君はRabiesを知っているか?

ところで、あなたはRabiesという単語を知っていますか?

なんだか最近ここで書いたような文章ですね。昨日夜10時頃、いつものように音楽を聴きながら一人でぶらぶら散歩をしていたのです。その瞬間、聴いていた音楽はメイタルズのバスター制作のThe Original Golden Oldies、当然ノリノリです。人通りもなくなった入り組んだ路地をウネウネ実にいい感じで歩いていると、夜の生鮮市場の横にヤツラがいたのですな。超短足の雑種の犬が3匹、黒と茶色ともう一匹は覚えてない。超短足揃いなんで、おおDNAは凄いなと思って横を歩いていると、黒いやつがワンワンと吠えて近寄ってくる。構うつもりもないので、そのまま横を通り過ぎようとした瞬間にガブリ、ほどではないのですが、ガブリのガぐらいかな、脹脛を噛まれたわけですよ。

瞬間、頭に血が上って犬を追いかけるも、私の瞬発力が犬を凌駕するべくもなく、しかも他の犬も一斉に吠えまくるわけで、その昔マスター・キートンで読んだ「服を腕に巻いて噛みつかせて捕まえる」技を披露しようにも上着も無いし、犬どもはますます荒れ狂って吠えまくるし、挙句の果てには犬をいじめていると思われたのか、おばさんが窓から何か怒鳴るし、実際に犬を捕まえたとしてどうするのだということもあり、おばさんに日本語で怒鳴り返して、結局退散することに。

さて、日本ではあまり話題になりませんが、犬に噛まれるとアジアやアフリカでは非常にやばいわけです。そうですね、狂犬病です。一回発症すると致死率はほぼ100%ということで、インドでは年間7000人、中国では年間3000人ぐらいが亡くなっているとのこと。近年タイでは国を挙げて対策を打っているようで、亡くなる方は年間二桁前半だとのことですが、タイの犬の3割強が保菌しているとの話もあり、これは非常にやばいわけです。
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夜中の市場の横で野獣につけられた傷といえば、何となくブルース的な、ヴードゥー的な響きがありますね。

私の傷はほんのかすり傷程度のものですが、そうなると気持ち悪くて仕方がない。アパートに帰って調べていると、まずは患部を石鹸で念入りに10分間洗いなさい、その後消毒し、病院に行ってワクチンを打つべし打つべし、とありますね。私も念入りに患部を石鹸で洗い、夜が明けた本日病院に行くことに。

さてこうなると、タイ人Pさんの出番です。一緒に病院に来てもらうわけですが、なぜか問診のところで写真を撮られるPさん。なぜか付き添いのはずなのに、私のことをほったらかしで他の患者さんと談笑するPさん(私は看護師さんと英語で交渉)、なぜか看護師がドクターに渡すカルテに笑顔の写真が印刷されているPさん、挙句の果てに私を診ているドクターと友達のPさん、診察が終わり、インドの方が中国よりも死者数が多いことを教えると、それは中国と違ってインドは犬を食べないからですよ、と力説するPさん。やはり面白い人です。
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ワクチン未接種の人はこの場合5回注射をしなくてはならないそうで、残り4回の予定は22日、26日、5月3日、19日。もう日本に帰国しているから言葉の問題はないのですが、果たして連休のさなかに狂犬病のワクチンを打ってくれる病院があるのか、というか、そもそも日本で狂犬病のワクチンを持っている病院が何軒あるのか?謎は尽きないのでありますね。
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注射は別に痛くなかったのですが、この手の注射の常として後から少し腫れて痛くなりますね。というより、帰国後に受けるであろう冷たい視線の痛みをすでに感じておりますね。お前さん、タイに出張して何をしているの?っていうね。
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by zhimuqing | 2017-04-19 20:28 | Mickey's Monkey Job | Comments(0)
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