機内の3本

機内の映画シートに“All Eyez On Me”というタイトルがあり、これは2パックのアルバムと同じタイトルだなと思ったのだが、本当に2パックの伝記映画なので驚きました。
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結論から言うと、もう一つかな。“Straight Outta Compton”並みの面白さを期待したのですが、やはり群像劇にはかなわないのかな。ストーリーの起伏には事欠かない2パックの人生なので、もっとドラマティックに描いても良かった気はしますが、やり過ぎると叩かれる中ではそれもなかなか難しかったのでしょう。極道シュグ・ナイトの描かれ方は“Straighy”に比べるとやはり穏やかなもので、全方位に配慮しすぎているのではないかとも思います。(シュグのお墨付きを得られているという話もむべなるかな)
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ジェイダ・ピンケット・スミスとの間柄については全く知らなかったのでなかなか面白く見ていたのですが、当のジェイダは完全なるフェイクな話と怒っている模様。パックの母親、アフェニ・シャクールとの絡み、特にパックが母親が薬物から立ち直るためにあえて突き放したりしていた逸話はもうちょっときちんと描いても良かったのかも。ハードコアな部分が薄れてしまうけど、それはそれで本来のパックの姿に近いようにも思うのですけどね。
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アフェニ・シャクールの若いころ。
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ブラックパンサー‼


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スパイダーマン・ホームカミングは全く期待していなかっただけにかなり満足。過去のスパイダーマンのアクションは初めワクワクするものの、すぐに慣れてしまい新鮮味が無くなってしまっていたのですが、2回目のリブート作はその辺もよく考えられています。アイアンマン開発のスーツのおかげもあるのだけど、飽きさせることもなく、最後まで楽しめます。力をうまく使いこなせなくてドタバタする青春映画っぽさも楽しいし、相棒のアジアンの太ったお兄さんも良い。悪役のバルチャーが元バットマン役なのも面白いし、随所に入るキャプテン・アメリカの映像もバカっぽくてなかなかよろしい。
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ですが、私が一番盛り上がったのはバルチャーから武器を買おうとしたクールなお兄さん。ドナルド・グローヴァ― aka チャイリディッシュ・ガンビーノ!ま、私だけではないでしょう、はい。グローヴァ―主演でのマーヴェルもの、作ってほしいのお。いずれにしても、リブート2回目のスパイダーマンは当たりですね。


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ローガン・ラッキー。前情報なくして観る。正直この3本の中ではこれが一番好きですね。オーシャンズ11のような映画だけど、あんなに華麗な泥棒立ちではなく、昨今のアメリカ(だけではないですが)の状況の中で表現。いったんセーフネットから外れると自力で這い上がることが困難となる格差社会、末端で働いている人のことを顧みない本社、そのような中でもなんとか自分のプライドを維持して生きる人々。そんな田舎っぽさが溢れる等身大の設定の方が今の時代にはしっくりくるというものです。

プロットもよく考えられていて、少しややこしめのものが多いのに場面の種明かしで分かるものが多く、後から何度も見返してみないと分からないというものは少ないのもいい。気が利いている仕掛けの中で特によく考えられているのは10か条のチェックリストでしょうか。最後のシーンは私の好みですが、カントリー・ロードを歌うシーンが泣けるのは私がおっさんになったからでしょう。。グミと塩の実験はそのうち娘とやってみたいと思います。
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それにしてもイラクで左手を失い義手を付けている弟クライド役を演じるのはアダム・ドライバー。いつフォースを使うかどきどきしましたね。ジェダイ関係だったら義手は右手でしょ?と思ったのは私だけではないでしょう。
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by zhimuqing | 2017-12-15 23:28 | A Felicidade | Comments(0)
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