ファベーラの丘

コネを使ってブラジルへ行ったのは、かれこれ14年!も前の夏休みでした。

ブラジル→アマゾン→常夏の浅はかなイメージで軽装で訪れた私は
風邪は引くわ、下痢になるわ、蕁麻疹は出るわ、食事は合わないわ、で
日本に帰ってきた時は体重が相当落ちてしまったのですが、
それでもテレビをつけたらジョビンのライブ放送してたり、
パンデイロ叩きながら歩いている少年に感動したり、
カポエイラを公園で練習しているグループに出くわしたり、と
なかなか愉快な日々を送った訳です。

高校卒業直前に福岡で見たBDPのライブにぶっ飛ばされていた私は
KRS-ONE が提唱していたゲットー・ミュージックというタームが刷り込まれてて
(未だに刷り込まれたままでもあるのですけどね)
ブラジル音楽のことは何も知らなかったにも関わらず、
山沿いや道路沿いに時々見えるスラム街を感慨深い気持ちで眺めていました。

ブラジルに長いこと住んでいるというリオで出会った日本人のオジサンは
何で生計を立てているのかもう一つ分かりにくい人でしたが、
頭の切れが良いことが隅々に現れていて、色々なことを話してくれました。

泊まっていたホテルの前で数ヶ月前にストリートチルドレンが殺された話をしていて
「おそらく警察がやったのだろう」なんて冷めたように話すその人に反発して、
熱いというか、半分以上喧嘩腰で議論したことを良く覚えています。
今でこそシティ・オブ・ゴッドなんかで有名なブラジルのストリートギャングですが、
日本のお気楽大学生ぶり全開で議論を吹きかけた当時の私は
そんなブラジルの実情も知るはずもなく、議論は噛みあわなかったのです。
でも何だか喉の奥に小骨が刺さった感じはまだ抜けないですね。

で弟を警察に殺された元麻薬密売人がギャングに憧れるスラム街の子供たちを
音楽の力で救おうと奮闘するドキュメンタリー「ファベーラの丘」ですが、
先述のオジサンが「そうは言っても簡単なことではないんだよ」と諦めていた現実に
正面から立ち向かう男の意地が描かれています。

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仲間とともに結成したアフロヘギ(アフロレゲエ)というグループのライブも格好よく、
たしかにこれなら子供を振り向かせることが出来そうだ。
バケツで出来たパーカッションを叩く子供とそれを指導する大人の姿も美しい。
あとアフロヘギ結成時にメンバーにパーカションを教えるマルコス・スザーノの姿が。
おそらくボランティアなんだろうけど、スザーノあんたも偉い!
(連休に東京で開かれたスザーノのクリニック行っとけばよかった。)

音楽の力で社会を変えていこうとするアフロヘギのメンバーに感涙です。
前進し続ける男たちの姿にピンガでヘベレケです。

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これを見に行ったときに下の町のほうでパンパンて音がしました。
同行していた娘さんが手でピストルの形をして、 音の意味を教えてくれました。
あと白い小さな凧の意味合いも。
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by zhimuqing | 2008-05-09 12:50 | Make Me Wanna Holler | Comments(0)
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