ありがとう2016!

早いものであっという間に年末ですね。

転職して一年あまり、ようやく自分のペースが掴めるようになってきたのですが、時間があまりないのは相変わらず。特に今年は年末の売り出しに加勢しているので、30日夜の今の次点でも全く時間がありません。でも比較的楽しく過ごせていることに感謝ですね。

さて、今年の個人的なトピックと言えば、なんといってもプリンスに尽きるわけです。ポッカリと空いた穴はどうやっても埋まりません。なんだかんだ言ってもプリンスとマイケルは私の2大アイドル。この穴を埋めてくれる人はもう二度と現れることはないでしょうね。
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もっともプリンスについては、数年前、友人に幸いプリンスのブート関係をまとめて借りたことがあり、そのおかげで最近までしっかり聴きこむことが出来ていたのと同時に、当時の追体験も出来ていたこと、というのがマイケルの時との違いでしょうか。喪失感の大きさは変わらないものの、より身近に感じたというか肌に染み込ませることが出来たというか、そういう感触があるのにとても助かりました。といっても、喪失感は変わりませんけどね。

あとはバーニーとファイフとプリンス・バスターとアリとオーティス・クレイと若きチェコフと千代の富士とトゥリスコとカシーフとジョージ・マイケルとレイア姫と。今年はあまりにも多すぎました。バーニーのグニャグニャシンセがもう一回生で聴きたいなぁ。
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気を取り直して、恒例の新作の年間ベスト10。今年は例年にない当たり年だったので、選出に本当に苦労しましたよ。でも、これって嬉しい悲鳴ですよねってことでワ~~ィンディミアッ!

1. Solange “A Seat at the Table”
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じわじわと細胞に染み込んでくる歌、聴けば聴くほど良さが引き出される音。サディークのプロダクションの素晴らしさ、切れ味も文句なし。アイドル然としていた1stから全く想像もつかないレベルまで進化しましたね。まだまだ音の中に潜む様々な仕掛けがあることは分かっているのでもっともっと聴きこまないといけないわけですが、それと同時に歌詞をもっときちんと読みこまないといかんな、と感じております。文句なしの1枚。

2. KING “We Are King”
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ソランジュを聴くまでは、今年の№1はこのアルバムだと決めておりました。まさに待望の一枚だったわけですが、これまた私の予想を大きく超えてきたアルバムでした。新しくて懐かしいメロウネス。何はともあれ、まだまだ底を見せていないパリス・ストローザーの才能に今後も滅茶苦茶期待しますね。日本で売れているようなのが嬉しい。

3. Common “Black America Again”
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初めは買う事さえためらっていたのです、恥ずかしながら。最前線でいる必要はないですが、鮮烈な音を聴かせることはないのではないかと。がしかし、怒りと悲しみとそれを上回る未来への希望に満ち溢れたコモンが魅せるスリリングなのに円熟味溢れる音像に神速痺れました。さて、次はどうなる?

4. João Donato “Donato Eletrico”
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ブラジルは歳をとればとるほどかっこよくなる奇跡のミュージシャン揃いですが、2大ジョアンの一人、ドナート翁はまた別格。枯れてかっこよくなるのではなく、よりメロウによりファンキーに。この瑞々しさは奇跡といってもよい、というか奇跡としか思えない。

5. Keith Sweat “Dress to Impress”
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変わり続ける同じもの、どころか、変わらない同じもの、で堂々と攻めてきたキース・スウェットの素晴らしさ。名作の度合としては20年ぶりでしょう。私が、そして世界中のソウルファンが待っていたスウェット節の大復活。ジェラルドとのデュエットに泣けました。

6. Anderson .Paak “Malibu”
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アンダーソン・パックのこのアルバムは今年前半の私のヒットチャート首位を独走しておりましたね、初めて聴いた瞬間から良い!と思ったのは、ティップの影を感じるからでもありますが、なによりリズムに対する決定的なセンスの良さに惹かれるから、です。来年以降、一番期待している人でもあります。

7. 坂本慎太郎 “できれば愛を”
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おそらく今年聴いた新作では一番音がカッコいい。あまりにも凄すぎた前作を超えることは流石にありませんが、でも頂きの高さはあまり変わりません。シングルカットされた「ディスコって」の鬼ドープな仕上がりも含め、依然として日本最強のファンカティアーでもあり、ロックンローラーでもあると思います。それにしてもその詞が歌う社会情勢が早く変わるといいのですが。

8. A Tribe Called Quest
“We Got It From Here...Thank You 4 Your Service”
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まさかのATCQの新作。アリが参加していないというのが気に食わない(しつこいですか?)ですが、でもファイフとティップの声が重なる瞬間、ジャロビの復帰、ルイス・ケイトーの異彩ぶり、燃えました。それにしてもティップとファイフの掛け合いがもう聞けないなんて。

9. Teresa Cristina “Canta Cartola”
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カエターノと来日したテレサさんですが、事前情報を入手していなかっただけに、カルトーラの曲ばかりを歌うという展開に度肝を抜かれました。ギターのカルリーニョス・セッチ・コルダスの超絶サンバギターのみで歌こまれるカルトーラの名曲の数々。私の穢れた心が洗われるような思いで溢れました。優しさと力強さと敬虔さとが混在する歌力も素晴らしい。

10. Bruno Mars “24K Magic”
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最後の1枚はUAにするかどうか、ずいぶんと悩みましたが、私の青春時代のファンキーな音を勢いよく聞かせるブルーノ・マーズにしてやられた感じです。というか、冒頭の24K Magicでいきなり登場するバイロン・チェンバースのトークボックスでKO。アルバム全体通すとポップすぎる面もありますが、旬の勢いというのはやっぱりいいものです。ウン十年前の私(と弟)に聴かせてあげたいですねぇ。

