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“We miss him dearly. But tonight the BET Awards will celebrate the rich legacy of this remarkable genius that we are all so proud of.”

BET AWARDは毎年色々見ものがあるのですが、
今年はプリンスのトリビュートもあり、実に素晴らしかった。昔の姿からは良い意味で結構離れたところまで飛んで行っている
ビヨンセのラマーとのコンビによるオープニングもさすがの出来ですが、
今年の目玉は何といってもプリンスのトリビュート。
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マドンナを起用したビルボードアワードに対して、
角の立つツイッターをつぶやいて話題になっていたBET。
デイヴ・シャペル、ザ・ルーツwithエリカ・バドゥ&ビラル、
スティービー、ジェニファー・ハドスン、マックスウェル、
モネイちゃん(ここだけちゃん付け)、トリがシーラEwithマイテ。
このラインアップを揃えるというところにプライドを感じますね。
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モネイちゃんのこの衣装、プリンス愛、溢れまくってます。(右側の方ね)
おそらくは地肌ではないと思いますが、それでも会場にいたかったかも。

曲の選び方、メドレーのつなげ方、それぞれの個性が際立つわけですが、
モネイちゃんは思い入れが深いあまり、気合がやや空回りだったり、
スティービーが少し地味目に流れてしまって勿体なかったり等、
100点満点ではないものの、単なるお祭り騒ぎにせずに
しっかりとプリンスに対する敬意が感じられるのには好感が持てます。
(客席には温度差があったけどね)
シーラEをあえてトリに、しかもマイテまで呼ぶというとは!
キャットやロージーも呼んでくれたら100点満点の10000点だったのですが、
それは贅沢を言いすぎってなもんでしょう。

思わず拳を握りしめてしまうジェニファー・ハドスンによる
パープルレインの劇唱には熱くならざるを得ないですが、
バックで妙というか変な(カッコよすぎる)ギターを弾いていたのは、
ハドスンのすぐ後ろにいたギタリストなのか、
ラストのソロの時に飛び出してくるルーツのキャプテン・カークなのか、
この辺は今日現在最高に興味がある謎なのであります。

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オープニングはザ・ルーツをバックにしたエリカ・バドゥですが、
プリンスが作った中でも屈指のファンク、しかし一般受けしないであろう
“Dorothy Parker”をあえてオープニングにチョイスするバドゥの渋さ。
やはりこの人はファンクのツボを隅々まで熟知しています。
(この曲が入るのと入らないのとではイメージがかなり変わりますよね)
ザ・ルーツの演奏も実に的確。
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パーマネントに活動しているバンドをバックにしていた人のほうが
総じて良かったのですが、そういう意味では自分のバンドをバックに、
新曲に続けて、“Nothing Compares To You”を披露した
マックスウェルはやはりカッコよかった。
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歌詞を少しだけ変えて、あの4月21日からの日数を歌うの小技も含め、
この人は本当に感情の襞を丁寧に押してくる感じが絶妙すぎる。
ジェイミー・フォックスの感極まった表情も良かった。
仕事に昼休みにこういうのを見てはいけませんね。
挙動不審のオッサンになってしまいます。
8月の来日が本当に楽しみです、はい。

が、しかしこのトリビュートのハイライトはビラル。
ラマーとの共闘を含め、注目度が上がっているとはいえ、
この中では知名度が圧倒的に低いかと思うのですが、
間違いなく男を上げましたね。
期待に違わぬ変態っぷりが全開。
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選曲(Beautiful Ones)も絶妙だったけど、
胸ボタンをはずしてからの暴発ぶりが素晴らしい。
たっぷり魅せたキャプテン・カークのギター、
再現度の高すぎるクエストとナックルズの太鼓と
バックのザ・ルーツのバッキングも完璧で、
プリンスへの思いのたけを見事に披露、
一部の観客、置いてけぼり!いやぁ、良かった。
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トリのシーラE with マイテ‼は
パフォーマンス自体は最高ではなかったかもしれませんが、
割とマニアのツボを突く選曲の良さ、
やや気負いすぎのパフォーマンスは殿下への思いの深さだったし、
なによりラストのクラウドギターを掲げる姿で締められると、
誰をも納得ということで、よかったなぁと。
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BETは権利管理が生前の殿下のようにしっかりとしていて、
Youtubeにアップされた映像はことごとく消されてしまうのですが、
BETのHPでしっかり映像、見ることが出来ますので、
時間があまりないよという方はビラルだけでも、
少ししかない方は加えてマックスウェルとバドゥとハドソンを、
もう少しある人はとりあえずアップされているものは全て
見てほしいなと思う次第であります。
今年一押しのAnderson .paakもありますよってことで。
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by zhimuqing | 2016-06-29 19:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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