Be Helpful, Do Not Be A Detriment

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ということで、一部で話題のChildish Gambinoの新作。

私の周りでは何といっても畏友プリマク氏のアンテナが一番早く、これはなかなか良い、盛り上がって寝られない等の名言でプッシュしていたのですが、その直後クエストラブ絶賛との噂も流れたこのアルバム、私も2曲ほど視聴したところで、これは視聴ではダメだ、きちんと聴かなくては、と思っていたもの。早々にネットで入手したプリマク氏には、バンドの練習の時にスタジオでかけないでくれと懇願しつつ、都内のレコ屋を巡るも、発売は来年1月です(T店)とか、早くて年末でしょうか?(D店)とか、入荷の予定はないですねぇ(D店のソウル特化店)等というリアクション。あれ?そんなに盛り上がっていない?という懸念をよそに、某所に入荷したという情報を小耳に挟み、直ちに直行して入手した次第。

事前にプリマク氏から聞いていた情報はこんな感じ。

Pファンクへの愛が溢れるアルバム。ファズギターを垂れ流しにしただけでファンカデリック直系扱いされがちなその他のアルバムとはPファンクの解釈の度合が異なる、ジェローム・ブレイリーみたいなドラムまで再現している、これを聴くとPファンクが聴きたくなる、さすがに本家の全盛期には及ばないけど、とても良い。

ほぼほぼその通り。これに付け加える情報はありませんね。さすがというべき感想です。

ドナルド・グローヴァーがチャイリッディシュ・ガンビーノという芸名で活動していたのは知っていましたが、ここまでのファンカティアーだとは思いもよりませんでしたね。ま、この芸名は誰もが一度は楽しんだことがある(ですよね?)、あのウータン風に名前を変換してくれるWu-Tang Name Generatorで決めた人なんで、当然と言えば当然なんでしょうが。それにしてもスターウォーズに出る人がこのファンク・アルバム、最高の組み合わせです。
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あまりに焼き直しというかカバーというか替え歌のような曲もありますが、ここでグローヴァ―が狙っているのは、全宇宙に漂っているアフロフューチャーリズムのエーテルをクリントンのフィルターを通して凝縮することなので、全く問題ないでしょう。アルバムを聴いていて、こんなに何回も笑ったのも珍しい。畳みかけるような前半に比べると、後半はやや密度が薄い気もしますが、そこは今後に期待することろでしょう。

やはり感心したのは、“Boogieman”でのブレイリーなドラムの再現ですね。多分本人も出来ないかと思われる(失礼)ドラミングをプログラミングで再現。ペタペタした感じのテクスチャーまでしっかり再現されていてカッコいい。あと、爆裂しすぎない良い塩梅のギターに私はシャイダーを思い出しました。コーラスの使い方もなかなかだし、メロウに攻めるあまりリック・ジェイムズになっちゃいそうなグローヴァ―が微笑ましいというか可愛らしい。バックのバンドも多分凄腕なのだろうけど、あえて弾きすぎないところが好感度大。

この人はどちらかというと学究肌というか、天然系ではないと思うのだけど、次作も同じ路線を突き進んでほしいものです。出来れば現存する数少ないファンカティアーとの共闘もね。色々名前が挙げられそうですが、この人に一番合うのは多分アンドレ3000だと思うけどどうでしょう。次点では、シーローかビラル。うーん、今後を想像するだけで盛り上がってきますね。若きハン・ソロを描いた映画とどちらが早く世に産み出されるか分かりませんが、本当に楽しみです、はい。

プリマクさんも言っていたが、このアルバムの最大の問題点はPファンクが聴きたくなるところ。私も案の定、パーラメントやファンカ、ブーツィ―と引っ張り出す羽目に。まったく困ったものです。

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こちらはETSYで発見したRainbowPieClothingの商品。先日めでたく赤ちゃんが生まれたモヤーン氏というか、赤ちゃんへのプレゼントとして7,8回メールのやり取りを行った上で購入。もともとファンク3賢人のロンパースは商品ではなかったのですが、メールのやり取りで作ってもらいました。これまた最高だ!(他の友人諸氏から、うちは貰っていないと怒られそうだな。先に謝っておきましょう)
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by zhimuqing | 2016-12-14 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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