マーシャル・ジョーンズ

こうも不幸が続くと、気が滅入りますね。

オハイオ・プレイヤーズの演奏の上手さは
同じ時代の有象無象のファンクバンドの演奏と比べると
一目(一耳というべきか)瞭然。
上手すぎてグルーヴに引っ掛かりがないように感じさせるため、
どうも正当な評価が得られていない気もしますが、
同時代のファンクバンドの中でも、その実力は突出していたことは
間違いないところでしょう。

なんとなく団体での騎馬戦を思い起こさせる名手揃いのグループの中でも
一番と言っていいほど目立たない、というか縁の下の力持ち的なのが、
マーシャル・ジョーンズのベース。
03-04年のデトロイト・ピストンズに例えると、
テイショーン・プリンスのような感じでしょうか?
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ターバン巻いていないと、その人だと判別が難しい。
というか、この写真、裏焼きですよね。

ドラムのダイアモンドとのコンビはやはりファンク界屈指。
しつこくピストンズで例えると、ダイアモンドがベン・ウォレスかな。
同時代の数多くのファンクバンドが真似しようとしたが、
決して到達されることがなかった熟達の技ですな。
おっつけ、とか、はず押し等といった相撲用語も頭に浮かびますが、
しつこくなるのでやめておきましょう。
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後方右端がジョーンズですね。
(ターバン巻いてないけど、たぶん間違いないでしょう)
シュガーフットの控えめさも、バンド内での力関係を思い起こさせて、
味わい深い写真ですね。

マーシャル・ジョーンズはオハイオ・プレイヤーズの前身バンドの
オハイオ・アンタッチャブルズ時代からのメンバー。
アンタッチャブルズはなんといってもあのファルコンズのバックをやったり、
ドン・デイヴィスのグルーヴズヴィルにシングル残していたりで
実はオハイオのみならずデトロイトの裏番長のような存在ですが、
シュガーフットがWaxpoeticsのインタビューで熱く語ったように
ロジャーやシュガーの憧れのバンドでもありますな。
これで最後のアンタッチャブルズのメンバーが居なくなってしまったですね。
さびしいですね。
つい最近までフェイスブックに記事をあげていたのだけどね。
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ここで、いつもだったらマーシャル・ジョーンズならではの
ベース・プレイの代表作を挙げるのですが、これがなかなか難しい。
何度も言うように、バンドアンサンブルの中で生きる人ですからね。
シュガーフット合流後のウエストバウンド時代も捨てがたいし、
アンタッチャブルズの演奏もしぶとくてかっこいいのだけど、
そういう意味では、マーキュリーでの大傑作3部作の全曲が
この人の代表作になるのかな?と。

今回の訃報を受けてネットで出回っている写真。
その言葉はまさにジョーンズのプレイを物語っているかな。
これからも大事に聴いていきますよ!
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by zhimuqing | 2016-05-30 00:28 | Funkentelechy | Comments(0)
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