ああ、ノーマン

台風とかファンク国会とか色々なものが近づいてくる今日この頃ですが、
ソウルコーラスグループの可能性を押し広げ、
70年代にサイケ旋風を巻き起こしたスーパープロデューサーの
ノーマン・ホイットフィールドさんが星になっちゃいましたよ。

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最高の相棒、バレット・ストロングとのツーショト。

なんといってもテンプテーションズとの仕事が白眉ですね。
Cloud Nine とか Can't get next to you とか Just my imagination とか
Papa was a rolling stone とか Psychedelic shock とか
ウエキン少年の心を鷲摑みにした名曲の数々が浮かんできます。

この時期のイケイケなサイケ路線とゴッツイ毛蟹のような顔つきのおかげ?で
なんとなくハードコアな印象が強いノーマンさんですが、
結構メロウな曲も作っているし、歌の内容もメソメソしたものも多いし、
実は結構ロマンティックな人だったんじゃないか?と、そんな気がするのです。

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ノーマン、野獣のような風貌の中に秘めたロマンティズム(推測だけど)

実はソウルな意味でのオーソドックスな声にこだわった人で、
モータウン時代にコンビを組んだ相手はテンプス、グラディスにマーヴィンと
いずれも最高峰にソウルフルな歌手ばかり(なんという贅沢!)。
サイケなバックの演奏ばかりに注目が集まりますが、
ボーカル表現にもこだわった人だったと思います。
テンプスのDVDのボーナストラックのアカペラバージョンを聴いてみると、
呆れるぐらい複雑なボーカル・アンサンブルが味わうことができます。

ノーマン絡みで個人的に好きな曲ベスト3をあげると、
テンプスの曲では Beauty is only skin deep とか
I wish it would rain とか You are my everything とか
Ain't too proud to beg の4曲かな(あれ?)。
私にソウルボーカルの醍醐味を叩き込んだ珠玉の名曲。

他の歌手との仕事だとマーヴィン・ゲイの「悲しい噂」ですかね。
(でもグラディスのバージョンも捨てがたい。)
曲も演奏もボーカルも全てが奇跡のようなバランス。
ジェマーソンの蠢くベース、マーヴィンの切迫感ある歌、曲の展開、
これ以上、何も足すことも引くことも出来ない名曲です。

ありがとう、ホイットフィールドさん。
貴方のおかげで、素晴らしい世界を知ることが出来たよ。
RIP!!


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ノーマン印の隠れた名品、イボンヌ・フェアー。
JBの元にいたイボンヌがノーマンの元でパワー全開で大爆発!
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by zhimuqing | 2008-09-19 23:08 | Funkentelechy | Comments(0)
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