卵と壁、一発で二人

【エルサレム24日共同】
アラブ人妊婦に銃の照準を合わせた絵に「1発で2人殺害」の文字。
イスラエル軍兵士が部隊の仲間内で、パレスチナ人の生命を軽視するような図柄の
オリジナルTシャツを作って着用していることが24日までに、
イスラエル紙ハーレツの報道で分かった。
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照準の中に少年の絵を描き「小さいほど難しい」と書かれたTシャツもあり、
兵士の1人は「子どもを撃つのは道徳的に問題で、
また標的として小さい(から難しい)」という意味だと解説した。


村上春樹が先日エルサレム賞授賞式でのスピーチが
クーリエの最新号に載っています。
新聞等で一部は読んでいたのですが、
遅ればせながら今回始めて全文を読みました。
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「壊れやすい殻の中に入った」一人の人間としての視点に立って
国家や組織といった「システム」から離れて、
もう一度自身や他者の独自性とかけがえの無さを考え直そう、という
村上春樹ならではの、温かみのある素晴らしい講演だと思います。
このニュースを初めて聞いた時には賞を辞退するべきだ、と思いましたが、
これはなかなか勇気がいる行動だったと思います。

スピーチの中には、「壁がどれほど正しかったとしても、
また卵がどれほど間違っていたとしても、私は卵の側に立ちます」
というくだりがありますが、やはり間違っているのは壁のほうだ、と
思わずにはいられませんね。
ナチスにやられたことを他者に繰り返すその心理が一切理解できないのだ。
歴史が判断するレベルなんてものではないと思う。

一部のネットでしか確認できていないが、
オバマ大統領はイスラエルシンパの政府高官に
ロビー活動を一切やめるように、と厳しく言い渡したらしい。
もし圧力に負けずに、その方針を貫き通すことが出来たら、
パレスチナ問題も大きく進展するだろうし、本当に素晴らしいことだ。
身辺に気をつけて、がんばって欲しいと心から思います。
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by zhimuqing | 2009-03-25 20:54 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)
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