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Change has come to America!

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いつか変化が訪れることを信じる、と歌ったソウル音楽の父、サム・クックが
A change is gonne come を発表したのが44年前の1月。
そのChangeが遂に現実になる瞬間のその舞台で、
サム・クックの魂の継承者、女王アレサ・フランクリンが歌を歌う、という
なんとも心の琴線に触れる展開に身震いしましたよ。

A change is gonne come の歌詞を11月の勝利演説で引用していて、
ソウルファンのハートを鷲摑みしているオバマさんですが、
あの歴史的な就任式の場にアレサを登場させる、その展開には脱帽です。
あの場でアレサ・フランクリン以上に相応しい歌い手は世界中どこを探してもいない!

その就任式ですが、さすがに歴史に残る11月の演説ほどではなかったですが、
一夜明けて、ゆっくり読んでみると、やはり大変素晴らしい内容だ。
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特に以下の部分が気に入っています。

・無名の市井の人々の努力への尊敬。
・人々の尊厳を守る為の社会基盤を整備する。
・金持ち優遇策の不毛さを断言。
・公金支出の透明性と説明責任を明示。
・多様性は弱みではなく、強みだと宣言。
・敵対陣営とも対話する姿勢を示した。
・世界の貧困問題にも触れている。
・「大きい政府」「小さい政府」問題を一蹴。

今更ながら、スケールの違いを感じるわけですが、
永田町や霞ヶ関方面、特に『改革』派の人には、さぞかし耳が痛かったでしょう。

今後は茨の道を歩んでいくことになるわけですが、
それでもオバマならやってくれそうな気がするな。
8年後(ですよね)の演説にも期待しています。

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Change has come to America!
by zhimuqing | 2009-01-21 12:20 | Change! | Comments(0)
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