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今年の栄えある№1は!

と言うわけで、年間ベストのトップ5です。
何故か07年作も入っていますが、それだけインパクトが強かったと言う事です。
この辺の動きが来年以降に更に大きな実を結べば、ファンク界も相当面白くなりそうだ。

①Sa-Ra Creative Partner:The Hollywood Recordings
②Al Green:Lay It Down
③Erykah Badu:New Amerykah
④Harlem Experiment:The Harlem Experient
⑤Myron & The Works:Myron & The Works



①Sa-Ra Creative Partner:The Hollywood Recordings
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今年のナンバー1!
万人にお勧めできる音楽ではないが、
そのポテンシャルはガンマ宇宙域に並ぶ深さを誇っているのだ!

エリカ・バドゥのアルバムで、初めてその音に触れたのですが、
その存在に今まで気が付かなかったのが、本当に悔やまれます。
サン・ラから取ったというグループ名に違わず、
「暴動」やP、バンバータ、ディアンジェロの系譜を踏む素晴らしく黒光りする音。
数年前に愛聴していたPlatinum Pied Pipersを製作に関係してたそうで、
たしかにナルホド!と膝を打ちましたよ。

まだまだ底が見えておらず、来年早々に出る新作に期待が高まるばかり。
シーローやKCヘイリー、ジョイ、アリオリなんかと共闘して、
激黒漆黒ファンクを世に出して欲しい。
あとスライの復活作の製作はこのチームにお任せしたい。

②Al Green:Lay It Down
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一聴、全盛期の70年代の録音かと錯覚するほど、素晴らしい。
音作りは言うまでもなく、アル・グリーンにここまで歌わせた
クエストラブとジェームス・ポイザーの仕事振りを素直に賞賛したい。
曲が粒揃いなので、70年代のアルバムを凌駕しているかも。
早い段階で良いバンドを連れて、来日してください。

③Erykah Badu:New Amerykah
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少し遅れて入手して、あまりの格好良さに驚いた一枚。
エリカ・バドゥの現時点での最高傑作でしょう。
いつも気になる演技臭も今回はあまり気にならない。
Sa-ra とかマッドリブとかロイ・エアーズがプロデュース。
製作陣を上手に選ぶ嗅覚は、ジャンルは違うけどマドンナに近いかも。
08年度のファンクの最高傑作でしょう。

④Harlem Experiment:The Harlem Experient
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これまた08年モノではないですが、非常に素晴らしい。
ファンクとソウルとラテンを煮込んで、旨み成分を抽出した極上のスープ!
紹介者プリマク氏曰く、フィリー版やデトロイト版はもう一つとのことであるが、
その辺も聞いてみないといかん、という気になります。
次はシカゴでお願いします。(というか次はシカゴしかない!)

⑤Myron & The Works:Myron & The Works
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全曲演奏メンバー固定、ベースがンデゲオチェロ、なので当然悪いはずがないが、
1,2枚目とは違うアプローチで驚かされた1枚。
腕達者による素晴らしい演奏ですが、これで更にメンバーの関係が熟成されると、
どこまで行ってしまうのか、非常に見てみたい。
これまでのようなメロウ路線もこの布陣で聞いてみたいので、
次作はその辺も加味した方向性で御願いしたい。
by zhimuqing | 2008-12-29 17:15 | Funkentelechy | Comments(0)
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