次点はUA。ライブが最高すぎたマックスウェルは前作があまりにも神がかっていたので、その割を食ったかな。チャイルディッシュ・ガンビーノはやや露骨すぎる気がして。デ・ラ・ソウルは数曲最高な曲がありましたが、トータルではやや弱いかと。アンソニー・ハミルトンは時々垣間見るライブの映像の方が凄かったですね。

【番外編】
・ジョージ・クリントンの自伝『ファンクはつらいよ』
・丸屋九兵衛の最新刊『ジョージ・クリントンとPファンク軍団の決めゼリフ』


わたしがQB師のことを認識したのはおそらくJEUNE(いまだに読み方が分からない)の『Back to Reality』を熱心に押していた時期の事だと思いますが、その頃から膨らみ、BMRの編集長になった時に一気にビッグバンのように広がったQB師への期待が見事に実ったと言えるでしょう。クリントンの自伝の邦訳の素晴らしさは勿論だが、むしろ『決めゼリフ』のほうが素晴らしい。ただ、私としては分量が10倍でも50倍でも、いや10倍でも良かったのですが。いつか、Pファンク完全訳詞集なんかを出してほしいものです。それはともかく、今年度のMVP級の活躍でしょう!年間ベスト1に入って然るべき偉業だと思います。

ライブでは最高に恵まれた一年。多分、こんな年はもう二度とないでしょう。3月のディアンジェロ祭り、6月のUA、8月のマックスウェル、10月のカエターノとローリン・ヒルと、これだけ私の本当に好きなミュージシャンのライブを見ることが出来た年というのも珍しい、というか初めて。なかでもディアンジェロとマックスウェルにサインがもらえたことは大興奮しました、はい。どれも素晴らしかったライブでしたが、僅差でマックスウェルがベストかな。
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それにしても両巨頭のサインは適当過ぎる。

旧譜では相変わらずジャメイカ関連を熱心に聴いていていましたね。特にメイタルズやミットゥーを中心に。その他、ライブの備えてのマックスウェル探究とか、当然プリンス、そして最近はずっと70年代後半のパーラメントを聴いておりました。ジューニーについては、更なる研究が必要なのですが、初期リー・ペリーの研究とともに、これは来年に持ち越しなのです。
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今日の次点での愛聴盤はこれ。

バンド関係では、なんといってもドクトル・サンディーの電撃加入につきますね。バルサミコスとの邂逅を含めて、若いエキスというのは素晴らしいな、と!
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あと、7月から5か月連続ライブとか、ヒロム君をゲストに迎えてのライブとか、新しい試みが出来たのも嬉しかったですね。ライブにわざわざお越しいただいた皆様、ありがとうございました。来年のVOODOO LOTUSはもっとファンク度を掘り下げていきたいと思います。密かに色々な目論見を画策しているのですが、果たしてどこまで実現できるのでしょうか?そうそう、バルサミコスと合同で何かをやりたくもあります。

読書関係では、実は今年後半に読み始めた向田邦子の本を猛烈な勢いで読み進めているところで、おそらく約4分の3は踏破したと思うのですが、これが一番最近のトピックかな。そうそう、毎週楽しみにしていたのは、キン肉マンの続編のWEB連載。あまりにも素晴らしい展開に毎週燃えました。悪魔将軍は最高だ。
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でも、一番うれしかったのは私が興奮した宮部みゆきの『ソロモンの偽証』を私のムスメが熱心に読んでいること。父娘で共有できる楽しみ、素晴らしすぎます。来年読まなきゃいかんのはHiさんと話をしていて思い出したクッツェーかな。

映画はあまり見ていないのですが、例年のごとく見逃した映画が多数。いうまでもなくベストは、全国のロードショーが終わる直前に観た『スタートレック・ビヨンド』でしょうか。予期せぬ爆音放映だったのが嬉しかったですね。その他には、飛行機の中で結構映画を見ましたが、あまり当たりの映画はなかったかな。シヴィル・ウォーぐらいでしょうか。来年はしっかり見逃さないよう、気を付けたいと思います。

モヤーン氏、結婚おめでとう&ちひろちゃん、生誕おめでとう!
立派なファンカティアーに育つことを期待しております。
マクンヴァ再結成の日は何時になるのか?
プリマク氏と私は待ち続けております。

ケンドリックスはキーポン・シャウティン、プリーチャーはキーポン・プリーチン、ミスターPはキーポン・アジテイティン、サンディーはキーポン・フライイン、ボンさんはキーポン・ロッキン、マシーンはキーポン・ステイイン・クアラルンプールではなく、カムバック・ジャパンで、みんなでキーポン・ファンキン。

ロンマクはケリを付けるように。
58兄さんとアマゾネスシスターズ、年明け早々の目論見を楽しみにしております。
ハイさん、ソウルバーの探求、次回こそ!
MAさんは早く復活してください。
サクラメント・キングス、久しぶりにプレーオフへ私を連れて行って!
プリンスは早く生き返ってください。

そのほか、不義理をしてしまっている皆様、
決して忘れているわけではないのですが、
忙しさにかまけている私をお許しください。

ブラザG、来年こそいろいろ試してみよう。
孫の言いなりの鵜雛&Hはとりあえず元気が何より。
ヨメさん、色々とすまん。
レイとヨウ、君たち二人が私の世界中心。

それでも皆さん、よいお年を!
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by zhimuqing | 2016-12-31 00:00 | U GOTTA FRIEND | Comments(0)
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