎌倉へ行こうと思っていたものの、
朝寝坊してしまって、仕方なく葛西の水族館に行ったのですが、
物凄く寒くて、体がゾクゾクして、頭が痛くなった上に、
久し振りに入ったファミレスで、レイたんは何故か泣き喚くわ、
ヨウたんはお味噌汁掴んでひっくり返すわで散々な週末でしたよ。
お蔭様で、家に帰って不貞寝してたら、
誘われていたセッションに行くの忘れてしまいましたよ。

そういうわけで、土曜の深夜はベーコン作りの下準備をしつつ、
部屋でベース弾いたり、いろいろゴソゴソしていたのですが、
ふと手に取ったDVD、まだ見ていないことに気が付いて
早速見ることにしましたよ。
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「黒いジャガー/アフリカ大作戦」!
有名な私立探偵シャフト・シリーズの第3弾ブラックパワーな73年製作。
アフリカやパリで悪者と対決するのですが、なかなか突っ込みどころが満載です。
1作目で前回だったクールさが薄れてて脱力系でもあるのですが、
それでも最後まで見てしまうのは、この時代ならではのパワーなのでしょう。

それにしてもシャフト、ホームグラウンドのマンハッタンを離れると、
あまりカッコよくないです。
都会でこそ映えるタイプのヒーローですね。
やっぱりゴードン・パークスが仕切った方がよかったようだ。
だいたい棍棒で戦うシャフトっていうのがアレですな。
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劇中のアフリカの扱いもエキソチズム全開で、
今の目で見ると残念ながら中途半端です。
ですが、アラブ人が友好的に描かれてたり、
エチオピアの文明を讃えたりするシーンなんかは、
最近の映画ではなかなか観られないひとこまですね。

意外に(というか残念ながら)古びていないと感じたのが、
不法入国を扱ったテーマです。
うまいこと口車に乗せて、不法入国者を搾取することを現代の奴隷だ、として、
ヨーロッパにアフリカの人を不法入国させる組織と戦うシャフトですが、
この構図、ヨーロッパでもアメリカでもそして日本でも
最近まで結構よく耳にしたハナシであります。

密入国するのに借金漬けにされて、入国後はパスポート取り上げられて
自由に外出できない状態で働かされている人達とか、
そこまではひどくないけど、正当に入国して「研修生」という名目で、
最低賃金以下で働かされている人達とか。
私は数年前関西よりちょっとだけ向こうの某県で
同じような目にあっている人達のハナシを聞いたことがあったりしますよ。
詳しいことはあえてここでは書かないけど。

ということで、グローバリズムが綻びかけた今こそ、
この「黒いジャガー/アフリカ作戦」、誰かリメイクしてくれないかなぁ。
ジョン・シングルトンさん、8年前のリメイク版「シャフト」は全然ダメだったけど、
ここでリベンジをはかるってのは、どうですかい?
一つご考慮されることを提案いたします。

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しかし映画の挿入曲はすこぶるカッコイイ。
脂の乗り切ったジョニー・ペイト、実によい仕事をしている。
タイトル曲はフォートップス、リーヴァイの溢れまくるダンディズムに涙!

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しかし、砂漠の暑さに耐えるのに砂に潜るのは
どう考えても良いアイデアではないと指摘せざるを得ない、どうしても。
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by zhimuqing | 2009-03-29 23:45 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)
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