新年好で面影幸運穴凹

新年快楽、恭喜発財!
旧正月が明けましたよ、みなさん。
コザ共和国の元大統領、照屋林助が言っていたように
お月さんベースで考える旧暦、中国風にいうと農暦のほうが
人間の生体のリズムに合っている気がしますよ、私は。

さて、昨日はロノブ兄さんと渋谷で面影ラッキーホール鑑賞?
一昨年、マダムギターとバッパーズを見に行った際に、
思いがけず遭遇してしまった、伝説のバンドですね、はい。
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黒子に徹するものすごくタイトでファンキーなバンドに
グラマラスな女性陣(コーラスとホーンセクション)を前に並べて、
ピンクの服を着た、ふくよかな?オッサンが歌いまくるバンドですね。

バンドが宣言しているように、このバンドの肝は何といっても歌詞ですね。
露悪的と言われる歌詞は、一聴すると大変下世話で、聞き手を選びますが、
下世話な中に入って初めて見える人生の悲哀といいますか、
そういうブルージーな歌詞は、正しく今の日本の一部を切り取っていると思います。
吉本隆明や能町みねこが絶賛したというのも頷ける話だ。
90年代前半のギャングスタ・ラップと同じくらいの哀感を感じます。

ライブは一昨年に比べても、上々の出来。
今まさに上昇気流に乗って行こうとするバンドの勢いを感じましたよ。
バンマスのベース、Sinner-Yangと元ビブラストーンのドラム、横銭ユージを擁する
リズム隊は、特筆することがないぐらい、安定感に溢れた見事な演奏。

女性陣のホーンセクションは以前より客席を煽るようになっていましたが、
コーラス隊に比べると、動きのキレが少し足りないかな。
トランペットは、人が変わったのか、それともメイクが違うだけなのか、
よく分からなかったが、前回のような爆裂ハイノートは少なめ。
個人的にはトロンボーンの人の地味さ(失礼)が大変味わい深かった。
コーラス隊に関しては、問題なし。大変美味です。

ライブ向けに作ったという「コレがコレなもんで」が振り付けの完成度も高く、
新作の曲の中では楽しかったが、一番グッと心を掴まれたのは、
「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」ですね。
オジイサンだよー、のところでバンドの持ち味以上に盛り上がりますね。
コーラスの部分は私もついつい歌ってしまうのだ。

♪あんなに反対してた お義父さんにビールをつがれて♪
♪あんなに反対してた お義母さんの煮物が 身に染みる♪

他には軽快な「今宵、巣鴨で」も捨てがたいねぇ。
振り付けも非常に良い。
これで「ピロートーク」を演ってくれれば、満点だったのに。

MCでは冗談だと思ったが、会場にはNHKのカメラが入っているし、
座席後方バーカウンターのあたりには業界関係者が大挙しているし、
現在進行中のビッグな話もあるようだし、いよいよこちらもブレイクか?

このままメジャーになってオサレな人が聴く音楽になっても
おそらくバンドとしてのスタンスはあまり変わらないと思うけど、
ボーカルの佐々木“ACKY”あきひ郎氏にはもっともっとふくよかになって
始めて遭遇する人を絶句させるようになって欲しいものだ!

終演後、「家族計画」と書かれたTシャツを購入しようと思ったが、
完売だったようで、購入できなかった。
せっかく中国の友人へのお土産に、と考えていたのに、全く残念なことである。

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Acky氏には、頑張って、このヘビーDレベルのふくよかさを目指して欲しい。
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by zhimuqing | 2009-01-26 23:31 | Funkentelechy | Comments(0)
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